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  1. 6件ヒットしました

  2. 忘れ物をして、急いで戻ってきた教室

    そこにあったひとつの人影

    クラスメイトの赤城瞬くんだ


    「赤城……くん…っ」


    彼の顔を見て驚いた

    いつも明るくて笑顔を絶やさない赤城くん
    そんな彼がとても寂しそうな顔をしていた

    言葉が出ず立ちすくんでいると、


    「園田さん?」


    赤城くんに名前を呼ばれ我にかえった


    「どうしたの?」


    「あ、忘れ物を取りに来ただけ
    赤城くんは?」


    そう聞くと彼はまた寂しそうな顔をした

    沈黙が続く

    先に沈黙を破ったのは赤城くんだった


    「俺さ、転校するんだ」


    「え?」


    「親の転勤でね
    明日のHRでみんなに挨拶してそのまま行くんだ……
    だから、行く前に学校にありがとうって
    言いたくて」


    赤城くんが転校なんて信じられない
    信じたくない


    「園田さん?」


    「赤城くん
    私、ずっと赤城くんのことが好きだったよ」

    きゅん

    3

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  3. (なんで、私がこんなことしないといけないの~)

    なぜか先生に作業を頼まれ、教室でひとり、黙々と手を動かしていたら

    ガラッ

    教室の戸が開いた

    誰かと思ったら、クラスメイトの七瀬くんだった

    「何してるの?」

    「先生に頼まれたの」

    「そっか」

    すると、七瀬くんは私が座っている隣の席に腰を下ろして、「どうするの?」と尋ねてきた

    やることを教えてあげると
    七瀬くんは手を動かし始めた



    ~数分後~



    「終わったね」

    「うん、ありがと」

    「どういたしまして」

    そう言うと、七瀬くんは鞄を持ち、教室の出口へ向かった

    すると、立ち止まって

    「おつかれさま」

    その一言を言って、帰っていった

    七瀬くんは、大人しいから目立たないけど、結構な美形だ

    私は終始、ドキドキしていた

    きゅん

    7

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  4. (急がなきゃ!)

    昼休憩、先生に頼まれたことをやるために廊下を早歩きしていた

    そしたら、角を曲がったとき誰かとぶつかってしまった

    「ご、ごめんなさい」

    急いで謝ると

    「お前っていつも急いでるよな」

    ぶつかったのは、とてもクールで美男子の先輩だった

    「ごめんなさい
    急がなきゃなんで、失礼します」

    それで、先輩の横を通り抜けようと思ったら

    手首を捕まれた

    そのまま先輩と向き合うかたちになり、ドキドキしていたら、

    「がんばれよ」

    そう言って、頭をぽんぽんして、先輩はその場を去った

    (ドキドキが止まらないよ~~)

    きゅん

    3

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  5. 私は今日も音楽室に向かう

    誰もいないこの時間、決まって私はここに来る

    私にとって大切な時間

    なのに

    ♪~~~♪~~~

    誰かがピアノを弾いている

    帰ろうとしたが
    聴こえてくる音楽に足を止めた

    私がいつも弾いてる曲

    無意識に音楽室の扉を開けた

    音が止まる
    その場に居づらくて去ろうと思ったら、

    「待って!」

    呼び止められた

    「君の邪魔をしてごめん
    けど、僕は君の曲を聴きにきただけなんだ」

    その言葉に、思わず振り返った

    そこにいたのは、前から気になっていた先輩だった

    「お願い!弾いてくれない?」

    深呼吸をしてから、弾き始めた
    流れに身を任せ、止まることなく弾き続ける

    弾き終わると

    「やっぱり、好きだな」

    先輩の一言にドキッとした

    「僕、いつも聴いてた
    君の曲を聴くと元気になるんだ
    これからも、聴かせてよね...」

    先輩、もちろんですよ...

    きゅん

    6

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  6. (やばい...)

    私、山吹琴葉(ヤマブキコトハ)はただいま絶賛貧血中

    保健室に行こうと廊下を歩いていたが、だんだん強くなるめまいで立つのもやっとな状態

    授業中だが、ほとんどのクラスが移動教室でだれにも気づいてもらえない

    そのとき、足音が聞こえてきたと思ったら

    「琴葉!?」

    その人は突然私の名前を呼んだかと思うと、走って私のもとに来た

    「大丈夫か?」

    誰か確かめようと顔を上げると、そこには幼馴染の悠真(ユウマ)がいた

    「ゆーま...」

    「そうだよ
    大丈夫...じゃないよな」

    喋るのも辛いから、うなずいた

    「保健室につれていくよ
    ちょっとごめんな」

    そう言うと、悠真は私をお姫様抱っこして歩き始めた

    「ゆ、、ま、、、」

    「しゃべんなくていいから」

    そんな悠真の優しさに、キュンとした自分がいた

    私はそのまま悠真に身を預けた

    きゅん

    7

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  7. 私は陸上部に所属しているが、怪我をして1ヶ月のドクターストップがかかっている

    部活に行く気になれず、教室からグラウンドを眺める日々に嫌気がさしていた

    そんなとき

    「サボりはダメだろ?」

    私しかいない教室に響いた声
    声のするほうを見ると大好きな先輩が立っていた

    「先輩...」

    「怪我、したって聞いた...辛いよな」

    「...」

    「けど、そんなに落ち込むくらいなら、いつものやる気と笑顔で自分のできることを見つけろ」

    「え?」

    「そしたらきっといいことあるから
    わかったな?」

    「...はい」

    いつも無口な先輩が声をかけてくれた
    それがうれしくて、先輩に言われたとおりに、自分にできることをひたすらやった

    そしたら、怪我が治ったあとにいいことがあったとか

    きゅん

    5

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