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  1. 28件ヒットしました

  2. 「慎、なにニヤついんてんだよ? 気持ち悪りい」
    「は、は? ニヤけんてんなんかねぇし…」
    「はいはい。どうーせ、美紅ちゃんのことでも見てたんだろ?」
    「…ぅるせー!」
    そうからかってるのは、小学校からの親友の拓哉。隣で寝る美紅の寝顔を見ていたがどうやらニヤけていたようだ。彼女の寝顔見たらニヤけんだろ、普通。

    「美紅ちゃんの寝顔可愛いもんねー?」 そう言ってワザと覗き込もうとする。

    「やめろ‼︎ 美紅の寝顔もオレのもんだ‼︎」
    つい声が大きくなってしまい、気づけばクラス中の視線が集まる。ヤベっ、超恥ずい…




    それでも起きない美紅。その美しい寝顔に今日も癒される。

    きゅん

    8

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  3. 「せーんぱい!」
    ニコニコとあたしに近寄って来るのは、後輩の奏太くん。

    先月くらいから猛アタックをしてくるかわいい後輩くん。
    だけどあたしはしばらく恋愛をする気は無い。

    「なに? どした?」
    「ヘヘッ。今日の練習試合で買ったら、告っていいすか?」
    「はいはいどうぞ。ご勝手に」

    こういう態度を取っちゃうから、いけないのかなぁ。後輩だけに、こうして練習してなんかや応援することもあるから、あまり冷たい態度は取れない。

    いつも通り、見ててくださいよ、って言うんでしょ…⁉︎
    気づいたら、顔がすぐに近く。ち、近い。
    耳元で囁く。

    「…真菜先輩、オレぜってえ諦めねーから。先輩は、恋愛したくないかもしれないけど、オレがさせるよ。オレしか見えないように」

    そう呟く。いつもとは違う低い声…。

    ハッと彼を見ると、いつも通り手をひらひらと振りながらコートへと入っていく。
    …試合開始はもうすぐだ。

    きゅん

    15

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  4. 部活も終わり、あとは受験まっしぐら。誰もいないグラウンドを屋上から眺めていた。

    ちょっと前まではあそこで走ったりしていたのに。なんだか変な気分だ。
    風も少し冷たくなってきたしそろそろ帰ろうか、そう思っていると…

    「…なにしてんの?」
    「ゆ、祐樹! なんで」
    「なんでってお前、今日は母さん達と映画に行くっつったろ?」
    「あ!」
    祐樹とは小学校からの幼馴染。おまけに祐樹のご両親とうちの両親とは隣のクラスだったという間柄。

    「あ!じゃねぇし。探したんだからな」
    「ご、ごめん」
    「ほら帰るぞ!」
    そう言うと祐樹は後ろから抱きしめてきた

    「ちょ、ちょっと祐樹⁉︎」
    「てめー、オレがどんだけ心配したと思ってんだ? もうオレの前からからいなくなんなよ」
    耳元で囁くその声は優しく、そして甘かった。

    きゅん

    3

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  5. 「よ!」
    「へ?」

    誰この人? ナンパ⁈

    「やだなぁ、そんなカオしちゃって! オレだよ、拓見」
    「た、拓見⁉︎ 全然分かんなかった!」
    …中学の時の元カレの、拓見。まさか更にイケメンになってるとは。

    「元気そうじゃん! オレと別れててっきり萎みっぱなしかと思った」
    「は、はあ⁉︎ あたしだってね、あれから恋の一つや二つしてるよ!」
    「そっか…。そうだよな。幸せそうで何より」

    …恋の一つや二つなんてしてない、むしろ余計に拓見が恋しくてたまらない。

    ねぇ、拓見気づいて?


    「…オレ、来月からアメリカに留学するんだ。しばらくはあっちで暮らす。ほら、前に言ってた芝居の勉強! いいところ紹介してくれる人がいてさ!」
    「そっか…。良かったじゃん! 頑張って」
    「おう」

    どうしてこんなにも、運命は残酷なの?
    近づきたいと思えば離れていく…

    泣いても泣いても、晴れそうにないよ。このキモチ?

    きゅん

    7

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  6. 「どした? 里依紗ちゃん」
    私は今、憧れの拓人センパイに告白しようとしています…!

    「…えっと、拓人センパイ!」
    意を決して、顔を上げて話し出す。
    「ん?」
    いつもと変わらない、優しい笑顔を向けるセンパイ。分かってるけど、分かってるけど、言おう。

    「あの、私、センパイのことが、好きです!」
    「…ありがとう。でも、知ってるよね? 彼女いるの」
    「…知ってます。センパイに彼女さんがいるってこと。でも、どうしても告白したくて」

    シンと静まり返った体育館に、響く私たちの声。

    「…そっか。ゴメンな。気持ちに答えられなくて…」
    「い、いえ。そんな、センパイが謝らないで下さい」

    え…、見ればセンパイが泣いている。どうして?

    「…あ、ゴメン。オレもさ、前に彼氏がいた先輩に告ったことあって、里依紗ちゃんの気持ち…すごくよく分かるから」

    …優しすぎるセンパイに私も泣く。どうしよ…諦められないよ

    きゅん

    3

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  7. 放課後、ふと「彼」の机を眺める。
    夕日に照らされた机から、今にも明るい声が聞こえてきそう。

    私は叶わぬ恋をしている。でも、それでいい。いや、それしかできない。


    「…なあんだ、こんなとこにいたの?」

    「え…?」

    大好きな、今一番会いたい声が聞こえた…気がした。

    振り返っても「彼」はいない。
    …気づいたら涙が溢れていた。


    大好きな「彼」はもうこの世にはいない。

    きゅん

    6

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  8. 今、彼氏であり幼なじみの佑樹と話してるんだけど…

    「でね〜、絢斗ったらさ! ねぇ聞いてる?」
    「…」
    「ねぇっば!」
    「…絢斗、絢斗って、他の男の話なんかしてんじゃねぇよ!」
    あれ…? なんかカン違いしてる?

    「別に? 話しちゃいけない理由でもある?」
    「…は? おま、まさか!」
    「なーんてね。佑樹ったら! 絢斗は私の弟。知らなかった?」
    「え? は? ったく…」
    佑樹の動揺っぷりと、妬いてるとこ、なんかかわいい。
    って、私 悪女…?

    「ま、いいさ。そんなとこも含めて、オレは好きだから。紗季のこと」

    佑樹の方が一枚うわてでした…

    きゅん

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  9. 大きなクリスマスツリーまであともう少し…!だんだん、鼓動が早くなってる気がする。そんな時だった。
    「なあ、つかさ…?」
    「…ん?」

    さっきまでやや上ずっていた、青木の声が急に低くなる。

    「ほんとは、ちゃんと結果残してからにしようと思ったんだけど、もうムリだから言うな?」

    え?え?え?えっー?

    「な、なに?」

    わわわわわっ… ! まさかまさか…

    「オレには、つかさしかダメだ…。つかさの言う、前のオレに戻れたか分かんねぇけど、オレには…お前しかいないから。 見えないから。
    だから…! オレと…付き合ってくれねぇかな…?」

    こ、こ、こ、こ、告白されたんだよね…?
    頭では分かっているのに、激しく動揺する。

    落ち着いて、落ち着いて… ふぅ~、よし! もう大丈夫!!

    「…うん。私もね、ずっと青木しか好きになれなかった。だから、すっごく嬉しい!! よろしくね?」

    きゅん

    6

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  10. あたしは一人、屋上にいた。幼なじみの凌が告られてるとこ、見ちゃったから。

    「何してるんだ…? 風邪ひくぞ?」
    「り、凌…?」
    「…泣いてるのか? 何かイヤなことでもあったか?」
    「ぅん…」
    あたしは、ポロポロと止まらない涙を流しながら、話はじめた。
    「と、友達の話なんだけどね…。ずっとずっと仲良かった幼なじみが告られるとこ、見ちゃったんだって。その子、その幼なじみのことがずっと好きで。でも、言えなかったんだって、好きって…」
    「……」
    「…だ、だからね、その友…」
    溢れてしまった。今までのキモチが涙となって…
    「しゃべるな‼︎ …もう、それ以上、しゃべるな。見てるオレがツライ…」
    凌は後ろから、そっと抱きしめた。
    「由紀…。由紀が泣いてる姿なんて、オレ見たくない」
    「け……ど…」
    「…断ったよ。見てたんだろ…? 心配すんな。オレには…、お前しか、お前いないから…」

    きゅん

    25

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  11. あ…、圭太まだ走ってる。

    人一倍がんばり屋さんな彼は、部活が終わってからもしょっちゅう自主練している。

    そんな彼を屋上から、ひっそりと見るのが私の日課。
    でも…、それも今日で終わり。明日、彼は転校してしまう。

    もうかれこれ2年も、圭太を眺めてきた。暑い日も、寒い日も。でも彼は、天気なんてお構いなし。手をゆるめることはなかったね。

    明日からは、見れないんだね、自主練…

    今日くらい…、今日くらい、泣いてもいいよね…?

    きゅん

    2

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  12. 放課後、私は忘れてしまった宿題にとりかかっていた。

    「凜〜! 早くしろよ〜」
    「翔ってばちょっと待ってよ。あともう少しなんだから」
    「オレ早く帰りてぇし! ってかさ、宿題くらい終わらせとけよな」
    「悪かったですね〜! 昨日はいろいろあったんですー!」
    「いろいろ?」
    「…そう。いろいろ」
    「どんないろいろ?」
    「まぁ、いろいろだよ」
    「ふーん。そんなこと言っちゃうんだ。ならさ…「おっと。そっから先はオレの許可が必要なだぜ?」」

    「な、直斗…おまえ!」
    「まぁ、そういうことだ」
    「んなの納得できね〜! オレも、凜が好きだ」
    「えっ…///」
    「そういうわけだから、覚悟しとけよ? 直斗も凛も」
    「ああいいとも。オレがどんだけ凜が好きか、いずれ証明してやるよ」

    しょ、証明って… ええええ! なんか大変なことになりそうなんですけど…///

    きゅん

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  13. 「「「ねぇ、聞いてんだけど…」」」
    「…えっと」

    そんなムリだよ急に…
    幼なじみの巧、琉偉、柚人に告られた上に、オレらの誰が好きか言ってみろって言われてもさ。

    3人とも好きだよ?って言ったら、誤解されるし…
    でも正直、そういう感情はないんだよね。

    だから、私の出した答えは…。

    「…ゴメン。私は3人とも好きで、幼なじみ。それ以上でもそれ以下でもないんだよ…」

    そしたら、毎日私の家にやって来るようになって…

    「「「来未〜! オレ、お前が振り向いてくれるまで諦めないから!」」」

    嬉しいけど、やっぱり決められないよ、私には…

    …3人とも、好き

    そんなのダメかなぁ…?

    きゅん

    6

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  14. 「あ、璃子〜? 悪りぃんだけど、オレの願い事も書いといてくんない? 内容は任せる」
    「え⁉︎ ち、ちょっと智希?」
    「もう帰んなきゃなんないし、頼んだ!」
    「いや、ちょっと! あたしだって帰りたいんだけど」
    「じゃあ頼むよ! 今度埋め合わせするからさ!」
    「…うーん…。まあ、部活がんばってるからね、分かった! 書いとくよ」
    「マジで⁉︎ サンキュー! 」
    無邪気に笑う智希…。あたしの気持ちなんて伝わらないんだろうなぁ。

    短冊に筆を走らす。まずは自分。ステキな出会いがありますようにっと。そして…智希のは…、レギュラー取って、県大会行けますようにっと!

    あたしの気持ちが智希に伝わるように祈りながら、丁寧に短冊を括り付けた。

    …好きだよ、智希

    きゅん

    16

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  15. 「よし、じゃあ願い事書けたら見せあいっこしよ!」

    亜也斗によって、半ば強引に決められてしまったものの、何も書かないわけにはいかないしな…。

    えーい、こうなったら、フラれるの覚悟で告白短冊にしよ!

    「玲花まだ〜」
    「あ、ゴメン! 今から書くー」
    「おー。早くしろよ〜」
    「はーい」

    すっごくドキドキして、文字震えちゃう…
    ‘‘亜也斗の彼女になれますように”
    よし、できた…!

    「亜也斗、できたよ…」
    「よし! じゃああ、せーので見せるぞ。せーの!!」
    「「あ!!」」

    ‘‘亜也斗の彼女になれますように”
    ‘‘玲花の彼女になれますように”

    「…おんなじ…なんだな…///」
    「…そだね…///」
    「七夕になる前に…願い叶いそうだな。…なあ玲花。オレと…付き合ってくれる?」
    そう言って、亜也斗は背中から、私を抱きしめた。

    きゅん

    18

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  16. 今、あたしは健人と七夕飾りを作ってる最中。あっ、ちなみに健人に片想い中…!

    「願い事なんにしたの?」
    「えー、教えなきゃダメ?」
    「聞いてんたがら、答えないってのはなしだろー。ってかさ、いずれはバレるんだし」
    「…笑わないでよ」
    「笑うわけねーだろ? どれ…。ステキな王子様に逢いたい…」
    「ち、ちょっと、声に出さないでよねー⁉️」
    「あ、悪りぃ。…っつかさ、オレじゃダメなわけ?」

    「な、何が?」
    「だからさ、その王子様とかいうヤツ、オレは務まんのかって話」
    「…ぅん。務まるよ…///」
    「フッ。じゃ、今日からオレはお前の王子様ってわけだ?」
    「もー…、そんなドキドキさせないでよ…」
    「いいじゃん別に。ドキドキしない恋なんて面白くないぜ、王女様?」

    爽やかにウインクする健人。ズルい、ズルすぎる…!

    きゅん

    8

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  17. ひとり屋上で、イベントで使う七夕飾りをつくる。ふと、幸樹センパイの顔が頭をよぎる。今日は部活に行けないだろうな…。

    あ、そうだ。願い事何にしよう? …やっぱり、幸樹センパイの彼女に…「オレの彼女がどうかしたか?」

    「ここここ、こ、幸樹センパイ⁉︎」
    「フッ。慌てすぎ!」
    「だって…。それより部活はどうしたんです?」
    「もう終わったよ。時間見てみ? 18時だぞ?」
    「あ、ほんとですね」
    「…で? オレの彼女がどうした?」
    急にマジメな声で話しかけてきて、思わずドキドキしてしまう。

    「いやあのその…。幸樹センパイに…えっと、彼女でもできればなぁ〜とか」
    自分で言ってて苦しくなる…。
    「彼女ね〜。…オレは、お前がいいな」
    「え⁉︎ 私?」
    「…そ。お前が好き。そんでもって、短冊に書いとけよ? 幸せな夏にしたいってな!」
    そしてセンパイは優しくウインクした。

    きゅん

    8

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  18. ん? 視線を感じて、横を見ると絢斗だった。

    「な、何?」
    「小説なんか、よく読むよな〜って思って」
    「そう? 面白いけどなぁ〜。絢斗も読めば?」
    「オレはいいや。オレは夏美みたいに大人しくねぇからな」
    「はあ? あんたも本の一冊や二冊読めば? いつか損するよ?」
    「損ねぇ…。オレは今、損したくねーから」
    「だったら、なおさら読みなよ!」
    「なんで読まないの⁉︎」

    つい、ムキになって声が大きくなってしまった。

    「んな声出さなくてもいいだろ⁉︎」
    「ご、ゴメン…」
    「別に謝らなくてもいいだろ。で、なんで読まないかって言うとだな!」

    急にグイッと身を乗り出し、私を真正面から見つめた。

    「見てぇからだよ。お前の本読んでる姿を見てぇから。オレが本読んだら、見れねぇだろ、お前のこと」

    期待しちゃうよ? 期待しちゃっていいんだよね…?

    きゅん

    9

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  19. 「何してんだよ」
    慌てて振り返ると、優が心配そうに私を見つめてた。優は…私の彼氏。優しくて、カッコよくて…

    でも、女の子みんなに優しいから、ちょっと妬いちゃうんだよね。

    「べ、別に…? …ただ、ちょっとさみしかっただけ」
    「オレがいるのに?」
    「だからさみしかったの! 優は、優はみんなに優しいんだから!」
    ハッ…。私ってばなんてヒドイこと…。気まずくなり、屋上から去ろうとしたら、いきなり腕を掴まれた。

    「は、離して!」
    「いや、離さない」
    優はすごく真剣な表情。
    「…ゴメン。朱莉の気持ちに気付けなくて。もう朱莉を傷つけたりしない。だから…、ずっとオレを見てろよ」
    「…うん///」

    ゴメンね、ワガママばっかり言って。けど嬉しかったよ?
    ちょっぴり強引な優もスキだな、私。

    きゅん

    18

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  20. 今日は、人気アイドルグループのコンサートとかで、駅前はごった返してる。

    えっと、定期定期…

    あっ…!

    手からするりと離れた定期は、あっという間に人混みにのまれてしまった。どうしよう…

    「困った顔も案外かわいいな」

    急に耳元で囁く声… 振り返ると、同級生の海斗くん…⁈

    「海斗くん…⁈ なによ、いきなり!!」

    「悪りぃ悪りぃ…。ほらよ、定期。ないと困んだろ?」

    「あ、ありがと…!」

    定期が無事と分かり、ホッとして、笑顔になる私。海斗くんはまた耳元で囁く。

    「…さっきの訂正。笑顔のほうがずっとかわいい。…オレ、惚れたかも」

    そう言うと、海斗くんは、あっという間に人混みに紛れてしまった。

    バカ…

    私まで…惚れちゃうじゃん…!

    きゅん

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  21. 「あずさ先輩!」
    「ん? どした?」
    「どしたじゃないですよー。今日は何の日か知ってます?」
    「バ、バカにしないでよね…?」

    後輩の歩くん。ちょっと女の子っぽいとこあるけど、何だか憎めない存在。後輩ってことで、先月チョコあげてから、なーんか気にしちゃうんだよね…

    「先輩! これお返しです!!」
    「え⁈ これ生チョコ⁉」
    「そーです。結構大変だったんですよ~」
    「そっかあ! ありがと」
    「そう言えば…、先輩って、誰かからお返しもらったんですか?」
    「ううん? 今のとこ、歩くんだけだけど」
    「そっか…!」

    すると、歩くんは私の真横まで来て、耳元で囁いた。いつもと違う低い声で。
    「…オレのチョコ以外、食べんなよ?」
    「…あ、歩くん…?」
    「あずさ先輩…。いや、あずさ。オレの彼女になって?」
    「…うん」
    「よかった~!ありがとうございます先輩!」

    もう…ズルいよ? 歩くん…

    きゅん

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