ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「忙しいのに、今日はありがとね」


    幼馴染みの湊(みなと)は
    高校の時、スカウトされて芸能界へ入った。

    今日は私の20歳の誕生日だからと
    予定を空けてくれたのだ。


    「なんだよ、今日は素直じゃん」

    「20歳になったんだもん
    子供だった私からは卒業したの!」


    昔から素直じゃなくて我儘だった私は
    同い年なのに、いつも子供扱いされていた


    湊は私の気持ちに気付いてないー。



    「あ、プレゼント渡してなかったな
    …ーはいっ、どっちか選んで」

    ポケットから出てきた両手には
    何かが握られてるようだった。

    「じゃ、こっち」

    そっと開いた手のひらに乗っかってたのは指輪ー


    「おっ、当たりじゃーん」

    驚く私の手を取り、薬指に指輪をはめた。

    「まっ、待って!
    じゃあ反対の手には何がー…」

    「もちろん、俺の。


    結婚しよっか」


    今までの"好き"が溢れてくるように
    涙が出たー。

    きゅん

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  3. 「ねぇ」

    「…」

    「好き」

    「……」

    「好きなんだけど」

    「…知ってますけど」


    私は同じクラスの三神塔矢(みかみ とうや)の
    何回目かわからない告白に適当に返事をする。


    「俺本気だからね?本気で好きなの」

    「…なら見た目をどうにかしたらどうでしょうか」

    「へ?あぁ、チャラついたの苦手なタイプ?」

    「苦手っていうか…信用性が」

    「じゃあさ…」


    そういって私の顔に手を伸ばす彼。





    「これならどう?」

    私の顔からとった眼鏡を自分でかけ
    色っぽく微笑む彼の姿に思わずドキッとしてしまった。



    「め、眼鏡をかけたぐらいで馬鹿じゃないですかっ…」

    「ははっ、だよね」


    私はきっと、こんな馬鹿な人に初めての恋に落ちたのですー。

    きゅん

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  4. 昼休み、私は毎日で購買で買っているプリンを買いにきていた。
    購買のプリンはおいしくて人気だから
    お昼になってからすぐに買いにこないと、すぐ売り切れてしまうのだ。

    無事買えて、教室に戻ろうとした時ー

    「えっ、おばちゃんプリンないの?!」

    後ろから聞こえた大きな声。
    冬月(ふゆつき)先輩だ…!

    私の後ろは並んでなかったし、私で最後だったのかな…?
    そう考えると、とても申し訳なくなり
    私は一歩先輩へと近づいた。

    「あ、あのっ…!」

    「へ? あ、なに?」

    「これ、もしよかったら…」

    「えっ、くれんの?!」


    私がコクリと頷くと

    「うっわ、まじで?! サンキュー!」

    そういって私の頭を撫でてくれた先輩。



    先輩、私また先輩への"好き"が大きくなりそうですー。

    きゅん

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  5. ー学校祭
    私達のクラスでは「白由紀姫」の劇をやることになった。
    私の名前が由紀(ゆき)だから白由紀姫。

    本番5分前だというのに私の心臓はバクバクとしたまんま。
    相手の王子役が学年一人気の大崎(おおさき)くんだから席が満員状態なのだ。

    私が緊張していても、当然の如く劇は始まり
    目立ったミスもなく、終わりが近づいた。



    「姫…、お目覚めください……」

    ステージに寝転がる私の上半身を支えた大崎くん。
    この後の寸止めキスで劇は終わる。
    私は緊張したまま待っていると



    「由紀」

    突然呼ばれた名前に私の体はビクッと反応した。
    そして唇に温かい温もり…

    会場から湧く悲鳴にゆっくりと目を開けると

    「好きだ」

    そういって優しく微笑んだ大崎くんの笑顔は
    今では私だけの物ですー。

    きゅん

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  6. 「悠人(ゆうと)ー、早く早くー!」

    「はいはい」

    私の好きな悠人先輩と腕を組む女の人。

    2人が走り去った後も
    私の脳内からその光景が離れることはなかった。



    ー授業を受ける気分じゃなくなった私は
    サボるため屋上に向かっていた。

    重たいドアを開けるとー…



    「あれ、サボり?」

    「え、…あっ、なんで……」

    なんでここに悠人先輩が…

    「俺の特等席だからね」

    「…屋上が、ですか?」

    「そっ!」

    彼の笑顔に、私の胸は音を鳴らした。


    「君は?どしたの?」

    「あ…し、失恋?しまして…」

    「こんな朝から失恋?」


    これ以上話したら涙が出そうで
    私は俯きながら頷いた。

    そんな私の頭にふと落ちた温もり


    「じゃあ俺が慰めてあげる」


    …まだ先輩を好きでいていいですか?

    きゅん

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  7. 『おれ、大きくなったら美羽(みう)と
    けっこんしてやる!』

    『ほんと?じゃあわたしも大きくなったら
    けんちゃんとけっこんする!』


    小さい頃にした約束ー。


    きっと健斗(けんと)はもう覚えていないんだろうな…。





    ー高校3年生の冬
    私は健斗と日直の仕事をしていた。

    「なぁ美羽」

    「なーに?」

    「今日って何の日か覚えてる?」

    「え…日直?」

    「ばーか、ちげぇよ。
    …俺の誕生日」

    「あれ、今日だっけ?
    明日かと思ってた…」

    「日付ぐらいちゃんと覚えとけよ…。
    俺、今日で何歳なると思う?」

    「18歳じゃないの?」

    「うん。
    …結婚しよっか」

    「うん………え?」

    「美羽、俺と結婚して?」

    「っ〜ばか」


    私の初恋だった健斗。
    また君を好きになってもいいんですか?

    きゅん

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  8. 『わ、私っ、先生の事が好きです…!』

    『…ごめん。』



    ー1年前、10歳も上な先生を好きになった私。

    3年生になった今も変わらず好きでいる。




    「ねぇ先生。
    私あと2ヶ月で卒業しちゃうんだよ?」

    「…知ってるよ」

    「寂しくないの?」

    「そりゃ寂しいよ。大事な生徒だからな」



    毎月、先生の仕事の本の整理を手伝っている。
    少しでも先生と一緒にいたいから。



    「…私まだ先生のこと好きなんだよ?」

    「……それも知ってる」

    「ずっとずっと大好きなのに…」

    「…うん」

    「せんせっー」



    ふと頭に降りた温もり。

    先生は私の頭をくしゃっと撫で



    「ごめん、今はこれで勘弁して?」

    そう切なく微笑んでいたー。

    きゅん

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  9. 部活動は終わってる時間のはずなのに
    体育館の中からはボールの跳ねる音がした。



    こっそり中を覗くと…


    「あっ、先輩!」

    「杉田(すぎた)くん!こんな時間まで自主練?」

    「試合近いんで。先輩は?」

    「ちょっと忘れ物を…」


    1年生の杉田くん。
    レギュラーになりたくて頑張っている仲のいい後輩だ。



    「ねぇ先輩!スリーポイント決まったら俺のお願い聞いてよ!」

    「なに急に」

    「俺が"頑張る"ためのお願い!」

    「…別にいいけど」



    私がそう言うと、彼はニヤリと笑い高くジャンプした。




    ーシュッ


    「っし!」

    「おー、すごいじゃん!」

    「先輩!」

    「ん?」

    「付き合ってください!」




    彼のくれた"お願い"は
    私がほしかった"お願い"だったー。

    きゅん

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  10. ー昼休み、日直だった私は
    次の授業で使うプリントを取りにいっていた。



    「わざわざついてこなくてもよかったのに」

    「いいじゃん、俺が一緒にいたいのっ」




    私の彼氏、龍(りゅう)ちゃん。

    私、168cm
    龍ちゃん、159cm
    といった外見+可愛い系男子の龍ちゃんだからか
    周りからはよく飼い主とペットみたいといわれる。






    ー2階にある職員室へ向かおうと階段を下りていた時





    「あっ、真緒ちょっとストップ」

    「ん?どうしたの?」



    数歩後ろを歩いていた龍ちゃんに呼ばれ
    振り返るとー







    ーチュ。



    「〜っなっ?!」

    「やっぱこっちの方がキスしやすい」





    実際はこんな彼に、私の胸はドキドキさせられるばかりですー。

    きゅん

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  11. 「…ーで、これをさっきの公式に当てはめると……」

    「……あ、できた!やった!」




    放課後の教室ー。

    私は同じクラスの真尋(まひろ)ことヒロに
    数学を教えてもらっていた。





    「じゃ、今日はここまでにしてもう帰るか。」

    「あっ、帰りどっか寄ってこうよ!
    勉強教えてくれたお礼になんか奢る!」

    「別にいいって、気にすんな。」

    「私が奢りたいのー! なんか欲しいのないの?」

    「欲しいもの…な。」



    教科書を鞄に詰め、カーディガンを取りに立ち上がった時ー








    「ーじゃあ、お前にする」



    そういって急に腕を引かれた私は
    そのまま唇を奪われた。




    びっくりしたまま動けない私の唇は
    ほのかに熱を帯びたままだったー。

    きゅん

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