ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. パンッ―――

    昨日まで聞こえていたあの聞こえの良い打球音はしばらく聞いてない

    あいつは三日前に右足首を疲労骨折して1ヶ月のドクターストップをかけられた

    それでもあいつは体育館に来て、バドミントンという彼女の愛すスポーツに触れている



    足首に負担をかけないようにとそわそわしながらシャトルの準備をするあいつ

    足はダメでも気持ちは大丈夫!というかのように応援の声を張り上げるあいつ

    練習で疲れている選手に笑顔でスポーツドリンクを手渡すあいつ


    何もかもが愛おしくて

    この想いを伝えたいけどまだ早い

    俺は獲物がこちらを向かない限りは噛み付かない主義

    あいつはなかなかこちらを振り向いてくれないんだ



    やっべ、俺

    超かっこ悪い

    バドミントンに妬いてるかも


    いつかそれぐらい俺を愛させてやるよ

    きゅん

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  3. 「竜介、なんであんな子と付き合ってるの?」

    廊下から話し声が聞こえる。

    私は今日午後から体調が悪くなって保健室で寝ていた。
    竜介っていうのは私の彼氏で、話してるのはたぶん竜介の幼馴染みの乃花さん。

    私は重い頭を持ち上げて会話を盗み聞いた。

    「乃花、お前もわかってるだろ?」

    大好きな竜介の声が耳に入ってきた。

    次に紡がれる声を期待して待つと、

    「こいつ、お前みたいに欠片も可愛さねーじゃんか」

    愕然とした心とともに意識がぼやーっとしてくる。


    「でもさ、」



    「こいつの見た目が可愛くなくても、俺はこいつの中身が、いや、全部が好きなんだな。」



    ちょっと話がちゃんとかみ合ってないかな?
    なんて思いながら、私は赤い顔のまま意識を手放した――――。

    きゅん

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  4. 「何お前そのマスク」
    登校中たまたま会った女子生徒にいきなりこの発言。
    「顔隠してんのか?」
    ニシシといたずらっぽく笑う彼は同じクラスの男子生徒。
    「ちっ、違うし!ささ、寒いからっ…!」

    ホントは違う。
    大好きな彼にブサイクな顔を見せるのが嫌だったから。

    あたしがそう言い訳をすると、彼はあたしに歩調を合わせてきた。
    すると、
    「マスクないほうがいいって〜」
    彼はいたずらにあたしからマスクを取ろうとした。
    でも慌てて出した手は簡単に彼に捕まってしまう。

    「なっ、なにす―――」
    突然冷たい風が吹いてあたしは目を閉じた。
    その瞬間、

    ふっ―――
    と、唇に暖かいものが触れた。

    あたしは驚いて目を開くと、

    「ふたり一緒ならさ、マスクなんていらねーだろ?」

    手の中のマスクをヒラヒラさせながら、いたずらっぽく笑う大好きな彼がいた。

    きゅん

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  5. 今日はハロウィン。
    だからといって私に何かあるわけじゃなくて。
    ただ、胸が苦しい。

    理由は今日のお昼休み。
    私は彼氏の優太に呼ばれて屋上に来た。
    何の話かと待っていた私に降りかかってきた言葉は
    『もう、別れよ』
    私は走って逃げ出した。
    その後もあからさまに沈んでいる私を見て、誰も話しかけない。

    別れを告げられたショックを放課後まで誰にも告げずに引きずり続け今に至る。
    私は暗くなった校舎裏でうずくまっていた。
    「なーに沈んでんだよ!」
    いつ来たのか、幼なじみの翔太が後ろに立っていた。翔太はなぜか悪魔の衣装。
    「なんでもないよ…」
    そういってまたうずくまると、

    「じゃーお前が嫌な思いしないように、俺がまじないをかけてやろう」

    バカらし……

    すると翔太は、

    「お前が大好き」

    ……///

    きゅん

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  6. 放課後、あたしはいつものように校舎裏に向かった。そこには彼氏の圭。いつもは楽しく話せるのに、今日は圭と話したくなかった。

    最近、圭はあたしに冷たい。よくほかの女の子たちと仲良さそうに喋ってる。すごく嫌な感じだった。だからあたしも圭とは離れて過ごしていた。
    一度、男子生徒にお誘いされて一緒にお昼ご飯を食べたことがあった。悪いかなって思ったけど、圭だってやってるんだから大丈夫かなと思い承諾した。

    そんな感じでふくれっつらで圭の話を聞いていると、圭はおもむろに立ち上がった。
    「もういい、帰る。」
    反射的にあたしも立ち上がっていた。
    「待って、圭」
    圭を追いかける。
    すると突然振り返って肩を押された。
    背中には冷たい感触。

    「ばかっ…俺だって、理性コントロールしてんだ。少しは気付けよっ」

    背中は冷たくてもあたし達の間は温かくて。

    狭い空間、唇がかさなった。

    きゅん

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  7. 今日は待ちに待った文化祭!
    吹奏楽部のわたしは、演奏に向けて準備をしていた。そして本番。金色に光るアルトサックスを持って舞台に上がった。曲中には長いアルトサックスのsoloがあって、今まで何百回、何千回と練習してきた。絶対に失敗は許されない。

    顧問の先生が指揮をかまえた。
    指揮が振られ、曲が始まった。

    会場には全校生徒が集まり、静かに演奏を聴いていた。もうすぐ私のsolo…。
    立ち上がった私は深呼吸をして、息を吹き込んだ。

    ~♪

    出だしは順調、このまま続けば完璧…
    …のはずだった。
    最後の4小節、キイッっと耳障りな音が響いた。
    頭が真っ白になった私は吹くことをやめてしまった。その時。

    「チサトッ!頑張れーーーー!!!!」
    大きな声が会場内に響いた。
    大好きな幼馴染みの声。

    ありがとう…

    私はもう一度息を吹き込んだ。

    きゅん

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  8. 今日は仲良しグループでハロウィンパーティ!みんな部活は午前で終わったから、午後から教室でこっそり。メンバーには幼馴染みでわたしの好きな人、晴斗もいるんだ。

    教室は盛り上がっていて、離れた職員室にさえ声が響いてそうでドキドキしていた。
    わたしは最初のうちは盛り上がっていたけれど、だんだん疲れてきたので、教室のすみっこの椅子に座って休憩していた。
    すると、幼馴染みの晴斗が近寄ってきた。
    ドキ…――
    「南奈、」
    晴斗はわたしの隣の椅子に座った。
    「5秒目つぶってて」
    意味のわからないことを言われたが、わたしは目を閉じた。ブレザーの右ポケットに何かが触れた気がした。
    「もういいよ、じゃーな」
    そういって立ち上がった晴斗。
    「はるっ――」
    「手紙っ……見るんじゃねーぞ」
    顔を真っ赤にして言った晴斗。

    ブレザーの右ポケットには愛のイタズラレター…。

    きゅん

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  9. 帰り道、私はいつものように、彼氏の真尋と一緒に歩いていた。私たちは恋愛小説で見るような激甘カップルじゃない。

    「ねー、隣歩こうよーー」
    「お、そこにザリガニいるぞ、とってもお似合いだ」

    なんて真顔で言ってくるから、さすがに私もきつくなってくる。

    今日もそんな感じ。私が顔をのぞき込むと「空が綺麗だなー」なんて言ってそっぽ向く。これは前にもあったんだけど今日は……歩く速度が速くなったと思えば、突然スタスタ先に行ってしまった。

    私たちの距離は3メートル。
    「……真尋」
    振り返らない。
    「真尋っ……ねえ……」
    距離は縮まらない。
    「行かないでよ、一緒に歩こうよ……」

    私は胸が苦しくなって走り出した。
    真尋の背中があと数10センチまで近づいた瞬間、真尋は振り返って……

    「ばぁーかっ」

    ――夕焼けに染まった真尋の顔はこころなしか桃色に染まっていた

    きゅん

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  10. 「やっばーい!急げっ急げっ!」
    課題を提出しに担任を探し回っているうちに、生徒会の打ち合わせに遅れた、新生徒会副会長のわたし。
    なんとか生徒会室の前についたわたしは、緊張で震える手でドアを開けた。
    (きっともう皆集まってるだろうな……)
    ガチャ……

    「あれ、」
    ドアを開けて視界に入ったのは、たった1人。しかもあの憧れの旧生徒会副会長、兼新生徒会会長の悠輔先輩。
    「あ、新生徒会の子だっけ?」
    仕事をしていた先輩は振り返り王子様スマイルではにかむと、続けた。
    「わり!じっつはまだ新生徒会メンバー全員揃ってないんだよねーー!みんな忙しくてさー」
    「暇なの俺だけか?」なんて笑いながらいう先輩はやっぱり素敵だ。

    「ほかの奴ら遅いと思うけど、もちっと待っててな!」
    先輩はそう言って仕事に戻った。

    ―――このまま2人きりで……なんて思っちゃうわたしの心はきっと……

    きゅん

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  11. 今日は県内では珍しい、学校主催のハロウィンパーティ!もちろん平日ではなくて休日をまる一日使って仮装したり、お菓子の交換をしたりするんだ。

    「お、準備ばっちしじゃんな!」
    私は小悪魔衣装を身にまとい、それ用のメイクをしているところだった。幼なじみの裕介が入ってきた。裕介はばっちり悪魔の仮装だった。
    「うん!裕介、似合ってんね!」
    私がそう言うと裕介ははにかんだ。
    「ほらほら!俺に見とれてないで!早く準備済ませろよ!」
    裕介に急かされてやっとメイクを終えると、私は部屋を出た。
    ……と同時に誰かに腕をつかまれた。
    「わっ……て、裕介!」
    前にはニシシと笑う悪魔の裕介がいた。
    「おし、香穂!一緒に回んぞ!!」
    そういうと裕介は、腕をつかんでいた手を離し、暖かく私の手のひらを握り直した。

    1歩前をゆく悪魔の顔は鮮やかなピンク色に染まって……

    きゅん

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  12. 「やっばーー!」
    私は今、急いでいる。とにかく急いでいる。
    遅くまで課題をやってて、気づいたらこの時間……
    一緒に勉強してた人達もさっさと帰っちゃうし、鍵締めとか全部私に押し付けて帰っちゃった!

    昇降口へとつながる階段を下りかけた時、忘れ物をしていたことに気がついた。
    「やばいやばいっ!」
    Uターンして自分の教室へ全力疾走。

    「はぁ……はぁ……はぁーーー」
    大きくため息をついて、教室の扉に手をかけた。
    ―――ガララ……
    視界に写ったのは、暗くなった窓越しの風景
    ……と、怪しく光る物体。
    ―――キキキ……キキキ……
    小さくだが確かに聞こえる。なにか金属をこすり合わせるような音。
    私は急に怖くなって、再びUターン。
    そのとき……

    ギュッ……
    なんて心地の良い音じゃなくて、冷たくて尖ったものが私の首筋に触れた。

    「先輩は今日から僕のものっ」

    きゅん

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  13. あたしはいつも音楽室に来ては大好きなピアノを弾いていた。
    今日も音楽室の前についたあたしは、ステンレス製のドアノブに手をかけた。そのとき……

    ポーーン

    ドアの向こうから音が聴こえた。
    誰かいるの?
    あたしは扉は開けずに、次に続く音を待った。すると少し間をおいて、旋律が奏でられ出した。
    とても上手とはいえない音。
    でもなんだろう、弾いている人物が気になってしまう。

    あたしは扉を開けた。
    キィッ、という音とともに、中にいた人物が振り向いた。
    「やっぱ来ると思った。」
    どっかのボスみたいな口調で話し出した人物は、隣のクラスの相澤悠貴くん。
    彼は立ち上がって、つかつかと寄ってきた。
    「俺、これからお前の至福の時間を奪うけど、お前にはもっといい至福の時間が手に入るな」
    ニカッ、と彼は歯を見せて笑った。

    ――あたしの想い、知ってるくせに。

    きゅん

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  14. 「裕太ー」
    「おー」

    今日もわたしたちは放課後、校舎裏のベンチで会っていた。
    わたしと裕太は付き合って8ヵ月目だけど、家が正反対だから校門前ですぐ分かれなきゃいけない。だからいつも、放課後におしゃべりしてるんだ。

    二人ともふわっふわのマフラーに包まれているけど、やっぱり12月の空気は冷たくて、二人でくっついていた。

    「みーな」
    裕太が唐突にわたしの名前を読んだ。
    「なーに?」と返すと裕太は言った。

    「くっついていーい?」
    「もうくっついてるよ?」
    変なことを言うので、笑いながらそう返すと、裕太はこっちを向いた。

    「違うよ」


    「俺の'くっつく'っていうのは……」


    裕太の顔がおもむろに近づいてきて……




    二つの影はくっついて一つになった。

    きゅん

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  15. 「あーやと晃センパイってホントに付き合ってるの?」

    親友の優里に言われた言葉であたしは不機嫌になった。

    確かに晃くんとは最近うまくいってない。たぶん……冷められたんだ。
    あたしはこれまで何度も、晃くんと他の女の子がいちゃついてるのを見た。もう別れてるも同然だ。
    でも……

    「付き合ってるもん。晃くんとは別れてない!」
    そんな強がりを吐き、ひとり走って体育館へと向かった。

    ガララ……
    重たい扉を開けると、バスケの練習をしている幼馴染の航平と目が合った。

    「またなんかあったのかよー」
    学校で嫌なことがあるとすぐに航平のところへ行っていた。
    「もうやだー。晃くんは冷めちゃったのかな……」
    あたしは航平に泣きついた。

    すると……

    「そんな奴ならもうやめて、俺を見てろよ」



    え……



    見上げると顔を真っ赤にした航平がいた。

    きゅん

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  16. わたしには想い人がいます!

    彼はバスケ部の副キャプテン。

    でも、クラスが違って話すことも少ない…

    すごく遠い距離にいる彼です。


    いつも目で追うだけの日々……

    そんなある日、廊下で彼とすれ違った。
    今日もわたしは何も出来ない……

    そう思っていた時だった




    『なぁ、ちっといい?』




    そう言って連れてこられたのは割と人通りの少ない仮教室前の廊下。


    『……なに?』

    わたしは遠慮がちに聞いた。

    『あの……さ、』

    彼は顔を真っ赤にして言った。




    『今度バスケの大会があるんだ。そこに……見に来て欲しい……』



    拍子抜けした。
    そしてちょっとでも『告白されるんじゃないか、』なんて期待を抱いた自分に呆れた。

    でも、誘ってくれたってことは……

    期待してもいいですか

    きゅん

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