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  2. 「じゃー、解散!」

    監督の言葉に、みんなが立ち上がる。
    みんな、思い思いの言葉を発しながら、お揃いのカバンを持って帰る準備をし始めた。

    私は、立つことが出来なかった。

    さっき発表された、今甲子園予選のチーム編成。実は、マネージャーは1人だけ、ベンチに入ることが出来ない。
    それが私だった。

    わりと頑張ってたはずなのに。毎日休まずに部活来て、プレイヤーが最大限の力を発揮できるように頑張ってたつもりだった。

    「あれ、泣いとぉ?」

    私が1人座っていると、同級生の選手、治也が目の前に座った。私の顔を見ようと目線を下げてくるのが恥ずかしくて、顔を思いっきり下に下げた。

    「祐愛、この悔しい気持ち、忘れたらアカンで。」

    「来年は、絶対甲子園行こう。」

    治也はそう言って、私の頭をぽんぽんと叩いた。
    いつも通りの治也が少しかっこよく見えた。

    きゅん

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