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  1. 20件ヒットしました

  2. 今日は七夕。
    普通の人は、短冊に願いを込めて、願いごとをする。

    だけど、私達の七夕は、ちょっと違う…

    「彦星さんに、今日こそ会えるんだ」
    私、織姫は、彼氏の彦星さんのことが大好き。だから会えないと、寂しいって思う
    何年か前なんかは、泳いで渡ろうとして溺れたところを神様に助けられたっけ

    ん?誰かそれは無理だろって言った?
    人間の世界での話の一部は多少盛られてるだけで神様も流石にあそこまで残酷なことはしないよー
    …私にとっては残酷すぎるくらいだけど

    せめて起きている間くらい会いたい…
    寝てる間は夢の中でしか会えないんだから起きてる間は1秒たりとも無駄な時間なく彦星さんを見ていたい…

    …そろそろだ。

    天の川に、橋ができた。その橋の上を、私達は渡る。
    真ん中まで来た時、私達は抱き合った。

    「久しぶりだね、彦星さん」
    「会いたかったよ織姫…」

    1年の中でたった1日。
    私達は愛し合う。

    きゅん

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  3. チラリと隣の人を見る。
    この人が私の彼氏…
    どうしよう、ずっと幼なじみだったのに急に私の彼氏になったなんて、どんな態度取っていいかわかんないよ…
    バチッと目が合って恥ずかしさで目を逸らす
    め、目があった…
    「ん」
    何かと思えば、真司が私に手を伸ばしていた
    「手繋ご」
    「あっう、うん」
    ひゃー、変な汗出てくるよ…
    しばらく黙りこくっていると、手を急に引っ張られて、唇に温かい感触がした。
    触れるだけのキス。
    だけどそれは私の心をかき乱すのには充分で、私は一気に真っ赤になった
    瞬くと、そこには赤面した真司の顔があった
    「ひゃ……い、今……」
    その先が言えなくて口をパクパクさせていると、真司が先に口を開いた。
    「俺がずっとしたかったこと、ゆっくりでいいんでさせてください」
    「…へ?」
    「俺が嫉妬深いの、知ってるでしょ?」
    にやりと笑った彼の顔でさえ、かっこいいと思ってしまった私は重症かもしれない。

    きゅん

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  4. チャンス。これはチャンスだ。

    俺の想い人、明川鱗は一部記憶を失っている。彼女には彼氏がいる。ラブラブだ。
    だけど今は彼氏がいたことすら覚えてないという。もちろん俺のことも覚えてない。だけどこれはチャンスだ。
    ズルいことかもしれないけど、そんなことを考える位、好きなんだ。
    「鱗、一緒に帰ろ」
    「え、と。もしかしていつも一緒に帰ってたの?」
    嘘をつくようで悪いけど、ここは頷いておいた。
    「だから一緒に帰ろ」
    鱗の記憶喪失をチャンスとばかりに皆話しかける。正直ライバルは多い。だけど。
    俺のトラウマを解消してくれたのは君だから。諦めたくない。
    幼なじみでイケメンのラブラブ彼氏なんて、勝てっこないかもしれない。
    だけど、諦めたくないんだ。ここで諦めたら、この恋はあっけなく終わるから。

    絶対に振り向かせてみせる。

    きゅん

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  5. 好きだから、守りたいんだ。悪いけど、諦められない。

    幼なじみに彼氏ができた。…と言っても、俺は幼なじみなんて思ってない。
    ずっと前から好きだった。
    真司と鱗はお似合いだと思う。だけど、それまでだ。絶対に諦めてなんかやらない。
    一生鱗しか見えないかもしれない。そしたら一生独身だ。どうだっていい。
    鱗以外の子を好きになる気はない。
    だって俺、山本裕典は鱗しか見えないんだ。
    「鱗」
    愛しい彼女が振り向く。今すぐに抱きしめたい。だけど我慢だ。
    だって彼女は俺のことを忘れている。
    こんな病気、悲しすぎる。だけど。
    「え、誰?」
    「鱗の幼なじみ」
    絶対に諦めない。今が0なら0からやり直せばいい。そうだ。俺は鱗をよく知ってる。
    また、やり直させてください。

    今度こそ俺のものにするから。

    きゅん

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  6. 好きすぎてやばい。

    香川真司、俺は昔から女子にモテてきた。だけどどうしても俺に気持ちが向いてくれなかった子がいる。
    その子が好きなのに。他の女の子に好かれたって意味ない。
    俺は、幼なじみの関係が壊れるのが怖くて言えない…というわけではなくて言っているのにわかってくれない。何度玉砕したことか。
    「鱗、あとで図書室来て」
    「え、うん」
    あーやばい。本当好き。
    この笑顔が、この瞳が。全部好き。
    ちゅっ
    「…え?」
    やば、我慢できなかった。鱗のほっぺにキスしちゃうなんて。
    彼女は忘れている。俺と付き合っていることを。
    だから俺は我慢しなければいけない。こんなに好きなのに。
    「ん、約束」
    「へ、へ?」
    2回も言ってる。耳まで赤くしちゃって、本当に可愛い。
    「じゃあ、図書室でね」
    教室の中ってこと忘れてた。
    隣の席だけど「う、う、うん…」と最後消えそうな声で言う俺の彼女。
    思い出して。ずっと待ってる

    きゅん

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  7. 体育の授業中に突き指して、挙句嫌いな明川に酷いことを言った。
    …だけど。
    「保健室の場所、わかんねー」
    我ながら、本当にダサいと思う。
    しゃがみ込むと後ろから「源くん!」と大きな声が廊下に響いた。
    「明川⁉︎」
    突き放したはずなのに、どうしてここにいるのかが分からなくて大声で叫んでしまった。…ここに誰もいなかったのが唯一の救いだ。

    「なんで「だって源くん、怪我してるじゃん。それに、今保健室の先生いないの。だから少しでも役に立てたらいいなって思って」
    そう言って笑う明川に、なぜか胸が締め付けられた。
    ドキドキと胸が高鳴る。
    …なんだこれ。
    そう思っても理由はわからない。
    「あ、源くんって呼んじゃってごめんね」
    その言葉に、今日『下の名前で呼ぶな』と言ったことを思い出して、申し訳なく思った

    なんで嫌ってたんだ俺…

    あとこの気持ちはなんだ?

    この気持ちの名前を知るのは、もう少し後のこと…

    きゅん

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  8. 「私斗識くんのこと好きだ」

    ドクンと、鼓動が跳ねた。
    何やってんだ僕、盗み聞きみたいなことして…。
    隠れて僕の親友の様子を見る。
    僕の親友が好き…か。
    自分で2人を恋人同士にしようと2人きりにしたくせに、勝手に傷ついて…笑えるよ。
    僕は気づくのが遅いな。
    僕も、美由紀さんが好きだったんだ…。でなきゃ、こんなに傷つくことはない。

    もしかしたら僕は、初恋の“あの人”と重ね合わせてもう一度恋をし直そうとしてたのかも…。
    「ごめん、トッシー…」
    トッシー…親友のことを考えると、ここは身を引くべきだ。
    それなのに、諦めきれない自分がいる。

    『僕なぜか、美由紀がユーキと話してるのを見ると、どうしようもなく嫌な気分になるんだ。病気なのかな?』
    そんなふうに僕に相談してきた彼の様子を思い出す。

    なんで今更気づいちゃったんだろう…。

    言葉にすることすらできない僕の恋は、始まる前に終わってしまった。

    きゅん

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  9. 「うぇーん、えぇーん」

    5歳の僕は独り、泣いていた。

    楽しみにしていたお祭り。

    とても楽しみにしていたお祭りで、迷子になってしまった。

    「ねぇ、どうしたの?大丈夫?」

    そんな僕に小さな女の子の声がかけられた。

    「僕、迷子になっちゃった…」

    「え、そーなの?君もなの?私も迷子だよ、仲間だねっ」

    僕と同じ迷子のその子はそう言って笑った。

    「怖くないの?」

    「怖い。君がいなかったら泣いてた」

    そう言って笑ったその子。その子は、僕よりずっと強いみたい。

    「だから、ありがとう」

    にっこりと笑って言ったその子の言葉で、僕の涙は引っ込んだ。

    「僕こそ…。ねぇ君、名前なんて言うの?」

    「相坂夢だよ」

    そう言った彼女は、今まで見たどんな娘よりも、とてもとても美しくて。

    つい、見入ってしまった。

    「決めた。僕のフィアンセになって」


    この恋が叶うまで、絶対に諦めないから。

    きゅん

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  10. 可愛い…そんな寝顔…見せられたら…
    ちゅっ
    「やばっ!」
    俺はほっぺにキスをしてしまったことに気づいて大声をあげる。
    「ん…?」
    俺の初恋の相手、鱗は今の大声で起きてしまったようだった。
    虚ろな瞳が、可愛くて…
    俺はいつものポーカーフェイスで「あ、起きた?」と聞いた。
    顔が熱いのは気づかれただろうか。
    「今、何した⁉︎」
    「え?」
    「わかった!ほっぺつねったりとかしたんでしょ!」
    するかよ…そんなこと…
    「絶対そうだ、それ以外ありえない」
    うんうんと頷く彼女。
    「いたずらしたくて」
    これ幸いと思ってそう誤魔化す。
    「酷い」
    笑みは浮かべずに彼女を見る。
    そして耳元で囁く。
    「好きだよ」
    「えっ…?」
    やばい理性が…
    今度はぐっと堪えたのは意味がなかったらしく。
    ちゅ
    今度は彼女からのキス。
    「私も…ずっと好きだったよ」
    にっこり笑った彼女。
    「好きだよ」
    その言葉と次のキスは同時だった。

    きゅん

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  11. 初恋も一目惚れも…

    2つとも甘酸っぱくて

    つまり叶わないことが多いらしい。








    じゃあ

    2つともの私の恋は叶わないってこと?










    「りーさちゃん」

    音符がついていそうなほどご機嫌な声をかけてきたのは私の一目惚れで初恋の相手の耀くん。

    「どうしたの?」

    「もう!『どうしたの?』じゃないよ。僕が貸した教科書まだ返してもらってないよ」

    一目惚れで恋に落ちたはずなのに性格までいいという完璧男子。

    「あ、うん。今返すね」

    そう言うと「すんなり返すなんて珍しいね」と言ってくる。

    彼のことを知るたび、どんどん好きになっていく。

    こんな完璧男子と両想いになれるわけないから、これ以上好きになりたくないのに、どうしてこう…どんどん恋という名の海に落としていくんだろう。

    優しく笑った彼は耳元で囁くように「好き」と言った。

    初恋は叶わないって本当かな?

    きゅん

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  12. 数日前
    「先輩どうしたんですか?」

    「呼び出してごめんね」

    彼は私の後輩。彼には何でも言える。

    「呼び出したのはね、聞きたいことがあったからなんだ」

    「はっはい?」

    どうしたんだろう由真くん。なんか、いつもと違うな…。

    「ねぇ、モテる方法とかってあるの?」

    彼はなぜか黙り込む。

    「あーーーーーー、そういうことか〜」

    彼は大袈裟なほど大きな溜め息をつく。

    彼は「さすが鈍感プリンセス」と呟くと又溜め息をついた。

    疑問に思いながらも続ける。

    「私…モテなくて…それで3年の先輩にもフラれちゃったし…」

    私が俯くと彼は「先輩はモテなくないです」と言った。

    由真くん…優しいな…。

    そう言われて「ありがと」と言うと彼は続けた。

    「僕が大好きです」

    「うん…え⁉︎」

    ぎゅっ

    「こういうことですよ、先輩」

    優しい声がした。

    きゅん

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  13. 「先輩!」

    ドキッ!

    声をかけてきたのは、彼氏の卓。

    「待ちました?」

    私が好きなのは可愛い系男子で、卓はぴったり。とっても優しいの

    「待ってないよ」

    「これ、バレンタインのお返し。受け取ってください」

    そう言う彼は「あと」と続ける。

    ドン!

    大きな音と同時に、逃げられないように壁ドンされる。

    「好きって…言われたことないから、言って欲しいな」

    ち、ち、近い!

    彼に告白され、「付き合ってください」と言われて照れた私は「うん」としか言えなかったのだ。

    「す…す…好きだよ」

    すっかり赤くなった私にニヤリと笑った彼は「聞こえないなー」と言う。

    もう、いつもは可愛いのに急に格好良くなるのとか…ずるいよ?

    ちゅっ。

    私は彼の唇に口づけした。

    「ファーストキス」

    そう言うと彼の顔はボンッと赤くなって「もう…そんなの…反則…」と呟いた

    年上の差を見せつけた日だった

    きゅん

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  14. 「好き好き好き好き好き好き‼︎」

    告白予行練習中。

    「よし」

    「誰に言ってんの?」

    ガタッと音がしてやってきたのは同級生の滝。私の好きな人。

    「あんただよ!バカ」

    あーもうまた可愛い気のないこと言っちゃった。

    「えっじゃあバレンタインのチョコって本命ってこと?」

    「そっそうだよ?だだだ大本命だよ?」

    やばいめっちゃ恥ずかしい

    「ん。そう言うんだったら?まぁ、本命のお返ししてやってもいいけど?」

    そう言って袋を差し出された。

    「…なに照れてんの」

    「だって、貰えるなんて思ってなかったし…本命とか言うし」

    「バーカ。これからいつでも言ってやるっつの」

    「…じゃ、今日から彼氏ね」

    「待てよ」

    腕を掴まれて捕まった。

    ちゅ

    おでこに優しい感触がした。

    「せっかく屋上だし、もう少し2人でいよ」

    「…ばか」

    私たちは昼休み中ずっと2人きりでした

    きゅん

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  15. 悪魔に聞いた。


    私の命は明日、終わるんだって。





    じゃあ、この恋も終わるってこと?



    ねぇ、悪魔様。




    明日、この恋は終わりますか?

    きゅん

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  16. 「ああ、涼くん。どうしたの?」

    「バレンタインデーに義理チョコ貰ったんで、お返しです」

    「ありがとう」

    「できれば今開けてもらってもいいですか」と言う彼を前に紙包を開ける。

    「わぁ、桜のクッキー!あれ、紙が1枚入ってる…」

    私がそう言うと彼はなぜか赤くなる。そこに書いてあったのは…。

    「好きです…?」

    え‼︎

    好きと言うのはどういうこと…?

    きゅん

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  17. 「ねぇねぇハルくん。私のこと好きでしょ」




    あの日から9年。




    初恋は、終わらない。




    いつか、両想いになれるよね?




    いつか、君が私を貰ってくれるよね?




    私は、君が好きだよ。ハル…。


    ーーーー

    「私は、ハルが好きだよ。ハルは…?私のこと、どう思ってる?」



    10年ぶりの初恋は、恋は呪いだと考えていたことが嘘のように幸せの色を帯びていた。

    きゅん

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  18. 私が好きなのは、君だよ?




    「ねぇねぇハルくん。ハルくんって私のこと好きでしょ」





    あの日から9年。




    ——いつか、君は私を貰ってくれるよね?



    ——いつか、両想いになれるよね?




    * * *



    「私は、ハルが好きだよ。ハルは…?」



    いつか叶うはず。



    この恋は、私たちの宝物だから。

    きゅん

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  19. 「ホワイトデー里奈から貰ったなぁーお返しどうしようかなぁ!」

    教室のど真ん中で大声で喋る俺様男子は私の友達。

    彼の言葉を聞いてざわめき出すクラスメイト。

    「違うよ⁉︎本命じゃないよ義理だよ⁉︎友達だもん!」

    「本命だろうな〜‼︎嬉しいなー‼︎」

    ちょ、何言ってるの馬鹿なの?

    「ちょ、陸!」

    「うっせーな男よけだよお前モテるだろ」

    「は?」

    「お前、今日から俺の彼女になれ」

    「はぁ〜⁉︎」

    この日から12年。

    彼と恋をして結婚するまで私は本当の気持ちを隠し続けました。

    きゅん

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  20. 「ちょっとこい」

    「え?ちょっ…」

    登校中。

    幼なじみに校舎裏まで連れてこられた。なんて強引なんだ。

    「はい。バレンタインのお返し。あれ、本命だったんだよね」

    「え、違うよ」

    嘘です。大本命です。

    「は、じゃああげない」

    「え」

    ちょちょちょ…

    「待って!」

    ドン!

    …壁ドン…?




    「本命じゃないの?」

    かあああっ

    バレてたのか。本命って。

    「本命…。大、本命…です」

    「よし。じゃあこれね」

    いつもクールで笑わないくせに、こんな時だけ笑うなんてズルい。

    キーンコーン

    チャイム‼︎⁉︎

    遅刻する‼︎

    「よし、じゃあ競争ね」

    神様。私はこの人にどう接すればいいんですか。小学生の頃から好きだったのに、ある日突然恋が叶って。

    「…うん」

    いつか君をデレさせてみせるから。その時は、私のそばにずっといてね。

    きゅん

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  21. 「先輩」
    「何?」
    私は2年生で1年の彼にとっては先輩だ
    「好きです」
    「またそれ?」
    この間私がモテなさすぎると相談に乗ってもらったら毎日のように「好きです」と言ってくるようになった由真くん。
    「香織先輩って何でそんなに告白されたことないって言ってたのにそんなに赤くなってくれないんですか?僕それが見たいのに」
    「馬鹿だねぇ、笑顔で言うからだよ」
    しかも、本当に好きなわけでもないのに告白されている側なのに、意識する方が申し訳ない
    「じゃあ、笑顔じゃなかったら赤くなってくれますか?」
    「え?」
    そんなに赤い顔が見たい?私のそんな顔見て何が楽しいんだろう…
    「本気で真剣だったらね。さぁ、部活始めるよ」
    「え〜」
    子犬みたいで可愛いと、由真くんファンは結構多い。何で私なんかにそんなに構ってくれるんだろう
    彼は急に真剣な顔になった
    「本気で好きです。ずっと、本気でした」
    え⁉︎
     恋の風が吹いた

    きゅん

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