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  1. 31件ヒットしました

  2. ニコニコ笑顔で私を本棚の影へと呼び寄せた、くるみ先輩。

    『せ、先輩!?』

    近づくと、ぐいっと手を引かれて2人で地べたへと座りこむ。

    ストロベリーの香りが鼻腔を擽り、そして意外にもしっかりした身体に包み込まれた。

    「しぃ、だよー?」

    私の首元に置いた小さな顔に、細い人差し指をあてがう先輩。

    『せ、』

    「あれ、チハ?」

    本棚の裏側で、やけに端正な顔立ちをした彼の声が聞こえた。

    「小動物同士のじゃれ合いにしか見えないよ。」

    小さく笑って綺麗な指で、私の頬をなぞって遊ぶ。

    擽ったくて、恥ずかしくて、その名前を口にして辞めてもらおうかと考えた頃。

    「ライオンとハムスターだろ?」

    不意に現れた、てっつん。

    先輩を一瞥した後、ぐっと私を引き上げてそのまま抱きしめる。

    「油断してんな。くるみにも、…俺にもな。」

    小さく囁かれたその言葉に、なんて言えば良いか分からなくなった。

    きゅん

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  3. 「ぬけがけ、してやろうかと思って。」

    昼休みの3階の空き教室。

    唐突に呼びだされたソコの扉を開くと、その主にスグに中へと引き込まれた。

    その〝ぬけがけ〟の意味を理解出来ず、困惑している間にも茶色い双眸と目を合わす。視界の端で揺れる、異彩を放つオレンジ色の髪。

    その手が私の頬に触れそうになった、その瞬間。

    「やほやほ〜!」

    『先輩、?』

    聞きなれた先輩の声とともに、甘酸っぱい香りに包まれる。

    背後から、私の首に手を回した先輩。

    「ふっちー?」

    一息ついて、何かを咎めるようにフチの名前を呼んだ。

    「くるみさん」

    そしてまた、目を細めたフチが先輩の名前を呼ぶ。

    先輩を慶愛してやまない彼が、その先輩の手を取って、そして力を込めた。

    「今、アンタにイラついてる。」

    まるで、主に噛み付くように酷く唇を噛んで。

    「離れてくれねぇか、…なんかすげぇ嫌だ。」

    小さく唸った。

    きゅん

    3

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  4. 「で?お前はどっちに付いてくるんだよ。」

    学校の廊下で、やけに奇抜な髪色をした彼の声が響き渡った。

    「俺だよな、チハ。」

    「あ?俺だろ。お前は1人でじゃが〇こでも食ってやがれ。」

    そして、その廊下で私が二人の男子に選択を迫られている今は、

    __授業開始5分前。

    『いや、そもそも私授業あるんですけど。』

    「俺はフチの為を思って言ってる。単位たりねぇんだろ?」

    自前の黒髪を揺らした彼は、口に運んだスティック状のソレをバリバリと咀嚼しながら、__不意に、私の手を引いた。

    『てっつん…?』

    「フチ、話になんねぇ。いこ。」

    ぐらりとフラついた身体。鼻腔を掠めた、てっつんの香り。

    そのまま私を抱きとめたてっつんが、耳元で「じゃが〇こ食うか?」なんて言っていたけど。_私に視線を留めたフチが、

    「俺にしとけば。」

    なんて、やけに真面目な顔で言うものだから、何も返せなかった。

    きゅん

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  5. 校内一頭が良くて、校内一ダサいヤツ。

    校内一評判悪くて、校内一悪名高いヤツ。

    幼なじみ、そんな関係性で育ち、同じ様に進学した。

    学校という箱の中での生活をお互い勉強と遊びの一方にかけ、

    昨日、自習何時間した?

    課題はねぇ、ドリル無くしちゃってぇ

    連む友達の種類も違った。

    一緒にいると、お互い友達に笑われるし、首を傾げられる。

    「…来ないかと思った」

    それでも、一緒にいた。

    昔と変わらず、横に並んでいた。

    『毎日帰りは一緒じゃん?』

    「…行きもなんだけど」

    並んで校門から出ると、後輩達が顔を見合わせまた、首を傾げる。

    優秀者
    問題児

    “なんであの2人が?”

    よく聞かれる事、噂れること。

    答えはこんなにも単純で、簡単だ。

    『家隣だし。…明日の朝も迎えに行く』

    “私が、放せないから”

    どう言ったって、言われたって、

    _昔からずっと、好きなんだもん。

    きゅん

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  6. 「それ、誰なの!?」

    放課後、ごみ捨て当番である私は校舎裏で、告白現場に遭遇してしまっていた。
    …その想われる相手側は私の幼なじみで。

    好きと言われて、秒で断って。ーー好きな人がいる、と。

    「蘭。片瀬蘭って子」

    「…っ、もう帰る……!」

    ーーーそして、私の名前を発した。

    ただ、誤解の無い様に弁解すれば、

    『…人の名前をホイホイ出さないでってば』

    「蘭、……いたの」

    『だーれが誰の事を好きだって?』

    「ははっ、」

    ーーーこの男は、微塵も私に恋愛感情なんてものを抱いていないのだ。

    告白を疎ましく思っている男が、女子苛められない立場の女を使う。
    “利用されても構わない”
    ーー利害の一致。少数の、あるあるに過ぎない。

    「俺が、蘭の事好きだって」

    胸に刺さった数本の小さな棘。
    コイツが嘘をつく度、情なくも私の心臓は音を鳴らす。
    数秒の夢を描いて……そしてまた、依存する。

    きゅん

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  7. 一緒に育ってきたコイツは昔からどこか抜けていた。…というか、不思議なヤツだった。

    ……だから、

    2人きり放課後の教室で不意に顔を見つめられ「…見とれてた」なんて言われた後、

    「…愛してる」

    『もう1回』

    「愛し、てる」

    『もう1回』

    「愛…っ、………何度も言わせんなバカ」

    『そう言うゲームだからね!?』

    唐突に愛してるゲームが始まっても大して可笑しくないのだ。…慣れって大事。

    向かいの席に座った幼なじみ。
    えらく顔が整っていて、そのフェイスに見つめられてーー

    「お前、詳しいな。……他の男と練習したんだろ」

    『何言っ………練習…?』

    「ほっとけねぇ」

    『……なっ、』

    あらぬ疑いを不貞腐れた顔で掛けられ、言葉に突っ込みきる暇もなく抱きしめられるのもまた、可笑しくはない……事、なのか……?

    「もう1回。今度は失敗しねぇから、お前が言って。アイシテルって、俺に」

    きゅん

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  8. ーずっと、彼に恋をしている。

    幼なじみがいる。

    「よ、偶然。帰ろーぜ」

    『……わー偶然』

    今でこそアクセを腐る程付けた金髪のふざけたヤツだけど昔は近所の犬を怖わがり遠回りをする可愛いヤツだった。

    「んだよ」

    『いや…』

    怖がりで、泣き虫で。お化けとトマトが大嫌いで。
    その癖、守ろうと私の前に立つ男の子だった。

    ……そんな彼に恋をして。
    けれど叶うことなく、ソレに縛られ続け早や10数年。

    好き、好き、大好き。昔みたいに遊びたい。電車ごっこでもヒーローごっこでもいい。何でもいいから、昔の君にもう一度ーー

    「あ、明日俺デートだわ」

    『…清水先輩だな!?』

    「そう!くそ可愛いの」

    こいつの事は好きじゃない。こいつは幼い彼じゃない。
    私が恋するこいつじゃない。

    ー知らない。

    私といない彼なんて、成長した彼なんて、

    好きじゃない。

    (じゃ、…明後日は一緒に帰れるの?)

    きゅん

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  9. ーー幼なじみを、離したくない。

    「よ、ブスさん」
    『…ブスさんいうなし』

    放課後の階段を降りきったところで、後ろから私に声を掛けてきた金髪の男。

    毎回思うけれど。

    私の事をたまにブスさんと呼ぶこの男、目が見えてないんじゃなかろうか。
    だって自分で言うのもあれだけど、私って可愛いし。
    今からだって、このフェイスのお陰で出来た様な彼氏とデートだし。

    「デートかよ」
    『いえす』
    「…ふぅん、俺も」

    …思わず、言葉を詰まらせた。
    一週間前に別れたって聞いたのに…早いなぁ。

    『ふぅん』

    ーー今度はどう、私の元へ引き留めようか。

    この男は自由奔放だから。どこへでもフラフラと飛んでいく。

    それを昔から私は

    「…お互いデート辞めて、久々に一緒に帰る?」
    『……おー』

    邪魔することに命をかけている。

    だって、どうしても

    「良いのかよ、彼氏」
    『…まあ』

    ーー離したくないのだ。

    きゅん

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  10. 心に決めた奴がいる。

    彼女しか愛さないと、決めている。




    「日曜、暇?」

    「あ、ごめん…コウくんと予定があって…」

    「…ん、了解。」

    数年昔から伸ばし続けているこの手が届くことは無い。

    彼女の一番近い存在になる事は叶わない。

    “彼氏”より優先される日は来ない。

    そんな事全部、分かっている。

    そして、今更諦めるなんて、他の恋を探すなんて、この苦しく甘い想いが、そんな軽い想いじゃ無い事も知っている。

    「コウくんが、俺達いつか結婚しような。って!」

    「……子供の夢。」

    「辛辣!…でもさ、私が結婚とかしてもさ、歌、私と続けてくれる…?」

    「…当たり前だろ。」

    彼女が俺の物になる日だって来ない。

    そんな事だって既に分かっているけど、でも、

    「次の日曜は暇?」

    無駄な悪足掻きを続けてしまうのは、




    心に決めた奴だから。

    彼女しか愛さないと、決めたから。

    きゅん

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  11. 「…無いわぁ。」

    これは無い、小っ恥ずかしいにも程がある。

    口から砂糖を吐いてしまいそうだ。と、ルーズリーフに綴った恋の唄を上から黒で塗り潰す。

    大体、こんな物書いて、その本人に歌わせるって…。

    「無い無い。」

    2回目の言葉を吐いて、机に頭をくっつけ項垂れた。

    _ピロリン

    他の人間とは違う音が、彼女からのメッセージの通知を告げる。

    反応した体を抑えて、頭をまた強く机に押し付けた。

    「先輩がさ、」

    最近、彼女は“彼氏”の話しかしないし、俺がやめろって言っても「何で?」と首を傾げるだけ。
    連絡もその先輩とやらの事ばかりだし。

    だから、すぐに連絡を返さない俺を、心配でも、いっそ嫌悪感でもいいから、想って__

    彼女は俺の事を想わない。俺はこんなにも想っているのに。

    脳裏に流れる、甘くて重い恋の唄。

    「…無いわー。」

    本日3回目の言葉と共に、ルーズリーフと向き合った。

    きゅん

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  12. 『西山先輩、好きです!大好きです!』
    「は、え、怖っ」
    『ちょ、先輩んな事言わないし!』

    放課後の教室、私は幼なじみの南に告白の練習を付き合ってもらってる訳だが。

    「あ?正しい選択だろ」
    『はぁ!?』
    「……フラれるの分かってて告白とか、意味分かんねぇ」

    先輩には彼女が居たりして。

    『乙女はそういうもんなの。あ、もう行かなきゃ』
    「…行くのかよ」
    『うん、当たって砕けて参りますっ!』
    「ほんと、砕ければいいのにな」
    『うっさい!』

    彼は顔を歪ませたまま、甘い言葉を放つ。

    「お前、俺にしとけば?」
    『……は?』
    「っ、何見てんだよ!ほら、行けよ!フラれに!」
    『はぁ!?』
    「んで、戻ってこい!」

    真っ赤に顔を染めた幼なじみが机に顔を突っ伏すのを見て、私は教室を出るのを躊躇った。

    まって、私は先輩が好きなのに。

    私は踵を返す。

    『南顔真っ赤〜』

    冗談気に、からかってみた。

    きゅん

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  13. ホワイトデーの今日も、私は何故か保健室で保健医と二人きりな訳だが。

    「いてぇ!」

    『大人しくして下さい!』

    「…もうちょっと怪我人に優しくしない?」

    保健委員の私は月1のペースでこの保健医と言い争う。

    『あの、毎回言いますけどね?』

    「あ、言わないでいい。」

    『保健医の癖に階段から転がり落ちて捻挫、とか恥ずかしく無いんですか?』

    彼の言葉をスルーして私はわざとらしく笑いながら言ってやる。

    「…焦ったんだから仕方ないだろ〜」

    『そんなに焦ってたんですか?』

    慣れないテーピングに苦労しながら、言葉だけを投げ掛ける。

    「…お前を見つけたからな。」

    『……へ?』

    「お前、1年の男からチョコレート貰う寸前だったから。
    だから、邪魔してやろうと思って。足、痛めたけど。」

    私は彼を見つめて徐々に顔が赤くなる。

    反則だ、全くこの保険医はいつも不意打ちで来る。

    きゅん

    145

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  14. 風紀委員会の委員長の僕と、副委員長の彼女。

    朝から校門の前に立っている。
    「はいはーい!君遅刻だよー?」

    彼女が僕達の横を通り過ぎようとした男子に声を掛けた。

    「名前は?」

    「楪 大輔です…」

    僕はその名前を名簿で調べる。

    うん、今の所無遅刻無欠席だ。

    「あ、あの…昼飯買ってて…見逃してもらえませんか?」

    楪君が聞いてくる。

    『ごめんね、無理かな』

    楪君は顔を歪める。

    「あの!どうしてもダメですか?」

    問いに答えたのは彼女。

    『うーん、あ、そのメロンパンくれるならいいよー?』

    袋に入っているメロンパンを指差して言う彼女。

    『ダメだよ、』

    しかし楪君は「どうぞ!」と、彼女に袋ごと押し付け、去ってしまった。

    『らっきー!メロンパンげっと〜♪先輩、半分こしましょーね?』

    僕は呆れながらも、彼女の頭をポンポンと叩いた。

    『…仕方ないなぁ……』

    きゅん

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  15. 幼なじみ4人、私と3人兄弟で、放課後を過ごす。

    これは、いつもの事。

    今日は何と無く屋上に来ていた。

    「俺の事、好きになった?」

    『へ?あ……』

    「はぁ?ふざけんなよ。コイツが好きになんのは俺だって」

    『いや……』

    「……二人とも、バカなんじゃないの。……僕でしょ、好きになる人」

    『あ、あのね?……』

    「はぁ?ふざけんなって!誰がお前みたいなナヨナヨした奴!」

    『ね…』

    「いや、最初に告白したの僕だし……」

    『ぁ…』

    「関係ないだろ。第一、俺が一番最初に好きになったんだぞ。」

    『ちょ…』

    「だいたい、」

    『話を聞いてっ!』

    私はこの三兄弟に想いを寄せられている。

    昔からの付き合いだし恋愛感情なんかで見られない。

    言い方が可笑しいかも知れないが、3人平等に好き。

    きゅん

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  16. 「おいおい、高木こねぇじゃねぇーの〜」

    この、ナヨナヨした話し方の男は私の幼なじみ、ソラ。

    現在、夏休み。

    そして私とソラは二人仲良く補習なのである。

    『そうだねぇ、帰っちゃう?』

    「お〜、そーしましょ」

    私達は席を立ち、扉へ向かう。

    「ミナちゃん暇かなぁ〜」

    ソラは女誑し。
    私を見てくれない。

    私はソラの事が好きなのだ。
    ズキン、と心が傷む。

    『うーん、じゃあ私は彼氏に連絡してみる〜』

    私には彼氏がいる。
    ノリで付き合った男。
    相手も私の事は好きじゃない。

    ピタリ、とソラが止まった。

    扉は目の前。私も止まる。

    「何、まだあの男と付き合ってんの〜?」

    『?うん』

    「…別れろって言ったじゃねぇの」

    『…ソラに関係無いでしょー』

    「いーや、大あり。
    俺、お前の事好きだもん」

    きゅん

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  17. 「はい、じゃあ会議を始めるよ」
    少し狭い生徒会室に会長の声が響く。
    『はい。…あ、その前に…私達二人だけで会議するんですか?』

    生徒会は5人いる。

    その中で私と会長以外の3人は流行りのインフルエンザに掛かって休み。
    「うーん、これ以上日にち伸ばせないしなぁ〜」

    『そうですよね…』

    「あ、もしかして僕と二人、嫌?」

    『え?あ、違…』

    「僕は嬉しいんだけど…」

    『…へ?』

    「っ、あ、いや、違…あ、違わないけど……でも、えっと…その…」

    急に慌てだした先輩。

    『先輩?』

    「あ、あぁ、うん、ごめんね。

    …二人が嫌なら…」

    『違います!』

    「…へ?」

    キョトンとした顔で私を見る会長。

    『嫌じゃないです!

    あの……私…会長が…好きです』

    「へ?…ホントに…?……あ、あの、僕も…好きです」

    きゅん

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  18. 「結婚して!」『バスケ選手になったら結婚してあげる!』そんな小さい頃の約束。

    奏はプロからオファーが来ている。
    もうすぐ彼も本物のバスケット選手になる。

    部活が休みの日にも練習している奏。
    ボールはキレーなホームを描いて網の中へと吸い込まれて行った。

    『ナイスシュート』

    広い体育館に私と奏の二人だけ。

    「お〜」

    軽い返事をしながら一旦休憩する為に私の横に座る奏。

    網から落ちて転がったままのボールを見て小さく呟く。

    『すっかり遠い存在になっちゃったなぁ…』

    「はぁ?…何言ってんだよ。

    遠くねぇだろ?

    …近くに居んだからよ」

    どうやら奏に聞こえていたみたいだ。

    でも、私と奏の言葉は意味が違うよね?

    私が言葉を発する前に奏が言った。

    「俺、バスケ選手になるぞ。

    ………結婚してくれんだろ?」

    きゅん

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  19. 俺には1つ上の彼女がいる。
    告白は俺から。

    「いいよ〜」何て軽い返事が返って来て付き合う事になった。

    彼女から直接好きと聞いた訳じゃ無い。

    先輩と学校の帰り道にスーパーに寄る。

    そこに「七夕コーナー」と笹の葉があり、その横には短冊と鉛筆が置いてあった。

    「ねぇ、折角だから書こうよ」
    拒否する必要も無いのでokをだす。

    飾ってある短冊を見ると、
    「卓也とずっと居られるます様に」
    などの色恋を綴った物が多かった。
    俺は先輩の短冊を見る。

    「宝くじが当たります様に」

    俺の短冊には「先輩と…」まで綴られている。

    気付けば先輩にキスをしていた。

    「な、何?」

    『先輩、俺の事好きですか?』

    先輩から好きと言う言葉が返って来なかったら…

    不安が募る。

    「好きだよ?」

    その瞬間俺は先輩を抱きしめた。

    きゅん

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  20. 今日は私の誕生日。

    恋人である先輩がお祝いをしてくれるみたい。

    お昼に屋上で待ち合わせをする。

    屋上に着くと先輩はいた。

    『すみません!待ちましたか?』

    「いや、今来た所だよ。」

    私は先輩の横に座る。

    先輩は立って言った。

    「誕生日、おめでとう。

    ……これ、受けっとてほしい。」

    そこに出されたのは、赤いバラの花束と……

    『これ……』

    ケースに入った指輪だった。

    「今日で16歳だよね?
    僕はして18歳。
    ……もう結婚出来るんだよ。」

    先輩は言葉を続ける。

    「一生を掛けて幸せにするから…

    僕と結婚して下さい!」

    指輪を前に出された。

    私の答えは勿論。

    『はい!幸せにして下さい!』

    大好きな先輩と一生を添い遂げたい。

    私の薬指には先輩がはめてくれた指輪が光っていた。

    きゅん

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  21. 俺には1つ年上の彼女がいる
    あまり 好き、とかは伝えない
    そんな恥ずかしい台詞、言えないし
    「あ、ソラ、信号青になったよ」
    信号が青に変わり、俺たちは進む
    まともに話しすら出来ない俺に、愛想を尽かすかも知れない
    はぁ、不安だ
    1人の男が俺達とすれ違った
    先輩が止まり、呟いたのだ
    「わぁ、やっぱ格好いい…」
    俺は心臓が止まるかと思った
    気付けば、人の家の壁に先輩を押し付けていた
    『俺以外に好きな奴、出来たの』
    「へ?」
    『ふざけないでよ。
    俺は、アンタの事…好きだよ』
    久しぶりにこんな台詞言った
    「どうしたの、いきなり…
    私も好きだよ?」
    予想外の返答だった
    『は?いや、だってさっきの奴格好いいって…』
    「いや、あの人は芸能人だよ?
    最近デビューした。」
    芸能人?は?俺、なに1人で勘違いしてんの
    うわ、恥ずかし
    でも、『…よかった』

    きゅん

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