ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

野いちご学園メニュー

ようこそゲストさん

  1. 5件ヒットしました

  2. 「先輩」

    鵲が私を見上げる。

    「僕と付き合って下さい」

    今まで見たことのない鵲の顔に笑う。

    「先輩、僕は本気です」

    「ごめんな。今はダメだ」

    曖昧に笑って言う。

    「どうしてですか」

    「お前が私の歳になるまで私の事が好きかどうか分からないからだ。」

    それに、お前はまだ高校一年生だろ?

    そう言うと、鵲はぽろぽろと泣いた。

    そして、ふいに泣き止みこう言った。

    「…では、約束をしてくれませんか?」

    「約束?」

    「五年後に僕が誰とも付き合っていなかったら、付き合って下さい。」

    「…ああ、いいよ。約束だ。」

    約束の日まで、後1826日。

    桜の花が、散っている。

    きゅん

    1

    青琥珀さんをフォロー

    通報する

  3. 「渚、ごめん!500円貸して!」

    「そう言ってこないだも返さなかったでしょ」

    幼なじみの徹は私に500円をせびってきた。

    まったくもう、と言いながら財布から500円玉を出す。

    「はい」

    「渚、ありがとう‼」

    ふいに冷たい風が吹いた。

    「うっ、寒っ…」

    「それなら…はい‼」

    徹は鞄をまさぐると、マフラーを出した。

    そして、私の首にリボンみたいにしてマフラーを巻き付けた。

    「これなら寒くないでしょ」

    バイバイ、と言って徹が夕焼け空に消えていった。

    マフラーには彼の匂いが染み付いていた。



    「ソルティ&ドルチェ」という作品で続きを公開しています。
    良ければそちらの方も見て頂けると幸いです。

    きゅん

    3

    青琥珀さんをフォロー

    通報する

  4. 誰もいない職員室。

    そこに、樺島先生と私はやってきた。

    「望。なんで呼び出されたか、分かるか?」

    「あの…先生。心当たりがありません」

    咄嗟に首を振る。

    「今日、修と仲良く話してただろ?」

    顔は笑っているが、目は笑っていない。

    その顔に、怖じ気づき震えた。体が動かない。

    「その綺麗な目で俺以外の人を見ていたのか?」

    「妬けるな」

    樺島先生は私を挟んで壁に手をついた。

    そうしたかと思えば、私の首を歯跡が付くくらい噛み、キスした。

    首には真っ赤な痣と噛み跡が付く。

    「お前は俺のもんだ。いいな?」

    きゅん

    9

    青琥珀さんをフォロー

    通報する

  5. 「ねえ」

    聞き覚えのある声が、私の後ろからする。

    「あいつ、誰?」

    昴が苛立ちを含んだ声で言う。

    「最近来た新任の先生」

    嘘は言っていない。事実だ。

    それでも妬きもちな彼は、

    「最近来たにしては親密すぎるでしょ」と言う。

    「昴のことが一番好きだよ」

    私がそう言うと、彼は私の肩に手を伸ばし、そのまま抱いた。

    そして、私の額にキスを落とした。

    「俺以外の人を好きになったら許さないからな」

    きゅん

    11

    青琥珀さんをフォロー

    通報する

  6. 「先輩」


    部活でペアになった彼が、私のことを呼ぶ。


    「今日、俺以外の男と喋ってましたよね」


    私は否定する。違う、そんな仲じゃない。


    「次やったらお仕置きですからね」


    そう言いながら彼は私の後ろからハグをする。


    「どこにも、行かないでくださいね」


    寂しがりやな私の後輩兼彼氏は、そっと言葉で束縛した。

    きゅん

    2

    青琥珀さんをフォロー

    通報する

▲