ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. たった今、彼女になった和香。


    その顔は今までにないくらい笑顔で、幸せ以外の何物にも見えなかった。


    「ねえ和香、もうちょっとこっちに来てくれない?」


    「ん? わかった。……っ⁉」


    彼女が近寄ると、僕は思い切り抱きしめた。


    今はたたかれようが殴られようが、この幸せに浸っていられそうだ。


    ずっとそうしていたら、最初は慌てていた和香もおずおずと背中に手をまわして抱きしめ返してくる。

     
    ああ、やっぱり僕は幸せ者だ。


    そう思いながら、


    ──どちらからともなく甘いキスをした。

    きゅん

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  3. 「今年の七夕も叶わない……。

     神様はなんでこんなことしたのかな?」

    そんな独り言を吐いている私は、毎年欠かさずに書いている願い事がある。

    それは

    〈また一緒に笑えますように〉

    という願い事。

    生まれた時からいつも一緒だった幼なじみの斗希と中一で喧嘩別れして以来、一度も会っていない。

    会えないから。

    彼は遠く遠く、空の上に行ってしまったから。

    神様は不公平だ。

    彼のことを先に逝かせてしまうんだもの。

    仲直りをするチャンスくらいくれてもいいじゃん。

    私のことを庇って事故で亡くなった斗希のことを考えては、その度に神様を恨んでしまう。

    意味なんてないのに。

    私がただ愚かなだけなのに。

    それを認めたくない自分が思考を止めてしまうんだ。

    だから、今年こそは、心から笑えるように頑張ろう。

    斗希がいなくても大丈夫なように。

    一人でも笑えるように。

    きゅん

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  4. キュッキュッと鳴る体育館の床。
    今は彼氏の咲音の部活で、午後練を見に来ている。
    でも咲音はとっても人気。
    シュートを入れたらいつも決まって
    「「「「きゃーーー!」」」」
    と悲鳴が上がる。
    だからいつも不安になる。

    ピーー

    甲高い笛がなり、休憩に入った。
    いつも通り、咲音がこっちに走ってくる。
    「おつかれ」
    「おう。いつも来てくれてありがとな」
    「ううん、私が来たいから。誰にも取られたくないもん……」
    あ、や、やばい。
    今心の中で言ったつもりが……。
    「春もそう思っててくれたのか?」
    「えっ?」
    「俺はいつだって春のこと見てるんだからさ」
    う、うそ……。
    「俺はそれだけ春が好きなんだよ。だから安心しろ」
    「咲音、ありがとう。私も大好きだよ」
    「じゃあ行くな」

    去り際に咲音の顔が近づいてきて聞こえたのはリップ音。
    「また後で今の続きしような」

    彼の裏の顔が見え隠れしている今日この頃。

    きゅん

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  5. 私は今、となりで寝ている原涼介くんをぼーっとみている。
    授業中なのによく寝るな、と思いながら。

    「とりあえずこの問題を、じゃあ原。和訳してみろ」

    え、寝てんじゃん。
    起こさなきゃ。
    この気持ちよさそうな寝顔、もっと見たかったけど。

    「原くん! 起きて!先生指名したよ」
    「……んん、やだ」
    「ちょっ、ダメだってば、早く起きて」
    「えぇー、今いい夢見てたのに……」

    ダメだけど、気になるな。
    でも今はダメ!

    「と、とりあえず解いて!」
    「ちぇー。××への道のりはなんですか? でーす」
    「おお。よく解いたな、って言っても簡単なやつだがな」
    「もぉ。先生酷いっすよ」
    「すまんすまん」

    よかったぁ。
    うん、さっきのやつが気になる。
    「さっきなんの夢見たの?」
    「桃ちゃんと仲良くしてる夢。片想いだったから、かなって嬉しかったのに……」
    「えっ」
    「好きだよ」

    私と彼の、片想いが実った瞬間。

    きゅん

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  6. 私は幼なじみの健に、幼稚園の頃からの片思いをしている。
    もう10年以上だ。
    なんで一人に執着するの?って思われたこともあるけど、健は、とっても優しくていい人だから、思いも伝えずにそばにいる。
    けど、それにはもう限界かもって思ってる。
    なぜなら彼は、学校一のモテ男だから。
    女子に付きまとわれていてもううんざり。
    今日、彼に告白するんだ。
    それで呼び出したのだけど、心臓バックバクだよ。

    ──ガチャ
    「奏?呼び出しって、どうしたの?」
    もう彼が来てしまった。
    「実はね、健のことが……好きなんだ」
    「……え? それ本当?」
    「嘘で言うわけないじゃん」
    「まじかよ。ちょー嬉しいじゃん」
    「う、うれしい?」
    「俺は奏のこと、ずっと好きだったから。
    言おうと思っても、言えなくてさ」

    私はうれしさで思わず健に抱きついていた。

    「俺、奏に先に言わせるとか、男失格だね」

    「そんなことないよ。私は幸せ」

    きゅん

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  7. みんな、なんでキャーキャー言うんだろう。
    かっこいい人に会っただけで、そんなにいい気分?
    それはただ恋に恋する乙女なんじゃないかと私は思う。
    じゃあ、私の前にもしも中身がいい人が出てきたら?
    そんなこと分からない。
    何せ初恋未経験なので。
    廊下がイケメン君に歓声を上げている女子達の声でうるさくて、そんなことを考えていた。
    今は一年生の教室に用があってここまで来たけど、今日はちょっと体調悪いのになぁ。
    ___グラッ
    あれ?地面が回ってる?いや違う。私だ。
    そう思った時にはもう遅くて、地面に倒れ
    た。
    …痛くない?
    瞼を開けてみると、誰かに抱きとめられていたことに気づいた。
    この人、誰?
    「先輩、大丈夫?」
    んん?もしやこの人は、さっき歓声上がってた人か!
    「ありがとう、でもなんで助けたの?」
    「体調悪そうだったからね」
    私の前に、イケメン×優しい人が現れた。
    この胸の高鳴りは、なんですか?

    きゅん

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  8. 今日は新学年のクラス発表。

    ドキドキしながら昇降口に行った。

    …秋人くんと一緒がいいな。

    秋人くんは私の初恋の人。

    ずっと見てるだけだったから、今年こそは話したいなぁ。

    クラスが張り出されてひとつひとつ見てみると、私は秋人くんと一緒になった。

    もう心の中はお祭り状態だ。

    とりあえず教室まで行ってみよう。

    ___ガラガラガラ

    教室につくと、席が張り出されていた。

    なんと、私は秋人くんと隣の席。

    席に行くと、秋人くんに話しかけられた。

    「みのちゃんって言うんだね。よろしく!」

    相手から話しかけてくれるとは思ってなかったな。







    …春色の風が私に吹いている。

    きゅん

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  9. 『みわちゃん。好きだよ』


    そう言って、咲人は遠い所へ行ってしまった。


    あの言葉の意味は何?


    私に何を伝えたかったの?


    もう二度と話せない彼に、今にも問いつめたくなる。


    なんでいなくなったの?


    私を置いていかないで。








    「私も好きだよ。咲人」



    私はこの先、誰とも恋は出来ないだろう。


    君のことを忘れられないんだ。





    ___ガチャ



    「えっ…」


    「誰のために泣いてるの?」


    「あなたには関係ない」


    「そんなやつのこと忘れて、俺にしてよ」



    ドキッとした。


    けど、私はもう、無理だと思う。


    「ごめんね」


    私の恋は実らない。




    「絶対諦めないから!」



    誰か私に、幸せの意味を教えてください。

    きゅん

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  10. 今日は奏斗の引退試合。
    応援に来ているんだけど、ファンの子の声が絶えない。
    一応奏斗の彼女なんだけど、自信が消える…。
    私は、女子の目が怖いからかげてみてるだけだけど今日は動画に収めることにした。
    やっぱりかっこいいなぁ。

    そう思っていると、試合がもう終わっていた。
    「愛花見てた〜?」
    「うん!見てたよ」
    「俺、かっこよかった?」
    「すごいかっこよかったよー!」
    答えると、すごく笑顔になる。
    単純だけどかっこいいと思ってしまう。

    「あの、俺と一緒に住んでくれないか?」
    「へ?」
    「大学一緒だし、もっと一緒にいたい」
    「私もそうしたい!でもできるの?」
    「もちろん!じゃないと言わないでしょ」
    「じゃあ、よろしくお願いします!」
    「一緒に住むからには覚悟しとけよ」
    「?」
    「俺とイチャイチャする覚悟〜」

    楽しみだけど、覚悟しなきゃいけないのー?

    不安が募る中、一ヶ月後に同棲が始まった。

    きゅん

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  11. 「あれ?まだ電気ついてる」

    私は今、先生に呼び出しされて職員室に行った帰りだ。
    もうみんな帰ってていい時間だと思ってたんだけど、誰かな?

    「あの〜誰かいるんですか?」

    呼びかけても返事はない。
    でも規則的な寝息が聞こえてきた。風矢くんだ。

    「風矢くん!起きてー。もうみんな帰ってるから」

    「ん?…だれ?」

    「れなだよ。同じクラスの」

    「ああ、れなちゃんか。起こしてくれてありがとう。最近、君のせいで寝不足なんだよね」

    「え?私?」

    「うん。れなちゃんのこと、ずっと考えてて寝れないんだ」

    「な、なぜ?」

    「うーん。好き、だからかな。好きな子のことは、いつでも考えちゃうもんでしょ?」

    「えっえぇぇ!」

    「れなちゃん、俺と付き合って!」

    「う、そ…」

    「ううん。ほんとだよ」

    「よ、よよろしくお願い、します」

    「うん!よろしくね」

    恋の出会いはいつも分からない。

    きゅん

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  12. 「あーぁ。もうこことはお別れか〜」


    私は明日、遠いところに引っ越しする。


    最後に琉に会いたかったな。


    「琉。好きだよ。ずっとずっと」


    「なに告白?」


    「え…」


    私がこぼした言葉を、それを向けた相手に直接聞かれた。


    後ろに琉が立っていた。


    どうしよう、絶対バレてるよね?


    「あ、あの、これはなんでもないか___」


    「俺も、お前のこと、ずっとずっと好きだから」


    「今、なんて?」


    「お前のことが好きだ。お前が引っ越してもずっと、俺はお前を思い続けるから」


    私は、その琉の優しい言葉に思わず涙した。






    「俺と付き合って」




    「…はい!」




    ここにいる最後の時間、君と過ごせて幸せでした。




    私は絶対、君を忘れない。





    君も、忘れないで。

    きゅん

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  13. 今日は私の最後の登校日。
    卒業式だった。
    「睦人先生と全然話せなかったな…」
    「何?俺の話?」
    「えっな、なんでここに先生が」
    「この前の返事、してなかったって思い出して」
    私は先週、あとすこしで卒業だからと思って、勇気を振り絞って告白した。
    でも、そのあと返事を貰えなかったんだ。
    「返事って、いまさらですか?」
    「うん。いまさらだよ」
    「期待させないでくださいよ」
    「あっ、期待させてた?じゃあ狙い通りだ」
    「?」
    「俺もお前が好きだよ。…あの時は、まだ卒業してなかったから返事はしなかった。けど、今はもうこの学校を修了したから、今すぐに言いたかった。
    好きだよ」
    まさか、先生が。

    「俺と付き合って」
    「はい!もちろんです!これ、夢じゃないよね?」
    「ははっ。夢じゃないよ」


    ___チュ

    「これが証拠ね!」

    「っ!」

    「あーもう。可愛すぎ」


    こうして付き合い始めた私たちでした。

    きゅん

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  14. 「ねぇ亮。そっちで元気にしてる?」

    亮は、私の彼氏だった。
    でも、突然の病気で去年亡くなった。

    「私、亮がいなくてとっても寂しいよ。この声、聞こえてるかな?」

    亮は私がひとりで泣いていた時に、唯一なぐさめてくれた。
    けれど、今はもういない。

    「亮がいなくても、頑張るから、だから、絶対に、そこから見守っててね!」

    本当は、今すぐ泣きたい。
    だけど、絶対に泣かない。
    亮が悲しむから、私は泣かない。


    その代わり、前を向いて、歩き続ける。

    約束したから。










    「絶対見ててよね!私、成長するから!」


    亮が返事をしたかのように、木々が揺らめいた。

    きゅん

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  15. 「亜美ーどこにいる?一緒に飯食おうぜ」
    「翔先輩?わざわざ来なくてもいいんですよ?」
    「俺が早く会いたかっただけだから気にすんな」
    正直言うと、女子が怖いからなんだけどなあ…
    翔先輩は私の彼氏。なんだけど、女子から人気のイケメンだから、すっごい視線が痛い!
    先輩には言えないんだけどね。

    「じゃあ、行きましょうか」
    2人で中庭に移動してお弁当を食べる。
    「それにしても、先輩いきなりどうしたんですか?」
    「亜美似合いたかったのと、これを渡したかったんだよ」
    「えっ?いいんですか?」
    「もちろん!これは亜美が好きそうだなって思って選んだんだ」
    先輩の言葉を聞いて、顔が赤くなった。
    「あはは。亜美真っ赤ー」
    「し、翔先輩が私のためにって思ったら、なんか恥ずかしくって。でも、ありがとうございます」
    私はすっかり忘れてたけど、今日はホワイトデーだったんだあ。
    先輩のおかげでこれからも頑張れそうです!

    きゅん

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  16. 「おい、ミカ早く来いよ」
    「りんが歩くの早いんだから、ちょっとは合わせてくれてもいいでしょ」

    りんと私は、幼なじみだったけど、バレンタインで結ばれた。

    なのに、ホワイトデーの今日は、お返ししてもらえる気もしない。

    「ミカ、こっち向いて」
    「うん?」

    りんの方を向いた瞬間、口の中に甘い匂いが広がった。

    「これ、チョコ?」
    「…」
    「りん、覚えてたの?」
    「ホワイトデーだろ?さすがに俺でも忘れねえよ」

    その言葉を聞いた時、もらえないと思ってたから、ほんとに嬉しくなった。

    「ありがとう!りんの事だから、忘れてるのかと思ってたよ」
    「忘れるわけないだろ!」
    「えっ?」
    「だーかーらー、ミカのことなのに、俺が忘れるわけないって言ってんの」

    驚いてりんの顔を見ると、耳まで真っ赤だった。

    「ふふっ真っ赤だね」
    「お前のせいだよ」
    「へー。ほー」
    「うるせえな。」

    チュ

    最高でした!

    きゅん

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  17. 「せーんぱい!」

    ギュ

    「わっ!びっくりした〜。どうしたの?」

    急に後ろからハグしてきたのは、私の彼氏で一つ下の利久。とにかく見た目が可愛い。

    「莉乃先輩に会いに来たんです。早く莉乃先輩の顔見たかったから」

    「ふふっ。私も会いたかったよ」

    「ホント?今渡したいものあるんですけど、受け取って貰えますか?」

    「いいよ〜なになに?」

    「これ、バレンタインのお返しです!」

    「ありがとう!!これ私が大好きなやつだ!覚えててくれたの?」

    利久から渡されたのは、私の大好物のいちごチョコだった。

    「莉乃先輩の好きな物忘れるわけないじゃないですか」

    恥ずかしすぎる…こんなことサラッと言わないでよ

    「ありがと」

    「莉乃先輩が喜んでくれて、僕も嬉しいです!」

    チュ___

    「でも、その顔はずるい…他の人には絶対見せちゃダメですよ!」

    「っっ!」

    可愛いとか思ったけど…小悪魔だ!

    きゅん

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  18. 「今日なんの日か知ってるか?」
    「えっなんの日?」
    「お前知らねえのかよ。じゃあ教えてやるよ」
    そう言った、気がつくと蓮の顔が目の前にあった。
    チュ___
    「えっ」
    「これで分かったか?今日は何の日?」
    「っ。ホ、ホワイトデー」
    「正解!お前俺に渡しといて忘れんじゃねえよ」
    「だって、あの後蓮あまりにも普通なんだもん。考えたくなかったし…」
    「俺はお前に告られて嬉しかったんだよ」
    「そんなわけ…」
    「俺がこんなことで嘘つくと思うか?」
    「わかんないじゃん」
    「なんだ?もう1回キスされたいのか?」
    「お願いだからやめて!ドキドキが止まらないから」
    「わかったよ。そのかわり、これからは俺たちはカレカノな?」
    「え?どういう」
    「だーかーらー、俺は…お前が好きなんだよ。分かったか」
    「ほんと?」
    「ホントだよ。俺が嘘つくわけねえだろ?」
    「うん!ありがとう」

    今日は、最高の日になりました!

    きゅん

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