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  2. 「...好き。」


    突然過ぎて私は言葉を失った。

    先程、幼なじみの真夜に呼び出されて、
    何やら緊張している様子で不思議だった。

    なにか言おうと口を開いた途端のこと言葉だ。

    「ま...や?」

    クールで無口な真夜だからこその、この告白なんだろう。

    なぜだか嫌悪感はなく、ストンと心に落ちた。

    「...ホワイトデーに告白って、変だよな」

    眉を下げて真夜が言う。

    まるで私の答えが分かるように。

    「...ううん。とっても嬉しい。」

    私が笑って言うと、真夜は目を見開いた。

    そんな見た事ない顔に、もう一度笑いながらも
    真夜が差し出している市販のチョコレートの箱を受け取った。

    「告白なんて初めてだから、なんて答えたらいいのか分からないけど...」

    真夜に一歩近づいた。



    「私も、好き...!」



    「へへ...」とはにかんでみせると、真夜も微笑んだ。

    きゅん

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  3. 「せ、星(せい)っ!」

    何度も呼び慣れた、大好きな彼の名前を呼ぶ。

    「何、どうしたの?急に大きな声出して〜」

    今日はバレンタインデーで、私の作ったチョコレートを渡すわけで。
    朝からドキドキが止まらなかった。
    今もドキドキしながら、声が裏返りながら呼んだのに。

    一方、彼は私が言いたいことが分かっていて、何だかにやにやしながらこちらを見ている。
    嫌な顔だ。そんな意地悪な顔も好きだけど。

    「えっと...これ!チョコレート!」

    昨晩頑張って作ったチョコレートの箱を星に渡す。

    「お!ありがとう〜!」

    わかりやすい笑顔に、つい私も顔がほころぶ。

    「美味しそう!俺、勿体なくて腐らせそう。」

    真顔でそんなことを言う彼。

    「た、食べてよ?!」

    慌ててそんなことを言うと、星は私の頭を優しく撫でた。

    「冗談!今食べてもいい?」

    すぐ近くの彼の顔に戸惑いながら、私は一笑懸命首を振った。

    きゅん

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  4. 「楽器の体験を始めます!気になる楽器の前に並んで見て〜!」

    入学したばかりの俺を含んだ1年生達が、部長らしい先輩の言葉で、一斉に他の先輩たちが持っている楽器の前へ並ぶ。

    サックスやフルートは特に人気みたいで、たくさんの人が集まっている。

    その横で、居心地悪そうにしている、マスクをつけた女の先輩を見つけた。
    持っているのはホルン。

    マスクをしているけど、美人なのが隠せておらず、誰もがなにやら囁きあっている。
    なのにホルンには人が並んでいない。


    もったいない。俺が行くか。

    そう思い、ホルンを持っている女の先輩に近づいた。



    「わっ、来てくれるの?」

    女の先輩は、綺麗な声でそう俺に向かって言った。


    「!」


    どこかで聞いた声。
    ハッ!驚いている場合ではない。

    「あ、はい!」

    この時は思いもしなかったんだ。この人が...俺の初恋の人で、数年ぶりの再会だと────

    きゅん

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  5. 「風音!」

    私、暁月風音(あかつきかざね)。

    自分ではあまりよく分からないけど、周りから見ると”美人”というやつらしい。

    こちらとしては毎日注目されて困っている。

    いつもどうり学校へ向かっていると、後ろから私を呼ぶ声が聞こえた。

    反射的に振り返ると。

    「奏...!!」

    誰が見ても不良の2文字が浮かびそうな男の子が立っていた。

    髪の毛は少し茶色っぽくて、片耳には真珠色のピアス。目付きが悪くて、明らかに怖い人。

    彼は峰本奏(みねもとかなで)くん。

    彼はこんなだけどね...実は。

    「...おはようっ!!今日も天使...!」

    彼は私の元へ駆け寄ると私の頭をぽんぽんと優しく撫でる。

    超犬系男子なんだよ!

    それに...私の彼氏でもあるんだ。

    学校では怖がられている彼だけど、私の前だけのこのギャップが、私はとても気に入っているの!!!

    これからも、よろしくね。奏!

    きゅん

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  6. 「莉都(りつ)〜」

    「ん?」

    「ここ教えて〜」

    誰もいない放課後の教室。

    彼氏の星(せい)と2人でお勉強会。

    「えっと...」

    私は星のノートを覗き込む。

    すると。

    「ちゅーしよ」

    「へ?」

    その言葉に驚いて顔を上げると、すぐ近くに星の顔...と思っているとチュッという音とともに私の唇と星の唇が重なった。

    ...

    「星のバカっもう教えない!帰る!」

    「えっごめんて...!」

    今更遅い!!

    私は椅子から立ち上がりバックを持ち立ち去ろうとした時。

    ぎゅっ

    「ごめん...我慢できなくて...」

    耳元でそんな声が聞こえる。

    「...わかった」

    結局許しちゃうんだよね...星の可愛さで。

    ほんと...ずるいよ君は。

    きゅん

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  7. 「ゆうくんっ!すごいよ!笹がいっぱいある!」

    ゆうくんこと俺、悠斗と俺の好きな人、華穂は、河川敷で行われているという七夕祭りに来ていた。

    たくさんの笹と少し遠くでは屋台もある。

    月明かりに照らされた私服の華穂は学校で見るより一段と可愛く見える。

    「はい!これに願い事書くんだって!」

    「こんな叶うわけもないのに。」

    思ってもいない言葉が口から出る。

    相変わらず素直になれない。本当は少しでもあいつと近づけるのなら、星に願いを...的なことでもしてやる。

    「何にしようかなあ...!」

    隣で華穂がしかめっ面をする中、俺はいつものポーカーフェイスでさらさらと書き連ねる。

    「ゆうくんもう決めたの?!いっぱいありすぎて思いつかないよ〜」

    「まぁ、思ってることはいつもひとつだしな。」

    「えーなになに?」

    ...言えるわけねぇだろ。

    『華穂と両思いになりたい。』

    きゅん

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  8. 私の彼氏の和月はとてもクールでかっこよくて...学校でも人気者。

    和月は...”先生”だ。

    私たちは内緒で付き合っている。

    誰もいない教室で、さっきまで和月が使っていた教卓を触る。

    今日も...話せなかったな...

    「花乃?」

    「和月...?!」

    「何してるの?」

    ニヤニヤしてるから絶対意味知ってる...

    恥ずかしくてしゃがみこむ。

    「和月が、触ってたから...」

    「っ、花乃」

    呼ばれたから顔を上げると体を起こされる。

    「わわっ」

    急にぎゅっと私を抱きしめる。

    「俺がどれだけ花乃を好きか分からないでしょ」

    「う、ん」

    「他の男なんて1秒たりとも見て欲しくないし、目を合わせるだなんてもっとダメ。花乃を見つけるといつも目で追ってるし......」

    「わわ!ストップ!わかったから!」

    和月はふふふ、と笑うと私の口にキスを落とした。

    「花乃...愛してるよ」

    きゅん

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