ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. いつもの朝。

    「おはよ。」

    学校に行っていると後ろから声をかけられる。
    同じクラスの男子で密かに想っている人だ。

    「おはよう。」

    あまり話したことがないのに、朝から挨拶された。嬉しい。

    「話すの久々だ…よ、ね?」

    「そ、だね。」

    どうしたんだろう?彼は頬をかきながら、照れくさそうに言う。

    「あ、あのさっ」

    「ん?なに?」

    「彼氏とか好きな人とか…いる?」

    えっ、何でそんなこと聞くの?
    もしかして…私の事…
    いや、そんなわけないよね?
    あるわけないあるわけない!
    彼はイケメンでモテる。そんな人が私なんかを
    と思いながら答える。顔に出さないように。

    「いないよ。」

    「そっか!」

    「うん。」

    「えとさ、これから朝、一緒に学校行ってもいいかな?」

    もう、ほんとなんなんだろう。
    期待させないでよ。

    「い、いよ?」

    頬がもみじの色に染まりそうだ。

    きゅん

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  3. 「はぁ〜疲れた。」

    今日は、体育祭。今は昼休憩。朝の部が終わっただけなのにこんなに疲れるって…

    「なんか、癒されたいなぁ」

    ガラッ

    「あれ、お前なんでこんなとこいるんだ?」

    「先生こそ。」

    そう、私は今、空き教室にいる。
    ここはずっと使われてないけど、校庭から校門などが見やすく、人が来ないから私のお気に入りの場所だ。

    「何してるんですか?先生。」

    「それはこっちのセリフだが?まぁ俺は、好きな人に逢いに来ただけだが。」

    「それ、私ですか?」

    「あぁ。もうすぐ始まるぞ?」

    「もう、疲れちゃった。あ、それと先生の事、私も好きですよー!」

    そう言って、私は窓の外を見る。

    「ふっ。具合が悪いってことにしてやろっか?」

    「え?」

    「癒しが足りないって言ってただろ?」

    クシャッ

    あっ、髪が…

    「俺といいことするか?愛してやるよ。」

    これは先生と付き合って1年の話。

    きゅん

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  4. 「ちょっと何?」

    私は今、高2で同じクラスになった男子に無理やり屋上に連れてこられた。

    「……………」

    「黙ってないで何か言ってよ!」

    この人はいつもこうだ。
    自分勝手で、いつも意地悪で、優しいとこなんて1ミリも無い!!

    「ねぇってば!」

    「お前さ、今日何の日か知ってる?」

    「は?花火大会でしょ?クラス皆で行こうって話してたじゃん。それなのに、いきなり断って学校にいるじゃん。私まで巻き込まないでよっ!」

    そう、クラスメイトと一緒に花火大会に行く予定だったのに、「俺とこいつ行かないから」って…

    「違う。花火大会じゃねぇ。」

    「は?何言ってんの?じゃあなんの日なの?」

    訳わかんない中この人は言う。

    「今日、俺がお前に告る日なんだよ。」

    いきなりの告白に、混乱する。

    「ちょっなに急にっ!」

    「好きだっつってんの!返事は?」

    この人はほんと、自分勝手だ。

    きゅん

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  5. 「えっと、誰かな?」

    私が、そう言われた相手は、私の幼馴染であり好きな人だ。

    「え?私、だよ?幼馴染じゃん!」

    「ごめん。わかんない。」

    意味がわからなかった。
    いつもなら、上からなんか言ってくるくせに

    「どうしたの?冗談やめてよ!」

    どういうこと?

    「ずっと、一緒だったじゃん!」

    「覚えてないんだよね。君、帰らないの?」

    帰らないの?
    その言葉に身震いをする。
    いつもなら、帰ろっか。って言ってくれるのに。

    「そっか。ごめんね。話しかけちゃって。さよなら。」

    涙が出る。
    今日からは、1人で帰ろう。

    「待って!!」

    帰ろうとした時呼び止められ、ハグされる。

    「ごめん。嘘だ。あいつに告られたって聞いて、見てられなくて嘘ついた。忘れてない。好きなんだ。お前があいつを選んでも諦められない。」

    「忘れるなんて嘘、大嫌い。だって、だって私はあなたが好きだから!」

    きゅん

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  6. 「ねぇ、先輩」
    声をかけてきたのは、同じ部活の一個下の後輩。
    私は、最後の高総体で負けて終わってしまい、1人屋上で泣いていた。
    「何かな?」
    泣いてるのを見られたくなくて、後ろを向きながら答える。
    「先輩、そのままで聞いていてください。」
    ギュッ
    そう言われた後後ろから抱きしめられる。
    「えっ、なっ」
    「先輩、かっこよかったです。いつもいつも先輩に追いつきたくて、たくさん練習しました。」
    後輩の言う言葉に、涙腺が緩くなる。
    「勝ちたかったな。」
    「僕が先輩の雨を止めたいです。はいっ」
    傘をさして、一緒に傘の中に入る。
    「雨降ってないのクスッ」
    「やっと笑った!…先輩好きです。僕と付き合ってくれませんか?」
    負けて泣いているのに、好きな人に告白されるなんて、情緒不安定になりそうだよ。だから、
    「私も好き。お願いします。」
    返事をする。笑顔で…
    傘の中で私たちの距離は0センチになる。

    きゅん

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