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「内海〜。また明日!」
「林くん、バイバイ!」
「せーんぱい!」
「お疲れ!川西くん。」
彼は部活の後輩の川西一馬くん。
いつも、こうやって私に話しかけてくれる。
「次の部活っていつでしたっけ?」
「来週の月曜日だよ。」
「楽しみにしてますね。ていうか、さっきの先輩だれですか?」
「林くんのこと?友達だよ。」
「あっ。そうですか。」
「えっ。なになに?」
「なんでもないです。忘れてください。」
「?? そう?じゃあね。」
「お疲れ様です!」
何だったんだろう?
でも、こうやって、川西くんが話しかけてくれるのが意外に嬉しかったりする。
また、川西くんとたくさん話せるし、次の部活、楽しみだなぁ。
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男子バスケットボール部のマネージャーになって半年。
今日の放課後には他校との練習試合があるから、少しでも
チームのためになるようにボール磨きをしている。
キュッキュッ
この音、とても落ち着いて好きだなぁ。
トンっトンっ
誰?
そこにいたのはバスケ部で女子に1番人気の喜多先輩だった。
「おおっ!山下!なにしてんの?」
「今日の放課後の練習試合のために、ボール磨きしておこうかなと思って。」
「えらいな。頑張ってな。」
「はい。ありがとうございます。」
「じゃあな。」 クシャッ
「?」
うあっ!先輩に髪、クシャってされた・・・?
そういうところがモテるんだろうな。
やっぱり、モテる人って違うなぁ。
その頃先輩が、「何でだろ?アイツいい子だよなって思ったら、手が伸びてた。」
なんて思ってるって知るのはまだまだ先だった。
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私は、拓哉のことが好きだ。
そんな私の気持ちには、全然気づいていないようなアイツと今、メールをしてる。
向こうは私のことなんて、ただの友達としか思ってないから遠慮もなく、
恋愛相談されている。
「ミカって可愛いよな。」
「そうだね。」
「なあなあ。ミカの好きな人ってだれか聞いてないの?お前の親友じゃん。」
「はぁ?そんなの知ってても言うわけないでしょ。」
「ほんとにミカの好きな人って誰だろ?ていうかお前は好きな人とかいないの?」
「いたけど、失恋したよ。」
「えっ!いつ?」
「今さっき。」
「は?どういうこと?」
「もう私のことなんていいから、自分のこと考えたら?」
「そうだな」
ここまで言っても分からないなんて、ほんとにアイツは鈍感だと思う。
まぁ、でもそんなアイツが好きなんだけど。
私の片想い、どうにか報われないかな・・・。
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「おはようー。昨日の試合での拓哉、かっこよかったよ!」
私は彼に会って一言目にそう言った。
「当たり前じゃん。俺レギュラーだし。いつもより気合い、入ってたしな。」
「なんで?もしかして好きな子とか来てた?」
「さぁ、どうだろーな。」
自分で言って悲しくなった。
拓哉のタイプは女子力が高い子だって拓哉の友達が言ってるの聞いてから、
絶対私じゃないんだって・・・。
拓哉の一番近くにいる女子だと思ってたんだけど、違ったんだね。
「でも、見て欲しい人には、かっこいいとも言ってもらえたから
頑張ってよかった。」
その子の連絡先、知ってるってこと?
女子は私の連絡先しか知らないと思ってた。
私の知らない拓哉がどんどん増えていく。
「そ、そうなんだ・・・。私、委員会があるから急ぐね。」
泣きそうな顔を見られないように拓哉から逃げてきてしまった。
はぁ。こんなんで幼なじみ続けられるのかな。
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きゅんができる!
本当に解除しますか?