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  2. 「卒業...しちゃったね。」

    好きって結局言えないまま
    この日を迎えてしまった。

    どうしよう
    そう考えるだけで涙が止まらなくて
    あたしは見られたくない顔を
    隠すように俯いた。

    覗き込むように彼はかがんで
    しっかりとあたしと目を合わせる。

    「なに?そんなに俺と離れるの悲しい?」
    そう笑いながら。

    悲しいよ。
    この気持ちに気付いてよ。

    そう言おうと顔をあげたとき

    「きゃっ」

    腕を引っ張られ気がつくと目の前に彼のネクタイの結び目があって
    あたしは抱きしめられていた。

    「泣くくらいなら俺に一緒にいてって言えばいいだろ」

    上から降り注ぐ低くかすれた声。

    そして綺麗な顔が目の前まできて
    そっと目を閉じるあたしに
    優しいキスを落とした。
    「こんなこと好きなやつにしかしないから」

    きゅん

    18

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