ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 今日は花火大会。実は今日、幼なじみの翔太に、こ、告白しようと思ってる。

    「……花蓮、見て」

    「なあに?」

    私が横を向いたとき。

    私のほっぺに、柔らかい感触が当たった。

    ……ってて私、キスされてる!?

    「ね、ねぇ翔太?」

    恐る恐る声をかけると、翔太は顔を離して私を見た。

    「花蓮、今まで気づかなかったの?」

    「な、何が……?」

    「俺が今まで告白断ってきたの、花蓮が好きだからだよ」

    「……えっ!?」

    突然すぎるそのカミングアウトは、やっぱり信じられなくて……。

    「俺は本気で花蓮が好き。花蓮、俺と付き合ってください」

    「は、はいっ……よろしくお願いしますっ……」

    「あはは、なんで敬語なの?」

    「だって、私も好きだったから……」

    「ふふ、かわいい」

    そう言って顔を近づけてくる翔太。


    そして、最後の花火が打ち上がった。

    ─それが、私たちの恋人スタートの合図。

    きゅん

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  3. 「……最悪。天気予報外れてる」

    (折り畳み傘、持ってきてない……)

    今日は折り畳み傘すらない。早く帰りたいのに……。

    「……美音?まだいたの?」

    私が肩を落としていると、後ろから声をかけられた。

    「……裕翔」

    幼なじみの、高坂裕翔。
    ……裕翔に傘借りたり、できないかな。

    「傘持ってなくて帰れないの。だから、傘貸してくれない?」

    そう言うと、裕翔は鞄から折り畳み傘を一つだけ出した。

    「……美音が良ければ入る?」

    傘に入りたいのに、変に意識して答えられない……。

    「美音、早く帰りたいでしょ。だから入って。強制」

    そう言って、裕翔は私の肩を抱き寄せて傘に入れた。心臓の音が鳴り止まない……。

    帰り道、私たちの間に会話はなかったけど、裕翔の耳がほんのり赤くなってるのが見えたから……少しだけ、意識してくれるのかな。

    ──なら、ちょっと嬉しい。

    きゅん

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  4. 生徒会の話し合いも終わり、書類をまとめる私と、会長の遥先輩だけが生徒会室に残った。
    王子様みたいな顔立ちで、特に女子人気が高い遥先輩は、勢力No.1の暴走族の総長。
    遥先輩、いつも私を待って残ってくれるの、申し訳ないな……。
    「遥先輩、私は書類をまとめてるので、先に帰っててもいいですよ」
    「危ないから送るって前に言っただろ?それに、俺は奏と1秒でも長く一緒にいたい。ダメか?」
    「…ダメ、じゃないです。書類、早いとこ終わらせますね……///」
    ……やっぱり遥先輩、王子様みたいな人。
    移動しようと思って立ち上がると、突然めまいがして、倒れかける私。そんな私を、遥先輩が支えた。
    「す、すみませ──」
    すると、私の言葉を遮って遥先輩は私の頭を撫でた。
    「締切は来週だろ、無理せず明日からやればいい。今日は帰って休め、奏」
    「……は、はいっ」
    やっぱり遥先輩は、優しくてかっこいい王子様だ。

    きゅん

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