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  2. 今日の部活は特別。
    OBの坂井先輩がコーチに来る日だから、それにバレンタイン。
    昨日チョコを用意したのはいいものの、勇気が出ずに部活が終わっても渡せないでいた。周りの子たちは躊躇いなく渡しているのに、臆病な自分が情けない。
    話しかけたいのに緊張して声が出ない。クールダウンをしている振りをして視界の端で先輩を捉えていた。

    「南波ちゃん!」

    顔を上げると目の前に先輩の顔。

    「?!!」

    声にならずに目だけを見開く、きっと顔は真っ赤だ。

    「見て、こんなにチョコ貰ったんだ。俺、モテモテかもしれない」
    「あはは…大量ですね」

    先輩は笑顔で大量のチョコを見せつけてくる。
    なにこれ、ただの自慢?

    「あと南波ちゃんからで制覇だよ、凄くない?」
    「えー、と」
    「南波ちゃんからも、欲しいなあ?」

    先輩の顔がグッと近づき、耳元に息が掛かる。

    「もちろん、本命ね?」

    先輩はいつだって上手だ。

    きゅん

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  3. 2月はどこもかしこも浮かれ気分。
    みんなこの日を楽しみにしている、男子は今日の為に好感度を上げる努力をするし、女子は意中の男子の為に必死。

    「くだらない…」

    私はバレンタインなんか大嫌い
    1年生の時に意中の先輩に告白して見事大失敗。見事な振られっぷりはもはやトラウマ。

    突然騒がしくなる廊下、彼が来たらしい。
    1年の青井 叶。入学当時から超のつく人気者。
    モテる男子は辛いねえ、なんで3年の廊下に?どうせまた告白されるんでしょ、忙しいね。なんて横目で見ていた。

    「あのさ」

    突然青井が私の目の前に立ち止まった。

    「え?」

    なんの用ですか?初見なのにタメ口ですか?周りの目が怖いのでやめてもらって…など言えず掠れた1音で返事をする。

    「俺の事、覚えてる?」
    「覚えてません」
    「なんで敬語?」
    「そっちこそ、なんでタメ口?」

    青井は口角を上げて手を差し出した。

    「来いよ、ばーか」

    きゅん

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