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  1. 7件ヒットしました

  2. 今日は全国の女子が勇気をだして自分の恋心を伝える日。

    普段化粧っ気のない私も少しお洒落してきたんだけど…

    やっぱり好きだと伝えるのは少し恥ずかしい。しかも相手が…

    「じゃあ今日はこれで終わり。解散。」

    かっこいい私のクラスの担任の先生なんだから…

    好きだとは伝えられなくても、チョコだけでも渡せたら…

    「茉里奈、頑張って。」

    友達の千秋が声をかけてくれる。手作りなんてしたことないのに、千秋に唆され、手伝ってもらって作った手作りチョコ。

    受け取って貰えるかな…


    「あの、白戸先生、これ…」

    「?」

    「今日、バレンタインなので…どうぞ…」

    先生は一瞬躊躇う表情をしたあと

    「校則ではお菓子持ち込み禁止なんだけどなぁ…なんだけど、」

    私の手の中からチョコが無くなる。

    「…没収…します」

    先生の顔はなんだか紅くて可愛かった。

    きゅん

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  3. 「汐莉(しおり)?どうしたのそんな凹んで」

    「瑠香(るか)!聞いてよ!祐(ゆう)がさ…」

    親友の瑠香に彼氏の祐の相談。幼なじみなんだけど最近喧嘩が多くて話せていない。

    「ほうほう、それで?」

    「それで…私が怒って今に至る…」

    「そっかそっか…」


    そんな風に瑠香とお弁当を食べながら雑談していると急に頬にヒヤッと冷たく湿った感覚が走る

    「ひゃっ!」

    振り返るといちごミルクを持った祐がいる。

    「な、なにっ」

    「…ごめんな。昨日あんなこと言って。」

    「…私こそ…ごめん」

    スカートの上に紙パックのいちごミルクが落とされる

    「…?これ…」

    「あげる。お詫びの印」

    そう言って祐は私を後ろから抱きしめた。

    きゅん

    3

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  4. 先輩っ!トランペットの運指教えてください!」

    「運指表見ろよ」

    「見たけど分かんないんです!」

    「…たく……座って。教えるから。」

    私、桐生玲は吹奏楽部でトランペットを始めた。初心者だから何もわからなくて、トランペットパートの七瀬葵先輩に運指を聞こうとして、今に至る。

    「桐生、ここはこう」

    私と葵先輩の手が重なる。少しだけドキドキする。葵先輩はかっこよくて凛としてて、モテるのに鼻にかけてなくて優しい先輩。

    「桐生、下の名前何?」

    「玲ですけど…?」

    「ん。じゃ今から玲な。桐生って呼びにくい」

    『玲』

    先輩の声で紡がれる自分の名前は私の胸を高鳴らせた。ときめきと、ほんの少しの特別感。ただ呼びにくいだけなんだろうけどね。

    「葵先輩」

    「なに?」

    私、葵先輩のこと、好きになっちゃいそうです…。

    きゅん

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  5. 数学の授業中、隣の席の樹(いつき)くんからメモが回ってくる。

    この席になってからは授業中2人でメモ交換することがおなじみになっている。

    今日も回ってきたメモを開くと

    『茉桜(まお)って好きな人いるの?』

    そんなメッセージが書かれている。

    『いない…かな。樹くんは?』

    そっと隣にメモをやる。

    そしたらすぐに返事が返ってきた。

    『俺は居るよ。このクラスで1番可愛い子。』

    あぁ、きっと成実(なるみ)ちゃんだ。1組でダントツに可愛い子。

    好きな人なんて居ないのに、なんでこんなに切なくて、苦しいんだろう。

    『なるみちゃん?』

    そう書いて渡す。今日はいつもよりずっと返事が早い。

    『違うよ。茉桜だよ。』

    …え?私……?

    反射で隣を見る。

    「俺じゃだめ?」

    控えめな声で囁かれる。

    「俺の好きな人は、茉桜だよ。」

    樹くんの耳が真っ赤になっているのを私は見逃さなかった。

    きゅん

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  6. 私には中学から付き合っている彼氏がいる。イケメンで、ちょっぴり俺様なかっこいい男の子。

    だけど高校は別の場所。本当は同じところに行きたかったけど、そこはわがまま言えない。

    高校生になってから、会える機会は随分と減った。それが本当はすごく寂しい。もちろん陽(よう)には言えないけど。

    陽はサッカー部で忙しくしてるみたい。私のせいでサッカーが出来なくなったら嫌だ。足枷にはなりたくない。


    今日はクリスマスイブ。ツリーの電飾の周りには、たくさんのカップル。
    制服の2人も結構居る。

    「陽に会いたいな…」

    思わず呟く。周りのカップルが羨ましい。去年は受験勉強に潰されて、今年は物理的な距離に。


    「さーな。呼んだ?」

    陽にそっくりな人の声が後ろから聞こえる。まさか。

    「陽!!」

    やっぱり陽だ。

    「紗奈、おいで?」

    私は思い切り陽の胸へ飛び込んだ。

    きゅん

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  7. 「はぁー、もうなんで今日に限って鍵当番なのー…」

    今日は珍しく部活が長引いて、外はもうかなり暗い。
    体育館は電気を消して鍵をかけるから真っ暗の中を扉まで進まないといけない。

    「あー、やだよ…怖いな…」

    「片瀬さん大丈夫?」

    急に声がかかってびっくりする。この声は多分須賀くん。

    「須賀くん…どうしたの?」

    「いや、ボールのメンテしてたら急に電気消えてさ、閉じ込められる!って出てきたら片瀬さんの声が聞こえたから…」

    「あぁ」

    「行こう?鍵閉めるんでしょ?」

    「うん」

    2人で暗闇の中を進んだ。話しながら行けば怖くなかった。

    「ありがとね、須賀くん。」

    「いや、俺なにも…閉じ込められなくてよかった」

    思わずふふっと笑う。

    私、知ってるよ。ボールのメンテなんてしてなかったこと。
    ドアから出る時、ちょうど電気消しちゃって、不安なのに気づいてくれたんだよね。

    ありがとう。

    きゅん

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  8. 「まこと、おはよう」

    「おはよ。涼。」

    これは涼。幼馴染みであり、私の好きな人。

    家が近所で、高校生になっても一緒に通学している。

    「まこと、寝癖。」

    ぽんと頭の上に手を乗っけてくる。寝癖、直らなかったんだもん。

    「知ってる!」

    「直してこようよ…女子なら…」

    そう。涼は、オカン気質の天然男子なのだ。

    その、顔面偏差値の高い顔でほわっとした雰囲気に惚れる女子も多く、ライバルはたくさん。

    正直叶わぬ恋のような気もするけど、こうやって一緒に登校できることが私の唯一の特権。

    一緒に通学できることが実は幸せだったりする。

    「まこと、前に段差。」

    「あ、ほんとだ。」

    「まこと、信号赤」

    「あ、そうじゃん」

    …涼……絶対私のこと娘かなんかだと思ってる…

    「まこと、ドジだもんな。」

    「私はドジじゃなーい!!」

    路地に私の嘆きが響いた。

    きゅん

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