ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 『あれー?誰かと思ったら由夏さんじゃないですか。』

    その声に私は顔を上げた

    『なんで、泣いてるの?』
    話聞こうか?…そう彼は笑った

    『幼馴染の幸人お兄さんに隠し事はダメだよ?』

    自慢げに胸を張る彼

    『そっかそっか、振られちゃったのな…』

    彼氏に振られた私に優しく声をかける

    『よしよし、よく耐えたね…』

    体を抱きしめて私の頭を軽く撫でる

    『いいんだよ、いっぱい泣いて。
    彼氏の前で強がるなんて由夏らしいじゃんか』

    その瞬間、幸人の手が止まった

    『ねぇ、由夏…

    俺にしてよ。』

    苦しそうな彼に私は何も出来なかった

    『昔からずっと好きだったのに。

    由夏のこと…知らない奴に取られちゃった。』

    その顔は___

    『ねぇ、由夏…俺だったらそんな顔させない。』

    私を愛おしそうに見つめていた

    『俺をさ、お兄ちゃんじゃなくて彼氏にしてよ』

    そう笑う彼に私は大きく頷いた

    きゅん

    3

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  3. …タッタッタッタッタッ

    ガチャッ

    「ごめん!おまたせっ…」

    『もうせんぱーい!!』

    階段を駆け登り
    息を切らせながら謝る私に

    『遅いですよー??』

    と笑う彼はすごく愛らしい

    「先生に捕まっちゃって…」

    『先輩ほんと、優等生ですね!』

    ケラケラと彼は小馬鹿にしてくる
    数学の…と私は話を続けた

    『先輩、なんで他の男の話するんすか?』

    「え?」

    『数学って男の先生でしょ?
    せっかく二人きりなのに…悲しいよ?』

    「ごめんごめん!!
    そ、そうだよね!」

    あざとく涙目で私を見つめる彼に
    私は謝ることしか出来なかった

    『それに先輩、俺以外と話しちゃやです。』

    ムスッとした顔を私に向ける

    「ふふっ…もう可愛いなぁ〜」

    『もうー!!先輩俺の事バカにしたでしょー!』

    「あははっ!バカにしてないよ〜!」

    こんなに可愛い彼と付き合えて
    私は幸せだと思う

    きゅん

    5

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  4. 『ぁあ…起きたのか』

    顔を上げると大好きな先輩がいた
    「ぇえ!?…な、なんでここに!」

    『お前を探してた。』

    ぶっきらぼうに吐き捨てた先輩は
    私に背を向ける

    「え、探してたって…何かあったんですか?」

    『いや、もう用は済んだ。』

    帰り支度を済ませた先輩は
    席を立ちドアへ向かう

    「何の用だったんですか…?」

    『お前に会いたかった。それだけだ』
    立ち止まった先輩はそう言って俯いた

    「っ…そう、だったんですね。」

    私も上手く返事ができない

    『でも、それも違うのかもな…』

    え?っと聞き返して背けていた顔を向ける私に

    先輩は近づいて

    『いや、本当はお前と帰りたかったんだ』

    とっくに帰ったと思って…そう言う先輩は
    照れくさそうに笑った

    「一緒に帰りましょう…!」

    『勉強して待ってた甲斐があったな。』


    ふわりと笑う先輩を私は急ぎ足で追い掛けた___

    きゅん

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