ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

野いちご学園メニュー

ようこそゲストさん

  1. 5件ヒットしました

  2. 私は安藤彩華。この幼馴染の柊には、「さや」と呼ばれている。

    『今日ね』
    「うん」
    『なんと、この私が』
    「うん」
    『告白されました!!』
    「…は?」

    驚いてる驚いてる。当たり前だよね、私にモテる要素なんてないんだから。

    「…誰にだよ」
    『2組の浅野くん』
    「…あそ」

    聞いといて「あそ」って何よ!なんて思っていたら、

    「…付き合うの?」

    と、柊が聞いてきた。

    『どうしよっかなーって考えてるとこ!』
    「そいつのこと、好きなの?」
    『どうだろ、わかんないや』

    すると柊はいつもより真剣な表情になって、

    「さやは俺とそいつどっちが好き?」

    なんて聞くから、私は真っ赤になって

    『しゅ、柊…だよ?』

    と言うと、柊は

    「んだよそれ、反則すぎんだろ…」

    と私と同じく真っ赤な顔をして、私を抱きしめた。

    きゅん

    6

    Ho na mi .さんをフォロー

    通報する

  3. 「“あなたを愛しているのです”」

    私が今見ているのは通称「演劇王子」竹下陸先輩。
    先輩はいわゆるイケメンで、今回の劇では王子様の役に抜擢された。

    そしてお姫様役は────私、橘ゆかり。

    台詞合わせなんて恥ずかしくて目も合わせられない。

    「“アリス、結婚してくれ”」
    『“ルイ、もちろんよ”』

    「橘、休憩入ろっか」
    『はい!』

    そして私はペットボトルに残っていた水を飲み干す。

    「それにしてもドキドキするよな」
    『愛してるとかそういう台詞が多いですもんね』
    「それだけじゃないよ」

    え?と私が思っていると、先輩が急に迫ってきた。

    ────「橘のことが好きだから」

    先輩は真っ暗な体育館でも分かるくらい、
    顔を真っ赤にしてそう言った。

    きゅん

    3

    Ho na mi .さんをフォロー

    通報する

  4. 「…あいちゃん?」

    相田夏紀は後ろから懐かしいあだ名で呼ばれた。
    私のことをそう呼ぶ人は一人しかいない。

    『山野…先生?』
    「やっぱりあいちゃんだ!」
    『先生、何でここに…?』

    先生は去年、ここの高校から離任したはず。
    その先生がどうしてここに────?

    「なんとなく来たくなっちゃって」
    『へぇ…』
    「…あともう一つ理由があるんだよ」
    『え?』

    先生は急に真剣な顔になった。
    先生のそんな表情を見たのは初めてで、少し鳥肌が立った。

    『…?』

    私が不思議そうに首を傾げると、
    先生は私をぎゅっと────抱きしめた。

    ────「あいちゃんに会いに来るためだよ」

    先生、私も会いたかったです。

    きゅん

    3

    Ho na mi .さんをフォロー

    通報する

  5. 今は私の大好きな時間。
    なんでかって?大好きな青木先生の授業だから。

    『先生〜』
    「宮下、どうした?」
    『ここがわかんない』
    「そこはこれをこっちに…」

    やばい、距離近すぎ。きっと顔真っ赤だ。
    それにしても顔整ってるなあ…。

    「…やした?宮下?」
    『…っはい!』
    「お前俺の話聞いてたか?」
    『あ』
    「お前は今日居残りだ」
    『うわあああ』

    なんて言ってるけど、ちょっぴり嬉しかったりする。

    ────そして放課後。

    『せーんせ!』
    「おう、来たか」
    『早く部活行きたいんだけど〜』
    「今からひとつ質問する」
    『?』

    先生は不敵に笑った。

    「お前、今日俺の顔に見とれてただろ」
    『なっ、なんでそれを…』
    「お前の気持ちに気づいてないとでも?」
    『…!?』

    先生は、いや青木蒼太は男の顔になった。
    そして私の顔に顔をぐんぐん近づけてくる。

    「なんてな」

    先生、反則です。

    きゅん

    7

    Ho na mi .さんをフォロー

    通報する

  6. 「こんなのもわかんねぇの?」

    只今、同クラの男子、雪村瞬に勉強を教わってます。

    こんなにひん曲がった性格のくせに
    頭だけ無駄にいいから腹が立つ。

    『わ、わかんなくて悪かったわね!』

    ムキになってそう言うと、雪村はクスッと笑った。
    こんな風に笑うんだ、なんて考えた自分が恥ずかしい。

    「赤点逃れたら言うこと聞いてやるよ」
    『ほ、ほんと!?』
    「その代わり赤点だったら俺の言うこと聞けよ?」
    『わ、わかった…』

    ────そして、テスト返しの日。

    『…っ』

    ギリギリ赤点。
    本当に数学苦手なんだよね…

    「…ぷっ、赤点か」
    『…何よ』
    「?」
    『…言うこと聞くんでしょ』
    「んー」
    『早くしてよ』
    「じゃあさ────」

    「俺と付き合えよ」

    この後クラス中の注目が
    私たちに集まったのは言うまでもない。

    きゅん

    6

    Ho na mi .さんをフォロー

    通報する

▲