ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 最近は帰る頃になるともう真っ暗だ。
    暗いの苦手民は最悪状態。

    「よっ、みゆ」
    「おわ、りっくんだ」

    部活帰りのりっくん発見!
    りっくんは幼なじみで私はりっくんの妹的な存在らしい。

    ホントは…幼なじみ辞めたいんだけどね…

    「ねー、りっくん一緒に帰ろ?」
    「はいよ、甘えたさんはこれだからな」

    もー、ひどいっ!…寒い…

    霜焼けで景色の見えない窓にハァっと息を吹きかける。見えた景色は…

    「わあ、雪だ…」
    「ホントだ、めっずらし」

    うちの辺りは寒いけどなんでかゆきは降らないんだよねー…。
    ダッシュで外へ。つられてりっくんも。

    「さむっ」
    「お前冷た」

    いつの間にか繋がれていた手。
    私は冷え性だからあっためてくれてる。
    顔が、近づく。

    「お前、なんでそんなに可愛いの」

    冷たいけれど温かいキス。
    ほんのりと伝う甘い香り。

    私が可愛くなれるのは
    りっくんが好きだからだね。

    きゅん

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  3. 今日もぼっち弁当かぁ〜…

    「お前、何やってんだよ」

    えっ、だれ…

    何度かと聞いた事のある声。
    …あっ、分かった。

    「加藤くん?」

    そう、加藤くんだよ。この声。

    「ぼっち弁当か?」

    うっ、図星…そこ付かないでよっ…

    「俺もここで食べるわ」

    「え、い、いいの…!?」

    すごく嬉しかった。
    一緒に食べてくれるなんて思ってなかった。
    いつもひとりだからそれが当たり前だった。
    そしていつもいつも過呼吸になって必死で正常にしてた日常。今、変わるのかな。

    「ひゅっ、ひっ…さ、さみ、しい、よぉ」

    これが本音。初めて人前で見せたホントの私。『寂しい』これだけかもしれない。

    加藤くんが来る前に少し過呼吸になっていたからそれがちょっと酷くなったか、呼吸が荒い。でも、はじめて、ぼっち弁当から開放された。心が軽い。

    ふたりぼっちのお弁当はいつにも増して美味しかったんだよ。

    きゅん

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  4. 私は今、ちらっと見えたひろ先輩を
    探しに行くところ。

    生徒会に入って、ひろ先輩が会長、
    私は書記なんだ。
    あっ、見つけたっ…
    急いでダッシュ。

    「せっ、先輩っ!」
    「ん、どうした」
    「あ、え、と、見えた、ので…」

    うわぁ、バカぁっ!逢いたかったくらい
    言えばいいのにぃっ!

    「先輩って…ちょっと天然ですよね」

    明らかには?という顔。
    それを見るだけで結構きつい。
    なんなんだろうね、この気持ちって…。

    「天然じゃないと思う」
    「でも…ときどき、寂しそう」

    顔が赤かった。何か必死になって隠していたようなことを私が聞いてしまった。
    やっちゃったな、っておもった。

    なのにーーーー
    頭の上にほんのり暖かい手が乗った。
    ポンポン、優しく2回。

    「きさは、ここにいたんだね…」
    「ひろ先輩も…こんなところに…いたんですねっ…」

    探しましたよ?すっごく。
    やっと、見つけましたーー。

    きゅん

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  5. クリスマスは、私の嫌いな行事。
    だってさ、ひとり、なんだもん。

    両親は私を置いて家を出ていった。
    だから、いつも1人。
    幼なじみの玲と同居したこともあるけど、
    すぐに帰ってしまった。

    「はぁ…また、ひとり」

    学校でもぼっち、家もぼっち、どうしようかな、校舎裏でブツブツと呟いている。

    「お前さ、また1人でなにやってんの」

    「うわ、酷いね、1人っていちいち言わないでよ、嫌なのにさ」

    玲だ。こんな事言うの、玲以外いない。

    「今年は、一緒にいようか?」

    「えっ、…いい、の?」

    涙が溢れて、目の奥がすごく熱くって。
    じわじわと滲む頬を玲が拭ってくれた。

    「ん、1人で、よく頑張ってきたな」

    そう言われて、余計に涙がこぼれおちていく。ポロポロと、バカみたいに。

    「ほら、帰ろう。一緒に」

    その一緒という言葉は私にとって、
    とても嬉しくて、幸せ者だなって
    感じた一言だったーーーー。

    きゅん

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  6. 今日はクリスマス。

    「ねぇ!今日クリスマスだね!
    サンタさん来るねっ!」
    「…信じてんのかよ、じゃあ今日、探しに行く?」

    探す?見れるのかなっ!?
    もちろんのこと、勢いよく
    「行くっっ!」と言った。

    帰り道ーーーー。
    「どこにいるの?サンタさん…」
    むーっ、うそじゃないよね…
    「よし、着いた。キレイだろ?」

    連れてこられたのは、初めて来た場所。
    イルミネーション。その真ん中にはサンタさんのイルミネーションが飾られている。

    「ここ、死角だよ?2人っきり」

    やばい…、心臓がバクバクという。今にも破裂しそう。
    ーー…好きなんだね、私…キミのこと。
    よし、言おう。
    バカだ、今まで気づかなかっただなんて。

    「ねえ、…す、き」
    「俺の方がさ、100倍すきだと思うんだけどな、お前ばかだもんな」

    初めての両想いはイルミネーションみたいにキラキラしてて、サンタさんの贈り物、とってもふわふわ。

    きゅん

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  7. ねぇ、綾人…。
    私ってそこら辺のたぬきなのかな…。

    「…い、…おいっ」
    寝てたかな…
    「お、おはよ!綾人、どうしたの?」
    「どうしたの、じゃねーわ、ボケ。
    何こんなところで寝てんだよ。」
    「だって、屋上気持ちいいじゃん。
    お昼休みのお昼寝にはもってこいの場所。」

    なぜか、頭の上に綾人の手が乗る。
    え、えっ…?
    「もみじ、ついてた。」
    わわっ…はずかしいぃぃ…!

    「…ありがと」

    思い切って…聞こかな。
    私の事、どう思ってるのかって。ねぇ?

    もう、っっ勢いのまま!!いっちゃえ!!

    「ねぇ!綾人!私って…」
    うぅ…いえないぃ…。
    言葉に急ブレーキがかかる。

    フワッーーーキレイな風が吹き、
    もみじがチラチラと落ちてきた。

    そのまま、ドンッーー
    壁の方に押し付けられた私。

    「お前はな…俺にとって大切な女子。」

    私は秋に似合うまんまるたぬきじゃなく、
    君のことが大好きな女子だって。

    きゅん

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  8. 私は今、想いを寄せている
    可愛らしい後輩ちゃんと
    「もみじ並木」に来ている。

    「先輩、もみじ、キレイですねっ」

    めちゃくちゃはしゃいでいる彼。
    とおるくん。もうっ、可愛すぎだって…

    「ねえ、もみじ、好きなの?」

    「はい!めちゃくちゃ好きです!」

    「理由は?」

    もみじって、
    色が可愛いとか、そういうのかな。


    今ここに来ている理由は私がもうすぐ
    引退するから。吹奏楽部なんだけど、
    11月前半に引退する。

    悲しいと言ってくれた後輩たちと1人ずつ
    もみじを見に行くことにした。

    その中の1人がこの子、とおるくん。
    悲しいって言ってくれるのは最高なんだ。

    って、話に戻ろう。
    こんなにも好きなんだろう…

    「…先輩、だからです。」
    「え…」
    「先輩の名前もみじ…だからです」

    …そういうこと…か?!

    「もみじが好きな理由、先輩の名前だから」

    私もね、とおっていく風、大好きだよ。

    きゅん

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  9. 「ねぇ、先輩!一緒に周りませんか?」
    「うーん、」

    むっ、またうーん??
    この先輩。無口で有名な先輩です。
    そして。実は私の彼氏だったりします。
    でも…最近ギクシャクして、辛い。
    だからこそ必死で絶賛アピール中。

    「ねぇ、先輩?…一緒に周ろう?」
    「まーいーけど。」

    よしっ!うん、成功成功!
    そして…今日の文化祭の
    最大イベントに先輩を呼び出したんだ。
    そこで…告白する。

    「…約束、覚えてますか?」
    「あ、うん」

    ホッ…とりあえず一安心。

    夜ーー。
    「さーて!次は月宮ゆいさん!」
    ……よしっ、告白する…!
    「相手はなんと楠本伊吹さん!」

    ……う、緊張してきた…でも!

    「…先輩来てくれてありがとう…すき、です。私…好きでいさせてください…。」

    「…何言ってんの。
    俺、お前しかいないけど?」

    ーードンッ。いきなりだった。
    壁にドンッとあたり、
    チョコより甘い…キスをした。

    きゅん

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  10. 私は今ーーーー、チャラいで有名な
    波瑠先輩とお化け屋敷に来ていますーー。

    遡ること、数分前。
    よそ見をしていた私は運悪く、
    外見からしてヤンキーの人達に
    ぶつかってしまった。
    どうしようかとオドオドしてると、
    先輩が来てくれたんだ。
    そして、お礼をしたいと言うと、
    一緒に文化祭回ろうと言われ、今に至る。

    ってか、なんでお化け屋敷なの…!!

    真っ暗で何も見えないし、
    怖い音楽も流れていて、
    ギュッと先輩の裾を握りしめる。

    大胆なことしすぎ…??
    まぁいい、怖いもん。

    「ん、萌奈ちゃん、怖い?」
    「う、はい……怖いです…」

    わざとらしく笑う先輩、それを見てムッとする私。なんていう光景だろう。

    「つかまってて、俺が守ってやるよ」

    ポンポンと、頭を撫でてくれる先輩。
    見直した。こんなにもいい人だなんて。
    キミに恋に堕ちるのは…すごく怖いくらい、
    いっしゅん、たった1秒だったーー。

    きゅん

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  11. 前夜祭。

    今日、キミと幼なじみをやめようと思う。

    前夜祭のジンクス。
    花火を一緒に見た人と結ばれる。
    私はキミと…花火を見るんだ。

    「…ねぇ」

    「なに?なんか欲しいもんあるの?」

    いやいや、そういうんじゃなくて!

    「…今日、6時に屋上に来てくれる?」

    あー、ヤバイっ返事が怖いっ…!

    「いーよ」

    …やったぁっ!!
    ってあれ、ジンクス知らないかな、
    とてもラッキーかも。
    知らないならとってもありがたい。

    そして、6時ー
    屋上に着くと、先に海人が来てた。

    「ねぇ」

    ーーーバーン

    花火が上がった。それと同時にーー。

    「幼なじみ…やめよう?…っ」

    好きなの…って言いたかった。

    言う前に口封じされてしまったから。

    ……キス、されてる…みたい。

    「俺の勝ち、好きだよ」

    もう、めちゃくちゃ好きーー。

    「私も…好きだよ…明日がんばろうね。」

    私は…キミとずっと一緒。

    きゅん

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  12. 今日は待ちに待った文化祭一日目。
    私のクラスは
    コスプレカフェなんだけど……。

    プリンセスの衣装を着せられてる私。
    …それにしても、、伊吹くん、カッコイイ!

    私の片想い中の伊吹くんは、
    王子様のコスプレだ。

    私たちはプリンセスと王子様だから……
    さっきからずっと隣。

    もう心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらいはずかしい。

    「美桜、わたあめ食べに行こう?」

    わた、あめ?

    「ダメ?宣伝がてらもあるけど、
    美桜と行きたい」

    可愛い上目遣いだからもちろん、断るつもりなんてない。

    「うん、行く…!行きたいっ!」

    浮かれた胸をもっと弾ませぴょんぴょんと。


    「美味しかったな、好き」

    「うん、そうだね!
    美味しかった……え、好き?」

    「……好き。」

    …私はバカだ。キミの不意打ちに負けた。
    もう、好きを止めない。止めたくない。

    その言葉はとても甘い、
    まるで…わたあめだ。

    きゅん

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