ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

  1. 45件ヒットしました

  2. 「武藤くーん、一緒に帰ろ!」

    あたしの大好きな武藤くんを門の前で見つけ、駆け寄った。

    彼氏じゃないし、友達というには微妙な間柄。

    まあ、あたしが一方的に好きで話しかけてるってとこかな。

    「ほんっと元気だなー。お前見てると元気なくなる」

    え、どういうこと?

    あたしが武藤くんの元気を吸い取っちゃうっていう意味?

    「パワー注入!」

    武藤くんの腕にぎゅっとしてみた。

    「わぁっ!やめろよ‼︎」

    慌てすぎでしょ。

    あたしは最近気づいてる。

    武藤くん、きっとそんなに嫌がってない。

    「嬉しいくせに〜」

    「殴るぞ?」

    「ひどい!本気なの⁉︎」

    まさかそんなことを言うなんて。

    「冗談だろ、本気にするなよ」

    「よかったぁ」

    「お前の反応面白いよな。そーいうところ好きかも」

    「ええっ、今のは本気⁉︎」

    「冗談に決まってるだろ、わかれよ」

    ううっ、武藤くんって甘くない!

    きゅん

    6

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  3. 登校中、好きな人の声が後ろから聞こえてきた。

    「ねっむ」

    「徹夜かー?ちゃっかりテスト勉強したんだな」

    「俺がすると思うか?」

    「しねーな」

    振り向くと、好きな人が友達と声をあげて笑っていた。

    朝からハッピー。

    彼の笑顔を見ちゃった。

    「笑ってんなよ。お前はした?」

    はっ。

    彼の視線はいつの間にかあたしに向けられていた。

    そして、自然と笑っていたみたい。

    「したよー」

    「お前賢いからなー、一緒に勉強したらやる気出るかな」

    ドキッ。

    一緒に?

    「そう...かも。一緒に勉強しようか....」

    「いいね。あーでも俺、多分集中できない」

    「え?」

    「目の前にお前がいたら、嬉しくて勉強どころじゃない」

    ええっ?

    「なんの冗談!?」

    彼はニコッと笑ってこっそり耳打ち。

    「また後でな」

    ちょっと!?

    テストどころじゃないよ。

    一体どういうことなの?

    きゅん

    4

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  4. 「おはよう、真凜」

    通学バスに乗車し、席に座ったところで声をかけられた。

    顔を上げると、幼なじみの涼真くんが斜め上からあたしを見下ろしている。

    無視…。

    俯いても、顔を覗きこんで性懲りも無く視界に入ってくる。

    「隣、座っていいよな」

    「ダメ!」

    「もう座っちゃったもんね~」

    コイツ…。

    わざと時間をずらして遅刻ギリギリのバスに乗ったのに、時間を合わせてくるなんて。

    「つきまとわないで」

    「冷たいこと言うなよ。幼なじみだろ?」

    「だから?」

    「素直じゃないなー、今すぐにでも俺のこと独り占めしたいくせに」

    なっ…。

    「したくない」

    「俺はお前のこと独占できてラッキー。学校に着くまでずっと一緒にいられる」

    勝手なことばっかり言って、あたしのことを散々振り回すズルいやつ。

    肩が触れる度ドキドキするなんて、絶対に言いたくない!

    きゅん

    4

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  5. 「まるで図書館デートだな」

    幼なじみに頼まれて、図書館まで資料を探しに来ただけなのに突然そんなことを言うなんて呆れちゃう。

    「バカじゃないの?さっさと本探そうよ」

    「本気で言ってる。こんなのお前を誘い出す口実に決まってるだろ」

    本棚に追い詰められまさかの壁ドン。

    真剣な瞳を目の当たりにしいつもと違った雰囲気に動揺する。

    「やめて…」

    恥ずかしくなってきてまともに目を見てられない。

    ふいと顔を背けるとクスッと笑われた。

    「ちょっとは、俺のこと意識した?」

    とりあえず恥ずかしくて俯く。

    「こんなのずるい」

    「ずるいのはお前だろ?他の男と仲良くしてさ。もう俺の気持ち、隠せないよ」

    幼なじみのこと、相談しただけなの。

    最近女の子と仲良くして、あたしに構ってくれないって。

    それがこんな結果を招くことになるとは。

    なんだかわからないけど、無性に嬉しさがこみあげてきた。

    きゅん

    12

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  6. 大好きな幼なじみには彼女がいる。
    前はあたしを好きって言ったよね?
    いつから心変わりしちゃったのかな。

    ううん、意地を張って嫌いって言い続けたから。
    本当はあたしも好き。
    素直になる前に幼なじみの気持ちは違う女の子へ。

    「学食行こ」
    いつものように彼女が迎えに来た。
    当然のように連れ立って教室を出る。
    それを羨ましそうに見るあたし…バカみたい。

    あっ、お箸を落としちゃった。
    洗いに廊下に出ると幼なじみとばったり。

    「相変わらず毎日弁当作ってんだ?」
    「まあねー」
    「お前が彼女だったらよかった」

    ドキッ!なんてこと言うの!?

    「弁当がいいのに。彼女さー頼んでも作ってくれねーの」
    「…それなら、毎日作ろうか?」
    「え?」
    「冗談だよ!」
    「そか、一瞬嬉しかったけどな…お前俺のこと嫌ってるしそれはないか」
    そうじゃないんだよ?
    訂正する前に幼なじみは行ってしまった。
    まさか…ね…。

    きゅん

    6

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  7. 大好きな先輩が、卒業前に最後にと部活に顔を出してくれた。
    外の水飲み場に出た先輩がひとりなのを確認して話しかけた。

    「先輩!これからもたまに来てくれますよね?」
    「もちろん。お前らのこと気になるしなー」

    いつもそうだよね、後輩はみんなひとくくり。

    「どうした?俺がいなくなると寂しい?」

    そこでぶわっと涙が溢れた。

    「先輩、卒業しないでぇ…」
    「まさかお前が泣くなんてな。なんとも思ってないかと」
    「なわけないです!先輩のためにマネージャーになったのに…」
    「俺のため?」

    先輩が一瞬真剣な顔をした。

    ええい、もう言っちゃえ!

    「好きです…」
    「ごめん」

    そうだよね…。

    「なんで俺、お前より先に生まれたのかな。あいつらみたいに、ずっとお前と一緒にいたいよ」
    「え…」
    「俺も…ずっと好きだった。卒業したくねーな…もっとお前と過ごしたかった」
    先輩の目から涙が一筋流れていた。

    きゅん

    6

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  8. 「ううん、やっぱり1人で帰るね」

    「そんなこと言わずに。陽向(ひなた)より俺の方が優しいよ。いつもあいつに振り回されてるよね」

    ギュッと胸が苦しくなる。

    振り回されてるつもりはないけど、結果的にそうなのかな。

    陽向くんはたまにあたしのことをすっかり忘れてしまうことがある。

    もしこのまま女の子と一緒に帰ったら?

    たまにはあたしだって…。

    ううん、そんなのダメ。

    「ありがとう…気持ちは嬉しいけど…」

    断ろうとするけど、迷いがでて完全に断れないんだ。

    もしかしてあたしは、陽向くんじゃない人と付き合う方が合ってる…?

    「ばかだねー、そいつ俺以下に懐かないよ」

    突然、陽向くんの声が聞こえたと思ったら後ろからいきなりハグをされた。

    「お待たせ、一緒に帰ろ」

    やっぱり…あたしは陽向くんじゃなきゃダメなんだ。

    自然と顔が綻ぶのがわかった。

    『学校一の人気者に告白されました』

    きゅん

    42

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  9. あたしの彼氏は学校一の人気者だ。


    今日だって、バスケ部の試合に借り出されて試合に出場したら、試合後あっという間に女子生徒に取り囲まれた。


    見てられなくて体育館を出たあたしを、同じクラスの男の子が追いかけてきた。


    「森本さん、どこ行くの?」


    「もう帰ろうかなって」


    「陽向と一緒に帰らないの?あいつ、楽しみにしてたけど」


    あたしだってそうだったけど、あの状態ではとても近づく気になれない。


    「帰ったって言っておいて?」



    すると、クラスの男の子に腕を掴まれた。



    「すぐ着替えるから、俺と帰ろう」



    「1人で帰れるから大丈夫だよ」



    「そういうことじゃなく。陽向あんなだし…俺なら構ってやれる。寂しい思いさせないよ」


    ドキッした。


    陽向くんといると、ふとしたときにいつも寂しくなる。


    その気持ちを…この人はわかってくれてる?



    続く

    きゅん

    18

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  10. でたっ!

    あたしの前に現れたのは…学園のツートップ。

    女遊びは激しく喧嘩大好き、もうやることなすことめちゃくちゃだっていう噂。

    今日はおまけに左端に舎弟まで連れている。

    いつもあたしを付け回して、一体どうしたいの?

    「どいて」

    「相変わらずだなその気の強さ。そそられる~」

    最も苦手なタイプ、金髪の口ばっかり中身カラッポ男。

    「バカなの?」

    鼻で笑っちゃう。

    「ぶっ…バカだってよ。当たりだな」

    苦笑しているのは黒髪の、無口に見えて結構ズケズケ言っちゃう毒舌男。

    「そのバカと、付き合う気ないかって聞いてんだよ。さっさと答え出せ!転校生」

    そう…転校してからなぜか、このツートップに目をつけられている。

    「俺でもいーし、こいつでも。とりあえず3人の中から」

    「お互い、好きでもない相手とどうして付き合わなくちゃいけないの!?」

    「好き好き」

    こんなの絶対、うそだっ!

    きゅん

    7

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  11. 続き。

    「チョコいらないって…」
    「他の奴からはな。お前のは欲しいよ」
    なにが起きてるの?
    からかわれてる?
    心臓がバクバク言い始めた。

    「いつも部活の他のメンバーには渡してるよな。なんで俺にはくれないの?」
    ドッキーン
    「どうしてそれを!」
    先輩、知ってたんだ。
    他のは友チョコだもん。
    「待ってたから。その感じだと今年ももらえそうにないな」

    苦笑している先輩に、思い切ってチョコを手渡す。「これっ、先輩に選んだんです。毎年渡せなくて…」
    やだっ…声も手も震えてる。
    思わず俯くと先輩の手が見えた。
    「マジで?これ俺に?」
    「そうですっ……」
    「ありがとな。すげぇ嬉しい!」
    チョコを抱きしめている先輩がかわいい。

    「今日一緒に帰る?」
    「はいっ」
    頷いたあたしを先輩がそっと抱き寄せる。
    信じられないよ。
    少しの勇気を出せば起きるかもしれない
    年に一度の奇跡。
    ハッピーバレンタイン♪

    きゅん

    3

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  12. 一つ前の続きです
    ………………
    「チョコ?誰からももらってねーよ」
    まさかそんな!

    「昨年もたくさんもらってましたよね?」
    「あー……見られてた?昨年調子のって食いすぎて、鼻血止まんなくなって。今年は全部断ってる」

    先輩が鼻血!!
    「ぶぶっ」
    「笑いすぎ。お前は?誰かにあげんの」
    ドキッ!

    「あ……げます」
    「へぇ。好きなやついるんだ?」
    意味ありげに笑うその顔を見ているとだんだんドキドキしてきた。
    今かなら、好きですって今なら言えるかな。

    「います……」
    それは、先輩です。
    心で繰り返すけど、口にすることなんてできない。

    「そか。そいつは受け取ってくれそう?」
    ズキッ。
    さっき、遠回しにいらないって言われたようなものだよね。

    「多分……無理、ですね。チョコいらないみたいです」
    「そーなんだ?もし渡せなかったら、俺がもらってやろーか」
    ……えっ?


    続く

    きゅん

    2

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  13. 今日はバレンタイン。
    同じ吹部の憧れの先輩にチョコを渡したい。

    だけど先輩は学校一の人気者。
    告白はおろか、チョコを渡すタイミングもないかも。

    今からミーティングで、他のメンバーがちょうどいなくなった教室に、先輩がひとりのところを見つけて駆け寄った。

    「先輩!ミーティングに行かなくていいんですか?」

    違う、言いたいのはこんなことじゃないのに。
    今がチョコを渡すチャンスなのになぜか怖気付いてしまった。

    「面倒くせぇな、このまま帰っちゃおーかな」

    ニヤッと笑いそんなことを言う。
    吹部のムードメーカーで言動はチャラいけど、誰より熱心に練習して一生懸命に部活に取り組んでることをあたしは知ってるよ。

    「だったらあたしも一緒に逃げます!」

    思わず出たのはそんな言葉。
    先輩も苦笑している。

    「逃げるって……」

    しまった。

    「あっ……あの、チョコたくさんもらって大変かなって」

    続く

    きゅん

    2

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  14. 「帰るぞ」

    幼なじみのカズマが放課後、人気のない教室まであたしを迎えに来た。
    日直の仕事が残ってるから、まだ帰れないんだよね。

    「先に帰ってて、日誌書かなきゃ」
    「トロいな。帰るまでにやっとけよ」
    「カズマみたいに早くできないもん」

    ふてくされながら机に向かっていると、あたしの手からペンを取り上げた。

    「貸せよ」

    サラサラと日誌を書くけれど…。

    「字でバレちゃう」
    「そこまで見てないだろ」
    「そうかなぁ」
    「いいから早くしろよ」
    「できないよぉ…」
    「わかった。エネルギー補給な」

    わっ。

    後からギュッと抱きしめられた。

    うわぁっドキドキする。
    嬉しいけどこんなの余計に書けない。

    「苦しいよ~」

    そう言えば離してくれるかと思えば。

    「このぐらい我慢しろ。俺のエネルギー足んないんだよ。クラス違うし…やっと会えたんだからな」

    振り向けば真っ赤な顔のカズマがそこにいた。

    きゅん

    20

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  15. あたしの彼氏はあたしを溺愛している。
    「あーマジ好き」
    「う…うん」
    「キスしていー?」
    「えっ…ダメだよ」
    「なんでだよ」
    「だって今は授業中だし、例え一番後ろの席で誰にもバレないといってもさすがにキスは…」
    「はい、却下」
    強引に引き寄せられ、今にも唇が触れ合う距離になる。
    とっさに、机の上の下敷きに手が伸びた。
    下敷きを隔てて向かい合うあたしたち。
    「なんのマネだよ」
    「好きだけどっ、それはふたりっきりのときにイチャイチャしたくて。こんなところでコソコソするのは嫌なの!」
    「…いいこと言う、惚れ直した」
    やっとわかってくれた?
    「ごめん、押し倒していー?」
    説得したつもりが逆効果だった!?
    余計に彼の溺愛っぷりをみんなに見せつけるハメに。
    「またやってるよ」
    近くに座っている彼の友達の冷やかす声が聞こえる中、彼はいつものようにあたしの頬に小さくキスを落とした。

    きゅん

    22

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  16. 知ってた?
    俺がお前を好きだって。

    知らないだろ。

    だってさ、気づかれないように努力してるから。

    でもさ、ちょっとぐらい気づいてもいーんじゃね?
    なんでそんなにアイツしか見てないんだよ。

    「みんなと一緒にいると楽しいね」

    メンバーが集まれば必然的にアイツも来るからな。

    うん。それ俺もだよ。

    ふたりのときよりアイツの話をしないから。

    アイツより俺の方がお前の近くにいるのにな。

    この気持ちが届くのはいつ?
    いいよ、いつまでも待つから。

    アイツに振られたらいっぱい泣いて悔しがって
    それで俺のところにくればいいよ。

    いつだって頼りになるのは俺の方だろ?

    なんて頭で考えても全然言葉にできる気がしない。

    気づいて欲しい、気づかせたい。

    だけどやっぱり今日も、お前のとなりでバカやってるしかないんだ。

    ま、今はそれでいいか。

    そうやって毎日自分に言い聞かせてる
    小心者の俺。

    きゅん

    4

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  17. “キミの声に恋をした”

    ただ…それだけのこと。




    『好きだ』

    たった三文字の言葉を言うだけで、キミの全てが手に入るなら今すぐにでも言ってしまいたい。

    だけどそれは叶わないから、今日も胸の内に秘める。

    冷たい態度をとっても、変わらず明るい笑顔が眩しいキミを今すぐにでも抱きしめたい。

    けど、そうすれば全てが壊れてしまうとわかっているから…。

    今日も俺は自分に言い聞かせるんだ。





    “キミの声に恋をした”

    ただ…それだけのこと。

    きゅん

    10

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  18. 「ゆめちゃん、おはよ。今日はひとりで登校なん?」

    振り向くと、新羽くんがいた。

    「おはよう。カズマは用事があるんだって」

    「さよか!毎日鬼カズマが一緒やと肩もこるやろ。俺が軽快なトークでほぐしたるわ~」

    新羽くんは大阪から来た転校生。

    大阪弁が炸裂すると、あたしはほぼ聞き取れない。

    「カズマはあれでも優しいところあるんだよ」

    「仏頂面で優しくされてもな?せっかくいいツラしてるんやから、たまには王子様スマイルでもすればいいのにな」

    カズマが王子様スマイル!?

    想像できない…。

    「固まってんじゃねーよ。できるから、そのぐらい」

    いつの間にかカズマが後ろにいて、キラキラの笑顔で笑っている。

    うわー、貴重だぁ。

    「王子様~。」

    きゅん

    16

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  19. 「俺に、恋のおまじない…教えて」
    「ええっ!?」
    現実主義のカズマがあたしにそんなことを頼むなんて!

    「なに、なにっ?カズマが!?」
    「突然、キスしてごめん…あれ、本気だから…」
    この間のキスのことだよね。
    俺を好きになるおまじないって言ってた。
    これからじわじわ効いてくるの?
    けどっ、タロウへの可愛がり方と同じなのかも。

    「俺の好きなやつ…お前だから」
    まさか…カズマが?
    こんなこと言って、帰り奢れよとか?
    どういうことなのかわからないよ。
    わかるような、わからないような。
    よしっ。
    「カズマのこと、あたしも好きだよ?」
    本当にそうなの、好きは好きだから…。
    「LIKEだろ?俺の気持ちはLOVEなの」
    ここまで言わせて、あたしってなんて鈍感なの!?
    けど、まさか…カズマが。
    もうどうしたらいいかわからないよ!
    恋の神様、あたしに最善の答えを教えてください!
    恋のおまじない

    きゅん

    20

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  20. ♥恋のおまじない

    今日の依頼者は、先輩に恋する女の子。

    バレンタインの日。コップ1杯の水にハートの紙を浮かべ、それを3回一気飲みする。
    その後『月の女神よ微笑んで』と唱えれば彼の気持ちはあなたに向くわ。

    放課後、先輩を階段の踊り場で待ち伏せしている後輩。

    「好きです。受け取って下さい!」
    「ありがとな」
    チョコが入った紙袋を受け取りすぐに立ち去ろうとする先輩。
    もう行くの?と思っていると後輩がその場に崩れた。
    「お腹が痛い…」
    「大丈夫か?」
    後輩を抱え保健室へ向かう先輩。

    「ゆめ、後輩に無茶な事言ったろ。生水ガブ飲みしてんの見たぞ」
    幼なじみのカズマが突然後ろから出てきた。
    「それでお腹が痛くなったんだ…」
    けどその後どういうわけか後輩と先輩は付き合い始めた。

    「結果オーライ、だよね?」
    「インチキ占い師」
    いつもカズマにはそう言われるけど、あたしはおまじないの力を信じてる。

    きゅん

    17

    acomaruさんをフォロー

    通報する

  21. 「胡桃ちゃん、こっち」

    彼氏の八雲くんが、あたしを呼んでいる。

    「どう?このツリー俺が作ったんだ」

    「すごーい」

    学校の作品展で、LEDのツリーを作ったんだって。

    「これ、胡桃ちゃんにあげる」

    「え~!持って帰れないよ」

    「写真におさめるのは?」

    「それいいね」

    「おいで」

    後ろから抱きしめられ、ギュっとされドキドキ。

    くっついたまま写真を撮った。

    「メリークリスマス。来年も、またここで一緒に写真撮ろうな」

    「うん」

    来年も一緒にいられるってことだよね?

    こんな最高のプレゼント、他にないよ。

    「また、いっぱい泣かすかも…」

    「それでもいい。ずっと側にいてね」

    「バーカ、もう泣かさねーよ。こんなに好きなのに」

    言葉なんて曖昧で、本当に不確かなモノ。

    それでも、この人と永遠に…一緒にいられると信じたい。

    夜空の星に、願いをこめて。

    メリークリスマス。

    きゅん

    28

    acomaruさんをフォロー

    通報する

▲