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「…ふぅ。風邪とかついてないな。」
__ガラ。
「先輩、いる?」
「…碧くん?」
「教室にいったら先輩いないし、聞いたら急に熱出してぶっ倒れたって言うから。」
「だからここに?」
「うん。」
ギシ…。
碧くんは私が寝ているベッドの端に座る。
「風邪、移っちゃうよ?」
「俺はへーき。」
「…ありがとう。ちょっと心細かったんだ。風邪引くと人恋しくなっちゃうって本当だね。」
「…」
「って私何言ってるんだろ。急に変なこと言ってごめんね。」
「…先輩。」
「ん、何?」
「俺、先輩が好き。」
「うん?」
はーっと碧くんは1つため息をつく。
「…先輩ってホントに天然だよね(ボソッ」
「え、何て…__「先輩。」」
碧くんは私の上に覆い被さる。
「風邪、治ったら覚悟しといて。俺のことしか考えられないくらい、俺のこと好きにさせてやるから。」
「…ふえっ!?」
「いっぱいこの前のお返ししてやるからな」
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「…じーーーーー…」
「…」
「じーー「おい、さっきから何なんだよ…」
こんにちは、桜木さゆみです。
隣にいるのは幼なじみの災鬼新-サイキ アラタ-。
「クラスの女の子が噂してたの。『災鬼くんってクール男子だよねー♪カッコイイよねー♪』…って。」
「それがさっきのと何が関係あるんだよ。」
「私新と17年幼なじみしてるけど1度も新をクール男子とは思ったことなかったから、ちょっと改めて新を観察しようと思ったの。」
「俺は別に他人にどう思われようがどうでもいい。
さゆみが俺の事をどう思うかはさゆみ自身が決めればいい。他人があーだこーだ言っても気にするな。」
「やっぱり新は新だねっ♪」
「当たり前だ。」
「優しくてカッコよくて私の自慢の幼なじみだよっ!!」
「…っ…バカ野郎…」
クシャッ!
「わっ!?ちょ、新!急に何するの前見えないよっ!!」
「…急にそんなこと言うじゃねーよ、…卑怯なんだよ…。」
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「…蓮どうしたの?何かやり残した?」
この人は北条蓮ーホウジョウ レンー生徒会長。そして何故か立候補をしていないのに副会長をしている私が桜木さゆみ。
「さゆみ。」
「ん?」
「手、出して。」
「え、手?_はい?」
私は疑問を持ちながら蓮に両手を見せた。
___ギュッ。
ビクッ!?
「「……………」」
なんだこの間は。
「…蓮?何をしたいの?」
「…鈍感女(ボソッ」
「え」
グイッ!
急に引っ張られ、もの凄い近くで蓮と眼が合った。
「れ、蓮!顔近い…」
蓮の瞳に捕らわれている気がして何か気を紛らわそうと話を振ってみると
「好きだ。」
「…はいっ!?」
思いもよらない答えが帰ってきた。
「え、蓮?急に何を…」
「だから、お前の事が好きだって言ったんだよ。」
「いや、だから何で私に…」
「…フッ笑」
「え、何その笑顔。何か怖いんですけど…」
「それはこれから俺がみっちりと教えてやるよ__…」
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「新!早く!」
「…早くじゃねーよ。何でそんなに急いでるんだよ?」
私は桜木さゆみ。それと幼なじみの災鬼新。
「さゆみ、そんなに急がなくてもいいだろ。遊びに行こうぜ。」
「遊びに行く前に家に行くの!」
ガチャ。
「お待たせっ!」
「マジで待った。」
「もうっ!そんなこと言わないでよ!」
「はいはい……で?何か忘れ物してたんだろ?」
「うん!えっとねー…♪」
「?」
「…はい!ハッピーバレンタイン♪」
「っ!?…な、……何だよ急に…っ…」
「実は昨日練習がてらに作ってみたんだけど思いのほか美味しく出来てね、それで新に早く食べてほしくて♪」
「…………」
「…新?」
クシャ!
「わっ!何よ急に!?」
新はいきなり私の髪をクシャクシャにしてきた。
「……くそ…急に可愛いことするんじゃねーよ……」
「え?何か言った??」
「…何もねーよ!ほら遊びに行くぞっ!」
「えー!先にチョコ食べてよー!!」
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「……み。」
「んー……」
「…ゆみ。」
「んー…うるさい、なー…」
「さゆみ…っ!」
「はいぃぃぃーー!!」
「「………」」
・・・あれ?
「…寝すぎだよ、さゆみ。」
「…ま、ままま誠さんっ!?」
「いつまで寝てるの?皆もう帰っちゃってるよ?」
「ふぇ?」
ほんとだ。誰もいない・・・というか今私誠さんと二人っきりーーー!?
「ほら、早く帰ろ?」
「は、はあ…って一緒に帰るんですか!?」
「…?当たり前でしょ。女の子を1人で帰らすわけには行かないからね。」
「だ、大丈夫ですよ!私1人で帰れますから!!」
あぁーーー!なんて可愛らしくないことを言っているんだよーー!!私のバカーーー!!
「…だーめ。」
「…え?」
ぽんぽん。
「さゆみに拒否権なんてないから(笑)」
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「俺と付き合って下さいっ!!」
_初めて告白をされました。
「_姉ちゃん。」
「…太陽?」
神崎太陽-カンザキ タイヨウ-。1コ下で可愛い弟のような存在。
「どうしたの?片付けもしないでぼーっと突っ立って。皆帰っちゃったよ。」
「え…あー!!本当だ!ごめん!すぐ片付けるから!」
「……………」
「…?た、太陽?」
「…野々先輩の告白、受けるの?」
「え?」
「そんなに野々先輩のことが好き?」
「え、ちょっと待って…!」
「いつから野々先輩のこと好きだったの?」
「太陽…!」
「というか野々先輩のどこを好きになったの?」
「太陽!話を聞いて…!」
「かっこいいところ?爽やかなところ?あー、もしかしてサッカーが上手いところ?」
「っ!!…太陽あのね、私別に野々くんのこと…「渡さない。」…え?」
「__…んん、…ふぁ……んっ……」
_この時私は気付いた。もうすでに太陽に溺れていたんだって。
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「…真さん!」
「何だ?」
「お誕生日パーティーと一緒にハロウィンパーティーをしましょう!!」
「めんどくさい。」
「そ、そんなぁー…せっかく誕生日プレゼントも用意したんですよ!?」
「俺の?」
「当たり前です!」
「…へぇー…」
あれ?何でしょう・・・この如何にもこれからやばいことになりそうな空気は・・・
「…さゆみ。」
「…は、はい。何でしょう…?」
「プレゼントは、お前、なっ?」
ドンッ!
「へっ?」
「…なぁ、さゆみ?」
「え、あ、あのっ、えぇーーーーーーーー!?」
・・・案の定、この後真さんのプレゼントにされてしまいました。
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パンッ!
「ハッピーバースディ♪」
「………はっ?」
「……………」
「……………」
「…あれ?」
「…誰の誕生日だ?」
「誰のって…今日、真さんの誕生日ですよ?」
「……………」
「……………そうだったのか。」
「えぇーーー。」
「しょうがねぇだろ。いちいち自分の誕生日なんて覚えてねぇよ。」
「いやいや、覚えておきましょうよ。自分の誕生日くらい…」
「うるせぇ。」
・・・今日は10月31日でハロウィンの日。そして猫田真-ねこた しん-さんの誕生日です。
今、私たちは誰もいない放課後の教室にいます。
そして真さんをビックリさせようとしたのですが予想外の反応で、只今とても悲しいです。それに本人は全く自分の誕生日には興味がないようです・・・・・よしっ!
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今日は10月31日、ハロウィンの日。
「なぁ…さゆみ。」
「ん?何?」
「何で俺たち、こんな目にあってるんだ?」
「…さあ?」
今は私は、龍牙と新の2人と一緒に薄暗い空き教室で身を潜めている。
─────そこでは
「………」
「………」
ギュッ。
クシャ。
「わっ…!?」
急に龍牙が私の右手をギュッて握ってきて、新が私の頭をクシャクシャと撫でてきた。
「「「………」」」
2人共私と目を合わそうとせず 、そっぽを向いていた。
「………」
そして龍牙と新は、2人揃って仲良く耳まで真っ赤なっていた─────。
by【わたしと吸血鬼×2♥~ハロウィン編~】
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「ん…はぁ……っ…好きだ。俺、さゆみが好きなんだ。」
真くん・・・。
「わ、私も…真くんのこと好きだよ。」
「っ!!ほ、本当かっ!?」
「うん。」
「そうか…ありがとう。俺、今1番幸せっ!」
そんなの
「私もだよっ♪」
「…なぁ、さゆみ。」
「ん?」
「お前って、めちゃめちゃ甘い味するんだなっ(笑)」
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───ガラッ。
図書室に着くと、シーン。
奥の方にいる真くん以外誰もいなかった。
「真くん、お待たせ♪」
真くんは立ち上がると不機嫌な顔で私に近付いて来た。
「し、真くん?」
ドンッ!
ビクッ!
真くんは左手で私の後ろにある本棚の壁を叩いた。
「ど、どうしたの?」
私は圧力でそこから怖くて動けないでいた。
「……今朝…」
「え?」
さっきまで黙っていた真くんが口を開いた。
「…今朝、何で会ったのに口きいてくれなったんだ?」
真くん?
「他の奴には喋ってたのに。何で俺だけ無視したんだよ…」
「そ、それは…」
真くんのことが好きで恥ずかしかったから。
「…今まで我慢してたけど、もう止めた。」
「え?」
何、言ってるの?
「無理矢理にでも俺のモンにする。」
「え、どういう…んっ!?」
真くんは私にキスしてきた。それも次第に深くなっていって・・・
「ん…んんっ…ふぁ、んっ…」
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4限目の授業中、同じ野球部に所属している1つ下の後輩くん゛猫田真-ねこた しん-゛くんから
『昼休み、飯食ったら図書室。』
とメールが来た。
これは図書室に来いと言う意味で、良いんだよね?
取り敢えず私は『了解!』と送り、授業が終わるのを待った───。
・・・─────。
「さゆみちゃん、ご飯食べよう♪」
「うん!」
私は大好物のメロンパンとプリンをいつもより早く食べて
「ごめん、ちょっと呼ばれてるから行ってくるね!」
「行ってらっしゃい♪」
図書室に向かった───。
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「───お、お邪魔しま~す…。」
「…おう。先に俺の部屋行っといて。」
「ブハッ…ククククク…(笑)」
「新っ!!」
「ククク…だってよ、さゆみお前、ククク…ハハハハハハハハハッ…(笑)!!」
─────急に笑い出す新!
「うるせー!あそこまで酷く作る方が悪いんだよ。」
─────普段、ツンツンしている新だが・・・
「……言えるかよ。お前の作った飯を誰にも食べられたくなかったからって……」ボソッ。
─────まさかのデレたっ!?
by【わたしと吸血鬼×2♥~秘密の薬~番外編】
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昼休み。
新特製のお弁当を持ち、いつもの場所へ龍牙と一緒に行こうと思っていたら・・・バンッ!!!
勢い良く扉が開く音がし、それと同時に
「桜木さんっ!」
「出来たよっ!世界初の薬がっ!!」
「「「「「………………………………」」」」」
シーーーーーーン。
「…さ、さゆみ…」
「何…?」
「りゅ、龍牙っ!これっていっ…た、い……えぇぇぇぇーーー!!??」
「な、何だっ!?」
「…は、い…」
「え、何?」
「…見たら分かるよ。」
「……っ!!」
「…………じょ、冗談だろ?」
───さゆみと龍牙の身に一体何がっ!?
私は左に龍牙、右に新と2人の間に入り・・・ギュッ。
「「っ!!」」
2人の手を繋いだ。
いつまでも3人仲良くいられますように。
龍牙、新・・・
大好きだよっ!!
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「…しょうがねぇだろ。そうでもしないとお前に会えないんだからよ。」
「……え?」
「……別に朝は弱くねぇよ。いつも5時には起きてるし。」
「じゃあ、何で…?」
「…っ……俺とお前は高校違うし、お前もさっき言ってたように幼馴染みだからって毎日一緒にいられるわけじゃねーし、だから……」
・・・だから?
「…嘘ついてお前と少しでも一緒にいられるようにしたんだ。」
「それって…」
「…少しでも好きな奴といたいのは当然だろーが。」
「…えっ?」
それって、新が私の事好きってこと・・・?
クシャッ。
「わっ!」
新が私の頭を撫でて来た。それも乱暴に。
「ちょっ!新っ!?」
そして、新は私の耳元で優しく囁いた。
「…さゆみ、今日迎えに来るから待ってろよ。後…お前に拒否権何てねぇからな(笑)?」
チュッ。
そしてまた、新は私に優しく触れるだけのキスをした─────。
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「…だから、違うって言ってんでしょうがぁぁぁーーーーー!!!」
「っ!?」
「私は今日日直だったの!早く行かなきゃならなかったの!新、朝弱いでしょ!?だから後でメールしようと思ったの!だけど時間が無かったからメール出来なかったの!だから何!?私には私の事情があったの!それにっ!!何で高校生にもなって朝が弱いからって毎日毎日起こしに行かなきゃならないの!?幼馴染みだからってそう毎日行けるとも限らないんだからね!分かってる…んっ!?」
怒ってる私に新はそれを防ぐように触れるだけのキスした。
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「あ、新ぁぁぁ~~~。よくぞ現れてくれた!もう私は死にかけ…「………」…て…」
え、何で新怒ってんの?
ていうか、新ってN高校で授業中だよね?
なんでここにいるんだろう?
「あ、新?何か…怒ってる?」
「…何で…」
「え?」
「…何で、今朝俺ん家来なかったんだよ。いつも来るくせに…」
・・・あぁ!それでここにいるのか!
「それがね、今日私日直で早く行かないと行けないってことを忘れちゃってて、それを今朝起きて気付いちゃったか…「それで、俺の事も忘れてたわけ?」……」
「そういうわけじゃないけど…」
「だったら何で来なかったんだよ。」
「それは、朝早くに新を起こすのは迷惑かなと思って、後でメールしようと思ったんだけど、思ったより時間がなくて…」
「…結局、俺の事忘れてたってことじゃねーか。」
「ち、違…「何が違うっていうんだよっ!?」」
カチン。
「…だから…」
「あ?」
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体育の授業中、私は死にかけていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
そう持久走の練習中である。
「さゆみちゃん!大丈夫っ?」
「はぁ、はぁ…もうダメっ!あの先生鬼すぎるよっ!!」
「だよねー(笑)でも後ちょっとだよっ!頑張ろっ!」
「後ちょっとって、2周くらい!?」
「ううん。後…」
「後…!?」
「11周だよ♪」
「「………」」
「何が後ちょっとよぉぉぉぉぉーーーっ!!」
・・・もうダメだ、この運動バカと話してたら一気に疲れがっ!
あぁーーー、もう帰りたい帰りたい帰りたいかえ・・・
「さゆみぃぃぃーーーーー!!!」
「きゃーーーーー!?」
な、ななななな何っ!?・・・って
「あ、新っ!?」
呼ばれた方に目を向けると、校門の前に幼馴染みの゛災鬼新-さいき あらた-゛がいた。
た、助かったっ!
今体育の先生はいない。
私は新のいるところに逃げるように向かった。
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きゅんができる!
本当に解除しますか?