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  1. 9件ヒットしました

  2. 彼の腕の中で二人座って目の前のテレビを見る。
    そこには今後ろで私を抱きしめる彼の別の姿が映っていた。
    「こんなにチヤホヤされちゃってさー、いろんな女性からもキャーキャー言われてるんでしょ?やだやだ」
    はぁと溜息をつきながら後ろにいる彼に悪態をつく。
    「なんだよ、ヤキモチか?」
    彼が嬉しそうに私の横顔を覗いてくる。
    「別に~?イケメンはモテモテで大変ですねっ」
    ぷいっと彼とは反対方向に顔をそむける。
    「なんだよ、素直じゃない子は~こうだっ!」
    そう言って彼は私の横腹をくすぐってきた。
    「はは!やめっ!」
    くすぐられながらもみくちゃになってそのまま倒れこみ、彼が私の上に覆いかぶさる形になった。
    彼と目が合い少しずつ私に唇を近づけてきて短いけど、優しいキスを一つ。
    離れたかと思うと少し火照った顔で
    「バーカ、俺が一番ずっと好きなのはお前だけだから」
    なんて。私の顔が赤くなるのを見て彼は笑った。

    きゅん

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  3. 「よいしょっと」
    昼休みの合間に、私は先生から頼まれた重い段ボール箱を2個運んでいた。
    重たくて音を上げそうだった時、前から同じクラスの彼が歩いて来た。
    「あれ、何してんの?」
    「先生に頼まれて、荷物運んでるんだよ」
    「ふーん、じゃあ1個貸して」
    「え?」
    「一緒に持っててやるから」
    「い、いいよそんな・・・」
    「何気使ってんだよ。
    女なんだから、男に甘えとけばいいんだよ」
    彼は私の頭にポンと手を置いて1個上から取った。
    「ほら、行くぞ?」
    「・・・うん、ありがとう」
    彼のこういう優しいところに私は惹かれたのかもしれない。
    でも。
    「あっ!」
    荷物を持ったまま彼が奥に掛っていく。
    彼が何かを見つけた先には、彼が密かに好意を寄せている相手がいた。
    駆け寄っていく彼の嬉しそうな顔を見て、私の胸はキュっと苦しくなる。

    きっと一生私の想いは彼には届かない。

    それでも私は、あなたに恋してる。

    きゅん

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  4. 「ねぇ、アイツ誰?」
    「えっと・・・」
    放課後、あることから友達になった最強と言われる総長の彼が、眉間にシワを寄せて私に近づいてくる。
    何で彼が怒っているのかわからない。
    「えっと、さっき話してた山田くんのこと?」
    少しづつ後ろに下がりながら答える。
    「アイツとどういう関係?」
    「どういうって・・・ただの友達だけど?」
    下がりつつ距離を取ろうとするも彼も近づいてくる。
    カシャンっと背中にフェンスが当たって響く。
    彼は私とゼロに近いほど距離を縮めた。
    「何勝手に・・・」
    彼の手が私の喉元に伸びてきた。
    殺られる!?
    そう思いギュっと眼をつむると、さらりと髪を撫でられる感触がした。
    「え・・・?」
    そっと眼を開けると、彼は私の髪にキスしていた。
    突然のことで混乱する頭。
    心臓もドキドキしてる。
    「勝手に触らせてんじゃねぇよ」
    髪にキスしながら上目遣いで私を見る。
    「お前は、全部俺のもんだろ」

    きゅん

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  5. 放課後、帰る支度をしていると、私の机の前で誰かが止まった。
    「なぁ、今日一緒に帰ろうぜ?」
    「え?」
    顔を上げると、そこには幼馴染みの彼がいた。
    「何で?
    彼女と帰れば?」
    彼には最近できた彼女がいる。
    何でわざわざ私を誘うのだろう。
    「たまにはさ、幼馴染みと一緒に帰ろうかなって。
    お前も俺と帰れなくて寂しかったろ?」
    「別に、寂しくなかったし」
    笑ってバシッと軽く腕を叩き、カバンを持って教室から出る。
    その後を彼も付いてきた。
    ホントは少し寂しかった、なんて言えない。
    帰り道、彼がコンビニに行きたいと言ったから外で待っていた。
    「ほら」
    「ん?」
    渡されたのは、半分になったアイスのパピコ。
    「お前好きだろ?これ」
    「あり...がと」
    受けとると、満足した様に笑った。
    ...ずるい。
    そんな笑顔を向けて、こんな優しくされたら、諦められない...。

    ねえ、まだ好きでいてもいいですか?

    きゅん

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  6. 学校からの帰り道、彼と隣に並んで歩いて帰る。
    「・・・ねぇ、さっきからチラチラ見てくるけど何?」
    足を止め、彼が困ったように苦笑いをする。
    「え、気づいてたの!?」
    「いや、そんなに見られたらイヤでも気づくよ」
    バレてないと思ってたのに。
    「イヤだった?」
    「別にイヤじゃないけど。
    何か話したい事あるのかなって」
    「え、無いよ?
    ずっと見ていたいだけ」
    「あっ、そう・・・」
    照れたのかな?
    顔を赤くしそっぽを向いて歩き出してしまった。
    「もう、帰るよ」
    「あ、うん」
    こうやって隣を歩いてるだけでも嬉しい。
    でも、
    「ん」
    「・・・っ」
    突然手を繋いでくる彼に、心臓がドキドキと高鳴る。
    「顔、ニヤついてるんですけど」
    「許してください」
    自然と上がってしまう口元はなかなか戻らない。
    だって、やっと想いが通じ会えたんだから。
    私は今すごく幸せ。
    君も同じ気持ちだったら、嬉しいな。

    きゅん

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  7. ...ん。
    ゆっくり目を開けると、外はもう日が暮れ始めていた。
    私は気づかない内に机に伏せて寝ていたみたいだ。
    五時半...。
    そろそろ幼なじみの彼が部活を終え迎えに来る頃。
    でも、何だかまだまぶたが重い。
    もう少し、寝てようかな...。
    そう思い再び伏せた時だった。
    「ごめん、待たせた」
    扉が開いて人が入ってきた。
    声ですぐにわかる。
    彼だ。
    でも私は何となく寝たフリをしてみた。
    「何だ、寝てるのか?」
    彼が近づいて来るのがわかる。
    私の前で足を止めると、不意に髪を触り出す。
    そして彼が口を開いた。
    「お前はいつ俺の気持ちに気づいてくれるんだ?」
    ...え?
    困惑する中、彼は部員に声をかけられ教室から出ていった。
    ...さっきのどういう意味?
    俺の気持ちって何?
    ドキドキと高鳴る鼓動が押さえきれない。
    もしかして、彼も私と同じ気持ち?

    期待、してもいいですか?

    きゅん

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  8. 放課後、何となく先輩がここにいる気がして来てみた。
    私の感はよくあたる。

    「何か用かよ。
    わざわざこんな寒い所まで来て」
    「…先輩、今日はバレンタインです」
    「だから?」
    「受け取ってください」
    後ろに隠していた小さな袋を先輩の前に指し出す。
    「…どうせ市販のやっすいヤツなんだろ」
    「失礼な!
    ちゃんと手作りです!」
    「あっそ…」
    素っ気なく返事をするも、先輩はちゃんと受け取ってくれた。
    「先輩、言っときますけどそれ本命ですから」
    「は?」
    「つまり、私は先輩の事が好きなんです。
    先輩は…私の事好きですか?」
    「…バーカ、好きじゃねぇよ」
    「そう…ですか」
    「勘違いすんなよ?」
    「え?」
    急に腕を引っ張られたかと思うのもつかの間、唇に柔らかい感触がした。
    「好きじゃねぇ。
    それ以上に愛してんだよ、ずっと前からお前の事」
    身体を離した先輩の顔は、耳まで真っ赤でした。

    先輩、大好きです!

    きゅん

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  9. 放課後、私は教室に残って1人、係りの仕事をしていた。

    ふと前の壁に掛けてある時計を目にすると、針は5時半を指していた。
    「やばっ、帰らなきゃ!」
    まだ日が出てるとはいえ、今は冬。
    暗くなるのはあっという間だ。
    私はいそいそと帰る支度をした。

    カバンを持って帰ろうとした時、教室の扉が開いた。
    ビックリして見てみると、そこにはクラスメイトの彼がいた。
    なんだ、とホッと胸を撫でおろす。
    彼は私に気づくと、「1人で何してんの?」と聞いた。

    係りで残っていたこと、今から帰ることを伝えると、彼はふーんと短い返事を返した。
    かと思うと、いきなり壁におおいやられて逃げ場をなくす。
    彼は壁に手をついて、私の耳元に唇を近づけた。
    「あのさ、もっと警戒心持ったら?
    無防備すぎ」
    と言って私から離れる。
    彼は意地悪な笑みを浮かべていた。

    きゅん

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  10. クリスマスの夜、暗くなった学校の中庭に幼なじみに呼び出された。

    私が中庭に着いた頃にはもう幼なじみの彼がいた。
    1人、キラキラと輝くクリスマスツリーを見上げている所に、隣に立って私も見上げる。
    「キレイだね…」
    「そうだね」
    私が来ていた事に気づいていたのか、彼はツリーを見上げたまま驚く事もなく返事を返す。

    「それで、大事に話って何?」
    ツリーを見上げたまま聞くと、彼は私に身体を向け、手を差し出してきた。
    「え?」
    「手、繋いでくれない?」
    彼の真剣な眼差しに、うんと頷くしかなかった。

    「ねぇ」
    「何?」
    繋いだ手に、ギュッと力が込められるのがわかった。

    「…僕、ずっと君の事が好きだった!
    だから、その…これからもずっと側にいてくれないかな?
    恋人として」

    耳まで真っ赤になった彼の顔を見て、私の頬も暑くなるのを感じながら、微笑んだ。

    きゅん

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