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  1. 6件ヒットしました

  2. 卒業式の後。


    涙を堪えられなくなって
    泣いている姿見られないよう校舎裏まできた。


    「やっぱり寂しい……」


    先輩方との思い出が蘇ってきて
    涙が全然止まりそうになかった。


    「宮崎」


    名前を呼ばれ焦って顔を上げると
    クラスメートの青野くんがいた。


    「見ないで……」


    こんな姿を見られたくなかったから
    校舎裏に逃げてきたのに。


    「宮崎、俺の前では泣いていいから
     俺がお前の涙を笑顔に変えるから。」


    そう言って頭を撫でられた。
    その手は凄く暖かかった。


    「ありがとう」


    そして涙でぐじゃぐじゃな顔だけど
    笑顔を見せた。


    「強い宮崎より弱いのもいいなー
     でもさ、笑ってるほうがお前らしいわ」

    きゅん

    11

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  3. 今日はホワイトデー。
    付き合いはじめて丁度一ヶ月。

    久しぶりに朱と帰ることになった。
    朱のクラスへ行く。


    「あか…………り?」


    教室の真ん中の方の机に
    うつ伏せになっている人がいた。

    近寄ってみると
    朱が日誌を書きながら寝ていた。


    「全然書けてないじゃん。」


    そう言って日誌を取ると下にものが置かれてた


    「スケジュール帳?」


    今日の日付3/14をみるとそこには



    『  一ヶ月記念日 大好き   』


    「なにそれ、反則だろ……」


    シャーペンをかりて横に書く。


    『  俺も大好きです。ありがとう。  』


    書き終わるとそっと戻す。


    「さて、起こしますか!」


    どんな日でも君はスペシャルにするんだ。

    きゅん

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  4. 大好きだった先輩が卒業した。

    今日はホワイトデー。
    いつも通り6時半まで部活があって
    正門をくぐる頃には薄暗くなっていた。


    「千夏ちゃん。」


    正門から少し離れたところで
    誰かに話しかけられる。

    顔を見回すと


    「遠矢さん。」


    大好きだった先輩の姿があった。


    「千夏ちゃん、今日はなんの日でしょう」

    「え!?」

    「正解はホワイトデー。
     バレンタインのお返しです。」


    そう言って小さな紙袋を渡す。


    「ありがとうございます。」


    受け取る時に先輩の手があたった。
    先輩の手は氷のように冷たかった。


    「先輩、コンビニ寄って温かいもの買いませんか」


    そう言うと少し驚いて優しく笑った。


    卒業した先輩が寒い中
    自分を待っていてくださったことが
    凄く凄く嬉しかった。

    きゅん

    7

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  5. 今日は卒業式。
    憧れていた三井先輩が卒業する。


    「それにしても雪凄いなぁ」


    普段は温暖で雪が降ることなんてないのに
    今日は昨日の夜中から降って積もっている。


    「きゃっ!!」


    雪に足を取られて転けずぶ濡れになった。


    「大丈夫?」


    いきなり声をかけられて顔を上げる。


    「三井先輩!?」

    「怪我してない?」

    「多分……大丈夫です。」

    「よかったよかった!」


    今しかない。
    ただ直感でそう感じた。


    「三井先輩、ご卒業おめでとうございます
     先輩のことをずっと憧れていました。
     これからも先輩らしく頑張ってください。」


    先輩は少し驚いた顔をしたがすぐに笑顔で


    「ありがとう」


    そう言った。


    三井先輩の卒業の日。
    最初で最後の会話だった。

    きゅん

    6

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  6. 「なんで授業中に終わらなかったんだろ」

    呟きながら筆を動かす。

    今は放課後。
    芸術選択の授業中に終わらなかった絵を
    提出するために残って描いている。

    美術部員の姿もなくただ一人で
    静かな美術室で黙々と色を重ねる。


    ガラガラガラ


    いきなり後ろの扉が開く。
    驚き振り返るとそこには

    「陸くん?」

    「残ってたんだ。おつかれ。」

    そういって自分の座る席に向かってくる。

    「うわ、すげー!
     俺こんなに描けねーわ」

    「凄くないよ……
     陸くんはどうしたの?」

    「あ、忘れ物とりに来た」

    そういってペンを持った右手を振る。

    「そっか。」

    「あと、どのくらいで終わる?
     出来るの待ってるよ」

    驚いて陸くんを見る。
    もう辺りは暗くなっていた。

    「もう暗いし送るよ。
     可愛い子は危ないからね」

    きゅん

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  7. 中3も残り一ヶ月をきった。


    いつもどおり手を洗うために水道に向かう。

    その時に隣のクラスの男子とすれ違う。

    きっとサッカーをする人達だ。



    手を洗い終わり、教室に戻ろうとする。

    サッカーボールを持った男子とすれ違う。

    いつものことだ。


    「楓香。」


    すれ違いざまに誰かに名前を呼ばれる。

    少し俯けてた顔を上げる。

    そこには隣のクラスの男子がいた。


    「これ。」


    と言って小さなメモを下の方で差し出す。


    「あ、ありがとう?」


    受け取ると


    「じゃあ。」


    そう言って去っていった。


    受け取った小さなメモを開くと

    『 良かったらメールして! 』

    という文字とメールアドレスが書かれていた。

    きゅん

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