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  1. 7件ヒットしました

  2. 「先輩!もうすぐ、部活引退ですね。」
    私は3年の廊下で大好きな先輩に話しかけた。
    そんな先輩は私に気づいて、はにかんでくれた。
    そんな事されると勘違いしちゃう。

    「俺達が居なくなったらお前らが1年引っ張ってけよ!」
    そう言いながら頭をぐしゃぐしゃされる。

    「もう!何回もそういうのやめてって言ってるじゃないですか!私、勘違いしますよ?!」

    「……勘違いじゃないし。」

    そう言いながら先輩は壁に背を預け、ズルズルと座り込んだ。

    「先輩…それって…」
    私が言いかけると先輩は真っ赤な顔で私に言った。

    「好きだ。俺と付き合って貰えませんか…?」

    「その…よろしくお願いします…っ?!」
    言い終えると同時に先輩に腕を引っ張られ、あっという間に座り込んでいる先輩の腕の中に。

    先輩からいつもほのかに香っていたベルガモットが一段と強く感じた…。


    「ん?!!って…先輩!ここ、廊下です!!!」

    きゅん

    2

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  3. 「先生!」

    私の初恋…それは高校時代の国語の先生。
    新任で真面目で几帳面、でも実は煙草中毒な先生。

    「宇佐見!久しぶりだな。卒業してからだから6年ぶりだな。」

    「そうですね!私、夢だった編集者になれました!」
    そう言うと先生は自分の事のように喜んでくれた。でもね、今日はもっと大事なことを伝えに来ました。

    「先生、私、成人しました。就職しました。自分磨きもしました。
    だから、その、付き合ってください!!」

    やっと言えた。高校時代からずっと封印していた言葉を。

    「俺、オッサンだぞ?いいのか?」

    そういう先生はまだまだカッコイイ31歳。

    「勿論です!」

    やっと叶った。高校時代からずっと望んでいた関係が。

    何年経っても先生の癖、声、笑い方。全然変わってない。
    変わったことと言えば、先生に纏わりつく煙草と珈琲の香りがいい香りだと感じられるようになったことくらい。

    きゅん

    4

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  4. 「好きです!付き合ってください!」

    教室に響くのは私の大好きな幼馴染に告白している女子生徒の声。
    私はというと教室の扉の隙間から盗み見てます。

    「無理。」
    幼馴染は告られ慣れてるようでバッサリ断る。
    ああ、私は最低だ。Noという返事に安堵してしまった。

    「う…っ…なんで?やっぱあの地味な幼馴染の子?幼馴染ってそんなに大事なのっ?!」

    相手の子は泣き出し、私への八つ当たりとも取れる言葉を並べる。

    「あ゛?ちげーよ!」
    普段はクールな幼馴染がキレた。そんなに私の事が大切って思われたくないの?と内心、悲しみで一杯になる。でも、違った。

    「幼馴染だから大事とかじゃねー!アイツだからだよ!次にアイツを罵倒してみろ。そん時は覚悟しとけよ…。」

    その答えを聞いて私は嬉しくなった。私の為に怒ってくれる君。


    私への返事はYesですか?

    きゅん

    6

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  5. 昼休み。彼氏である貴方はいつも私の席に来てくれる。
    人気者の貴方にはたくさん友達がいるはずなのに。

    それが嬉しいって思うのは仕方ないよね。




    「どうした?」

    パンを片手にボーッとしていた私に首を左に傾けながら貴方は聞いてきた。

    「ううん!幸せだなって!」

    笑顔でそう答えると貴方は頬をほんのり赤くしながら私の頭にその大きくて温かい手を置いた。

    「俺も幸せ。」

    そう言った貴方はわしゃわしゃと私の頭を撫で回しながら笑う。私もそれにつられたかのように笑い出した。



    私はタイムマシンがあっても絶対に過去には戻らない。だって人気者の貴方をもう一度振り向かせるなんて無理だから。

    きゅん

    4

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  6. 「手を挙げろ!!お前はもう包囲されている!」


    昼休みの屋上、私は唐突に彼氏である先輩へ手で作った拳銃を向ける。


    「なんだ?ガキ戻りか?」



    「うっ…だ、黙って手を挙げろー!」


    私の奇行に戸惑いながらも手を挙げてくれる優しい先輩。


    私は意を決して先輩の背中に手を回してギューっと抱きついた。


    「は…?!」


    普段、恥ずかしがって自分からできないハグ。今日は素直になってみた。


    「先輩、大好き…ですっ…!」


    ああ、言えた。
    先輩はどんな反応なの?怖くて顔が見れないでいると、急にギューっと抱き返された。


    「…俺の彼女、可愛すぎ…っ…!」


    先輩は腕の力を緩めないまま、私の耳元でこう囁いた。



    「俺は愛してるよ…。」


    普段、好きを言葉にしない先輩。
    ああ、たまには勇気出してみよっかな!



    今日も私は貴方のおかげで幸せです。

    きゅん

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  7. 「おはよ、先輩…。」




    まだ起ききっていない頭で、隣で眠る貴方に言う。


    ああ、今日も幸せ。なぜって?
    貴方の腕に包まれながら目を覚ましてすぐ、大好きな貴方の顔を見れることが嬉しいの。


    「ん………。」




    みんな貴方のことを隙がなくて完璧な人って思ってるだろうね。でもね、私は知ってる。
    貴方がちょっぴり朝が苦手ってこと。


    これを知ってるのは私だけ。


    「おはよ…。」



    どんなに眠くても朝の挨拶を返してくれる貴方のことが大好きです。



    いつも幸せをありがとう。

    きゅん

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  8. 「あーもー!泣くなって。」

    そんな事言われても1度壊れてしまった涙腺はそう簡単に修理できない。

    「ううっ…。イケメンハイスペックさんにはわかんないよ!失恋する痛みなんて…!ううっ…!」

    こんなこと言いたいわけじゃない。でも勝手に口が動くのだ。


    「分かるさ。だって今まで、失恋してんだからさ。」


    「え?」

    驚きすぎて涙なんて止まった。好きな人がいたなんて聞いたこともなかった。


    「俺の好きなやつ、今日失恋したんだって。だから泣いてる今、カッコイイところ見せて俺に惚れてもらおうかなって!」


    それって…。


    彼の顔はいつもの余裕に満ちた顔ではなく、真っ赤に染まっていて、明後日を向いていた。

    きゅん

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