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  1. 10件ヒットしました

  2. 「なんで呼び出したの」
    できるだけ感情を含まない声で。
    嫌い嫌い嫌い。嫌いだから。
    「聞きたいことがあって」
    「何?」
    「俺のこと、好きじゃないんだよね。」
    「そうだけど」
    そのことだけを聞きに来たのだろうか。
    「本当?」
    「本当」
    「ならさ、こういうことしてもドキドキしないってことだよね?」
    __ドンッ
    気付けば私は壁に押し付けられていた。
    _ドキ
    ダメ。
    諦めるって決めたんだから。
    「別に」
    「そっか。じゃあ」
    「んっ」
    キス…された?
    「好きじゃない人とキスしてもドキドキしないよね?」
    私の心臓はこれ以上ないくらいにうるさい。
    大丈夫、好きじゃない。
    「うん」
    「その割には顔赤くなってるけど?」
    「だか、ら?」
    「じゃあ本当にドキドキしてないか確かめさせてよ」
    理人はそう言って私の胸に手を当てた。
    「めっちゃドキドキしてるじゃん」
    「っ…」
    「実は俺、お前のこと好きになっちゃった」

    きゅん

    7

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  3. 「っ…ひっく…」
    夜の体育館。
    私は一人、泣いていた。
    あそこでアウトしなければ、この学校が一位だったのに。
    私のせいだ。
    「ひっくっ…っ」
    「おいっ!」
    体育館に入ってきたのは、佑汰…私の幼馴染。
    泣いてるの、見られたかな。
    急いで涙を拭う。
    「お前、どこ行ってたんだよっ!俺、心配で心配で…え、鈴乃、泣いてんのか?」
    「泣いて、ない…」
    涙声で言ったら、泣いてたことがバレバレだ。
    「嘘。泣いてただろ。鈴乃と一緒にいて何年だと思ってる?涙声だし、目は赤いし。」
    「私のっ…せいで…」
    「だから、あれはお前のせいじゃない。」
    そんなの誰が言い切れるのだろうか。
    「でもっ…」
    「お前が責められたら俺が守ってやる。俺がお前のせいじゃないと思ったら、お前のせいじゃないないんだ。」
    「責められたら私、家出するっ…」
    「は?家出したって無駄。お前がどこにいようが、何年かかろうが、俺は必ずお前を見つける」

    きゅん

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  4. 「多分、風夜は花が風夜のこと好きな10倍花のこと好きだよ」

    「私を超えられんの⁉すごっ!」

    「棒読みやめろー笑」

    「だってありえないんだもーん」

    放課後の教室で鈴花と恋バナの時間。

    風夜はモテモテで、好きな人がいるらしい。

    告白するつもりはないからこそ、今の時間全部吐き出せるからいいんだ。

    __ガラッ

    「え」

    「え」

    「今の話聞こえたんだけどさー」

    「ごめんなさいっ!」

    「いやいや、間違ってるところあったから言おうと思って。」

    「あー、10倍のだよね…0倍に直しますっ、あと、私風夜のこと好きじゃないからっ!」

    「ううん、0倍じゃなくて1億にしてくれると嬉しいな(^^♪」

    「へ?」

    「だから、俺は花のことが好きってこと」

    鈴花がいるのに、私は唇を奪われていた。

    きゅん

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  5. 両横には蒼汰の手。
    前には蒼汰。
    後ろには壁。
    そう。逃げられません。
    「どいて、くれる?」
    今日は卒業式。蒼汰にもう会えないと思って、蒼汰の席に座って泣いていた。
    蒼汰には好きな人がいると噂だし、何より私が告白してもオッケーくれるわけがないから。伝えて傷つくより、伝えないで諦める道を、私は選んだ。
    「顔上げて、泣いてる理由言ってくれるまでどかない」
    _グイッ
    突然蒼汰に顎を持ち上げられた。
    嫌でも蒼汰と目が合う。
    「顔は上げた、後は言うだけ」
    こんな時なのに、私の心臓の音は収まらない。こんなの、耐えられない。
    「…卒業式だから」
    「じゃあなんで俺の机にいたの?一番奥まで行かなくてもいいじゃん」
    「好きなの。蒼汰のことが好きなの!っ…」
    言うことになるなんて。
    初恋は実らないって、本当だったんだ。
    「俺も」
    「え」
    「俺の方が惚れてるんだよ。」
    「嘘…」
    「でも俺、ドSだから」

    きゅん

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  6. 「ねぇねぇ、俺達と遊ばない?」
    駅の改札を出てすぐの所だった。
    男の人…
    「学校がありますんで」
    「まさか俺達に逆らうわけないよなー?」
    いきなり手を強い力で掴まれた。
    「離してくださいっ!」
    「そんなこと言ってー。本当はサボりたいんだろ?」
    腕がちぎれそうな程引っ張られて、もうダメだ。と心の中で思った。
    「俺の彼女に何してんの」
    ふわっと、裕翔の香りが広がった。
    「裕翔」
    「ちっ、お前彼氏いたのかよ」
    「はぁ。先輩何ナンパされてんですか」
    ヤンキー達がいなくなると、裕翔は呆れたように言った。
    「ごめん…でも裕翔が助けてくれたからいいの」
    _ドンッ
    突然壁に押し付けられた。
    「先輩が良くても俺がダメなんです」
    「え?」
    「好きで好きでおかしくなりそうなんです」
    「…私もだよ。だから、ナンパされたくらいじゃ…キャッ」
    唇を奪われた。
    「なら、今日は俺と学校、サボります?」

    きゅん

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  7. 私、波奈。
    只今、宿題を教室に忘れ、夜だというのに学校に忍び込んでいます…
    「ん?先輩?」
    「え?」
    絢斗?
    「偶然ですね」
    「本当!絢斗はどうしたの?」
    「俺は伊紀の宿…」
    「誰かいるのか?」
    え?
    「多分、宿直。見つかると退学になるかも。あ、そこ隠れましょう」
    _ドンッ
    隠れるためだよね…。
    え、絢斗に壁、押し付けられてる。
    なんで、こんなにドキドキするの?
    壁ドンってドキドキするもんなの?
    「けん、と…?」
    「黙ってて」
    ドキドキが収まらない…
    顔が、近い…
    限界で、絢斗が離れた。
    「先生行ったみたいです」
    「そ、そっか、ありがとう、私、帰るね!」
    心臓が、今も速い。
    「先輩、顔赤いですよ?熱?」
    顔赤い?
    「大丈夫だよ!」
    「それならよかったです。じゃあ。あ、」
    『心臓の音、めっちゃ速かったね』
    耳元でささやかれた。
    何あれ…
    絢斗のせいで、また心臓が…
    _ドキ
    あぁ、速くなった。

    きゅん

    4

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  8. ただいま、心が曇天です。空は晴れてるけど。はい。

    なんでかって言うと、徒競走で、見事にビリ。

    はぁ…

    あ、次の組のビリは莉里だ。

    でも、いつまでたっても莉里は来ない。

    ん?

    流星、そこ5位!!

    ってか審判だったんだ。

    「流星、こっち!」

    早く連れ戻さなきゃって思って何も考えずに流星の手を掴んだ。

    それがいけなかったみたい。

    「あ、そっちか!」

    すぐに来てくれた。

    莉里も、流石早い。

    すぐ、私の隣に並んだ。

    だけど。

    「…手」

    私、手を離してなかったみたい。

    「あ、ごめん!!」

    「大丈夫」

    なんか素っ気ないな…

    顔も赤いし…

    あ、もしかして熱ある?!

    『退場します。立ってください』

    退場しなきゃ。

    大丈夫かな。

    あれ、私も流星の熱移った?

    頰が熱い…

    しかも胸がギュってなるし、心臓が早い…

    なんで…?

    きゅん

    3

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  9. 「次、リレーじゃん!!颯、行くよ!」

    明梨ちゃんが颯の手を掴んで立ち上がる。

    あぁ、胸が痛い。

    諦めたつもりなんだけどな…

    「オッケー」

    明梨ちゃんと颯、付き合うのかな。

    諦めたんだから、そんなの関係ないか。

    でも、応援くらい、してもいいよね?

    友達でもすることだし。

    ほら、勇気出すんだ!!

    「そ、颯、リレー頑張ってね。応援してるから!」

    言えた。

    勇気、出せた。

    「おー。頑張る」

    颯は太陽みたいな笑顔で笑う。

    _ドキ

    ダメか…

    やっぱり好き。

    どうしようもなく、颯が好き…

    きゅん

    3

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  10. 私、朱里、中2!

    サッカー部のエース、颯くんに恋…いや、失恋か。

    好きだったんだ。

    ずっと、ずっと颯くんだけを見てきた。

    去年のバレンタインデーに告白したんだけど…振られちゃった。

    そしてそのすぐに彼女ができて。

    幸せそうじゃないのが気にかかってるんだけど、私が言うことじゃないから。

    「朱里!」

    「なにー?」

    友達の、有砂に呼ばれ…

    図工準備室。

    「あのね、颯くんが、なんか朱里に避けられてる気がする、俺可哀想って言ってたよ。」

    「そうなんだ。」

    諦めようとしてるのに…

    「好きじゃないの?」

    「好きだよ…でも、」

    「ねぇ」

    「颯くん!」

    「今の話、聞こえた。まだ俺のこと好きなの?」

    「ううん!冗談!!」

    「そっか…言っとくけど俺彼女のこと好きじゃないから」

    好きじゃない?それは私を期待させるため?

    ひどい…

    好きだよ。どうしようもなく君が好き…

    きゅん

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  11. あーあ。


    またやっちゃった。


    陸上部で、自己ベスト更新を狙って、早くしすぎた。


    コーナーで曲がりきれなかったんだ。


    それで、今保健室に向かってる。


    「高松さん。またやったんですか…見せてください」


    「すみません…」


    この先生と会うたびに、胸が苦しくなるのはなんでだろう。


    「ん、これくらいなら湿布と包帯で大丈夫。」


    「ありがとうございます。」


    「でもさ、高松さんは頑張りすぎ。無理すんなよ。」


    _ぽん


    先生が私の頭を叩いた。


    たったそれだけで、私の心臓はドキドキと音を立てる。


    あぁ、そうか。私は先生のこと…


    「高松さん?」


    「あ、ありがとうございます!」


    「ん。終わりましたよ。頑張って、でも無理しないでくださいね。」


    「はいっ!」


    明日も陸上部、頑張ろ。


    先生、見てくれるかな。

    きゅん

    2

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