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  1. 15件ヒットしました

  2. 「メレンダ、バレンタインのお返し」

    私はフィウメから紙袋を受け取った。高級感のある箱が入っている。中身も美味しいに違いない。

    「いいの?」

    私があげたのはコンビニのチョコスフレ。釣り合わないと思うのだけど……。

    「うん」

    紙袋を机の横に提げた。これは家に帰ってから食べよう。


    昼休み、最悪の事態に気付く。
    お菓子持ってくるの忘れた!

    お菓子食べるのは日課なのに……けど横のお菓子は家で食べたい……!

    「今日はお菓子食べないの?」

    「忘れてきたから……」

    「横にチョコがあるよ」

    フィウメが紙袋に目をやる。
    もう我慢できない。ちょっとだけ、残した分は家で食べよう。

    「……美味しい!」

    「へへっ。メレンダが美味しそうに食べるとこ見れてよかった」

    フィウメが頬を染めて笑う。あなたの笑顔が見れるなら、学校で食べるのもいいかもしれない。

    きゅん

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  3. 「ここから見ると綺麗だねーいいなー」

    「だろ?席替えする前は授業中でも見れたけどなー」

    順也の教室で、この町を見ていた。大好きな幼馴染みと一緒に、この景色を見れてよかった。

    「あの雲、ハート型に見えない?」

    桃色の空に浮かぶ雲の一つを指差した。
    って、順也はこんな可愛いものに興味ないか。

    共通の話題とかが無くなってきたなあ。

    「ほんとだ」

    そう言った後、順也は俯いた。

    「摩耶はこの先も、俺と一緒にいてくれるかな?」

    「急にどうしたの?いつも問答無用で呼び出すじゃん。結局、強引に私の近くにくるんでしょ」

    「そうだな。お前のことが好きだからな」

    「……告白のつもり?」

    順也は口を押さえた。ぽろっと出てしまったのか。

    「そういうとこも好きだよ。うん、ずっと一緒だよ」

    「こんなはずじゃなかった!くそっ!」

    私は悔しがる順也の背中を叩いた。

    きゅん

    4

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  4. 三学期も貴島に近づくことができない。禁止されると余計に会いたくなる。

    頬杖をついていると、瑠歌がおみくじを持ってきた。

    「引いてみて」

    どうせ変な内容なんだろうと思いながら振る。
    出てきた割り箸には、運勢が書かれていなかった。

    あけおめ。だいすき。

    割り箸に書く関係で、普段使わないような言葉を書いている。なんか可愛い。

    顔を手で隠しているけど、耳が赤くなっているのが見える。

    貴島、瑠歌、ありがとう。嫌な気分が吹き飛んだよ。

    きゅん

    1

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  5. 中学一年の、夏休み明け
    「和泉~!」
    トイレで名案が閃いた私は、和泉のところに来た。
    「何だい?慌てて……」
    「和泉のあだ名、思いついた!」
    「はぁ?」
    効果はいまいち?でも、これで呼んでいる内に距離が縮まるかもしれない。
    「いずみん!」
    「はぁ……君が良いならそう呼べばいい」
    これは、OKを貰ったと認識していいんだね?
    それから私は、いずみんと呼ぶことにした。

    「いずみ~ん!」
    最初の二回は続いた。けど……。

    「はい」
    「ありがと、和泉」
    ノートを受け取ってから数秒後、間違いに気付く。
    「ん」

    こんなことを何回か繰り返して、友達にのどの調子悪いの?と聞かれてしまった。
    「和泉、で定着したんだろう」
    でも、他の子が呼ばない名前で読んでみたかった。
    「なれない名前で呼ばれるより、いつも通り、君に和泉と呼んで欲しい」
    君に……?もしかして、普通にしてても特別な感情が……。それは考えすぎ?

    きゅん

    3

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  6. 彼の真面目なところが好きだった。
    「ねぇ、結城先輩に告白したって本当なの?」
    「……うん」
    「信じられない!彼女がいるのに別れず告白って……私のことを滑り止めとでも思ってたの!?」
    「そんな感じになるね」
    悪びれもせず答える彼へ怒りが積もってしまう。
    「友達にも、結城先輩の方がスタイル良いって言ったよね?結城先輩に騙されてる!見た目に惑わされないでよ!」
    結城先輩は椿にこう言うのだ。これくらい浮気の内に入らないと。そうして一線を越えていく。
    「わかってる。結城先輩の好きなところは見た目だけ」
    「そんな人に告白しないでよ……私を裏切らないでよ……」
    「うん……無理だとわかってたからしてみただけ。これで気持ちは消えた。誰よりも愛してくれる子が一番好きだって気付いた」
    ポロポロと涙を流す私を抱き締めた。
    「許されないことをしたけど、好きでいてくれるかな?」
    「……その気持ちをずっと忘れないなら」

    きゅん

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  7. 「ごめんね、こんな夜に来させて……」
    「謝らないで」
    私はそう言って、鏡の中の幼なじみにキスする。
    「もう帰った方がいいよ」
    「うん……さようなら」
    鏡から手を離し、踊り場を後にする。帰る途中、秘密をはきだす。
    「鏡の中に閉じ込めてから、私だけを見てくれる。七不思議を知っていたのについてくるなんて……馬鹿ね。そういうところが可愛いんだけど」
    鏡の中にいる人を見に行こう。そう言って、数ヵ月前に彼を連れ出した。呪文を唱えた後、彼の背中を押して……。
    「そういうことだったのか……」
    嘘!?あの鏡からは離れた。聞こえていないはず……!
    声がした方を見ると、トイレの鏡があった。そこに、彼が映っている。
    「こんなことしなくてもよかったのに……」
    彼が悲しそうな顔で手を伸ばすと、私は鏡の近くにいた。
    「元からいた人に呼ばれなくても入れるなんてね。中で言い訳を聞いてから、可愛がってあげるよ……」

    きゅん

    8

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  8. 今日はイベントの最終日だから気が抜けない。昼休み、死に物狂いで指を動かしていた。

    「目、悪くなるよ」

    男友達の如月にそう言われたけど、休むつもりはなかった。どうしてもこの報酬を手に入れたい!
    何度も何度も同じステージをクリアする。もう少しだ!


    開始のボタンに指を伸ばした時、スマホを取り上げられた。

    「休もうよ、疲れるとミスが多くなるよ」

    確かに、得点が下がってきてポイントも集まり難くなっていた。けど、時間が心配……

    お菓子が並べられている机に連れてこられた。

    もう仕方ない。
    報酬取れなかったけどまあいいかと思うくらい、楽しませてよ。

    きゅん

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  9. 「樫原さん、学校に不要物を持ちこまないで下さい」
    毎年恒例らしい、バレンタインの持ち物検査。大抵の一年が引っ掛かる。
    「没収。放課後に取りに来てください」
    福田はチョコをダンボール箱に入れた。超真面目な風紀委員で、校則違反は絶対に許さないやつだ。
    「返さなくてもいいよ、あげる」
    「は?」
    福田、今日彼女の家に行くんだって?廊下で聞いたよ。おめでとう。きっと寄り道せずに、一旦帰ってから行くんだろうなあ。

    福田のカバンには、彼女とおそろいのキーホルダーがある。それを見るたび苦しくなる。
    誰の名前も書いていないチョコ。放置したら福田は中を見てくれるかな。いや、無いか。
    あえて名前を書かない、君にあげたかったチョコ。きっと君は私が食べる。

    きゅん

    6

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  10. 今日は土曜日だが学校に来ていた。調べなければいけない事があったのだ。
    二年生の名簿をカバンに入れて校舎から出る。
    「進さん……!」
    近くの道を歩く進さんを発見し、走り出す。
    「こんにちはー!」
    進さんは別の学校の先生で、休日しか会えない。今日は用事があるからと言ってデートを却下された。
    「何してるんですか?用事は?」
    「これからです。急いでいるのでもう行きますね」
    そう言って去ってしまった。

    火曜日、また学校に残って調べていた。終わった後校舎から出ると、進さんが待ってくれていた。
    「どうしたんですか!?」
    「これを渡したくて……」
    箱と小さな手紙を受け取る。中は食べてみたいと思っていたマンゴーチョコだと私には分かる。
    「テストを頑張ったと深空ちゃんから聞きました。ご褒美です」
    そう言って頭をなでる。頑張ってよかった!

    きゅん

    2

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  11. ピアノを習っている私は放課後に音楽室で練習している。他の子と比べてまだまだ下手な私はもっと頑張らないと……
    「今日も頑張ってるねー」
    「ひえっ!」
    後ろから急に話しかけられたので驚いてしまった。
    「ごめん、驚かせちゃったね」
    「ていうか、その格好どうしたの?」
    「えっ今日はハロウィンパーティーの日なんだけど……」
    忘れていた。少し練習してから行こうと思ってたのに大分時間が経っていた。
    「忘れるくらい頑張ってたんだね」
    そう言って私の頭をぽんぽんしてきた。
    「……!早く行かないと……」
    私は恥ずかしなって出口に直行した。今の私の顔は見ないでほしい。

    きゅん

    4

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  12. 「雪原、何してんの?」
    「幽霊になったら浮けるようになったから鳥を見てるんだ」
    雪原は鳥と同じ高さまで浮いている。しかし、鳥は雪原に気付いて飛び去った。
    「鳥ってすごいね、僕に気付いた」
    そう言って木の周りをぐるぐるとまわる雪原は可愛い。と、思っていたらいつの間にか雪原が見えなくなっていた。
    「えっどこ!?」
    どうしよう……このままお別れとか無いよね……!?
    「わっ!」
    後ろから雪原が驚かしてきた。
    「驚いた?」
    「驚いた」
    そう言うと、雪原は笑っていた。

    きゅん

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  13. 誰か助けて。今、ちょっと変わった友達と陽気なイタリア男に冤罪かけられて逃げてます。
    「瑠歌め……今度は許さない……!貴島はどう思う?」
    「別に……冤罪は困るけど……」
    そう言って貴島は私を見る。
    「早霜さんと一緒に逃げるのは楽しいよ」
    先生からは逃げられても、貴島からは逃げられない……壁ドンは卑怯だ……!
    「みーちゃったみーちゃった、こらそこの二人、いちゃつくのをやめて職員室に来い!」
    先生がこっちに来る。それでも貴島は見て見ぬふりをする。おいこらそこの真犯人たち、ダブルピースすんなあああ!
    「先生後ろ!真犯人です!」
    「何だと!そうか……ラジコン使って俺の大事な書類にオレンジの汁かけるやつなんてあいつらくらいしかいない!」
    「ラジコン……ヒィ!」
    あの様子だとすぐ捕まるだろう。逃げても無駄だ。
    「これで、邪魔する人はいなくなった……」
    あっこれ駄目だわ。大変なことになるぞ。

    きゅん

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  14. 委員長と同じ高校に無事入学できて、今日は入学式だ。委員長はなんと、生徒会長になっていた。勇気を出して、校舎裏に来て下さいと言って今待っているところだ。大丈夫、練習ならちゃんとした……あ、委員長が来た!

    「園田さん、入学おめでとうございま……」「委員長!二年生のときからずっと好きで……あ!」

    やってしまった!もうやだ、逃げたい。

    「園田さん……」

    嫌われたかも、そう思ったけど違った。

    「俺も……君のことが好きです」

    ずっと夢見ていたことが、遂に現実に……足の力が抜けて座り込んでしまう。

    次の日、教室に生徒会長が来て大変な騒ぎになった。

    きゅん

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  15. この委員会で、委員長に会うのは最後になるだろう。委員長は成績優秀で、高校も今の私の成績じゃ無理なところに行く。

    そんなことを考えていると突然、小さな紙が配られる。なんと、委員長が一人一人にメッセージを書いてくれていたのだ。自分のは……

    いつも頑張ってくれてありがとうございました。最初の委員会で皆が嫌がる仕事を引き受けてくれた君を見ていて、最高の美化委員だなと思いました。三年生が卒業した後も掃除を頑張って下さい。

    そんな風に思ってくれていたんだ……
    本当は先輩に嫌われていないかと怖くて、同じ高校に行こうと思うのをやめたんだ。委員会でも失敗ばかりだったし……でも、もう怖くない。
    最初は嫌だった委員会もここまで頑張れたんだ。絶対同じ高校に受かって、そして告白するんだ!

    きゅん

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  16. ここでの特殊な授業、怜との特訓中、私はいつも通り死ぬ気で頑張っていた。

    「どうかな?」

    「またずれていますし、二だけ小さい……でも、他はいいと思います。頑張りましたね。」

    そう褒めた後、頭をぽんぽんした。いつも滅多に褒めないのに……その上……天変地異の予兆かな?最初はそんな訳のわからない事を思っていたけど、だんだん顔が赤くなってくる。

    「次行きますよ……って顔真っ赤じゃないですか!」

    熱を出したと誤解されて、部屋で寝かされた。私はさっきのことを思い出してはベットや枕をを叩いたりしてしまった。

    きゅん

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