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  2. ―――終業後。今日も騒がしい居酒屋の店内。

    「諒のバカやろー‼」
    ――――何故か幼なじみである唯は切れていた。

    「どうしたんだよ?」
    渋々俺が聞いてやると、唯は俺をキッと睨んだ。

    「諒、また営業部の子にコクられてたでしょ?
    ―――ムカつく」
    少しむすっとした顔で言う唯に俺は苦笑する。

    「何それ。嫉妬?」
    「違う意味でね!私だってモテてみたいー‼」

    俺と言う彼氏がいながらそんなことを言う唯に少し焦る。
    「良いって!唯はモテなくて‼」
    「はぁ⁉どういう意味?!」

    あからさまに不機嫌になった唯は、鋭い目で俺を睨む。

    はぁ…。何もわかってないんだから。
    「だから、唯の良さが分かってるのは俺一人で良いってこと。唯は俺のなんだから」

    俺が言うと唯はみるみる顔を赤くしていった。
    「……諒のバカ」

    恥じらいながらそんなことをぽそりと言う唯。

    ―――ああ、もう。絶対手放してやんねぇから。

    きゅん

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  3. 今日は高校の卒業式。
    彼氏の隆之から校舎裏に呼び出されてた。
    もしかして別れ話かも!
    そう考えると、自然に鼻がひくひくしてくる。
    不安なことがあると、すぐに鼻をひくひくさせてしまうのは私の癖だ。
    校舎裏につくと、もうすでに隆之が待っていた。
    「隆之、校舎裏なんか呼び出してどうしたの?」
    隆之が私の顔を見て言った。
    「鼻ひくひくしてる。別れ話かと思ってる?」
    私は図星を当てられてびくりとする。
    「ひでーなー、その逆なのに」
    隆之はお日様みたいな笑顔で笑いながら言った。
    「逆?」
    隆之はバッグから小さな箱を取り出した。
    箱を開くと、可愛らしい指輪があった。
    「俺らももう結婚できる年だから、ちゃんと言っておこうと思って」
    隆之はそう言うと、膝をついた。
    「真於。俺と結婚してください」
    一瞬にして、嬉しさの涙で視界がぶわっと滲んでいく。
    「もちろん!」
    私は大きな声で言うと、隆之の胸に飛び付いた。

    きゅん

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