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  1. 10件ヒットしました

  2. 「あーあー、相合傘してるー」
    「初々しいな」

    教室から私は自分の友達と好きな人が相合傘で帰る様子を見てる。

    「良かったのかよ」
    「何が?」

    私と教室に残ってるのは好きな人の親友。最近独り者同士よく話す。

    「アイツの事、好きなんだろ」
    「…え?」
    「心配しなくてもアイツらは気づいてねぇよ」

    ……ホッとした。

    「告白くらいすれば」
    「…私にそんな度胸無いよ」

    友達も好きな人も手放してまで告白する勇気なんて私には無い。

    「……友達なら近くに居れるんだよ」
    「…お前はさ、友達だと思ってた奴から告られたらどうする?」
    「何急に」
    「どうすんだよ」
    「……さぁね。失恋の傷癒したくて付き合っちゃうかもね」
    「…」
    「さて、私達もそろそろ帰ろうか。
    …ん?どうしたの帰らないの?」
    「好きだ」
    「は?」
    「失恋の傷、俺が癒してやるから」
    「え、」
    「…俺と付き合って」

    ……不意打ちでしょ。

    きゅん

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  3. …苦しいばかりの恋だった。

    想う以上に"執着"していた。彼だけが私の側に居てくれるから。
    この先もずっと…例え彼が他の人を愛したとしても。

    それでも良かった。でも、彼が隣の彼女と微笑み合う姿は私の心臓を酷く抉った。
    よく2年も耐えたものだ。

    …私は、彼から離れる。
    無事高校も卒業した。あとは、遠い大学に通う為に引っ越すだけ。

    「サヨナラ」
    いつか、この気持ちが消えたらまた会いたい。消す事が出来たなら。

    「……行くのか」

    「…先生」
    私の想いを知る保健医だった。

    「なぁ…これから何処に行くんだ」

    「…彼の目に触れない所です」

    「じゃあ、」


    "アイツより俺が先にお前を見つけたら、俺を見てくれないか?"


    「…馬鹿じゃないの」
    この人が本当に私を見つけたら…私はこの人を愛したい。

    だから、早く私を見つけて。

    きゅん

    14

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  4. 『彼女出来た!』
    満面の笑みで私に報告してきたのは紛れもなく私の幼馴染みだった。

    『や…やったじゃん!おめでと!!』

    『おー!サンキュ!』
    何で私は、強がってしまったんだろう
    ーーー…。

    「…消えたい」
    長い初恋は、実るどころか告白すら出来ずに終わった。

    「バカだなぁ。明らかに脈なしだったのに」

    「…、誰」
    あのネクタイ…1年か。

    「ねぇ、どうだった?」

    「…何が」
    てか、誰だこの1年。

    「初恋だったんでしょ?」

    「…」

    「楽しかった?」

    「……全然。…辛かった」
    知らない人に何言ってんだろ私。

    「想うだけの恋は、辛いよな?」

    「…」

    「だから…今度はさ、」

    「…なに」

    「俺に想われてみない?」

    「…それって…」

    「好きだよ、先輩」

    「っ、」
    …不意打ちだった。

    きゅん

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  5. …終わった。昨日、先生に告白した。

    「あーあ…」
    全部自分で選んだ事だけど…涙が出てくる。

    「…せんせ」
    好きです、と告白した後の先生の困った顔が頭から離れない。

    しょうがないじゃん。好きになっちゃったんだよ。先生だって分かってても好きなんだよ。

    「…下校時刻過ぎてるぞ」

    「!?」
    …嘘。何で居るの。

    「す、みません…今すぐ帰ります」
    私は早足で教室を出ようとした。

    「なぁ」

    「、」
    反射的に足が止まる。

    「は、い…」
    泣きそう。

    「半年」

    「…?」

    「半年、待てるか?」

    「…」

    「半年経ってお前が卒業したら…今度は俺が言うから」

    「先生…」

    「その時、返事をくれないか?」

    「…っ」
    そう言った先生の顔は今まで見た事無い程優しくて。

    「…はい」
    嬉しくて、涙が溢れた。

    きゅん

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  6. 「…、このっ!」
    本棚高過ぎる。
    165cmの私に届かないのに
    ちっちゃい子達どうすんだ。
    あ、取れた。

    「…と、とと、ぅえっ!?」
    片足つま先立ちの姿勢を保てず
    倒れる。

    「…?」
    あれ痛くない。ん?

    「…ぅおぅ」
    目を開けて見えたのは…コイツ。

    「よお、体全身プルプルさせて
    本を取るバカ」

    「失礼だな」

    「お前バランス力無さ過ぎ。
    アレだな。運動不足」

    「帰宅部なので」

    「つか、俺に礼とかねーのかよ」

    「有難うございました」

    「…なんかムカつくなお前」

    「お礼なのに」

    「帰りにアイス奢れ」

    「えぇ…」

    「ついでに家まで送る」

    「…どうも」

    「別に。彼氏だし?」

    「…、」

    「お、照れてる」

    「うっさい!」
    悔しい。
    私はコイツに勝てる気がしない。

    きゅん

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  7. 教室に忘れ物を取りに来た私は目当ての物を見つけて確認。よし。

    「…何してんの」
    …びっくり。

    「忘れ物取りに来ただけ」
    声の主は腐れ縁と言うべきか、小中高と同じクラスの男子。

    「あ、そ」
    昔はよく話してたのに…気づけばコイツとは長く口を聞いていなかった気がする。いつからだろ。

    …帰ろう。…あれ。

    「…背、伸びたね」
    すれ違い間際気づけば私はそう言っていた。

    「…、」
    ぱし、と腕を掴まれた。

    「俺、お前のこと好きなんだけど」
    …え。

    「お前、長身好きって言ったろ。俺はまだダメなの?」
    …?

    「まだダメなら身長伸ばすから。俺と付き合って」

    「…何でそこまで身長に拘るの?」
    謎。

    「は?お前、長身好きって言ったろ?だから俺は…」

    「え?」

    「…っ、」
    顔、真っ赤。

    私の顔も、きっと真っ赤に染まる。

    きゅん

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  8. 「ぎゃぁああ!!」
    放課後の屋上で叫ぶ。

    「ぶは、すげー声」

    「ちょ、落ち、落ちる!!」
    ハッキリ見えた何mも下の地面。怖いってビビるって絶対。

    「あぁ、疲れた」

    「…ぅえ…」
    やっと下ろされた私の体。

    何故か後輩に屋上で横抱きされ、回転。ぅえ…まだぐるぐるしてる。
    …どうしてこうなった。

    「先輩、軽いね?」
    にっこり微笑み私にそう言う後輩。…またコイツの気まぐれに付き合わされたのか私は。

    「何だったんだ一体…」

    「え、先輩嬉しくないの?」

    「嬉しがってるように見える?」

    「えー…女子は姫抱きに憧れてるって聞いたのに…デマかこれ」

    「…人によるでしょ」

    「じゃあ先輩はさ、憧れてるシチュある?」

    「何で」

    「先輩に意識して欲しいから」

    「…は?」

    「先輩鈍いんだもん」
    ……なんだと。

    きゅん

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  9. 昨日…3年も付き合った彼氏に
    あっさりとフラれた。
    昨日は全然泣けなくて
    今日になって涙は溢れてくる。

    「…なぁ」
    聞こえた声に私は顔を上げた。誰。

    「昨日、ここでフラれてたでしょ」

    「…聞いてたの?」

    「聞こえた」
    まじかよ…。

    「…泣く程好きなのに何で別れたの」

    「………何でだろ…。
    …好き、だからじゃない?」

    「…へぇ。一途なんだ。
    羨ましいねそいつ。
    …ね、俺の彼女にならない?」

    「…はい?」

    「俺のこと、一途に愛してよ。
    俺もアンタを一途に愛するから」

    「…っ、何を…!」
    からかわれてると思ったのに。

    「…お願い。先輩」
    あんまり真剣な顔をするから。

    「…フラないでよ」
    危うく惚れる所だった。

    「…マジ?」

    「マジ…って、先輩!?」

    「ん?俺、2年。よろしくね、先輩」

    きゅん

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  10. 《ザァァァ…》

    「マジか…」
    午前10時28分学校最寄駅。
    …そうだよ寝坊したんだよ。

    今朝晴れてたのに
    駅着いたらこれ。

    寝坊するし雨降るし傘忘れるし。
    今日は散々だな。帰るか。

    「あれ、先輩?
    何でこんな時間に駅に居んの?」

    「…げっ(´-д-`)」
    まさかの部活の後輩きたー。
    お前も遅刻か。

    「何その変顔」

    「常時この顔だわ」
    失礼な奴だな。

    「先輩、傘は?」

    「忘れたからサボろうかなと」

    「うわ不良ー。…ね、先輩?
    忘れたなら俺の傘に入りなよ」
    え、良いの?

    後輩は折り畳み傘を広げた。
    ひょいと後輩の横に並ぶ。

    「私相合傘とか初めてだわー」

    「…俺が初めて?」

    「ん?うん」

    「…俺も好きな人とすんのは初めて」

    「……うん?」
    今、何て?

    「…先輩って鈍いね」

    きゅん

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  11. 《ガコッ》
    何だこれ。手紙?

    「何してんの」

    「うおっΣ(゚д゚;)⁉︎」
    うわ何びっくりした‼︎

    「…相変わらず
    色気の欠片もない声だ」

    「……何だ、あんたか」
    声のした方を向くと、
    クラスの女子の人気者が。

    「なんか用?」

    「あぁ。それ、読むな」

    「はいぃ?」
    何だコイツ!

    「意味分からんし。読む」

    「読むな」

    「あんたに関係ないでしょ?」

    「ある」
    何で。

    「それ、差出人俺だから」

    「……何故に手紙?」

    「だからそれ返せ。直接言う」
    何だそれ。

    「で、何?」

    「…」

    「な、何」

    「…」

    「だからなん」

    「好きだ」

    「…え、お?」

    「俺と付き合って」

    「…な、な、なんっ」

    「ぶ、顔真っ赤」
    不覚にも、堕ちてしまった。

    きゅん

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