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  2. 「いいタイムだよ!このままだったら明日の大会決勝まで行けるかも!」
    息を切らして倒れ込んでる後輩、翔くんに私は興奮しながら喋っていた。
    明日は大事な全国陸上大会の選手権。上位3名までが全国大会への切符を手にするのだ。
    そして翔くんは100m走に出場する。私はそのマネージャーだ。
    息を整えた翔くんは、
    「先輩…」
    と何故か言いにくそうに私に声をかけた。
    思わず首を傾げると、大きく深呼吸をした翔くんが私をじっと見つめた。
    「明日の大会、絶対優勝します。そしたら1つお願い聞いてもらってもいいですか?」
    おずおずとした感じで私の方を見つめてくる。
    「うん!私に出来ることがあればなんでも言って!」
    そう言うと、
    「よかった…じゃあ俺が優勝したら…俺の彼女になってください!」
    顔を真っ赤にしながらそういう彼につられて私も顔が熱くなる。
    「…じゃあ絶対優勝してもらわないと…私も…彼女になりたいから…」

    きゅん

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  3. 「これはこうして…ここにこの公式を…」
    せっかくテスト休みの最後の日、大和先輩が教えてくれているのに私は全く集中出来ずにいた。
    先輩との距離、わずか5cm。先輩の低い声が耳もとで聞こえてくる。心臓の音が聞こえてないか心配で、正直勉強どころじゃなかった。
    「…なみ。…みなみ。美波!」
    とろけそうな頭がようやく先輩の声をキャッチした。
    「ふぇ?」
    「あ、やっぱり聞いてなかったろー!ちゃんと聞けよー?」
    意地悪そうな顔をして、先輩の大きな手が私の頭に置かれる。軽くクシャっとなでてから
    「明日のテスト、いい点取れたらごほーびやるから」
    そう耳もとでささやいた。
    ドクンっと心臓が跳ねて、全身に血が巡りだす。
    先輩は火照っている私の顔を見て満足そうに笑みを浮かべ、また教科書へと視線を戻した。
    先輩の言う“ごほーび”を期待しつつも、さっき以上に頭が働くなった私であった。

    きゅん

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  4. 「せんぱぁぁぁぁぁぁい!!!!!!」
    うわ、また来たよ…
    毎日昼休みになるとダッシュでやってくるのは1こ下の後輩の駿。
    最初は可愛いくらいにしか思ってなかったのにこいつのアピールにやられてつい先月付き合い始めたばかりだ。
    「せーんぱいっ!ご飯食べに行きましょ…「行かない」」
    なんでですか〜って涙目で騒いでる瞬を無視して自分のお弁当を開ける。
    (うわ〜またやっちゃったよ〜!駿も近すぎ!こんなんじゃ素直になんてなれないよ…)
    そんな心の声も無視して黙々と食べ始めた。
    「あ、コレ俺の好きなやつ!せんぱぁい!くーださいっ!」
    そう言って私の手を掴み、自分の口へと箸を持っていく。
    止めるまもなく私の卵焼きは駿の口の中に運ばれた。
    「…」
    何も言えずに固まる私に駿はとびっきりの笑顔を見せた。
    「先輩!めっちゃ美味しいです!」
    「…あっそ。」
    そういうのが精一杯の私は赤い顔を隠すことが出来なかった。

    きゅん

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  5. 「なあなあ、俺のことも構ってくれよぉ泣」
    そう言って私のことを後ろから抱きしめるのは彼氏の夏樹。物心着く前からずっと一緒で、何をするのも一緒。素の私を受け止めてくれる夏樹のことが私も好きなんだけど…
    「俺よりゲームが好きなのかよ〜泣」
    こういうとこ、ちょっとうざい。
    「なあなあ〜泣」
    「もういい加減にして!今いいところなんだから!」
    そう言うと、さすがに怒ったのか夏樹は黙り込んだ。
    やば…ちょっと言いすぎた?慌てて謝ろうとすると
    「俺よりゲーム選ぶとか…妬ける。」
    ボソッと呟いた夏樹。えっと聞き返そうとすると、強引に上を向かされ…
    チュッ…
    小さいリップ音を鳴らして夏樹の顔が離れた。
    「ゲームより俺の事夢中にさせてやるから。」
    …大丈夫。もう夢中だから。私は真っ赤な顔で夏樹に聞こえないようにそう呟いた。

    きゅん

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  6. これから私は憧れの先輩…優先輩に告白する。
    でも答えはもうわかってる。先輩にはずっと見てる人がいるってこと知ってるから。
    だから私は先輩に想いを伝えるだけ。もうこの気持ちを抑えておくのは出来ないから。
    優先輩が私を見つけて駆け寄ってくる。
    「ごめん遅れちゃって。で?話ってなに?」
    私の大好きな満面の笑みでそう問いかける。
    「返事はいりません。私が言いたいだけだから…」
    そう言う私の声は震えていた。
    優先輩はキョトンとした顔で私を見つめている。
    ひとつ深呼吸してやってくれ私はぐっと顔をあげる。
    「私、優先輩のことが…」
    夕焼けの中、先輩の顔が赤くなってるのは気のせいだろうか。

    きゅん

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