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  1. 42件ヒットしました

  2. 「ねー、凛。怒ってんの」
    一緒に帰ってるはずなのに先に歩く私に彼氏の恵汰が話しかけてきた。

    「怒ってないもん」
    振り向かずに答える。
    恵汰が追いついて私の前に立った。
    思わず足を止める。

    「じゃあ、チョコちょーだい」
    恵汰は私に両手を出した。
    「イヤだ」
    「なんで」
    恵汰は首をかしげる。

    「だって、恵汰もういっぱいチョコ貰ってるじゃん」

    何言ってるんだろ、私。
    めっちゃ、可愛くないじゃん。こんなこと言ったら恵汰に呆れられちゃうよ。
    なんて考えてたら急に温もりに包まれた。
    恵汰に抱きしめられた。
    あっ、恵汰の匂い。


    「何言ってんの。俺は凛からのチョコが欲しいんだよ。それ以外はいらない」


    「恵汰、大好き」
    ぎゅっと抱きしめ返した。

    きゅん

    3

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  3. 「雪音。帰ろうー」


    2月14日の放課後、いつものように廊下から双子の兄の名前を呼んだ。


    「ちょっと、待って」
    雪音が教室から出てきた。


    「今年もチョコ大量だね」


    雪音の手には沢山のチョコが入った紙袋が。
    まぁな、とまんざらでもなさそうに言う。


    「まだ、本命だけ貰えてないんだけどな」


    「え。雪音、好きな子いたの」


    驚き。


    私の問いに曖昧に頷く雪音。


    「あっ。私のチョコは家帰ってからね」


    昨日の夜に作ったのが家に置いてある。友だちのは学校に持ってきたけど、雪音は家でも会えるからね。


    「琴音の鈍感。



    俺はお前からの本命がほしいんだよ」

    きゅん

    2

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  4. もうすぐでバレンタインデーだ。
    私は毎年幼なじみの椋にバレンタインチョコをあげている。小3の頃からだから今年で10年近くなる。
    義理というか幼なじみチョコだ。
    毎年のようにあげているから最近はレパートリーがなくなってきて椋に何がいいか聞いているのだけど。

    「なんでもいい」
    椋はそう言った。


    「なんでもはダメ」


    「心優がくれるのだったらなんでもいい」


    だから、なんでもはダメだって。


    「椋はモテるからいろんな人からチョコ貰ってるじゃん」


    「うん」
    椋は素直に頷く。


    いや、そこは否定しようよ。そんなに貰ってないよ、とか。
    相変わらず天然なんだから。


    「他の人と同じだったら飽きちゃうと思って聞いてるのに!」


    そうだなあ、と言って椋は私を見た。


    「俺は心優の本命チョコがいいな」


    本命って。
    本命って。
    そういうことだよね。
    うれしさとドキドキで声が出ないよ。

    きゅん

    4

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  5. 今日は先輩とクリスマスデート。

     
    だったのに先輩に予定が入ってしまってドタキャンされてしまった。


    楽しみすぎて待ち合わせの30分前に来てしまった私はその場で立ち尽くしていた。


    「先輩、会いたいよ」


    ぽつりと零した言葉は周りの幸せそうな喧噪にかき消された。



    「美穂っ!」



    先輩の声が聞こえた気がした。
    そんなはずはないのに。


    帰ろうと歩き出したとき、後ろから誰かに抱きしめられた。



    息が切れた音が耳元で聞こえる。
    「美穂」


    聞こえたそれは紛れもなく先輩の声。



    「え、先輩。どうして」


    先輩の方を振り返る。


    「やっぱり、今日くらい美穂と一緒にいたいと思って。用事放ってきちゃった」


    なんで、そういうこというかなぁ。
    視界がにじむ。


    「先輩、好きぃ」



    「俺も好き。大好きだよ」




    先輩にぎゅっと抱きしめられた。

    きゅん

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  6. 「クリスマスなのに学校で補講とかついてないー」


    「ほら、文句言わないで次の問題解く」


    授業をさぼりまくっていた私は冬休みまで学校に着て副担任の授業を受けている。
    二十代前半の教師なりたてのイケメン教師。


    「先生もついてないね。クリスマスなのに彼女と過ごせないうえに、私の相手しないといけないなんて」


    持っていたシャーペンを机の上でもてあそぶ。


    「俺、彼女いないよ」



    「そーなの。先生、かっこいいのに。私彼女なってあげようか」



    「なってくれるの?」




    先生はそう言って私の顔をのぞき込むように近づいた。



    「え」


    「なんて。思ってもないのにそんなこと言ったらダメでしょ」



    先生は私の頭に手を置いて撫でた。少しだけ髪がくしゃくしゃになった。



    先生。そんなことしたらダメだよ。
    私今、心臓のドキドキが止まらないんだから。

    きゅん

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  7. 「君、いつもいるよね」



    友だちの付き添いでバスケ部の見学をしていたとき、あるイケメンのバスケ部員に声をかけられた。




    「え、はい」




    いきなりで戸惑った。




    「もしかして、誰か気になる人でもいるの?」





    「あ、友だちの付き添いで」





    「そーなんだ。よかった」





    何がよかったんだろう。





    「君に好きな人がいなくて」




    「え」





    「あ、言っちゃった。実は俺、君のこと気になってたんだよね」







    「つまり……」






    「君が好きってこと」

    きゅん

    3

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  8. 男友達との映画の帰り道。


    友達なんて言ったけど私は友達なんて思ってない。


    友達以上の関係になりたいのに優輝くんはきっとそうじゃない。



    方向が逆だからここ、駅でお別れ。


    「映画、楽しかったね」




    「それって、映画が面白かったの?それとも、俺と一緒だったから?」




    なんてことを優輝くんは言った。




    「両方だよっ!じゃあね」



    勢いで言った言葉が照れくさくて背を向け歩き出す。




    「ねぇ!」



    手首を捕まれた。




    振り返ると優輝くんは私の手首を掴んだまま




    「俺も!君と一緒で楽しかった」




    そう言って笑う君の顔がまぶしくて。




    直視出来なかったのはきっと夕日のせい。





    お互い顔が紅いのもきっと夕日のせい――――なんかじゃないよね

    きゅん

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  9. 「今日、キスの日なんだって」




    付き合って半年。




    全然キスしてくれない彼氏にそんなことを言った。




    理由はもちろん、決まってる。




    「そーなんだ」



    と、素っ気ない返事。




    やっぱり。期待はしてなかったけど。





    少しむかついたからそっぽを向く。





    「何、してほしいの?」




    「べっつにー」




    素直に頷けない自分がにくい。




    「それってやっぱり、今日がキスの日だから」





    私の返事を無視して君は言う。
    そして、私の名前を呼んだかと思うとキスされた。





    ずるい。なんか私、バカみたいじゃん。





    すると、耳元でささやかれた。





    「俺は今日じゃなくても、キスしたいけど?」





    「わ、私だって」




    反射的にそう答えるとまた、キスされた。

    きゅん

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  10. 「はぁ」






    「どうしたの、ため息ついて」




    そう言ったのは2つ上のお兄ちゃん。





    「ロングヘアからボブにチェンジしたのに誰も気づいてくれなかったんだよ」




    「俺はちゃんと気づいてたよ」




    「気づいてても、声に出していってくれないとわかんないよ……」




    「美穂」




    「何」





    「髪切ったんだね」



    いや、今そのこと言ってたんだけど。





    「ロングもいいけどボブも似合ってるよ。まぁ、でも」




    お兄ちゃんは私の耳元に近づいて
    「俺はどんな美穂でも大好きだよ」
    と、言った。





    お兄ちゃんなのにこんな台詞耳元でささやかれたらドキドキしちゃうよ。

    きゅん

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  11. 午後から降りはじめた雨は止むことを知らず今も降り続いている。
    昇降口で次々に帰って行く他の生徒を横目に私は一人、空を見上げた。


    「北浦、帰んないの」
    そこには傘を持った髙岡先輩。部活の先輩で、私の好きな人。


    「あー、傘忘れて」
    鞄の中の折りたたみ傘に伸ばした手を止めて言った。先輩と相合い傘したいという期待を込めながら。
    「バカなの。天気予報で言ってただろ」
    と、言う先輩に苦笑いを返す。
    「ほら、これ使いなよ」
    先輩は自分の傘を私に差しだした。



    「でも」と、私が言う前に先輩は「じゃあな」と言って友だちのところに走っていった。
    「傘忘れてさ、入れてくんない」という先輩の声が聞こえる。




    「これじゃあ、意味ないよ」
    そう、つぶやいた声は雨音にかき消された。

    きゅん

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  12. ある帰り道のこと。


    「黎君」
    隣を歩く志織ちゃんが俺の名前を呼んだ。

    「何?」
    「何でもなーい」
    と言って笑う君を見て可愛いな、と思う。


    「志織ちゃん」
    「なぁに?黎君」


    「なぁに」と、小さい「あ」を使う君が愛おしい。





    「志織ちゃん、



     好き」




    唐突に発した自分の言葉に驚いた。






    「今、なんて」
    君は驚いた顔で問いかける。



    「いや、チョコが好き、だなーと」



    「なにそれ。黎君、チョコ食べたいの?」
    そう言って、笑った。


    違う。


    俺が好きなのは、志織ちゃんなのに。




    誤魔化して言ったその言葉が、とても苦しかった。

    きゅん

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  13. それはある夏の日のこと。

    この日から私にとって夏が特別なものに変わった。


    「蒼真ソウマは私に『好き』って言ってくれたことないよね。付き合って1年以上経つのに」



    「俺は『好き』って言葉を信用してないからね」


    「なんで」


    「好きって言わなくても、俺の気持ちは伝わってるでしょ」



    「んー、でも、言葉もほしいかも」


    「しょうがないな。

     俺にとって真央マオは好きなんて言葉じゃ足りないくらい大切なんだ。俺は真央とこれから先、死ぬまでずっと一緒にいたい」


    「死ぬまで」


    「うん。だから、俺と結婚してください」



    蒼真はポケットから指輪を出した。


    蝉の声が煩いある夏の日のこと。

    きゅん

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  14. 私は、明日の花火大会で幼なじみに告白するために
    部活仲間の昂輝コウキに告白の練習台なってもらっている。


    部活終わりの校舎裏。


    「昂輝、毎日ごめんね」

    「別にいーよ」

    「でも、今日で最後だから」


    ――――



    「……す、好きです。付き合ってくださいっ」


    「ん、いーんじゃない」


    相手は違うけどやっぱり、照れる。


    「今日まで付き合ってくれて、ありがとね。そうだ、帰りにアイス食べに行く?」



    私は歩きながら言う。


    すると、急に腕を引かれて

    「えっ――」

    昂輝の顔が目の前に。


    キス、された――――。


    「朱里アカリ、好き。



     俺じゃダメ?」



    真っ直ぐ私の目を見て言う昂輝に
    私はドキドキが止まらなかった。

    きゅん

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  15. 「ずっと前から好きだったの」




    今まで、友だちだった人に私は告白した。




    「好きだったってことは今はもう好きじゃないってことだよね。過去形だから」




    え、そんなつもりじゃないのに。




    「なに、戸惑ってんの。嘘だよ、そんなの」




    「え」




    「本気にしたの?かわいいー」




    「ちょっと、勇気だして告ったのにからかわないでよ」




    「なんてね、俺は今でも好きだよ」





    今でもってことは……なんて、考えてもいいですか?

    きゅん

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  16. 「茜アカネ、おはよー」




    「おはよ、大翔ヒロト」





    「あれ、茜、前髪切った?」




    「あーうん」



    切ったって言っても、毛先をちょっと切っただけだから気づくはずないと思ってたのに。



    大翔はそんなちょっとの変化でも気づいてくれる。


    うれしい。




    「似合う?」
    私は前髪に触れながら言う。


    って言っても、そんなに変わらないから冗談で言ったつもりだったのに大翔は
    「似合うよ。茜の顔がはっきり見えるから、そっちの方が良い」
    なんて、答えた。



    なんて、恥ずかしい台詞を言えるんだよ。



    「そうだ、大翔はどんな髪型が好きなの?」



    「んー、ロングかな」
    大翔は私の髪を見て、そう言った。


    ちなみに、わたしはロングヘアーだ。



    「けど、俺はどんな髪型の茜も好きだよ」



    なんて、キザな台詞を言ってくる大翔にドキドキしてるなんて絶対言えない。

    きゅん

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  17. 「ねぇ、何読んでんの」


    幼なじみの祐太が聞いてきた。
    私は読んでいた少女漫画の表紙を祐太に見せる。
    放課後、祐太が私の家に来るのはいつものこと。

    「面白いの?」


    「うん、これ見てよ――」



    と、言って男の子が主人公の女の子に
    壁ドンをしているページを開いて
    祐太に見せた。



    「ここがね、めっちゃいいの~」



    「へー、これがいいんだ」



    祐太が意味ありげに言ったすぐ後、
    ドン、と音がしたと思ったら私の目の前に
    祐太の顔があって、後ろには壁があった。


    これは、まさに壁ドン!?なんて、言う暇もなく


    「好きだよ」という祐太の声。

    一瞬顔が紅く染まる。


    「やばーい、冗談でもドキドキする」



    「冗談じゃないよ」


    すぐに返ってきた祐太の声。



    私の顔はきっと漫画の主人公より紅くなってる。

    きゅん

    8

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  18. なぜか部活のみんなで恋バナをすることになった。




    順番に話していって、とうとう私の番が回ってきた。




    「えっと、
     私には好きな人がいます……」




    ん、恥ずかしい。




    でも、一つ上の荘介先輩が興味津々に
    「えー、どんな人?」
    って聞いてきたから私はしぶしぶ続けた。




    「その人は格好良くて、

     背が高くて、

     優しくて、

     部活中も格好良くて、

     いつも私を助けてくれて――」




    「ちょ、ストッープ」




    荘介先輩が私の口をふさいだ。






    「これ以上言わないで。
     俺、ヤキモチでどうにかなりそう」




    「えっ、それって」





    「好きだよ」





    荘介先輩は照れながら言った。





    ずるいです、先輩。




    今、言ったこと全部
    先輩のことなんですから。

    きゅん

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  19. 「月が綺麗ですね」


    私の隣を歩く文学少年が
    空を見上げて唐突に言った。


    私も同じように空を仰ぐけれど
    月なんてどこにも見えなかった。


    今日は新月だった。


    いつもは月の輝きに負けて
    目立たない星が空一面に光り輝いている。


    「月なんて見えないけど」


    そう言って、
    彼の方に顔を向けると
    彼の顔が私の目に飛びこんできた。


    彼の唇が私のそれと触れ合う。


    永遠のようで一瞬だった。


    「あなたが好きってことです」


    彼は顔を離して言った。





    まったく、これだから
    文学少年って―――――――――――――。

    きゅん

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  20. 「バレンタインなんてめんどくさい」


    友チョコや本命チョコで騒いでる
    女子たちをみて呟く


    「釘宮は誰にもあげないの?」


    質問してきたヤツ、矢川の机の上には
    たくさんのチョコ


    「何、ほしいの?」


    冗談半分でそう言った


    いつもなら私の冗談にのってくるのに
    今日は違った


    「うん、欲しい
     釘宮が俺のためだけにつくったチョコ」


    冗談きついよ、マジで

    きゅん

    6

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  21. 「せーんぱいっ!
     ハッピーバレンタイン!」


    そう言って手作りチョコじゃなくて
    市販のチョコを先輩に渡す。


    もちろん、大袋に入ってるヤツ。


    「ありがとな」


    あっ


    先輩の横にはたくさんのチョコ。


    「お返しは三倍返しですよっ。
     モテる人は大変ですね」


    先輩のチョコを見ながら皮肉を言う。


    「そうだな。
     俺、来月金欠決定だわ。
     だから――――――」


    そして、先輩は私の耳元で


    「君へのお返しは
     三倍の愛でいいよね」


    と、言った。

    きゅん

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