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  1. 30件ヒットしました

  2. 悠輔との何度目かのデート。
    ぶっきらぼうだけど優しい彼とのデートは楽しく、彼への想いはどんどん積もる。

    そんな楽しい時間なのに、ふと思う。
    あと1年というタイムリミット。
    たったの1年で自分が死ぬなんて、信じられないし信じたくない。

    「美雪?」

    黙り込んだ私の顔を覗き込む悠輔。

    「あ、ごめん。何でもない」

    慌てて笑って悠輔に向き直ると、左手に暖かい温もり。
    悠輔は顔を少し赤らめながら繋ぐ手の力を強める。


    あぁ、ずるい。
    どれだけ好きにさせるんだろう。
    どんなに好きになっても、どうせこの関係は期間限定。
    想ったって無駄なのに。

    いつか、この期間が終わったら彼は別の女性にこうやって笑うのかな。
    それは、見たくないな。


    彼と過ごせば過ごすほど、好きになる。



    ・・・やっぱり、1年で死にたくなんてない。
    1年後も彼と一緒にいたい。



    生きたい。

    きゅん

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  3. 「ねぇ・・・もうお昼終わっちゃうよ」

    「んー?もーちょい」

    私の膝の上に頭を乗せる彼、いわゆる膝枕をしている状態

    「ねーえー、足痺れちゃうし、遅刻しちゃうよ」

    彼は頭を動かし私の顔を下からも覗き込む。
    髪の毛が膝をくすぐり、くすぐったい

    そのまま彼は私の頭の後ろを抱え、私を引き寄せる

    唇に柔らかい感触

    少しして離れるが、放心状態
    きっと真っ赤になってるだろう私を見て彼は、クスッと笑う

    「キス一つでその反応とか・・・かーわい」

    いたずらっ子の笑顔に胸が高鳴る

    「もう・・・。もう行くよ」

    彼を下ろそうとすると彼の腕が私のお腹に巻き付く

    「だめ。まだお前足んない」

    心地よい低い声

    「もっと・・・補充させて」

    色気が含まれてる声
    私はそんな彼に逆らうことが出来ない
    何も言わない私に彼は一つ笑い

    「好きだよ・・・」

    そう言って私にキスをした

    きゅん

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  4. 「それで、アイツったらね!」
    彼女が机を軽く叩きながら話す

    放課後、いつも俺と彼女は教室で話す時間
    俺の一番好きな時間

    密かに想いを寄せてる彼女と話す時間は幸せ
    ・・・でも、内容は彼女と付き合ってる男のことばかり

    「そんなに嫌なら別れれば?」

    机に頬杖をついて彼女の顔を覗き見る
    彼女は少し不満そうな顔をして、顔を突っ伏す

    「・・・ほんと、嫌いになれたらいいのにね」

    浮気ばかり繰り返す男とずっと付き合う彼女
    俺なら・・・幸せにするのに

    俺は彼女に手を伸ばそうとした
    しかし、彼女が顔を上げたため手を慌てて戻す

    「でも・・・好き、なんだよね」

    へらっと笑う彼女の顔を見て俺の胸はうるさくなる
    それを隠すように、俺は彼女の頭を撫でる

    「・・・ま、何かあったら話は聞くよ」

    ごめんね。今日も俺は本心を隠して思ってもないことを言うんだ

    「応援してるよ」
    『俺にすればいいのに』

    きゅん

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  5. ずっと一緒にいた幼馴染の君が俺以外の男を好きになった事はすぐに気づいた。
    だって、俺はずっと君の事を見ていたから。

    「ねーえー、まだー」

    君は俺の机の前で仁王立ちしながら頬を膨らます。

    「あー、わりー」

    机の中のものを鞄に詰め込む。
    俺が口を閉ざすと沈黙が続く。
    ・・・なんか気まずい。

    「お前さ、好きな人いんの?」
    ・・・やば、俺何言ってんだ。

    「・・・は?」

    俺の顔を見る君の目はまん丸に見開かれている。
    ・・・てか、声が少し上擦ってたな。

    「ふはっ、声上擦ってるし・・・図星かよ」

    「は!?上擦ってないし!好きな人なんていないから!」

    そう言うと君は髪の毛を弄り出す。

    ・・・あ、嘘だ。
    長い時間一緒にいたからすぐ分かる。
    君が嘘をつく時髪を弄ることを。

    「・・・あっそ」

    君の事はきっと誰よりも知ってる。

    だけど、この嘘だけは気づきたくなかった。

    きゅん

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  6. 誰もいなくなった教室に2人きり
    ・・・いや、周りから見れば彼1人だろう
    だって私はもうこの世のものではないから
    日直日誌を書いている彼
    彼は私が生きていた頃にいた大好きな彼氏
    ずっとここにいる・・・なのに、気づかれない
    「・・・気づいてよ・・・郁君」
    涙と共に零れた声
    絶対に気づかれない・・・はずだった
    「・・・花?」
    郁君が顔を上げて周りを見回す
    今・・・私の名前を・・・
    「・・・いるわけないか」
    いるよ。ここにいるよ。郁君
    涙で前が見えなくなる
    私は郁君に近づき頬に触れる
    触った感触さえも伝わらない
    「花・・・。俺、お前がいないとやだよ」
    え・・・?
    「俺は・・・花の事が大好きだよ」
    きっと私がここにいることには気づいてない
    でも・・・多分私の事を感じ取ってるんだ
    郁君・・・
    「私も大好きだよ」
    私は彼のおでこにそっとキスをした

    これからもずっと私はそばに居るよ
    愛しい君のそばに

    きゅん

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  7. 「あー、もう最悪」
    出来ることなら時間を戻したい
    まさか明日提出の課題を教室に忘れるなんて・・・
    夜の校舎は不気味なんだよね・・・
    永遠に続きそうな廊下を歩いてる時
    「わっ!」
    後ろから突然肩を掴まれる
    「きゃあああ!?」
    涙目になり思わずしゃがみこむと
    「おわっ!わ、悪ぃ。そんな驚くとは・・・」
    後ろから聞こえたのは霊の声ではなく聞き覚えのある声
    涙目になり恐る恐る振り返ると私が密かに想いを寄せる彼
    安心して更に涙が溢れてくると彼は一層慌てだし咄嗟的に私を抱きしめた
    「・・・悪かった。大丈夫。怖くねぇよ」
    背中を優しく叩きながら優しい声の彼
    自然と怖さは薄れていく
    「・・・もう平気。ありがとう」
    そう言って離れようとすると彼はより強く私を抱きしめる
    「・・・もうちょい抱きしめていい?もっとお前と一緒にいたい」
    私は小さく頷き、彼の背中に手を回す

    彼は幽霊よりもたち悪く、私の心を掻き回す

    きゅん

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  8. 「暑い・・・」
    ムシムシする教室の机に突っ伏す
    そんな時ガラッと扉を開ける音
    扉の所には私が待っていた人物
    「おまたせ」
    こんな暑い日に汗一つかかず、涼しい顔をしている彼
    端正な顔立ちをしている彼は私の自慢の彼氏
    「お疲れ・・・帰ろー」
    鞄を持ち上げて、彼の元へ歩み寄ると
    「・・・ヒャッ!?」
    頬に感じた冷たい感触に驚いて変な声を上げる
    頬を抑えて彼の方を見ると私の好きなオレンジジュース
    「・・・ん」
    わざわざ買ってきてくれたのだろう
    「あ、ありがとう」
    手に取るとヒンヤリとする感触
    私はそれをゆっくり頬に当てる
    「・・・気持ちいー・・・」
    ヒンヤリとして私の熱をみるみる下げてくれる
    すると彼が身をかがみ
    チュッ
    短いキス
    「・・・え?」
    突然の事に呆気に取られていると
    「可愛すぎ」
    そう言って優しく微笑む
    ・・・いつも無表情なのに、その笑顔はずるい
    「・・・馬鹿」
    余計暑くなるじゃないか

    きゅん

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  9. 1人、静かなところにいると今でも思い出しそうになる
    仲間だった人達に見放された日を
    フェンスに頬杖をつき、ぼんやりと空を眺めていると扉が開く音が響く
    「ここにいたんだな」
    振り返ると私に近づいてくる彼
    「大変だったな」
    優しい声で私の横に並ぶ
    「よく言うよ」
    私が辞めさせられた理由の張本人が
    私はありもしない噂のせいで裏切り者と言われて仲間から見放された
    そのありもしない噂を密告したのがこいつだ
    私が彼を睨むと彼は優しく微笑み、私を抱き寄せた
    爽やかな匂いが私の鼻を掠める
    「やっと・・・降りてきてくれた」
    嬉しそうに微笑み、より強く私を抱き締める
    「俺が・・・守ってやるから」

    ・・・彼の愛情は歪んでる
    きっと私を手に入れる為に手段は問わないだろう
    でも・・・
    私はそっと彼の背中に手を回した


    『ガチャン』

    彼の歪んだ愛情の鎖に私の心が捕まった音が聞こえた気がした

    きゅん

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  10. 「お前さ、うぜぇんだよ」
    そう言われて私の鳩尾に蹴りを入れるのは、私の『元』仲間
    私はこいつらがいる暴走族の姫だった
    根も葉もない噂のせいで追い出され、今も尚理不尽な暴力を喰らう
    蹴られた私は体制を崩しそのまま倒れ込・・・まなかった
    「大丈夫?」
    包まれたのは暖かい温もり
    顔だけを向けるといつも、私に優しく接してくれた彼だった
    「誰だ、てめぇ」
    幹部達が彼を睨みつける
    彼は興味無さそうに彼等を一瞥し、私を抱きしめる
    「痛くない?」
    私のお腹を優しく撫でながら私に微笑む
    いつも通りの彼の微笑みに私も自然と頬が緩む
    「無視すんな!」「五月蝿い」
    彼から発されたのは冷たい言葉
    「もうこの子に手、出さないてくれる?俺の大事な人だから」
    その言葉に顔が熱くなる
    彼はきつく私を抱き締め、耳元に顔を寄せる
    そして、低く、甘い声で囁いた
    「絶対に俺が守ってやる」
    私はその言葉に小さく頷いた

    きゅん

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  11. 自分の心臓の音が聞こえてしまいそうだ
    私のすぐ横にはノートに何かを熱心に書いている彼
    教科書を忘れたから見せて。そう言われて机と机をくっつけるが・・・思った以上に近い
    チラチラと彼を盗み見る
    本当に・・・かっこいい
    見る度に好きだなぁ・・・と、実感する
    「・・・なぁ、見て見て」
    ヒソっと話しかけられ、ノートに目を移すと
    「・・・犬?」
    「当たり!俺の好きなモノ」
    そう言ってサッカーボールを書いて、ゲーム、と書いて・・・
    ひたすら彼の好きなモノを書いているようだ
    熱心に書いてたのはそれか・・・
    そう思いつつ絵を眺める
    彼の事を少し知ることが出来て嬉しくなる
    すると、彼は1度シャーペンの動きを止めた
    少し躊躇いつつも綺麗に書いていく
    書かれたのは
    「・・・私の・・・名前?」
    私の名前が書かれていた
    彼は少し頬を赤く染めて呟いた

    「・・・俺の好きな人」

    きゅん

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  12. 「ん!」
    ただ一言そう言って私は彼に右手を差し出す
    目的はただ一つ。ホワイトデーのお返しだ
    「・・・は?」
    呆気に取られる彼
    「は?じゃない!バレンタインのお返し!」
    本当はお返しなんて求める気ないけど密かに期待していたのだ
    なのに、全くくれる気がないから少しだけ意地になっているのだと思う
    「あー・・・。・・・はい」
    彼はバッグから飴を取り出し両手を後ろに回し、その後に両手を前に出す
    両手とも拳に握られている
    「当てたらあげる」
    「・・・当ててやる」
    私は拳を睨みつける・・・全く分からない
    私は勘で左を選ぶ
    左手の中身は・・・空
    「残念でした」
    飴を口に含む彼
    私は彼を睨むと彼はニヤリと笑って私の顎を掴み、上を向かされる
    そのまま唇を覆われる
    口を開かされて入ってきたのは苺味の飴
    「大サービス」
    ニヤニヤ笑う彼に私は何も言えずただ飴を舐める事しか出来なかった
    やはり、彼の方が何枚もうわてだ

    きゅん

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  13. もうすぐでバレンタイン・・・とか言ってる場合じゃない
    だって今は受験シーズン真っ只中
    私は今日も図書室で居残って勉強
    「・・・よしっ!今日はここまで」
    キリのいいところまで終えノート類を閉じる
    首を回し、めいいっぱい伸びをする
    すると後ろから声がした
    「お疲れ」
    後ろを振り替えると私が密かに気になっている彼が笑っていた
    「これ、やるよ」
    渡されたのは4粒のチョコレート
    「お前いつも居残ってやってるだろ。だから、ご褒美。それにもうすぐバレンタインだしな」
    居残ってるの・・・知ってたんだ
    でも彼はきっと深い意味なんてないんだろうな
    「ありがとう」
    笑いながらチョコレートを受け取ると彼に頭を数回叩かれる
    「頑張りすぎんなよ、じゃあな」
    そう言って彼は出ていった
    彼の背中が見えなくなり手元のチョコレートに視線を移す
    チョコレートを1粒口に含む
    甘く、でもすぐに消えてしまう甘さはまるで彼のようだった

    きゅん

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  14. 「はい、これ。チョコ」
    そう言って差し出されたのは綺麗にラッピングされた箱
    甘い物も好きだし、凄く嬉しい・・・けど!
    私から彼に渡すものだと思ってたよ・・・
    「私から渡そうと思ったのに・・・!」
    鞄からチョコを取り出し机に置く
    「最近逆チョコも流行ってるんでしょ?」
    「・・・うん、まぁ」
    「だから、俺が君の事が好きって事をちゃんと表したくて」
    ドキッとする
    好き・・・とか私はあまり言えないから
    彼は私からのチョコを受け取り嬉しそうに微笑む
    「ありがとう。大事に食べるね」
    帰ろっか。と言われ鞄を持ち立ち上がる
    彼も好きって言ったんだから・・・私も!
    教室から出ようとした彼を小走りで追いかけ肩を叩く
    振り向いた途端精一杯背伸びして
    チュッ
    当たったか分からないくらい短い時間
    「・・・大好き」
    そう言って抱きしめると、彼の腕が私の頬に添えられる
    「俺は愛してる」
    そう言って彼は私に甘いキスをした

    きゅん

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  15. 昼ごはんを食って腹がいっぱいになったのだろう

    俺の膝の上でスヤスヤと心地よさそうに寝ている彼女

    こいつの髪の毛を弄りながら寝顔を眺める

    無防備に口を半開きにしている姿に愛しさが込み上げる

    本当に可愛い顔をしている

    先程、告られている姿を思い出し一気に機嫌が悪くなる

    本当に・・・こいつの可愛さや魅力知ってるのは俺だけでいいのに

    俺は顔を彼女の首筋に寄せる

    イライラをぶつける様に彼女の首にキスをする

    跡をつけるように強く

    顔を離すと白い首筋に1つある俺の独占欲が現れた真っ赤なキスマークが良く映える

    これを見てこいつは慌てればいい

    慌てて俺の事だけで頭がいっぱいになればいい

    俺以外の男を考えない様に何度も何度もつけてやるから覚悟しろよ

    きゅん

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  16. デートの帰り道。辺りはもう暗くなっている
    (まだ一緒に居たい・・・)
    そんな考えは彼を困らせてしまう
    「じゃあ、またな!」
    彼が私に笑顔を向ける
    「・・・うん、またね」
    私も無理矢理笑顔を作ると彼に頬をつねられる
    「何考えてんの?言ってみ?」
    優しい彼の言葉にグッとくる
    だけど・・・彼を困らせるのは嫌だ
    そんな事を考えていると彼に髪をクシャッと撫でられる
    「今日はクリスマスだ!俺がお前のサンタになってやるよ。だから、言ってみ?」
    そんな彼の言葉に私は嬉しくなり本音を言う
    「まだ・・・一緒に居たい・・・です」
    すると、彼の顔はみるみる赤くなり私の頭を叩く
    「・・・馬鹿。そんな願い叶えてやるよ。・・・だけどほかの男には絶対言うなよ」
    何で?そう言おうとすると彼に唇を塞がれる
    唇が離れると彼はボソッと呟いた
    「こうやって襲いたくなるから。そういうのは俺限定ね」
    私は真っ赤になりながら小さく頷いた

    きゅん

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  17. 「ねぇ、好きな人っている?」

    幼馴染みに突然振られた話題に俺は少し唖然とする

    好きな人・・・ねぇ

    俺はすっと目の前のこいつに指を指す

    「お前」

    彼女は、え?という顔をする

    ・・・顔くらい赤くしろよ。完璧に脈なしじゃん

    俺は指を彼女から逸らす

    「ではねぇから」

    そう言うと彼女は怒ったように頬を膨らませる

    可愛いだけだっつの・・・

    「・・・お前は、あいつのこと好きなんだろ?」

    廊下を偶然通ったクラスメイトの男を指さす

    「え!?な、なんで分かったの?」

    顔を真っ赤にしながら慌てる彼女

    その反応を俺じゃない男にするのが気にくわない


    ・・・何で?そんなの決まってる

    「お前わかりやすいんだよ」


    お前をずっと見てるからだよ

    きゅん

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  18. 「せーんぱい!」
    後ろからギュッと抱きつかれる
    「先輩の衣装って魔女?めっちゃ可愛い」
    正面を向かされると、可愛らしい笑みを浮かべている後輩
    仮装は天使・・・似合いすぎでしょ
    「貴方こそ、とっても似合ってるね」
    そう言うと嬉しそうに笑う彼
    本当に可愛いな〜
    「あ、そうだ、先輩!トリック・オア・トリート!」
    お菓子・・・?
    えー・・・持ってないしー
    「ごめん、持ってなーー」ドンッ
    私の言葉に被せるように私は壁に押し付けられる
    目の前には端正な顔の天使
    私の顔の横には彼の腕
    「・・・先輩、お菓子持ってないなら」
    彼の唇が私の耳に触れるスレスレのところで止まり
    色気たっぷりに囁く
    「悪戯・・・しちゃうよ・・・?」
    顔に熱が集まるのを感じる
    きっと私の顔は真っ赤だろう
    だって、私の顔を見て彼は悪戯っ子のように笑ったんだ

    可愛らしい天使、訂正、可愛らしい顔した悪魔

    彼は天使の皮をかぶった悪魔だ

    きゅん

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  19. 今日はハロウィン
    残念ながら学校で仮想はできないけど皆の気分はハロウィンだから、良しとしよう
    そんな時突然いわれた言葉
    「トリック・・・オア・・・トリート」
    少し照れくさそうに言う私の彼氏
    可愛い・・・
    私はそんな彼の手に飴を置く
    「・・・チッ、持ってんのかよ」
    ブツブツ文句を言いながら飴を口に含む
    ・・・あぁ、行事に乗り気が無いのにおかしいと思った。悪戯したかったのね・・・
    じゃ、私がしちゃおっかな
    「トリック・オア・トリート!」
    笑顔で言うと彼は少しだけ考える
    ふふ、甘党じゃない彼はお菓子なんて持ってないもんね!
    私がニコニコしてると、彼は急に悪戯を思いついたようにニヤリと笑って私の顎をクイッと上げる
    え・・・?
    そう思っていると塞がれている唇
    コロン・・・と飴が私の口に転がり込む
    私を見てニヤリと笑う彼

    彼とのキスはこの飴と同じイチゴ味

    甘い甘いイチゴの味がした

    きゅん

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  20. 俺はここらじゃ名の知れてる暴走族の総長を務めている
    やはり、総長というだけで皆から一線置かれる存在になる
    そして、そんな俺の膝の上で眠っているコイツ
    無防備に眠っているコイツは姫であり、俺の彼女
    俺は彼女の髪を梳く
    「・・・ん・・・?どおしたの?」
    目が覚めたばかりのせいで虚ろな瞳に呂律が回っていない
    そんな彼女を俺は包み込むように抱きしめる
    「・・・へ!?き、急にどうしたの?」
    耳まで真っ赤になり俺を見上げる
    俺はそんなコイツに、ちゅっと軽いキスをして
    耳元で囁く
    「愛してる」
    みるみる林檎のように赤くなる彼女
    少し潤んだ瞳を伏せ、ぽそっとつぶやく
    「・・・私も・・・だよ」
    俺はまた、力の限り抱きしめる
    小柄なコイツを壊さない程度に

    最初は、俺に興味持たないのが面白い・・・ただそれだけだった

    だけど・・・今じゃ誰よりも愛しい俺の大事な女

    絶対に離したりなんかしてやんねぇよ

    きゅん

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  21. 今日は七夕
    憧れの先輩と、なんと!星を見に来ました!
    楽しみにしてた・・・のに・・・
    「何で・・・曇ってるんですかね・・」
    厚い雲が空を覆っている
    「ん〜、しょうがないよ、ね?」
    優しく微笑んでくれる先輩
    あー、好きだなぁ・・・
    曇ってて星は見えないけど・・・私の願い叶えてよ
    『先輩と付き合いたい』
    なのに・・・言葉は出てこない
    「・・・願い事とか・・・した?」
    急に話し出した先輩
    びっくりした。私が願い事考えてる時だったから
    「しましたよ」
    絶対に叶わない願い事
    「俺もしたんだ。その願い・・・叶えてくれない?」
    「わ、私に出来ることなら!」
    な、何だろ・・・?
    ドキドキしてると先輩は人懐っこい笑顔を浮かべて
    「好きです。俺と付き合って下さい」
    嘘・・・
    「わ、たしも・・・好きです」
    先輩は私を優しく抱きしめた
    七夕の日、奇跡が起きました。

    きゅん

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