ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. あっ、夜川先生だ。
    恋をするまではわからなかったけど、恋をして分かったことがある。
    1つめは好きな人ならすぐに見つけられると言うこと。
    「先生っ!こんにちは」
    「お、本川。読書か」
    全校生徒600人弱いるなかで名前を覚えてくれたことが嬉しくてつい、顔がニヤニヤしてしまう。
    「せ、先生こそ図書館に来て読書ですか?」
    「まぁな。読みたい本があってな。借りにきた」
    数学の先生だから本なんて読まないと思っていた。
    この前読書は嫌いっていってたし。
    「ちなみになんの本なんですか?」
    「それはー内緒」
    「いいじゃないですか~ちょっとだけ、ね?」
    しぶしぶ本を差し出す先生。
    3冊ある。
    1冊めと2冊めは数学についての本か。じゃあ最後のはっと。
    「えっ、、この本」
    私がこの前おすすめした本だった。
    「読んでみようと思って」
    「でも先生本嫌いなんじゃ」
    「これから好きになる。いやもう好きだな」
    本もお前も。

    きゅん

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  3. 目を開けるとそこは保健室だった。
    横には隣の席の廉くん。
    「廉、くん?」
    なんで私ここにいるんだろう?
    そう質問する前に彼が話し出した。
    「授業中倒れたから」
    倒れたから、なに?
    「もしかして運んでくれたの?」
    「あぁ」
    嘘。どうしよう。顔がにやけてきちゃう。
    大好きな人にこんな姿見られるのは嫌だけど、それ以前に私、嬉しすぎて、。
    「顔、にやけてる」
    「あっ、あっ、ごめん。、、運んでくれてありがとね」
    「おう。あとこれお前の荷物」
    どうやら早退して病院に行かないとダメと保健室の先生が言っていたらしい。
    荷物までまとめてくれちゃってるなんて申し訳ない。
    「あと、これなに」
    渡されたのは1枚の手紙。
    こ、これ。見覚えある。
    私が倒れる前に書いた廉くんへのラブレターだ、、。
    「み、見た?」
    「見た」
    「あ、うん。そーゆーことだから、さ。返事はいらないし」
    「俺もずっと好きだったから」
    「え?」

    きゅん

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  4. 先生へ。
    先生、今までありがとう。
    私は明日から学校には来ません。
    実はずっと隠してたけど、入院して手術を受けることになりました。驚きましたか?
    少しは悲しんでくれたりするのかな。
    謎に始まった先生との手紙交換。それも今日で最後です。
    もう先生には会えないかも知れないので、最後に伝えさせて下さい。
    先生大好きです。またいつか。  由里。

    3日前に書いた手紙の内容は、まだしっかり覚えていた。
    これから私は難しい手術を受ける。
    あと30分。怖い。怖くてたまらない。
    「先生に、、会いたい、、な」
    会えたらきっと、
    「由里っ」
    「せん、せい、、?」
    私は泣いてしまう。
    「由里、これ」
    「えっ、、?お守りっ、、?」
    「絶対大丈夫だから」
    「せんせっ、怖いよぉっ、、、」
    「俺が大好きな由里はそんな弱気じゃないだろ」
    「大、、好き?」
    「あぁ愛してる。だから未来で一緒に生きよう」
    「う、んっ」

    きゅん

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  5. 私は隣の席の怜斗と授業中によく手紙交換をする。
    今日もまた、1時間目からやることになった。

    [今日も女子達からキャーキャー言われてたね~]
    [まぁな。お前と違ってモテるんで~]
    [はぁ?私だってモテますよ!]
    [何人に?てか告白されたことあるのかー?]
    [さ、3人だけど?でもこの間告白されたばっかだし]
    [へー。誰だよ]
    [このクラスの羽田くん]
    [あいつはやめとけ]
    [なんで。いい人そうじゃん。怜斗と違って優しそう]
    [まじでやめとけ。で、他には?]
    [4組の佐東くん]
    [あー、やめとけ]
    [はぁ?なんでよ]
    [なんでもだよ。てか彼氏欲しいのかよ]
    [そりゃ~欲しいよ]
    [じゃあもう俺で良くね?てか俺にしろよ]
    [私のこと好きなの?]
    [当たり前だろ]
    [直接好きって言ってよ]
    [放課後にお前が照れるほどいってやる]
    [やっぱいい。絶対やめて]

    きゅん

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  6. 今日に限って音楽室に忘れ物するなんて、、。
    今日の音楽部の部活動にOBの先輩が来て指導をしてもらった。
    私と隼人先輩は元カレカノの関係。
    あの頃、自然消滅という形で分かれてしまっていた。
    でも私は今も昔もずっと大好き。
    今日久しぶりに会ってドキドキしたし、胸が苦しかった。
    ミーティングの時にまだもう少しいると言っていたから鉢合わせちゃうかも。
    ーガチャン
    音楽室の扉を開けると中は暗かった。もう帰ったのかな?
    「あれ?美桜?」
    「わ!!」
    不意に後ろから話しかけられたせいで体勢を崩す。
    ふわっと隼人先輩の香りにつつまれた。
    「せん、ぱい」
    「大丈夫か?てかもう鍵閉めるけど忘れ物?それとも俺に会いに来てくれたの?」
    「わ、忘れ物です」
    「なーんだ。残念」
    そんな寂しそうな顔、しないで。期待、させないで。
    「じゃあ、失礼します」
    「まって。俺まだ美桜のことが好きなんだよ。どうしても忘れられない」

    きゅん

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  7. 「好きだよ!」
    「うるさい。授業中に話しかけてくんな」

    「だーいすきだよ!ゴホゴホッ」
    「食べるときは黙って食え」

    「好きだって言ってるでしょ!?」
    「キレるな」

    「世界で1っっ番大好きだよ」
    放課後になって今日最後の告白をした。
    にもかかわらず、クールな優人は顔色1つ変えない。
    1週間前の今日。私は本気で告白をした。
    結果はあっさり振られるという結末。
    いつも照れもしないからこそ、照れてる顔が見たくてずっと告白し続けている。
    でもまだ1回も照れてくれない。
    「なんで笑いもしないの?」
    「笑う必要あるか?」
    うぅ、ないです。。
    「じゃ、じゃあ、返事もう1回だけしてよ」
    そしたら諦めるから。
    結果はもうわかっている。
    この1週間で気持ちが変わるはずない。
    それより嫌われたかもしれない。
    「俺も好きだけど」
    「へ?」
    「よし帰る」
    「え、ちょ、まって!」

    きゅん

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  8. 放課後、調理部に所属している私はいつもクッキーを作るのが日課。
    最初の頃は上手く出来なかったけど今はかなり上達したと思う。
    「もーらい」
    「あ!ちょっと!」
    そんな楽しいひとときを邪魔する奴が1人。
    同じクラスの佐東要(さとうかなめ)だ。
    「まだあんまり美味しくねーな」
    そういいながらもパクパクっと口の中に入れていく。
    あっという間に作ったやつ全部がなくなってしまった。
    「美味しくないなら食べなきゃいいじゃん」
    この後部活のみんなで交換し合うのになくなったら交換出来ない。
    「いや、食べる」
    「あっそ」
    「そうえばまだこの部活お前以外全員男子なんだな」
    そう。実はこの部活、私だけが女子なのだ。
    「そーだよ。だからちゃんとクッキーラッピングしてあげたいの。だから食べないでください」
    あっ、少し言い過ぎちゃったかも。要を見ると
    「こんな美味しいクッキー他の男子にあげたくないんだよ分かれバーカ」

    きゅん

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  9. 「ねぇ、愛してるよゲームやろ」
    ここは田舎で電車なんか1時間に1本しか来ない。
    ついさっきその貴重な電車を逃してしまった。
    「なんだよそれ」
    どうせ暇だし、幼なじみとゲームをすることにする。
    「お互い交互に愛してるよって言って照れた方が負け。ね?簡単でしょ」
    実は私はこの幼なじみのことが好きだったりする。
    あっちはどう思ってるか分からないけど、もし振られたらこの関係を崩すことになる。だから本当の告白はしないと思っていた。
    「じゃあ私から。、、愛してるよ?」
    好きな人を真っ直ぐ見つめて言うのって緊張する。
    「なつ、愛してる」
    絶対ふざけて言うと思ったけど、以外とガチじゃん。
    「匠、愛してるよ」
    「なつ、好きだ」
    「ちょっと愛してるしか言っちゃダメでしょーよ」
    不意打ちでドキドキしちゃったじゃん。
    「いや、ゲームじゃなくて、本当になつのこと好きなんだよ」
    顔、赤い。照れてる?
    「私も、好き」

    きゅん

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  10. 「死ぬの?」
    誰にも邪魔されずに死ねると思ってたのに。
    「別にあんたには関係ないじゃない」
    よりによって学校1の問題児に邪魔されるなんて。
    最後まで関わりたくなかったのに。
    「俺、生徒会長いないともう学校来ないよ」
    学校に来ないって、、、。それ私のせいになるってこと?
    そんなのたまったもんじゃない。
    「私は今まで頑張ってきたの。これ以上生きて、あんたのお世話までしてまだ生きなきゃいけないの?」
    今までたくさん我慢してた。
    もう楽になりたいの。
    それなのになんで、
    「そんなこと言うの?」
    初めて話す知らないもの同士なのに。
    今日は諦めようと思い屋上のドアに手をかける。
    最後に「学校ちゃんと行きなよ」とねんをいれた。
    そしたら「会長が生きてれば」なんて言う。
    「なんで私がいないと行かないの?」
    「だって好きな奴がいない所なんてつまんなくない?」
    「え、、、?」
    「なんだよ」
    「え!?はぁ!?」

    きゅん

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  11. 「桃先輩~!まって!」
    登校中1人で歩いていると後ろから後輩、柳瀬くんに呼び止められた。
    「おはよう柳瀬くん、今日も寒いね」
    冬に入ってから私達は付き合っている。
    寒い季節、隣に好きな人がいてくれるのは嬉しいし暖かい。
    「桃先輩がいてくれるから俺は寒くないよ!」
    さらっと朝から爆弾発言をかまされて顔が赤くなっていくのが分かる。それに気づかれたくなくてマフラーに顔をうずめたら、
    「どうしたの?具合悪い?」
    本気で心配してくるから呆れる。天然って罪だ。
    校門に近づくにつれ私は焦っていた。
    昨日から言おうと思っていたことがあるから。
    「あ、あのさ、柳瀬くん」
    「ん?」
    「そろそろ名前で呼んでくれない?」
    「うーん、じゃあ先輩も俺のこと名前で呼んでよ、」
    そしたら俺も呼んであげる。
    なんて言うから私が呼ぶことになった。
    「ゆ、ゆう、た?」
    恥ずかしい!
    「合格、もも」
    頭をポンポンされた。

    きゅん

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  12. 友達と喧嘩をした。
    もうすぐ昼休みが終わると言うのに一言も話さぬまま自分の席につく。
    机に突っ伏して必死で溢れる涙を止めようと頑張るけど、結局チャイムが鳴っても泣き止めないままでいた。
    授業は私の大好きな先生の数学。
    泣いてるところ、バレないといいな、、、。
    幸い後ろの席だから気づかれにくいし、先生と目が合うことは少ない。
    「本川~、黒板に答えかいてみろ」
    授業を進み残り10分になった時、突然名前を呼ばれた。
    それまでボーとノートをとっていたから全然分からない。
    でも呼ばれたからには行くしかなく。
    「先生、分かりません」
    「じゃあ課題プリント。放課後解いて持ってこい」
    あっさり自分の席に返されたのは良かったけど、手には課題。自分の席に座ってよく見てみると、ん?課題じゃない?
    [悩みあるなら聞いてやる。だからそんな悲しい顔すんな。俺はお前の笑った顔が好きなんだよ]

    きゅん

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  13. 「私のパン!!」

    急にお腹が痛くなったから大好きなパンを置いてトイレに向かったのがバカだった。屋上に戻るとさっき置いたパンが見当たらない。半泣きになって回りを見回して見ると、鳥にご飯をあげている男の子が1人。手には、
    「私のパン!!」
    叫ぶと「は?」なんて逆ギレされたから少し後退りしてしまった。顔は太陽の光で見えにくく誰だか分からない。
    でも私の大事なものを取ったんだから、許すまい!
    「か、返して下さい!」
    「あ、これお前のだったんだ」
    「そうです」
    「ごめんな。後で同じの買ってくるから」
    そう言って足早に逃げる犯人の手をつかむ。そのとたんに顔が影になり誰だかはっきり分かった。
    「裕太、センパイ?」
    私が1年半片想いしている人。
    「やっと気づいた。おせーよ、成瀬桜」
    「私のこと知ってるんですか?」
    1回も話したことないのに?
    「そりゃー、好きな奴の名前くらいは、な」
    「え?」
    「あ、、」

    きゅん

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  14. 「泣くなって」
    いつの間にか隣に座って頭を撫でてくれている先生。
    その優しい声と手のひらにいつしか話していた。
    「だ、だって、最後の試合で私、失敗しちゃって、、」
    今日は高校最後のバスケの試合。
    シュートを決めようとして足をおもいっきり捻ってしまった。
    「、、なにもできなかった。私には、バスケしかないのに」
    自分のせいで勝てなかった。
    それなのに皆の前で泣くなんてことは出来なくて、抜け出して校舎裏にたどり着きおもいっきり泣いた。
    絶対に誰も来ないと思っていたのに教育実習生、しかも練習中部活を見学しにきていた先生に見つかるなんて、、。
    「先生ごめんなさい。愚痴っちゃいました」
    好きな人には笑顔だけを見てほしくて無理に笑う。
    そしたら、
    「お前がしっかり練習してたことは俺が知ってる。だから自信もてよ」
    ぎゅっと抱きしめてくれた。
    先生がつけている金木犀の香りが近くに感じる。
    「先生、好き」

    きゅん

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