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  1. 35件ヒットしました

  2. それは付き合いだして初めての事だった

    「花、ごめん、今日一緒に帰れない」

    「えっ」

    先輩とは学年が違って中々話せないから、いつも放課後を楽しみにしていたのに…


    「ちょっと合コン断れなくて」

    「……え」

    合コン、行っちゃうの?私がいるのに…


    「わ、分かりましたっ」

    行かないで下さいなんて、我儘言えない

    言ったら絶対困らせる


    それなのに、先輩が離れていくと寂しくて

    行ってほしくなくて

    もっと話したくて


    「行っちゃやだ…」

    好きすぎて、私は後ろから抱きついた

    「合コンなんて行かないで、先輩…」


    すると先輩が私の腕を離れて、キスを落とした

    「っん…」

    「やっと言ってくれた」

    「え?」

    「ごめん、花が全然我儘言わないから聞きたくなって、嘘ついた」

    「えっ」

    驚いていると、優しく抱きしめられて



    「俺が大切にしたい子は、花だけだよ」

    きゅん

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  3. 友達以上恋人未満

    これが私と悠の関係


    「悠って、好きな人いる?」

    「いるよ」

    「誰?」

    「葵には絶対教えない」


    なんで、って考えて私はいつもこう思う

    もしかして私のことが好き…?


    「か、彼女欲しくないの?」

    「逆に葵は俺に彼女できてほしいの?」

    「え、そうじゃないけど…」

    「俺は葵に彼氏なんて出来なくていいと思ってるけど」

    「え、なんで…?」


    目が合うと、悠はフッと笑った


    「もしかして私のこと好きだから?って思った?」

    「は、はぁ!?そんなことっ」

    本当は思ったけど……!

    と思いつつ必死に否定すると、


    「ま、そうだけど」

    悠は軽く言った。


    「葵の彼氏になれるのは、俺だけだろ」

    「な、何それ…」

    「違う?」

    顔を覗きこまれた。


    悠と目が合うとドキドキして、首を横に振ると、

    「っ…」

    キスをされた



    「好きだよ、葵」

    きゅん

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  4. 誰もいない教室は静かで、私の心を落ち着かせてくれる。

    私の、傷ついた心を。


    「葵?」

    隣の席の悠がやってきた。

    「何してんだよ。もう外暗くなってきてるけど」

    そう言われて、気づく。

    「もう18時だったんだね…」


    「そうだけど、何?なんか元気なくね?」

    「…彼氏がね、二股してたんだ…」

    「はぁ?なんだそれ、最低な奴だな」

    「うん…。馬鹿だよね、気づけないなんて」

    私は自嘲気味に笑った。


    「…馬鹿だな」

    「だよね、私って…」

    「違う。今は無理に笑うなってこと」

    「え…」

    「我慢しずに泣くのも大事だぞ」

    「悠…」

    そんな言葉聞いたら、


    「ありがとう…」

    涙が溢れて止まらない。



    「俺のために笑えよ、葵」

    「…え?」




    「葵が好きだ」



    唐突な、だけど真剣な悠の言葉に、


    私は泣きながら笑った。

    きゅん

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  5. 「先生好きなの!私と付き合って!」

    私は何回こう言っただろう


    「だから、俺とお前は」

    「教師と生徒。それは知ってる!けど、」

    諦めきれない。


    「先生、立場を利用しないで。教師だから無理って言われても、私納得出来ないっ」

    本音を聞かせてよ



    「……俺は」

    先生は真っ直ぐに私を見た

    「例えお前が生徒じゃなかったとしても、付き合えない」


    「……。そっ、か…。…分かった、ありがとう、」

    本音は、思った以上に胸をえぐった

    「迷惑かけて、ごめんなさい…」


    涙を見られないように私は背を向ける

    やっぱり先生への恋が実るわけなかっ────



    「あぁ、…っくそ」

    「…っ…先生…」なんで、抱きしめられてっ…


    「泣くなよ」

    「っ…」

    「好きな女の泣き顔なんて、見たくねぇ…」



    …え。と思った時、私達の唇は深く重なった


    「もう、どうなっても知らないからな」

    きゅん

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  6. 叶わない恋なら、せめて応援したかった

    「悠、今から告白だよね?」
    「おう。話聞いてくれてありがとな」
    「うん…」

    本当は聞きたくなかった。悠の好きな人の話なんて…

    「行ってくる」
    そう言って背を向けた悠

    あぁ、もう私は隣にいられなくなるんだ…

    悲しい。辛い。行かないで。私のそばにいて

    「っ…」
    なんて、言えないよ

    …だからせめて、

    「悠!……私さ、幼馴染として悠のこと大好きだから!ずっと隣にいて、悠がいい人だって1番知ってるから!だから、自身持って!!」

    絶対幸せになってよ



    「おう!…葵、俺中学の時葵が好きだったんだ」

    「え…」

    「けど結果を恐れて告白できなかった。だからさ、今回は後悔しないように頑張るよ。じゃあな!」



    嘘でしょ…

    私達両思いだったの…?



    「……っ…」

    伝えれば、良かった


    「馬鹿だなぁ、私って……」

    後悔しても、もう遅いや…

    きゅん

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  7. 誕生日に風邪を引いた私に会いにきた彼氏。

    「悠のマスク姿初めて見た」
    「んー、俺マスク嫌いだしな」
    「そうなんだ」

    なるほど。嫌いなマスクをしてまでうつりたくないのか…


    「少女漫画的な展開期待したのになー」

    「は?何?」

    「ほら、あれだよ!…俺にうつせよ、って彼氏がキスするやつ!あれいいと思わない?」

    「……なんだそれ。葵は俺にうつしたいわけ?」

    「いや…」

    「俺が学校休んだら葵悲しむだろ。だから、うつらねぇよ」

    「え……?」

    「んだよ、違うの?俺は今日寂しかったけど?」

    「え……ほんと?」

    「当たり前だろ、ばか」

    「そ、そっか」悠、私がいなくて寂しかったんだ


    嬉しくなっていると、


    「早く治せよ、待ってるから」

    悠はおでこにキスをした


    「~っ、…悠、好き」
    私が手を握ると、

    「……今言うなよ。キス、したくなる」

    今度は手に悠の唇が触れた

    きゅん

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  8. 「葵、ごみ捨てか?」

    「そ!今日はごみ大量だよー」
    私は両手のごみ袋を見て笑った。

    我ながら、か弱さの欠けらも無いや

    「ん」

    「ん?」その右手は何かな?

    「貸せ。重いだろ」

    「え、悪いよ!これくらい大丈夫!…って、ちょ」

    「ほら行くぞ」
    悠はごみ袋を1つ持って歩き出した。


    「なんか、ごめんね?」

    「なんで謝んだよ。葵はもっと周りを頼ればいいんだって」

    「でも、放課後は皆用事あるからさ、暇な私がやればいっかって」

    「優しすぎ」

    「そんなこと…」

    「あるよ。…まぁ、俺はそういう葵が好きだけど」

    「……え」今、好きって


    「……友達として、な」

    「あ、あぁー友達としてね!ありがとうっ」
    なんだ、私の早とちりか…

    悠が私のこと好きだったら良かったのに……なんて。











    何が友達としてだよ、俺のバカ


    独占したいくらい好きなのに──────

    きゅん

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  9. 「葵!お前また怪我したのか!?」

    勢いよく保健室に入ってきた悠は、私の膝を見て眉間に皺を寄せた。

    「今回酷くね?どこでコケたんだよ」

    「コンクリの道路!いやー、馬鹿だよね、何も無い所で転んじゃった!」

    「……もっと気をつけろよ?高校入ってから怪我増えすぎ」

    「あはは、確かに…」

    「女の子なんだから、跡残ったら大変だろ」

    「…悠は心配しすぎだよ~。これくらい大丈…」

    「嫌なんだよ、俺が。葵の怪我とか見たくねぇ」


    ……。私だって、悠の悲しそうな顔は見たくない

    「これからは気をつけるね!じゃ、悠またね」


    私は逃げるように保健室を飛び出した。


    もう、どうすればいいの。



    ────あんたさぁ、悠くんの幼馴染ってだけで調子乗ってんじゃねぇよ!



    ……言えるわけがない。

    「何もない所で転ぶほどドジじゃないよ……」



    隣にいたいけど、一緒にいない方がいいのかな…

    きゅん

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  10. 「掃除当番変わってよ」
    「え、でも…」

    私は頼まれたら断れない。
    ほうきを押し付けられて、何も言えなくなる。

    本当はやりたくないのに。


    「自分でやれよー」
    誰かが私の気持ちを言った。

    見ると、幼馴染が立っていて。

    「葵は俺とデートで掃除してる暇ないから」

    ほうきを返して、私の手を引いた。

    「悠…!」

    「何?」
    少し歩いて、悠が振り返った。

    「で、デート…?」
    「おう。掃除代わるよりマシだろ?」

    もしかして、助けてくれたの…?

    「ま、連れ出すための口実だし行かなくても…」

    「行きたい…!デートしたいっ」

    食い気味に言うと、悠は笑った

    「可愛いやつ」

    「っ…!」


    ずるい、その笑顔は。


    「悠、ありがとう…」

    「んー?むしろ付き合ってくれてありがとな」

    私の頭に手を置いて、悠はまた優しく笑った。


    ずるいよ、その優しさは。


    ────また、好きが募る

    きゅん

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  11. 帰ろうと思ったらマフラーを奪われた。
    「葵、これ貸して」

    「やだよ!返せー!」

    「えー、ダメ?」

    「ダメ!」
    私は頬を膨らませて軽く睨む。


    「可愛いよな、A組のあの子」

    その時、すれ違った男子2人と目が合った。

    今何か言った…?


    「わっ」

    なんだろうと思っていたら、悠が私にマフラーを巻いた。

    「返す」
    ぐるぐると、前が見えなくなるまで。

    「悠っ」
    マフラーを下げようとしたら、微かに声が聞こえて。

    「ジロジロ見すぎなんだよ、あいつら」

    「え?」

    「ほんと油断できねぇ」

    「…ちょ、見えないって!」
    グイッと下げると、悠と近距離で目が合う。


    「ずっと俺だけ見てて?」

    「へ!?」内心ドキッとした。

    「他のやつまで葵に見惚れるのムカつく」


    「までって…」それは、もしかして、


    「……俺だけ知ってればいいんだよ。葵の可愛さは」

    きゅん

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  12. 今、幼馴染から恋人になった。

    「よ、よろしく、悠」
    途端にぎこちなくなる私。

    「緊張してんの?」

    「だってもう悠が彼氏なんだよやばいよなんか別人みたい今頭がパニックどうしよう」

    「とりあえず落ち着け?ほら、深呼吸」

    「う、うん」私は言われた通りに深呼吸をする。

    あ、ちょっと落ち着いて…


    「落ち着いたらキスしていい?」

    「…は!?な、な、何言って…」

    「冗談。ごめん、からかった」

    「な、なんだ…」

    びっくりした。けど、

    「嫌じゃなかったのに…」
    ポツリと呟く。


    その瞬間、腕を引かれて、

    「んっ…」

    ただ、重なるだけのキス


    「んなこと言うなよ…」

    悠の纏う雰囲気が、甘い


    見つめられると、逃げられなくなる

    「だって、好きだもん…」

    そう言うと、またキスをされた。





    「知らないからな」





    舌を絡めて、深い甘いキスをする。

    きゅん

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  13. 忘れ物をした私は隣のクラスへ行った。

    「悠!英語の教科書貸してくれない?」

    「ん、ちょっと待って」
    悠が鞄を開けて教科書を探し始めた時、


    「お前ら仲いいよなー。」
    悠の友達が呟いた。

    「んだよ、妬みか?」

    「あぁ、羨ましいね!可愛い幼馴染とか!」

    「だろ?」

    いや、だろ?じゃないし。


    「別に可愛くなんか…」

    「葵ちゃん今度デートしようよ!」

    「は、はぁ!?」

    意味が分からなくて助けを求めようと悠を見たら、

    「おいこらナンパ野郎、よく見とけ」

    悠が急に顔を近づけてきて、まるで、キスするみたいに。


    「ッ…」

    その瞬間を、友達に見えないように教科書で隠した悠。


    「葵はやんねぇから」


    その行為と、言葉に、顔が赤くなる。


    居た堪らなくなって、

    「っ~バイバイ!!」

    私は教室を後にした。




    「ベタ惚れかよー」

    「まぁな。理性保つのに必死だよ」

    きゅん

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  14. 「今日告白されたの」

    「は?何、自慢?」

    「別に違うし!」
    なんでそんな棘のある言い方するの。

    「調子乗んな、ばーか」

    「はぁ!?報告しただけじゃん!」

    「うるせぇ。人の気も知らないで」

    「……悠、関係ないでしょ」


    私の言葉で、悠が睨んできた。


    「鈍感」

    「はい!?」

    「いい加減気づけ、バカ」

    「ちょっ、暴言…!」

    「好きなんだよ」

    フイッとそっぽを向いた悠。


    「…え?今、なんて?」

    聞き返すと、また睨まれて。

    「だから、好きだって言ってんの」

    「え…」

    「葵が告白されるたびにムカつくんだよ」

    「……」

    「なぁ……、俺じゃだめ?」

    見つめられて、その瞳から逃げられなくなる。


    何、それ。馬鹿じゃないの。

    「……鈍感なの、そっちじゃん」


    私は近づいて、キスをした。

    同じ気持ちだよ、私も。

    きゅん

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  15. 「悠、シャーペン忘れたから貸して!」
    隣の席の幼馴染に小声で話しかける。

    「相変わらず間抜けだな」
    ケラケラと笑われて、私はムッとする。

    「うるさい!貸してよ」

    「はいはい。どーぞ」

    「……ねぇ、これボールペンだよ?目、大丈夫?」

    私がからかうと、フッと鼻で笑われた。

    「わざとに決まってるだろ。ばーか」


    ……ムカつく!

    「俺が貸そか?」前の席の子だ。

    「いいの?ありがとう!」

    悠と大違いと思ってたら、「前向けよ」と不機嫌に悠が断ってしまった。

    「ちょ、なんで……「ほら」」

    今度は本当にシャーペンを差し出す悠。

    「あ、ありがと…」

    私がそれに手を伸ばすと、悠がグイッと私の腕を引っ張った。

    「え、ちょっ」

    顔が一気に近づいて

    「俺以外のヤツから借りるなよ」

    耳元で囁かれた。


    「俺がいるだろ」

    コツンと額が合わさる。




    ……ねぇ、それって、嫉妬?

    きゅん

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  16. 私の彼氏は容姿端麗で、クールな人だ。

    「先輩!クリスマスにデートしませんかっ?」

    「何で?」


    「何でって…ほら、私達一応付き合ってますし…!」

    クールというか、冷たい人かな!?
    カップルならクリスマスデートって普通だよね!?

    「何か用事でも…」

    「ない。暇」

    …即答!なら、行きましょ!?

    「な、なんでダメですか?」

    私が聞くと、先輩は意味が分からないという顔をした。

    「俺、行かないなんて言ってないけど?」

    「へ?…でも、何でって」

    「何でクリスマスだけ?って意味」

    「え!?」

    「デートしたいに決まってるだろ」

    「あ、なんだ…」

    良かった。断られたんじゃなかったんだ…

    「てか、傷ついたんだけど」

    「え!?いつ…」

    「俺ら、一応付き合ってるわけ?」

    「あ…。一応なんかじゃない、ですっ」

    「ん。良かった」

    先輩は微笑んで、

    それから私にキスをした。

    きゅん

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  17. 「先生、頭痛い〜」
    「柊…お前それ嘘だろ?」
    「うん。先生に会いに来たの!」

    「ねぇ、先生。好きだよ?」
    「はいはい。」

    そうやってパソコンばっか見て、先生はいつも相手にしてくれない。
    …だからね、作戦を立てたよ。

    私は近づいて、
    「先生、嘘。本当は体育で突き指したの」

    「は?お前っそれを早く言…」

    ────チュッ

    キス、成功。
    「えへ、してないよ突き指なんて!」
    「……お前なぁ」
    「先生とキスしたかったの、ごめんね?」
    「……罰としてその棚から絆創膏取ってこい」
    「…」

    …全然動揺してないし!
    なんで?少しくらい、意識してよ…

    「先生絆創膏なんてどこに……えっ」
    「やめろよ」
    「先生…?」待って、私今抱きしめられて…
    「襲いたくなるだろ…」
    「え…」
    「理性保つのに必死なんだよ…お前のせいで」

    それから先生は離れて

    「卒業までは、我慢な」
    頭をポンポンしてくれた。

    きゅん

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  18. 「もうすぐ夏休みだね」
    「だな」

    「夏祭り、あるね」
    これでも遠回しに一緒に行こうと言っているつもり。

    「だな」
    「…」
    やっぱりストレートに言わなきゃ駄目?

    「夏祭り…行きたくない?」
    「別に」
    「花火見たくない?」
    「そんなに」
    「浴衣着たくない?」
    「動きづらい」
    「…」
    ストレートに……うん、無理。
    私ツンデレなのかもしれない。

    「悠、人混み嫌いだもんね…」
    結局、一緒に行きたい、が言えなくて落ち込む。

    「嫌いだな」
    「うん…」
    「けど行くか。一緒に」
    「うん…………え!?」

    一瞬何を言ったか分からなかった。

    「いいの?!」
    「行きたいんだろ?」
    「え?!…や、悠が行きたいなら」
    「葵は俺と行きたくない?」
    「……」

    「行きたいならそう言えよ」
    「…行き、たい。一緒に……」
    「おう」
    よく出来ましたと頭をポンポンされた。

    あぁ、全てお見通しだったんだね…。

    きゅん

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  19. 「今日笑顔が可愛いって言われたんだ〜」
    すごく嬉しくて、悠に報告した。

    でも、
    「あっそ。良かったな」反対に悠は不機嫌。

    …なんで?「悠…?何か嫌な事あったの?」

    「あった。今」

    「い、今!?……私?」
    いつの間に悠を怒らせて…

    「誰にもやんねーし」

    「え?」

    「俺の方が葵の笑顔見てるっつの」

    「っな、え…?それって………ヤキモチ…?」

    「そうだよ。…葵のことが、好きだ」

    「っ…!悠…可愛い」ヤキモチなんて。

    「男に可愛いとか…「好き」

    「…え?」

    「私も、悠のこと大好きっ」

    「っ…だから、その笑顔反則だっつの…」

    そんな言葉が聞こえたと思ったら、悠に抱きしめられた。

    「…好きだよ、悠」

    「んなの、俺だって」

    でもね、
    「笑顔可愛いって言ってくれたの女の子だから安心してね?」

    途端、抱きしめる力が弱まって

    「お仕置き」

    深くて甘いキスが降ってきた。

    きゅん

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  20. 春休みの課題テスト。
    1番得意な英語で、私は幼なじみに負けた。

    「それで、お願いって何?」

    点数だけじゃなくて、
    幼なじみとの賭けにも…負けた。

    『英語の点が良かった方のお願いを1つ聞くこと』

    いつも英語の点は私の方が上だったのに…。


    「1回しか言わねぇからな?」

    必死に英語の勉強したのかな?
    そんなに、すごいお願いなの…?

    「ちゃんと聞いてるよ」

    一体どんなお願いが…

    「幼なじみ、卒業しよう」

    「…え?」

    卒業?なんで…?今までずっと幼なじみだったのに

    「私と一緒にいたくないってこと…?」

    不安になりながらそう聞くと、はぁと溜息をつかれた。

    「分かれよ…。こんなの、定番だろ?」

    「どういう…「だから!好きなんだよ、葵のことが」

    「え…えぇ!?卒業って、え!?そうい……んッ」

    ──唇が、重なった


    「卒業…してくれる?」

    「…はいっ」

    大好き、だよ

    きゅん

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  21. 仲のいい男子に呼び出された。
    もしかして…なんて、期待が…。


    「悠。話って…」
    緊張がバレないように静かに口を開く。

    悠はじっと私の目を見て

    「好きだ、葵」

    まさか…本当に告白されるなんて。

    「っ…」
    やばい、顔熱いっ…

    「俺と、付き合ってくれませんか」

    嬉しすぎて…
    「…うん…はいっ」

    本当、夢みたい。悠と付き合えるなんて。


    「ね、私のどこを好きになってくれたの?」

    聞いてもいいかな。

    「そりゃ…全部?」

    「全部?…ってなんで疑問形なのさー!」

    「それ」

    「…え?」

    「笑顔が可愛いとこ」

    「……!は、恥ずかしい…」

    「ははっ。可愛い」

    「か、かか可愛くないからっ」

    どうしよう。なんか、自分じゃないみたい…


    「俺が、その笑顔守るから」

    「…」

    「ずっと俺の隣にいてくれる?」

    幸せすぎて

    「…うんっ」


    ───そっと、唇が触れ合った

    きゅん

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