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  2. 放課後の教室。
    あたしと彼氏のなっちゃんは2人きりで暇を持て余していた。
    花粉症のあたし達は、最近暖かくなってきたこの季節、マスクが手放せない。
    揃って白いマスクをしながら、あたし達は前後の席で他愛もないおしゃべり。

    会話が一瞬途切れると、なっちゃんがあたしの顔を見てにこっと笑った。
    その可愛すぎる笑顔に悩殺…。

    あたしがきゅーんと心をときめかしていたら、「夢」となっちゃんがあたしの名前を優しく呼んだ。
    そして、少し身を乗り出してあたしの顔に自分の顔を近づける。
    なっちゃんがあたしのマスクを少しずらした。
    そのままなっちゃんがあたしにチューしようとして…。

    「あ」

    あたしの唇まであと1センチの距離でなっちゃんが止まった。


    なっちゃん、自分がマスクつけっぱなしなこと、やっと気づいたね。


    「ふふ」
    あたしは笑って、なっちゃんのマスクをそっとずらし、ちゅっと優しくキスをした。

    きゅん

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  3. 今日はバレンタイン。
    あたしと、彼氏である先輩は、誰もいない教室で来週行われる試験の勉強をしてた。
    甘い物が苦手な先輩はチョコとは無縁。
    でもやっぱり、バレンタインにはチョコだよね…。
    あげるつもりはないけど、鞄に実はチョコが入ってる。

    「あ、あのね、自分で食べるために一応チョコ、買ってきたんです」
    「そうなんだ?」

    先輩はニコニコと笑って、数学の問題に戻る。
    あたしは鞄からチョコを取り出した。
    箱を開け、一つつまんだチョコを口の中でじっくり溶かす。

    「おいしい?」
    「はい!」

    教科書から顔をあげてあたしに聞く先輩は、おもむろにあたしの頭を引き寄せた。
    そして…あたしにキスをした。
    そのまま自分の舌で、あたしの口の中から溶けかけたチョコレートを奪い取る。
    それからすぐに「やっぱ俺、甘いの苦手…」と顔をしかめた。

    「…」

    あたしの顔は真っ赤。
    甘いのは、チョコよりもこの時間だ…。

    きゅん

    4

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  4. 幼なじみのなっちゃんと付き合っているあたしは、毎朝一緒の登校が日課。

    「おはよー」
    なっちゃんのお母さんにいつも通り挨拶して家に入る。
    「ちょうどよかった! ナツ起きないんだけど、夢ちゃん起こして」

    なっちゃんが寝坊なんて珍しい…。
    お母さんに言われるまま、なっちゃんの部屋に行く。

    「ほらナツ、夢ちゃん来たよ、起きなさい!」
    「ん~…」
    全く起きる気配がない…。

    「なっちゃん~。学校行こ」
    「ん、夢…。ん~…チューして…」
    何言ってんの…。

    お母さんはニヤニヤしながら「じゃああとよろしくね~」と部屋から出て行ってしまった。

    「チューしないと起きない~…」
    「わかったよもう…」

    ベッドのなっちゃんに一瞬だけキスした。
    って、あれ?

    「なっちゃん!熱あるでしょ!」
    「やった~…。夢が看病してくれる~…」

    そう言ってなっちゃんが、甘えたように潤んだ目で見てあたしに笑顔を向けた。

    きゅん

    3

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  5. 「リク~…。平気?」

    お昼休み。

    朝から具合が悪く、保健室で寝ている彼氏のリクのところに来たあたし。

    普段の学校とは違って、保健室はしんと静かだ。

    保健の先生もお昼だからか外に出ていていない。

    リクが寝ているベッドのカーテンを開くと、それに気づいたリクがうっすらと目をあけた。

    「ユナだ~…」

    「大丈夫?」

    そう言いながら、リクの枕元に立つ。

    リクの頬に手を伸ばそうとすると、リクがその腕をぐっと引っ張って引き寄せた。


    瞬間的に、あたしの目の前にはリクの顔。

    一瞬のことに、ドキッと心臓が跳ね返る。


    「俺の風邪、もらってね?」

    リクはいたずらっ子の顔をして少し掠れた声でそう言って、そして。


    あたしに深くて甘いキスをした。

    口から伝わる熱さがそのままあたしの頬を火照らす。

    こんな風邪ならいくらでも貰いたいと思うあたしは、リクから逃れられない。

    きゅん

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