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  2. ーー図書館

    「ごめん、そろそろ帰るね!このあと、彼とデートなの!」

    「そっ。・・・楽しんでこいよ。」

    俺の前で期末テストの予習をしていたこいつは相変わらずマイペースにデートの報告をしてくる。
    いい迷惑だ。

    「うん、じゃあいってくる!お土産買ってきてあげるねー!」

    「いらねえよ。」 

    馬鹿じゃねえの。
    彼氏とのデートで他の男にお土産買うなんてありえねえだろ。

    ほんと、なんであんな奴が幼なじみなんだ。


    なんで幼なじみなんだ。

    あいつが彼氏から見捨てられないようにしてるのを知ってる。

    ただそれだけのことで優越感に浸る。

    それらは全て男として意識されてないことを物語っていると知りながら。

    「・・・・・・ほんと、馬鹿じゃねえの」

    あいつの落書きが残るノートに突っ伏した。


    また夢に見る。

    なにも知らないであいつの隣にいられたあの頃を。

    きゅん

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