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  1. 15件ヒットしました

  2. 「幼馴染に10年間も恋してる?」

    放課後のガールズトーク中、友達の声は誰もいない教室に大きく響いた

    「ちょっと!誰かに聞かれたら…」

    本当に心の底からバレたくない。あんな性格最悪の男、なんで好きになったのかわからないレベルだし、片思いしてるこの期間がもう黒歴史だから。

    だけどその直後に扉の開く音。最悪なことに入ってきたのは私の幼馴染、つまりは私の想いの人本人

    「いーこと聞いちゃった、お前俺のこと好きなんだ」

    あああ最悪最悪最悪!!この上機嫌そうな顔、昔と変わらない私をからかって遊ぶ時の顔!!
    とっさに逃げようとしたけれど腕を捕まれて拒まれてしまう。
    からかわれる一生ネタにされるお願いだから切実に離してほしい

    「おい逃げんなよ、せっかく告白できそーな雰囲気なのに」
    「……へ?」

    こくはく、??え、からかうの間違いでは?
    言葉の意味を理解する前に私の唇は塞がれていた

    きゅん

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  3. 「大変そうね」

    大量のチョコを持つ会長に私は思わず声を掛けた

    「君から声を掛けてくるなんて珍しい。チョコに関してはまぁ…、慣れてるから」

    そう言いつつも多すぎる量に困っている様子。他の人なら同情するけど、相手はあの腹黒い生徒会長だ。たまにはお返ししないと

    「慣れてるならコレ、貰ってくれる?」

    嫌味たっぷりな台詞と共に取り出したのは、可愛らしくラッピングされたチョコレート。
    嫌そうな顔を期待してみたけど、そこには赤面した会長が。

    「君が、くれるの?」
    「…え、どうぞ」

    予想外の反応にたじたじになる私に、会長は見たこともないくらい優しい笑みを向けた

    「…君から貰えるなんて夢みたい…」

    他の子からのチョコは嫌そうなのになんで!?
    てか普段もっと腹黒なのになにその純粋な反応!

    「あっそ、糖尿病になって苦しめば?!」

    顔に熱がたまるのを見られないように、私はそう叫んで走り去った

    きゅん

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  4. 「ご苦労様」
    誰もいない教室で受験勉強をしていると、聞き慣れた低い声。
    先生は私の方を向いたまま目の前の席に座った

    「調子は?」
    「頑張れば何とかなりそうです」

    そう、志望校には届きそうで問題はない。
    だけど表情が曇ってしまいそうで、慌てて笑顔を作る


    昔から入りたい大学があった。
    先生は私の夢のために毎日放課後に勉強を教えてくれたり、時には皆に内緒でジュースを奢ってくれた


    そんな先生の為にも、今の状況は嬉しいはず、


    …なのに、



    「どうした?」



    笑顔は完璧だったのに、先生は心配そうに訊いた



    …いつからだろう、先生を、堪らなく好きになっていた




    ( 先生といられる期間が、減っていくのが辛いんです )



    言えない想いは、夏の暑さに溶けて消えた。


    …この時の私は知らなかった
    この恋心は、私の一方通行では無かったことを。
    想いが通じ合うのは、旅立ちの春

    きゅん

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  5. いつもの車両にいた俺の同級生。
    壁に頭に授けて座るソイツは、絶賛爆睡中だった。

    普段は「君モテるから私に構わないで!ファンからの視線が怖いの!」だの何だの、警戒してくる女。
    今はそれもなく、あどけない寝顔をみせている。

    (…やっぱ可愛い顔してんだな、)

    素直にそう思っていると、車内にいた数人の男子生徒の会話が聞こえてきた。

    『ねー、あの子可愛いくね?』
    『それな!後で声かけようぜ』


    …………あ"?

    その声は俺の神経を撫でるには充分だった。
    だってこの女、俺のだし。
    誰だって自分のもんとられたくないだろ

    「…チッ」

    女の隣に座り、壁に凭れる頭を俺の方に寄せた。
    頭を撫でる手をそのままに男達を睨み付けれると、悲鳴と共に会話は止まる。



    「…お前も無防備なんだよ、ばーか」


    寝顔を摘まむと、今だ夢の中にいる女は嫌そうな声を出した。
    ……人の気も知らないで、呑気なもんだな。

    きゅん

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  6. 「あ、会長お疲れ様」
    「お疲れ……って、そのチョコ何?」

    会長さんが見ていたのは、私が鞄にいれようとしていたチョコレート

    「自分用なの
    それより、これ受け取って。ファンの子から頼まれたやつ」

    はい、と紙袋に入った大量のそれを渡そうとするけれど、一向に受け取ってくれない
    不思議に思って彼を見ると、彼の冷たい視線が重なった

    「えっと…、会長?」
    「……苦いの苦手なのに、自分用にブラックチョコ買う訳ないよね

    …誰に渡すの?」


    あ、これやばいやつだ
    経験から私は素直に答えることにした

    「……その、君にあげる予定だったんだけど、ファンのチョコ多いし、いらないかなって…」

    そんな私の態度に、会長は大きく溜め息をついた



    「俺はファンからの大量のチョコより、
    君からの一つが欲しいんだけど?」



    そう言ってされた会長さんのキスは、いつもより激しくて、だけど甘い味がした

    きゅん

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  7. 「今年はチョコ渡せた?」

    教室で俺が待っていたのは幼馴染み
    ようやく来た彼女の顔は、今年も暗かった

    「…やっぱ、無理だった」
    「そっか…」


    …こいつを好きになって、こいつの恋を応援して、もう何年になるだろう
    今年も俺はこの恋を終わらせられない


    「…私、恋愛対象としてみられてないんだよね、」

    幼馴染みの呟きに胸が締め付けられる



    …俺だって同じだよ、

    ずっと幼馴染みのまま、ずっと変わらないまま


    「…おつかれ、よく頑張ったな」


    俺のその台詞に、コイツの瞳から涙が溢れる
    それを拭ってやって、優しく抱き締めたい
    俺にしとけよ、そう言いたい

    …でもそしたら、コイツは離れていって、
    今度は一人で泣くようになるんだ

    幼馴染みの涙を見ながら、俺は想いを呑み込んだ








    (そうやって優しくするから、私は君を諦められないんだよ)



    二人はまだ、隣の想いに気付かない

    きゅん

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  8. ニット帽、耳当て、マフラー、手袋、コート…


    ありったけの防寒具をきた彼女が、僕を教室で待っていた



    「暑くない?」

    「いや体温低いからこれでも寒いくらいなんだよね」


    彼女が苦笑いをするけれど、マフラーが口許を隠すから目しか見えない。


    撫でると柔らかい髪の毛だって帽子に隠されているし
    すぐに赤くなる耳も見えない。


    物足りないというか寂しいというか…


    「えいっ!」


    彼女の手を引いて自分の腕に閉じ込めると、彼女は驚いて声を上げる。


    いつも可愛いって甘やかす彼女。
    でも僕より身長も低いし、力だって無い。



    それと…



    「ち、近いよぉ!」



    「顔真っ赤♪」



    甘やかされるのは弱かったりする。



    どんどん上がる彼女の体温。


    僕はそっとマフラーをとって、彼女の頬にキスをした


    「体温上がったし、これもういらないよね?」

    きゅん

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  9. 「うっわ…」
    嫌そうな声をあげた幼馴染み。彼女は眉間に皺を寄せていた

    「イルミネーション見てそんな顔する女子いるんだ笑」
    「うるさいなぁ、さっさと帰ろ」
    家へ帰ろうとする彼女の腕を掴むと、不機嫌そうな顔を向けられた

    「どうせなら見ようよ」
    「え、電飾なんて見て何が楽しいの?ただの電気だよ?
    節電しろって呼び掛けられてるのに無駄な電気使って馬鹿だと思わないの?」
    「本音は?」
    「リア充だらけの所に居たくない!」

    相変わらずの彼女に笑いが止まらない

    「モテ男は余裕ですね!どうせ女子に誘われたんでしょ!」
    「あー断った」
    「馬鹿なの!?」

    いやだって…

    「毎年お前と過ごしてるじゃん」

    けろっとした顔で答えると、聞こえたのは深い溜め息

    「私なんかより彼女作りなよ…」
    「いーんだよ」

    …お前は俺を幼馴染みとしてしか見てないけど、お前のこと好きだし。

    それを言う勇気は、まだない。

    きゅん

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  10. 私の彼氏はバスケ部だ

    「テスト終わった!久々のバスケ!!」

    部活動停止期間の終わった今日
    可愛い犬みたいに喜ぶ姿に頬が緩む
    飼い主さんってこんな気持ちなのかな…

    「良かったね~」
    「あ、調度良かった!お前放課後ひま?
    テスト勉強のお礼で何か奢りたいんだけど?」
    「やった!」

    奢られるからっていうよりも、久々の放課後デートが凄い嬉しい
    こんなご褒美があるなんて、テスト頑張って良かったなぁ

    幸せに浸る私の腕を不意に彼は引っ張る
    バランスを崩して彼の肩に顔を埋めると、耳元から甘い声。


    「……そのあと、俺ん家泊まりな?」

    「っ、!」


    赤くなった頬にキスをして、彼は私にトドメを刺す
    そして何事も無かったかのように練習にもどった


    取り残された私はへなへなとしゃがみこみ、必死に熱を冷ます


    「…ふ、不意打ちは卑怯だよ…」


    熱に浮かされた声が、口から溢れた

    きゅん

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  11. 「お、テスト勉強お疲れ」
    「せんぱいも、おつかれさまです…」

    テスト期間中の今日、俺の後輩は昨日遅くまで勉強をしていた様子。
    話し掛けたけれどあまり呂律が回っていなかった

    「何時に寝たの?」
    「…えっと、…3時です」
    「こら駄目だろ。30分後に起こすから一旦寝なさい」

    戸惑いつつも疲れているようで、返事を返す前に机に突っ伏した彼女
    既に寝てしまったようで、隣の席に腰掛けても反応がない

    「………無防備だなぁ…」

    閉じられた瞳、唇から漏れる寝息、普段は見られない寝顔…

    誰もいない教室に、二人を見るものは夕焼けしかいない


    ……俺だって睡眠不足だ。正常な思考判断が難しい




    ……だから『コレ』は仕方ない





    彼女の頬に唇を触れ、離れた後はその柔らかい髪を撫でる



    「…かーわい…っ、」


    思わず出てきた独り言

    …3秒後、微かに意識のあった彼女が顔を真っ赤に染めていた

    きゅん

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  12. 私の先輩は自由人だ

    「なーキスしよ」
    「……は?」
    今、先輩は何て言った?

    「は?じゃなくてキスだキス」
    「駄目に決まってるでしょう!」
    顔を近付けてくる先輩の口許を押さえて距離をとると舌打ちが帰って来た

    「いーじゃん」
    「駄目です!私と先輩そんな関係じゃないでしょう!」
    「たかが唇と唇がくっつく位で…」
    どんな考えだ…。痛くなる頭を押さえつつ反論する

    「先輩は慣れてるから何てことないかもしれませんけど私は一度もないんです」
    「俺だって初めてだし」
    「じゃあなんでキスしたいとか言うんですか!」
    「好奇心」
    「他の人でお試し下さい」

    私の発言に眉をしかめる先輩。…もーなに、その顔

    「お前にしかしたいって思わないから試そうとしたのに」

    先輩の発言にかっと顔が赤くなる

    「な、なんで私だけ…?」
    「分からないから試そうとしたんだろ」

    もういいか?
    返事をする前に私の口は塞がれた。

    きゅん

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  13. 私の彼氏は冷めている

    「放課後デートしよ!」
    「駄目だ」
    さっき予定ないって言ってたのに!

    「私と遊びたくないとか!?」
    「被害妄想も程々にしろ」
    「じゃあなんで!」
    「テストまで一ヶ月、分かったら勉強するぞ」
    「は!?」
    準備早っ!

    「まだ先だよ!」
    「お前の勉強態度なら今からじゃないと痛い目に合うだろ」
    「うっ」
    確かにギリギリから始めて徹夜続きになるけど…

    「良い点数とれてるよ私!」
    「俺が言いたいのは体調のことだ。大抵無理をして風邪を引くだろ」
    「終わったらすぐ帰るし平気」
    「…本当に記憶力がないんだな」
    え、なに何かあった?

    「テスト明けは早帰りだから長く遊べるって言ってただろ」
    …覚えてくれてたんだ。心の中で喜びを味わっていると彼が口を開いた。

    「どうせなら俺も長くお前といたい」
    「…っ、」
    「どした?」

    危なっ!心臓発作で死ぬとこだった…!

    きゅん

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  14. 私の幼馴染みは反抗期だ。

    「失礼しまーす幼馴染み迎えに来…危なっ!」
    「ちっ、避けたか…」
    迎えにきてあげた人に椅子投げる普通!?

    「私だから良いものの他の人に当たったらどうするの!?」
    「お前ならいいのかよ」
    「良くないに決まってるでしょ!」

    そんな私達の様子に同級生が笑い始めた。いや私君達の心配してるのに…

    『夫婦漫才かよ!』
    「どこがだよ」
    「本当…痛っ!?何で殴った!?」

    同意したのに幼馴染みに殴られる私。意味が分からない。

    「…お前が否定すんのはむかつく」

    不機嫌そうな彼の声。だからなんで私が仲良くないって言うのは嫌なのかが知りたいのに…。でもこれ以上追求するのは止めよう。また殴られるから。そんな私達の様子を見ていた同級生がまた口を出す。

    『お前らもどかしいからさっさと結婚しろよ』
    「こんなDV男と結婚したら家庭崩壊が痛い痛い痛い!」

    だからなんで殴るの!?

    きゅん

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  15. 私の彼氏は容赦がない。

    「お前体重増えただろ」
    「思っても言わないでよ!」
    よく彼女に、というか女の子にそれ言えたな!

    「どうせ昨日ハロウィンだからって沢山お菓子食ったんだろ」
    「う"っ」
    図星だから反論できない…!
    「てか気付くほど太ったんだ私…」
    「昼飯の量が少なかったから言っただけだ」
    「安っっ心した!」
    「体重が増えたことには変わりは…」
    台詞途中で彼の動きが止まる。え、どうしたの…?

    「あの日、一日中空き教室にいたよな?」
    「君がお菓子くれないのにずっとイタズラしたからね!」
    「何故お菓子を食べれたんだ?」
    「仮装した写メ送って『とりっく おあ とりーと』した」
    皆に用意したお菓子勿体無いし色んなお菓子食べたいし。そんな私の腕を彼が掴む。嫌な予感…

    「お前の仮装を見せたくないから独占したのに、お前はどうしようもない馬鹿だな」
    「!?」
    また私は連行されることになった。

    きゅん

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  16. 私の彼氏は性格が悪い。

    「とりっく おあ とりーと!」
    「何だその馬鹿みたいな発音」
    それ頑張って仮装した彼女に言う台詞じゃない!

    「ハロウィンくらい優しくしてよ!」
    「ここは日本だ。お菓子業界の策略に踊らされて哀れだな」
    「ノリ悪っ!」

    もういいや、教室行って普通にお菓子貰おう…。そう思って背を向けたところで腕を捕まれた。

    「…そんな格好してどこに行く気だ?」
    「皆の所だけど…」

    突然の彼の行動に戸惑う私。彼は舌打ちをしてからあの呪文を唱えた。

    「Trick or treat?」
    「…え、甘いの苦手でしょ?」
    「ああ」

    ああって、何がしたいの…?

    「これ言えば俺はお前にイタズラして良いんだろ?」
    「えっ!?」
    「ここから離れるぞ。…その格好、他の奴に見せたくないからな」
    「は!?」

    抵抗する間もなく空き教室に連れていかれた私は、1日授業をサボることになった。

    きゅん

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