ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「先輩!学生デートしましょ!」
    仕事場の後輩とお出掛けに来たものの、突然そんなことを言い出した。
    「え?」
    「お互い学生の頃知らないし!記念に!」
    ね?ね?と言う風に、腕を引っ張られる。
    「わかった…」
    すると、パァッと表情が明るくなり、そのまま連れていかれた。

    「カフェ?」
    「そう!今どきの高校生はここだよ、きっと。」
    席につき、それぞれ注文をする。
    しばらくして食べ物が置かれ、二人とも食べ始める。
    「おいしい?」
    「…うん」
    口に運んでいると、彼の膝上に置かれている物に目が移る。
    雑誌…?
    「…///見ないでよ」
    ばっと彼は雑誌を隠した。
    その雑誌の表紙が見え、思わず吹き出した。
    「わざわざ調べてくれたの?」
    「…////」

    ぺろっ

    「…!?」

    「ほら、よそ見してるから」
    「ほっぺにクリームついてた」


    後輩のくせに生意気な。

    きゅん

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  3. 「結愛、調子どう?」
    病室で横になっている彼女に話し掛ける。
    「もうすぐクリスマスだな。」
    「クリスマスプレゼント何がいい?」
    なんてな、と思い涙がながれる。
    「もう2年経つんだな…」
    そう呟きながら彼女の頬を撫でる。
    「結愛、プレゼント交換のこと覚えてる?」
    「もう2年も我慢してるんだけど」
    結愛に向かって、ぷくっと頬を膨らます。
    「今年こそ欲しいな」
    「何がいいかな」
    集中治療室で1人大きな声で呟く。
    「あ、決めた。」
    「だから、ちゃんと結愛もくれよ」
    交換なんだから、と耳元で囁き

    結愛の頬にキスをした。

    「2年、告白も我慢してるんだから。」
    「これぐらいさせろよ」

    きゅん

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  4. 「…なんで最近避けるの?」
    呼び出した彼女に問いかける。
    「…ずっと言おうと思ってたんだけど」
    別れ話だ。
    彼女から感じる空気の重さで察する。
    「別れたい」
    俺の何がいけなかったのか。
    ぐるぐると頭の中をひたすら彷徨う。
    「転校するの」
    その言葉を聞いて、ほっとしたのもつかの間。
    転校?じゃあ、会えなくなるじゃないか。
    「もう会えないってこと?」
    「…ううん、3年くらいでまたここに戻ってくる」
    3年。もう大学生だ。
    「私には遠距離恋愛できる自信がないの」
    「涼介に迷惑かける気がして」
    どこまでも彼女らしい考え方だ。
    彼女の頬は、所々夕陽の光を反射させていて。
    「ご、ごめん…っ」
    そう声を震わせながら俺から逃げようとした。

    まだ、俺何も言ってないじゃん。

    ぐいっと彼女の腕を引っ張り後ろから抱き締める。

    「ずっと待ってる」
    「だから、俺から離れていかないで。」

    きゅん

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  5. 6限目の終わりのチャイムが響く。
    僕は下駄箱の前である人を待ち伏せする。
    …今日こそは。
    「あれ?優君?」
    そう言って、ふわりと笑いかけるこの先輩。
    可愛い。
    「あの先輩!」
    「咲来~!」
    僕の声は悲しくも消された。
    「咲来、今日彼氏は?」
    え。
    「休み~!」
    「あ、優君なんか言った?」
    先輩、まさか。
    「咲来先輩、彼氏いるんですか?」
    「え…うん////」
    ぽっと赤く先輩の頬が染まる。
    「クリスマスなのに、インフルになっちゃって…」
    先輩は、寂しそうに遠くを見つめる。
    「優君は、どうしたの?」
    ふいに質問をされ、さっきまでの勢いは泡のように消える。
    「…今日、暇ですか?」
    「うん」
    じゃあ、というように僕は先輩の腕を引っ張った。

    「今日だけ、僕の彼女になってください。」

    きゅん

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  6. 「……遅いな」
    勇気を出して、クリスマスに誘った彼が来ない。
    やっぱり、嫌だったかな。
    付き合ってもない女の子と出掛けたくなかったかな。
    なんてクリスマスにもなって、ネガティブになる。
    「寒い…」
    もう30分遅刻。
    『もう』なんて、せっかちなのかな。
    「こんな自分、やだよ…」
    じわじわと寒さなのか、寂しさなのか分からない涙が目に溜まる。

    「メリークリスマス!」
    ふわっ、と首に何かが触れる。
    「マフラーのプレゼ……泣いてる…?」
    私の首にマフラーを巻き付けながら、彼がおどおどする。
    「遅い…」
    「ごめん、準備してたら…」
    なんて言ってる彼を見ると、頭にサンタの帽子を被っていた。
    「そのお詫びって言ったらなんだけど…」
    とそこで彼の言葉が詰まった。が、すぐに
    「嘘、お詫びじゃない」
    「……?」
    「もう1つプレゼント」
    そう言って、クリスマスツリーの前に立った。

    「俺のこと欲しい?」

    きゅん

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  7. 「疲れた…」
    委員会の仕事がやっと終わり、靴箱に向かう。
    「あれ…修斗…?」
    疲れきった私の目には、靴箱にもたれ掛かっている同級生の姿が映る。
    「おー……」
    「どうしたの?こんな遅くまで」
    「……晴也待ってた」
    もごもごと話す。
    「晴也、今日休みじゃん」
    「あ、あーそうだっけ………?」
    修斗の目が泳ぐ。
    大丈夫だろうか。
    「…ついでに送ってってやるよ」
    「え、ありがと」
    偉そうだな~とは思うが、ツンデレなのだろうか。

    「あー、じゃあな」
    そう言って、修斗は私の家の前で手を振った。
    「うん、ありがと」
    「…ん」
    修斗は来た道を帰る。
    もしかして…
    「修斗!」
    「何」
    「もしかして家遠いのに、送ってくれた?」
    「…こ、この辺のコンビニに寄るついでだから。」
    なんと照れ屋なんだろう。
    「笑うなよ…」
    「だって笑」

    「悪いかよ」
    「好きな奴と待ってまで一緒にいたいと思うの」

    きゅん

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  8. 「あ、ハンカチ落としましたよ!」
    そう言って、前の人に渡す。
    その瞬間手が触れた。
    「……////////」
    相手の顔は真っ赤になっていて、私の手から奪うようにハンカチを取った。
    「あんがと……」
    早くこの場から逃げたいと言わんばかりのオーラが出ている彼。
    「…如月?」
    よくよく見ると、同じクラスの男子だった。
    「今、気づいたのかよ!?」
    なんだよ…という風に私を睨む。
    「後ろ歩いてる時点で気づいてると思ってた。」
    「まったく気づいてなかった!」
    他愛ない会話が途切れる。
    如月、行かないのかな。
    「……佐本、あのさ」
    「ん?」
    「……普段、女子にはこんな反応しないから!」
    だから、何だっていうんだ。
    「別に誰にも言わないよ?」
    「そ、そうじゃなくて!」
    あぁぁ…と如月は唸りながら、頭を掻く。

    「好きなヤツにしか、こんな反応しねぇから!」

    きゅん

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  9. 「橋田ー!!」
    恒例行事と化した『橋田紗奈探し』
    「先生、俺が探してきます」
    「里村悪いな、幼なじみの絆で探してくれ!」
    先生にそう言われ、紗奈を探す。
    この2ヶ月ほど、時々行方不明となる。
    ま、どこにいるのかはわかるけど。

    ガチャ

    「……紗奈?」
    屋上のドアを開け、大の字になって寝ている紗奈に話しかける。
    「寝顔、可愛いな…」
    見つける度に、こうやって呟くがまったく起きない。
    「……俺のになればいいのに。」
    あの時告白しておけば、何回そう後悔したことか。
    しかも何でよりによって、俺の親友なんだよ。
    「…日向、好き」
    「……!?」
    紗奈がぽつりと呟く。
    なんで俺の名前…。
    俺が紗奈の夢に出てきてるのか…?
    「っ……」
    嬉しさなのか虚しさなのか、涙があふれでてくる。

    「…好きだ」
    「俺のモノになればいいのに」

    「ごめん、今だけだから…」
    そう言って紗奈の髪にキスをした。

    きゅん

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  10. いつものように、友達とお昼ご飯を食べる。
    「あんたのいつも美味しそうだよね~!」
    そう友達が誉めてくれる。
    「これ、自分で作るとかすごいわ…」
    「ありがとう」
    毎度言われるけど、なんだかんだ恥ずかしい。
    「え!?これ手作りなの!?」
    隣からひょっこり顔を出しながら、彼が言った。
    「あ…うん」
    彼は、クラスの中心人物のような男子。
    スポーツ万能だし、頭も顔もいいし。
    興味はないけど。
    「お前、食ったことあんの?」
    彼は、彼と一緒に食べていた私の幼なじみに聞いた。
    「……さぁ」
    相変わらず、クールだな。
    「冷たいなぁ。じゃあ俺食っちゃお。」
    そう言って彼の手が私のお弁当にのびてきた、そのとき。
    バシッ
    「いって。」
    彼がその手を押さえていた。
    「え…大丈夫?」
    すると、違う手が私のお弁当の中身を奪う。

    「…幼なじみの俺でも食ったことねぇのに。」
    「お前なんかに食わすかよ。」

    きゅん

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