ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「何してんの?」

    放課後日直の掃除をしてるとヒロが教室に入ってきた

    「日直の掃除」
    「へー、かわいそ」
    「そう思うなら手伝って」
    「やだ」

    そう言うと1番前の席に座って眠る幼なじみ
    「何しにきたわけ?」

    反応がなく、私は1人で黙々と黒板の文字を消していく

    うぅ…届かない。
    145㎝しかない私は黒板の上が全く届かない

    背伸びをして頑張ってると私の手にひと回り大きな手が重なった

    ドクンッーと心臓が大きく飛び跳ねる

    「チビ助には届かねーよ」

    そう言って私の代わりに全部消してくれた

    「チビじゃないもん…」

    その時、1人の女の子が忘れ物をしたと教室に入ってきて「ごめんねー!」とすぐに出て行った

    「ヒロ。顔赤いよ」
    「うるせ…」

    ずっとヒロだけを見てきた

    だからヒロがいつも誰を見てるのか、嫌でも分かる

    ヒロ、私を見てよ…

    頬を赤くする彼のとなりで、今日も私は涙を堪える。

    きゅん

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  3. 「この関係もう終わりにしよう」

    突然の事に驚いて言葉が出ない。

    私達は体だけの関係。会いたい時に会って求め合う。

    どちらかに好きな人が出来たらこの関係は終わりという条件。

    「俺、好きた人できた」

    「そっか…よかったじゃん」

    いつの間にか抱いていたこの気持ちを伝える事も出来ないで私の恋は終わりを告げた。

    「好きな子と頑張ってね」

    下手くそな笑顔でそんな心にもない事を言って彼に背中を向け、その場を去った。

    彼の笑顔、仕草、香り、全部が大好きだった。

    涙が溢れて、好きと悲しさでぐちゃぐちゃだ。

    そんな私の気持ち、彼は知らない…


    ーーーーーー



    「頑張ってね」

    そう言って俺に背中を向けて去っていくアイツ。

    引き止めたくて胸が苦しくなる。


    「ごめんな…俺は、お前の事を好きになったんだ…」


    振り返る事の無いその愛おしい後ろ姿に、俺の声が届く事はない。

    きゅん

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  4. 「男と話す時距離近すぎ」

    昔から何かと理由をつけて私に説教してくる幼なじみ。

    その内の9割は男絡みの事。

    「うるさいなぁ。陸には関係ないじゃん」

    自分だって私の気持ちも知らないで女の子にチヤホヤされてるくせに…!


    「関係あるから言ってんだよ。栞は無防備すぎ」

    「陸だってよく告白とかされてるくせに」

    「は?俺全部断ってるし」

    「付き合っちゃえば?そしたら私だって、彼氏作るのに…!」

    …嘘。

    陸に彼女なんて、絶対嫌だよ…


    「はぁーー」

    りくの大きなため息が聞こえたかと思うと、急に抱きしめられた。


    「あと何回俺に嫉妬させる気?」

    「え…?」

    「告白全部断ってるの誰のせいだと思ってんの?」


    そう言うと陸はぐっと顔を近づけてきて


    「俺はずっと栞しか見てない。早く俺のものになってよ…」


    いつもクールな陸の余裕の無い表情。


    私はキスで陸の返事に答えた。

    きゅん

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  5. 今日はなぜか憧れの楓先輩に誘われ遊園地に来ている。


    「そろそろ閉園の時間ですね」

    「じゃ、最後にあれ乗ろっか」

    先輩が指をさしたのは観覧車。

    「せ、先輩!観覧車は…緊張するので…他のにしません?」


    「そんなの知らない」

    そう言って意地悪な顔で笑って私の手を引き、観覧車に乗ってしまった。

    「先輩は、好きな人とかいますか…?」

    密室で気まづい空気をなんとかしたくてそんな事を聞いてしまった。

    「どっちだと思う?」

    「イジワル…しないでください…」

    無意識に上目遣いで先輩を見る。

    「あー…舞ちゃん、それはずるい」

    先輩は立ち上がってわたしの隣に座った。

    「せ、先輩!?」

    「舞ちゃんが煽ったんだよ?舞ちゃんが悪い」

    そう言ってチュッーと、優しくキスをした。

    「これからは俺以外の男にそうゆう顔しちゃだめだからね?」


    私が夢中なのはこれからもずっと先輩だけ。

    きゅん

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  6. お風呂から上がると、幼なじみの隼人がソファーで眠っていた。

    そっと鼻をつまむと閉じていた目がだんだんと開いた。


    「あ、おはよ」

    「なに、そのかっこ」


    その格好とは、洗濯物を畳んでる時に勝手に借りた隼人のシャツの事。


    チビな私が着るとワンピースみたいになって、太ももが露わになってる。

    「自分の着れ」

    「やだよ。いいじゃん別に!」

    「よくねぇ。さっさとしろ。それか俺から離れろ」


    しつこいその声を無視していると「はぁ…」とため息が聞こえ、気づいたらソファに押し倒されていた。

    「は、隼人!?」

    「無防備だって言ってんの。誘惑してんの?」

    「ち、ちがうよ!隼人しかいないからいっかなって…痛っ」


    太ももがチクッと痛んだ。

    キスマーク…?


    「こっちは理性ぶっ飛びそうなの毎日我慢してんだよ。俺が男だって事忘れんな」


    「お前が可愛いすぎるから悪いんだよ、バーカ」

    きゅん

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  7. 学校が終わり家でテレビを見てると玄関の扉が開いた。

    「おかえり亮くん!」

    「ただいま、夢」

    ソファに座った亮くんの隣に私も座った。

    「お疲れのようですね〜?」

    「あぁ、俺の数学の授業中に居眠りする問題児が1名いてな。ヘトヘトだよ」

    イタズラに笑い私を見る亮くん。

    「だって亮センセーの授業中は女子が亮先生かっこいいとか、ボディタッチしたりとかそーゆうの見るのやなんだもん!」

    負けじと言い返す私。


    「そーゆうお前こそ俺の授業中に隣の宮田にちょっかい出されてんじゃねーよ。授業に集中できねーだろうが」

    「え〜?亮センセーヤキモチですか〜?」

    仕返しに亮くんをイジめた。けど…

    「調子にのんな」

    「んっ…⁉︎」

    いつもより激しいキスに息が苦しくなる。
    やっと離してくれたかと思うと

    「これで終わりだと思うなよ?みっちりお仕置きしてやるよ」

    やっぱり彼には敵わない。

    きゅん

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  8. 「春奈」

    昼休み、屋上に私を呼んだのはこの男。

    「理央、何?」
    「授業中隣の席の奴に髪触らせてただろ」

    何かと思えば…そんな事?

    「ホコリとってくれただけ。それが何?」
    「そんなの俺にお願いすればいいだろ」
    「何であんたにそんなお願いしなきゃいけないのよ」

    それにさっきから機嫌悪いし…意味わかんない。

    「何でって…お前は俺のじゃん?勝手に他の奴に触らせんな。ムカつく」
    そう言って私を抱きしめる。

    「か、勝手にあんたのものにしないでよ!離して!」

    理央から離れようとするけど、それを許してくれない。
    すると、チクッと首筋が痛んだ。

    「ちょ…何これ!?」
    「俺のもんって印つけた」
    「こんなとこにつけないでよ!隠せないじゃん!」
    「隠すなよ。男よけなんだから」
    「もぉ理央!いいかげんに…っ」
    「うるさい」

    チュッーーー

    きゅん

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  9. 「今年もすごい量だね」

    幼なじみの空はたくさんのチョコを抱えている。

    「奈緒もちょーだい」

    空には毎年あげてるけど、今年は迷っている。
    空に好きな人いるって噂を聞いたから。

    「そんなにあるんだからいらないでしょ?」

    「…いる」

    「じゃあ…他の子にお願いして」

    そう言うと、空はムスッとした。

    「なんで?俺は奈緒のが欲しいんだけど」

    「…好きな子いるんでしょ?」

    「いるよ?」

    「その子からもらえばいいじゃん」

    「うん。だから、ちょーだい?」

    私の頭に?が浮かぶ。

    「俺が好きなのは、昔も今も奈緒だけだよ?」

    「え…!?」

    「チョコ、くれる?」

    「あ、うん!」

    私は空にチョコを渡した。

    すると突然、空にキスをされた。

    「そ、空…!?」

    「両方もらっとく」

    きゅん

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  10. 「なぁ、今日クリスマスって知ってた?」

    そう聞いてきたのは、同級生の直人。

    「知ってるよ」

    「プレゼントないの?」

    「あるわけないじゃん」

    恋人でもないのに…


    「そういうのは彼女に言いなよ」

    「いないし」

    「なら諦めて」

    すると、少し怒ったような顔をする直人。

    「じゃあ由奈がなってよ、彼女」

    「何言ってんの。そんなにプレゼント欲しかったの?なら今度あげるから…「いらない」」

    「え?」

    「何もいらないから、俺の彼女になって」

    さっきとは違って真剣な表情で私を見る。

    「俺は、理由なんかなくても由奈といれる関係になりたい」

    「?」

    「だから…!こーゆうこと!」

    そう言うと、私のほっぺにチュッ…とした。


    「え!?」


    「これで気づいた?俺の気持ち」

    きゅん

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  11. 「京くん大好き!」
    「…あっそ」

    もう、何度このやりとりしたかな。
    毎日のように大好きって伝えてるけど、京くんからの返事はいつも冷たい。

    けど、めげずに京くんの手をとってギュッと繋いでみる。

    すると、すぐに手を振り払われてしまった。

    「…京くんは私の事嫌い?」

    ずっと諦めないで頑張ってきたけどもう…無理だよ。

    涙を見られたくなくて走って京くんから離れようとすると、腕を捕まれた。

    「待てよ!」
    「離してよ!私の事嫌いなくせに!京くんのバカ!」

    急に、京くんに抱しめられた。

    「バカはどっちだ。俺だって緊張くらいすんだよ。それに、嫌いな奴にキスなんてしねーよ」

    「え…?私キスなんてされてないよ?」


    チュッ、、、


    「今、したから」

    「な、何で…」

    「手つなぐだけでも緊張するくらい、お前の事が好き」

    きゅん

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  12. 今日は夜の学校でハローウィンパーティー!私はオオカミのコスプレをしてお菓子を集めています。

    好きな人からお菓子をもらいたくてずっと探してるんだけど…いない。

    学校中を探し、やっと屋上で見つけた。悪魔のコスプレしててすごくカッコイイ。

    「Trick or Treat!」
    「げっ…」
    「お菓子くれなきゃイタズラしちゃうよー?」
    「持ってねーよ」

    蒼太からもらえるの楽しみにしてたのに…

    「お前もらいすぎだろ。俺にもわけろ」
    「Trick or Treatって言ったらみんなくれるよ?」

    すると蒼太がニヤリと笑った。

    「Trick or Kiss」
    「…え?」
    「キスしてくれないとイタズラするよ?」
    「な、何言って…!」
    「俺、悪魔だから遠慮しないよ」

    キスなんて…

    「できるわけ…」
    「時間切れ」

    私は悪魔に唇を奪われた。

    きゅん

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  13. 「あれ?」
    委員会が終わり教室に戻ると、同じクラスの弘人がいた。HRはとっくに終わってるんだけど…

    「何でいるの?」
    「友達待ってる」
    「…そっか」

    何だか気まずくて、帰ろうと鞄を持った。すると

    「なぁ…友達来るまで一緒いててくんない?」
    「えっ?」
    「1人で待つの嫌」

    そう言う弘人が何だか寂しそうで、つい頷いてしまう。

    「…友達遅いね」
    「うん」

    あれから1時間くらいは待ってるけど、なかなか来ない。

    「ねぇ、連絡した方がいいんじゃない?」
    「…。」
    「弘人?」

    …急にどうしたんだろ。

    「嘘ついたって言ったら…怒る?」
    「…え?」
    「七瀬のこと…待ってた」

    そう言って上目づかいで私を見る。

    「一緒に帰りたい。ダメか…?」

    ダメなんて言えるはずがない。

    2年前からずっと、弘人を待ってたんだから。

    きゅん

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  14. 「裕也!お姫様だっこして!」
    「…は?」
    「友達が彼氏にお姫様だっこされるとドキドキするって言ってたの!だから本当なのかなーって」

    すると裕也は眉間にしわを寄せた。

    「めんどい」
    「お願い!ね?」
    「…はぁ」

    裕也はため息をつくと、軽々と私をお姫様だっこした。
    急に裕也との距離が近くなり、ドキッとする。

    「はい、お姫様だっこされた感想は?」
    「…う、うん」
    「うんじゃ分かんない。ちゃんと言って?」

    …分かってるくせに。

    「もう、おろしてっ」
    「お姫様だっこしてって言ったの愛だよ?正直に言うまでおろさない」

    意地悪な顔をしてそう言う。

    「ドキドキ…した」
    「じゃ、キスして?」

    チュッ

    「っ…///早くおろして」

    「ダメ。まだ足りない」

    そう言うと、裕也は私をお姫様だっこしたまま、深いキスをしてきた。

    きゅん

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  15. 「なぁ…」
    「ん?」
    「さっき話してた奴…誰?」

    私にそう聞いてきたのは、同じクラスの海斗。

    「友達だよ」
    「でも、男だった」
    「男友達だよ?」
    「…そっか」

    海斗の様子がいつもと違う。
    いつもはもっと明るいのに…

    「どーしたの?」
    「別に」
    「何!?言って!」
    「……妬いたって言ったら?」

    …え?
    妬いた…?

    「お前が男と話してるの見ると、ムカついてくるんだよ」
    「な、何で…?」
    「…好きだからって言ったら…どうする?」

    ドキッーーー

    「キス、したいって言ったら…困る?」

    上目づかいでそう言い、海斗は私の頬に手を添えた。

    「嫌なら…俺を突き飛ばして逃げろよ?」

    海斗の顔がだんだん近づいてくる。

    「逃げない奴が悪いんだからな?」


    そう言うと…

    チュッーーー

    きゅん

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  16. 「お姫様だっこからのキス!されてみたいよねー!佐野くんとかにされると余計ドキッとしない?」

    お昼休み、こんな話をして友達と盛り上がっていた。
    佐野くんは、学年1モテる男子のこと。

    「…私もされてみたいなぁ」

    私がそう言うと、突然私の好きな人…良太が席を立った。

    「美穂」
    「な、何?」
    「ちょっと来い」

    不機嫌そうに言うと、私の手を引いて教室を出た。

    そして、屋上。

    ヒョイッ
    急に良太が私を軽々とお姫様だっこした。

    「…!?」
    「されたいんだろ?お姫様だっこ」

    そう言って少し顔を赤くする良太。

    「お前が佐野とこーゆうのするくらいなら…俺がする。他の奴とさせたくない」
    「お、おろして…」

    心臓がもたないよ…

    「待って。まだ、してないのある」

    そう言って

    チュッーーー

    私に甘く優しいキスをした。

    きゅん

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  17. 「なぁ、好きって言ってみて?」

    そう言ってきたのは私の彼氏、蓮。

    「え?なんで?」
    「いーから」

    不思議に思いながらも

    「す、好き」

    …これ、結構恥ずかしい。

    「次は愛してるって言ってみて?」
    「あ、愛してる…」

    最近蓮と会えてなかったから、こうゆう事言うのっていつもより緊張する。

    「俺の名前呼んで?」

    そう言って少し甘えた声で私に言う。

    「れ、蓮…」
    「次は、キスしてって言って?」

    何でこんな事言わせるんだろう…?
    こんな、恥ずかしい事…

    「ねぇ、何でこんな事…」
    「いいから。言って?」

    「キ、キス…して?」

    チュッ

    「……え?」

    突然、蓮は私にキスをしてきた。

    「キスしてって言ったの、雫だろ?」
    「…バカ///」
    「でも、こーゆうの嫌いじゃないだろ?」
    「…うん///」

    きゅん

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  18. 「めーぐ!」
    「わ…!急に抱きついてこないでよ」

    後ろから私に抱きついてきたのは、私の彼氏、春人。

    付き合い始めてからはいつも甘えてくる。

    「ね、チューして?」

    上目づかいでそう言う春人はすごく可愛い。

    「やだよ」
    「えー。何で?」

    …恥かしいからに決まってるよ!

    「何でもいいでしょ」

    わざとそっけなく返事をするけど本当はドキドキしまくり。

    「ふ〜ん」
    「な、何よ!」
    「別に?ただ素直じゃないなーと思って」

    そう言って意地悪な顔をする。

    「意味わからん」

    私は春人から目をそらした。

    「本当は自分もキスしたいくせに」
    「そ、そんなわけ…」
    「違うの?俺はめぐとキスしたい」

    そう言って春人が上目づかいで私を見るから…

    「…したい」

    「素直なめぐ、可愛い」

    春人は私に甘いキスをした。

    きゅん

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  19. 「未央、さっきの奴誰?」

    お昼休み、仲のいい男子と話していると先輩に呼び出された。

    「クラスメイトです」
    「あいつ、未央の髪に触れてたよな…絶対に許さねぇ。未央に触れてた方の手、どうしてやろうか…」

    そう言って、ものすごく楽しそうな表情を見せる。
    付き合い始めた頃はすごく優しくて、大好きだったのに…
    先輩は、異常なくらいに私を愛している。それが、私には恐怖でしかない。

    「先輩!あの人は本当にただのクラスメイトなんっ…」

    私を壁まで追い込み、肩をガシッとつかんだ。
    痛っ…

    「なんでただのクラスメイトに髪触らせてんだよ!お前は俺の物だろ?髪の毛の一本だって誰にも触らせんな!いいか?わかったな?」

    これが、異常愛。
    先輩の顔があまりにも怖くて、私はコクリと頷いた。
    すると、先輩は私を抱きしめた。

    「いい子だね。ずっと、俺の側にいてね…」

    きゅん

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  20. 放課後、誰もいない図書室に私は彼氏に呼び出された。
    「な、何?」
    「お前今日男に色目使ってたな?」

    今日も、また始まった。

    「つ、つかってないよ!」
    「は?あんなに笑顔振りまいといて何言ってんだよ。俺、言ったよな?俺以外の奴に笑顔見せんなって」

    毎日放課後になると彼は私を図書室に呼びだす。説教のために…

    「そんな…同じクラスの人にくらい別にいっ」

    突然、私の口は彼の口によって塞がれた。

    「誰に口聞いてんの?お前は俺だけを見てればいいんだよ。分かったか?」
    「…でも」
    「何?そんなに男からチヤホヤされたい?」
    「ちがっ…」
    「じゃあ、何?」

    早く言えよと、冷たい目で見る。

    「これ以上反抗するなら、お仕置きするけど?」

    彼を睨む私。

    「何その目?お仕置きだな」

    そして明日も明後日も、毎日私達は同じ事を繰り返すんだ。

    きゅん

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  21. あたしの隣の席は、いつも騒がしい。
    コイツの席の周りには、いつもたくさんの女子が群がっている。

    身長が175cmもあるなつめは、154cmしかないあたしをチビだと言って毎日からかってくる。

    「好きな女の子のタイプとか教えて?」

    一人の女子がそう言った。

    「んー。ちっちゃい子かな」
    「好きな人とかいるのー?」
    「いるよ」

    いるんだ…好きな人。

    「えー!誰!?どんな子?」
    「背が低くて嘘がつけない。それにイジけた時の顔がめちゃくちゃ可愛い」

    周りの女子がいなくなると、なつめはこちらを向いた。

    「盗み聞きすんなよ。チビ」
    「し、してないよ!チビ言うな!」
    「ほんとに嘘がつけない奴。イジけた時の顔も可愛いすぎ」

    え…?

    「さっきの話聞いてたんだろ?なら、俺の好きな奴分かるよな?」

    そう言うと、なつめはあたしの唇を奪った。

    きゅん

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