ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. ねえ、聞こえる?
    きみとの約束をいまも守ってるよ。このサクラの木に誓って
    あの日から一回も、ここの掃除を忘れたことはないの
    私、きみのおかげで花の儚さ、美しさ、それがもつ言葉の意味…、いろいろ知れたよ

    「だからさ、そろそろ目を覚ましても良いんじゃない?」
    「…また、ここにいた」
    びっくりした。双子だと、こうも声が似てるんだね
    「あいつがいなくなっても、俺はまだ、あいつには勝てないんだな」
    「私は…、いつまでも彼が好きだから」
    「しってる。でも、俺は、そんなお前が好き」
    いつしか感情がなくなった。きっと、きみにしか笑えないし、きみのためにしか泣けないんだ
    「ありがとう。でも、ごめん」
    「お前の一番はあいつだけど、二番は俺を選べよ?」
    「うん、そうだね。できることならそうしたい」
    私は、どこまでも冷めきってる
    「帰るぞ」
    「…うん」
    永遠な恋はない。でも、どうしても、きみじゃなきゃダメなんだ

    きゅん

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  3. ノンフィクション

    「そんなに苦しい思いをするんだったら、会わなきゃよかったのにね」
    きっと友達は私のことを思って言ってる
    でも、そうなのかな?たしかに辛いけど、私は君に会えてよかったと思ってるよ

    私たちは塾仲間。成績でいつも勝負したり、いじりあったりして、周囲のみんなからよくバカップルって言われてた。そう言われて、君は嫌そうじゃなかった。実際に、何度か一緒に外ででかけたこともある

    なのに…、両想いだと思っていたのは私だけで。笑っちゃうような勘違い。

    「好き」
    「ごめん、好きな人が学校にいる」
    もう即答

    じゃあ、遊ばれてた、ってこと…?
    でも、そんな人じゃない

    「西野って、モテそうだよね」
    私が告白をした数週間後のことだった。気まずさもなくなって、いままで通りになったのに「好き」が募る
    キミだけには言われたくなかったよ、それ
    モテたところで、キミに好かれなきゃ意味がないでしょ?

    きゅん

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  4. ノンフィクション

    「私たちって、もう、付き合う必要ないよね」
    「え?」
    「もう、仮彼女期間は終わったんだから別れよ」

    本当なら別れたくないよ
    でも、キミがあの子に向けてる優しい眼差しを隣で見るのはもう、つらいの

    ゲームで負けた私たちは先輩の命令に従った。でも、その期間も、とっくに過ぎている

    「…俺、小林が好きだから、先輩にお願いした」
    「うん。嬉しいけど、それは違う」
    あの塾の子といるときのキミ、輝いてたよ
    あれが、恋、っていうの

    「西野、って子が好きなんだよ」
    「あ…」
    やっぱり…、ね
    「私のこと、好き、って言ってくれたけど、それ、憧れのほうと勘違いしてるよ」

    私って、ほんとバカ
    キミが気づいてないならそれを利用して付き合えばよかったのに
    でも、そんなの、誰の幸せでもない。もちろん、私も含めて

    「だから、さよなら」
    「小林…、サンキュ…」

    やっと気づいたか、おばかさん

    きゅん

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  5. ダッ…

    ハァ、ハァ…

    キミの走っている姿は、私にとってはもはや芸術作品

    美術部の私は、いつも彼を描いている。彼の輝きに惹かれてしまうんだ

    「翔ー!おつかれっ!」
    でも、キミには可愛い彼女がいる
    「ねえ、帰ろ?」
    「あ、ちょっと待って」

    タタタッと軽やかなステップで私のほうに来るキミ

    「なあ、今日はどんなの描けた?」
    美術室の窓で話すのが私たちの日課。仲が良いのは夢を追いかけている、っていう共通点があるからなだけ。それ以上の関係にはなれない私たち
    「これ」
    「ひょえ~!やっぱ、お前、才能あるわ…」
    ゴールテープを切ったキミの水彩画
    笑顔と汗と涙と光でキラキラしてる
    「彼女さん、待たしてるよ?もう、帰ったほうがいいよ」
    「うん、じゃあ、また明日な」

    「おまえ、まだ好きなの?」
    あ…
    「まあ、俺もまだお前のことが好きなんだけどさ」
    「ごめん…」
    「わかってるって」

    恋って苦しい

    きゅん

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  6. 「今日で会うのは最後にしよう」
    「え…?」
    キミの瞳が揺れたけれど、いまさら僕は引き返せない
    「やだよ!なんで!?いままで、二人で頑張ろ、って話してたじゃん!」
    「僕はもう、恋愛に飽きた。疲れたんだよ」
    「やだ!好き!」
    僕の肩を揺さぶるキミのまっすぐな瞳が、いまは苦しい
    「私を見捨てないで!あんたが好きなんだってば!」
    ごめん。僕も最後まで一緒だと思ってた。でも、キミが病気がちな僕のせいで地方の大学を断念した、って聞いたんだよ

    いまの僕はキミの邪魔だ

    「僕のことは忘れて生きて」
    「あんた無しで生きてけるわけないじゃない!」

    パシンッ

    初めてキミに殴られた。べつに痛くはない。

    ただ、心が痛い

    「ねえ、待ってよ!」
    キミの手を振り払って改札に向かう

    「じゃあな」

    僕は、キミの笑顔が大好きだった
    でも、もう、その笑顔は僕ではつくれない

    ごめん
    そして、
    ありがとう

    きゅん

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  7. 「…好きです」
    「ごめん、俺、おまえのこと親友としか思ってなかった」

    やっと告白できたのに、今日の放課後、一瞬でフラれた。その後言われたのが、彼女がいる、ってこと
    もう、バカみたい。私だけがアイツの特別だと思ってたら、それはただの私の妄想で

    「ほい」
    昨日の告白が嘘だったみたいにラムネを渡してきた。いつもなら甘いはずのその味が、ひどく酸っぱく感じる

    「クエン酸強くない?」
    私って、可愛くない。素直に「ありがとう」って言えばいいのに、強がってこんなことを言う。だから、キミに振り向いてもらえなかったんだよ、ばか
    こぼれ落ちそうな涙を隠してうつむく。

    「はやく元気だせよ?おまえが元気ないと萎えるわ」
    クシャッと私の髪を撫でて立ち去って行った
    ほんと、キミは私のことをわかってない



    こうするしかなかった
    彼女なんていないよ
    俺の命がキミの隣にいるのを許さないだけなんだ

    告白、サンキュ

    きゅん

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  8. 「失礼します」
    いつも職員室に入ると、入り口そばの席に座る先生に全神経が集中する

    先週、うっかり先生の前で「好き」という二文字を漏らしてしまった。そこからというもの、先生に避けられている。前までは先生のお気に入りだったし、職員室に入ったら毎回、目が合って笑いかけてくれたのに。なんで、好きなのに、好き、って言っちゃダメなの?でも、それは、許されない恋だった。

    「おい、安藤!?」
    「え…?」
    気づけば、先生が私の腕をつかんで、職員室から連れ出された

    「なんで泣いてんの?」
    泣いてた…
    「先生、私のこと、避けてますよね」
    「それは…」
    言い淀まないで
    「私、もう、限界なんです」
    「安藤、落ち着け。俺は、お前のためを思って…」
    「そうやって、いつもはぐらかす!」
    「安藤の将来のためだ…、俺もつらい」
    それって…
    「先生も、私のこと…」
    「力不足でごめん」

    先生の匂いが残った教室で涙が落ちる

    きゅん

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  9. 彼は、友達になってくれない。

    「ありがとう」
    「こんくらい、なんてことねえよ」
    「俺らダチじゃん」
    「私たちをもっと頼って!」
    クラスメイトは学級委員の私をサポートしてくれる。みんな、優しい友達。なのに…みんなから怖がられている彼だけ、少し違う。

    「ねえ、みんなと話せば、青木(あおき)の良さ、わかってくれるって」
    「莉穂(りほ)だけで十分」
    サラッと言う、格好いい横顔に惹かれる。
    「…私しか友達いないのは嫌じゃない?」
    「何度も言うけど友達じゃないだろ」
    「なんで?」
    「友達だったら付き合えない」
    やっぱりキミは、私をおかしくさせる、問題児。
    「照れてんの?」
    フッと笑った青木には余裕がある。
    「莉穂、こっち向けよ」
    私の手をグイっと引っ張るから、渋々、紅い顔をキミに向ける。

    手をギュッと握り、私の手の甲に接吻する青木。
    「友達卒業、な」
    その一言から恋が始まった。

    きゅん

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  10. 「新島(にいじま)四角五番解いて」
    学校ではこんな感じだけど家では優しく教えてくれる
    「だから、こうなるってわけ。美咲(みさき)わかった?」
    家では呼び捨て、は…反則過ぎるよ
    「もう一回、解いてみ」
    「うん」
    隣にいるキミの匂いにドキドキして、集中するのが難しい
    「そうそう。できんじゃん」
    私の頭をクシャッとした後に、ポンポンするのは…ダメだよ
    「はぁ…」
    「どうしたの?」
    「いや、学校では先生だし家では兄。美咲の彼氏に、どこでならなれんだろって思って」
    ちょっと待って。いまの、幻聴…?
    「まっ、いっか」
    「え」
    「ずっと一緒にいれるだろ?それとも、嫌?」
    「嫌じゃない!むしろ…」
    「むしろ?」
    あ、先生、わかってる。私が先生のこと、すっごい好きなこと
    「彼氏として、私の隣にずっといてください…」
    「はい、よくできました」
    今度は、ギュッと私を抱きしめながらの頭ポンポン
    心臓がもたないよ!

    きゅん

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  11. ドキドキするのは風邪のせい

    本当はだいぶ前からこの想いには気づいてたけど…風邪のせいにしてみたり

    先ほど倒れた私が早退をするのは理解できる。でも、家が隣だからという理由でキミが巻き込まれるだなんて…

    そしてなぜか、私がまた倒れないように、ということで、光(ひかる)は私を後ろに乗せながら、右手で私の自転車を持って、自転車をこいでいる。光がこぐ速さに合わせて私の自転車の車輪も回転する。それはまるで、恋の歯車のよう。

    「ゆい、俺にしっかりつかまれって」
    昔より大きな背中にそっと腕をからめる。この匂い、好きだなぁ。
    「嗅ぐなよ。くすぐったい」
    「ごめん」
    バレていたことに顔が紅くなる。

    「授業、戻って良いんだよ?幼馴染だからって気にしなくていいよ」
    「…俺が幼馴染っていう理由だけでこんなことしてると思ってるの?」
    「え?違う?」
    どういうこと?

    「…ゆいだから」
    やっぱりキミが好き。

    きゅん

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  12. げげっ。滅茶苦茶厳しい現国の先生の授業で、教科書忘れた。
    隣の葉山の肘をつつく。
    「奈々?」
    不思議そうに私のほうを眺めるキミの綺麗な目を見ると、その世界に惹きつけられる。言うまでもなく、容姿も完璧。そんな彼と話すと、胸が高鳴るだなんて本人に言えるわけない。だって葉山はドSなんだ。
    「忘れたの…見せてくれる??」
    ニヤッと笑うキミ。
    「なに企んでるの?」
    恐る恐る聞く。
    「好き、って言ったら貸してやるよ。」
    は!?なんでよ!?
    やばい、次、音読しなきゃなのに!もう、こうなったら…
    「葉山、すっ、好き…。」
    「ん?聞こえねえ。」
    「好き!」
    「ん。」
    渡された教科書。そのおかげで朗読成功!
    「奈々、手、出して。」
    耳元で言うのは反則!

    「好きだ。」
    手にマッキーで書かれた。
    「奈々は?」
    きっと葉山は私の気持ち、わかってる。
    「…好き。」
    涼しげな顔で笑っている。そんな君の虜なんだ。

    きゅん

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