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  1. 10件ヒットしました

  2. 私の言葉に、隼人(はやと)は一瞬驚いた顔をして、それからすぐに私をぎゅーっと抱き締めた。




    「あーもう、お前可愛いね?」




    「な、何言って……ん!?」






    そのまま、深く深くキスをする。



    どちらの熱なのかも分からないほどに、体温が混ざり合うまで。





    「キス、慣れてきた?」




    唇を離すとニヤッと笑い彼が聞く。




    「うん、そうみたい」




    なんだか悔しいので、今度は私から唇を重ねた。



    一瞬隼人は驚いて、それからまた隼人が上を取り返したのは言うまでもない。

    きゅん

    2

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  3. 両親をそれぞれ乗せたパトカーが病院の敷地を出ていく。

    隼人と二人でそれを見送る。

    そして、パトカーが視界から消えてすぐ。
    隼人が私を抱き締める。












    「愛してる」











    たった一言。

    たった一言だったのに……私の頬に涙が伝った。


    誰かの前で涙を見せたのは、初めてかも知れない。

    隼人は泣く私を更に強く強く抱き締める。






    「愛してる。…………愛してやる、俺がお前を一生愛してやる」





    私は堪えきれなくなって隼人を強く抱き締め返した。

    腕の間から、嗚咽が漏れる。





    ――愛してる





    私はきっとずっとその言葉を求めていたんだ。



    ずっと、誰かに愛されたかった。

    たった一人で良かった。
    たった一人で良いから、誰かに “愛してる” とただ抱擁して欲しかった。

    その温もりを求めていた。

    ただそれだけだったんだ。

    きゅん

    3

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  4. 夏海:高身長クール美女
    拓也:ムードメーカー的イケメン

    ああ、今年もバレンタインデーはテスト期間でそれどころじゃなかったな。

    やっぱあげるべき?でも私そういうの苦手なんだよなあ。
    と、悩んでいたけど結局週末のデートには手作りクッキーを持ってきた私。

    「拓也、これ」

    少し乱暴に渡すと驚く彼。

    「え、サンキュ! 実は俺からもあるんだよね」

    そう言って彼が取り出したのは小箱。

    「えっ?」
    「別に男があげたって良いだろ? 早く開けろよ」
    「うん……え、ネックレス!?」
    「そ、お揃いな。お前くれると思わなかったし」

    思わず泣きそうになる。

    「おいおい、泣くなよ。ほら、着けてやるから」

    それを着け終わった後、彼は私をそのまま抱き締める。

    「なっ、拓也!?」




    「夏海の可愛いとこ見れて良かった。大好きだよ」



    *これ二人のエアラブは前にもあります!是非確認してください~!

    きゅん

    4

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  5. 今日は颯(そう)の命日でないのに寂しくなる日。
    12月25日、街がカップルで溢れるクリスマス。

    木がイルミネーションで飾られた大通りを歩く。

    まだ私達が高校生だった3年前、颯と二人で歩いたっけ。

    『玲奈(れいな)』

    そう私を呼ぶ声が聞こえた気がした。

    ねえ、颯。大好きだよ、今もずっと。

    ──

    カップルで混み合う大通りを走る。

    173㎝、モデルのような玲奈はすぐに見つけられた。

    彼女の歩くペースが遅くなり止まった時、丁度追い付く。

    「玲奈」

    光に照らされた涙が彼女の頬を伝っていた。
    俺は玲奈を抱き締めた。

    玲奈は逝っちまった兄貴のことをまだ想っているのだろうか。

    「なあ玲奈。俺を好きになれよ」

    今日は年でたった一度、叶わない想いを口に出せる日。

    「……生意気」

    そしてたった一度、玲奈が俺に体重を預けてくれる日。

    俺はずっと、震える彼女の肩を抱いていた。

    きゅん

    9

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  6. 「愛珠、どうした? ちょっと落ち着いて。自分が好きなの言いなって言ったけど、手当たり次第言えってことじゃ無いんだよ?」


    ――ねえ隼人。私を、嫌わないで。



    出来るだけ笑顔を作って、普通に振る舞うように努める。



    「今までさ、意見聞かれるようなこと無かったからやっぱ分かんないや。ごめん。お揃いの物は隼人が選んで?」


    顔を上げてへへっと笑い、隼人の顔を見ずに立ち去ろうとする。


    ――ギュッ



    「っ……はや、と」


    隼人は何も言わず、ただ私を抱き締めた。


    「はなし……」



    頭を撫でられて、何も言えなくなる。
    ギュッと胸が苦しくなって、何故か無性に泣きたくなった。



    「隼人……」


    「何……?」


    「嫌わないで。お願い」


    「嫌わないよ。大丈夫だよ、愛珠。大丈夫」


    ただ隼人の腕の中は温かくて、優しくて、しばらくの間、私は彼に包まれていた。

    きゅん

    6

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  7. 俺、拓也の彼女は夏海。高身長でクールで男気溢れる性格の、自慢の彼女。
    だけどクールすぎて、たまに“夏海は本当に俺が好きなのかな”なんて思ってしまう。


    急遽クラスの仲の良い男女四人でカラオケに行くことになり階段を下りていると、シャツを引っ張られるのを感じた。

    「ん?」

    振り向くと夏海の姿が。ハッと「あ、ごめん……」と手を放す。

    「どした?」

    聞くと、少し間が空いて。

    「……行かないで」
    「え?」
    「かな、絶対拓也のこと狙ってる」

    かな、というのは一緒にカラオケに行く女子だ。


    ……え、ちょっと待って。どうしよ、可愛すぎん?

    いつもより顔赤い……?

    「夏海、可愛い」
    「っ、うるさいバカ」
    「そんな俺のこと好き?」
    「もーやっぱいい! 行ってきていいから!」
    「ねえねえー、好きなんでしょ?」








    「……っ、そんなの見ればわかるじゃん。いちいち聞かないでよ……」

    きゅん

    9

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  8. ニーシャ:上流貴族
    アイナス:第一王子


    ――バンッ!!

    「ニーシャ!」


    突然、部屋にアイナスが入って来た。


    「王子! 何を……」

    「敬語など使うな。……ニーシャ、お前ニックとの婚約を受けたそうだな」

    「っ……なんでそれを……」


    彼は怒ったような顔で近付いて来て私を抱き締める。


    「どうしてっ!……俺の妃になれば良いだろう!」

    「……それは許されないことだと、あなたが一番良く知ってるでしょ……!」

    「……っ」

    「アイナ……っ、ん」


    唇にアイナスの体温が重なる。
    優しいキスは、次第に激しさを増していく。


    「……んんっ」


    アイナスは唇を離すと更に強く抱き締めた。





    「………お前が他の男といる所を想像するだけで気が狂いそうだ……」



    耳元で切ない声が響く。




    「ニーシャ………愛してる」

    「……私も……」

    きゅん

    10

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  9. 日曜日。
    俺は屋上で日陰に腰を下ろし、空を見上げていた。
    その時。

    ――ガ……チャン

    誰かが屋上に入ってきた。
    立ち入り禁止の為普段は誰も入ってこない。

    誰だろうと陰から覗くと、そこには一人の女子生徒がいた。

    見ない顔だ。

    無表情のまま、一段高くなっている屋上の端にのぼる。


    風が彼女の髪を撫でた。

    彼女の後ろ姿はどこか儚げで、危なくて、それでいて美しかった。

    彼女の体が前に傾いていくのを見て、はっと我に帰る。

    必死で、彼女の腕を引いた。

    「死なないで」

    彼女の体が一段低い“こちら”に戻ったのを見て、思わず抱き締めた。

    「頼むから」



    ☆☆☆
    愛珠(女子生徒)目線は、本編で!

    きゅん

    5

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  10. 「あーあ、寝ちゃったね、美香ちゃん」
    俺の肩に寄り掛かって寝てしまった美香を見て、キャプテンが苦笑する。

    「そーっすね」

    すやすやと寝息をたてる美香が愛しくて、髪を撫でる。

    「でれでれだな」
    キャプテンが笑う。

    「えっ」

    「ばれてないとでも思ったか? さっきからずっと『彼女が可愛くて仕方ありません』って顔してるぞ」

    「そーだそーだ! 顔緩みっぱなしだぞー。ちったあ顔ひきしめろや!」

    チームメイトが野次を飛ばす。
    出来上がってるな、あいつら……。

    「真剣に付き合ってんだろうな?」
    うって変わって真面目なトーンで話すキャプテン。

    「美香ちゃんはまだ高校生だ。お前と10も違う。加えてお前はこれからだ。……ちゃんと責任取れるんだな?」

    「はい」

    そう言うと、美香が俺の腕をぎゅっと掴んだ。

    「お前、起きて……!?」

    次の瞬間、美香に唇を奪われた。

    きゅん

    6

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  11. 何処か遠くを見つめる隼人。
    海の波が静かに音を作る。

    “どうかした?”

    差し出したノートに目を落とすと少し慌てたように表情を取り繕う。

    「ううん……」

    そう言うけれど、何となく私は彼が壊れてしまいそうな気がして、隣に座る彼の肩に手を回した。

    「あしゅ……」

    私を見る目に、次第に涙が溜まっていく。

    “大丈夫だよ”

    そう伝えたくて、隼人の体を包み込む。

    「俺は、……俺は……壮介を」

    絞り出された声は嗚咽へと変わってゆく。

    隼人がゆっくりと頭を私の肩に預けるのが分かった。

    隼人の涙がシャツを濡らす。

    私は隼人が落ち着くまで、彼の頭を撫でていた。

    きゅん

    5

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