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  1. 10件ヒットしました

  2. 「バック、バック、バック!」
    「いーちにーさーん!」
     大きな声が体育館隅々までに飛び交っている。女子バレー部1年生センターをしてます。
    「○○~!今日ここまでにしよ~」
     そう先輩に言われてポールを誰かと一緒に持とうと、近くを見渡したが誰も手が空いている人はいなさそうだった。
    「持つよ」
     そう言ってくれたのは男子バレー部のキャプテンだった。
    「ありがとう御座います」
     礼を言ってから倉庫まで運んで幾つか転がっているボールを拾い上げて籠の中に入れた。
    「なあ、彼氏いるのか?」
    「急にどうしたんですか、いませんよ。興味もないですし」
     そう答えると何故か先輩の口角が上がった。
    「じゃ、俺は興味を持って貰える彼氏にならないとな。付き合ってくれ、○○」
     先輩の顔が近づいてきて、息が少し苦しくなった。


     その後、部活で私と先輩が付き合い始めたと言う噂は凄い早さで知れ渡った。

    きゅん

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  3. 「ごめんな、俺のせいで君まで居残りさせて」
    「別に」
     クラスメイトからはロボットと呼ばれいる私は、人気者のクール少年と居残り中。珍しく居眠りをしたらしく、席が隣の私まで居残りする羽目になってしまった。
    「なに?」
     数学の問題を解く手がピタリと止まって、クール少年はじっとこちらを見てきた。
    「なんで前髪切らないの?」
    「私はこの方が落ち着くし、目を見られたくないから」
     冷静に答えられているか心配だ。心臓がバクバクとなる。
    「ふーん」
     と横目でまだ私の髪を見ながら、クール少年は問題を解き始めた。
    「やっぱり気になる」
    「なっ!なにするのよ!」
     いきなりクール少年が前髪をクシャっとしてきた。それに驚いた私は、彼の手を払ってしまった。
    「ちょっと、じっとしててね」
     彼は私の前髪をヘアピンで止めてくれた。
     それに私は何故かきゅんっとしてしまった。

    きゅん

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  4. 私の耳の奥には、君の声がどれだけ時間が過ぎても張り付いていた。

    『大好き』
    『愛してる』

    君の一つ一つの声の特徴をハッキリと覚えている。

    返信の無い電話をかけて、メールを送って。

    『クリスマス、一緒に遊ぼ』

    なんて送らなければ良かった。そうすれば彼とはいつまでも幸せに入れた。

    この世にはいない君に送る。

    私と君の永遠のラブストーリー。

    この世にはいない君に送る。

    私の全ての人生を。




    ※これは実話です。私が経験したことです。

    きゅん

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  5. 「良かった、空いてた」
     私は屋上に上がり、人が誰もいないことを確認して、お弁当を広げ、フェンスにもたれ掛かり、空を見上げた。
    「なに青春っぽいことしてんだろ」
     卵焼きを口の中に放り込む。
    「んあぁぁぁ」
     何故こんなに唸っているかと言うと、今日から一ヶ月間、大学生が研修生で学校にやって来る。しかも全員男。この学校は男子校で本来なら男子だけの筈なのだ。だが、私は異例の許しを得てこの学校に来ている。
    「やだな~」
     その大学生の中に、幼なじみの○○兄がいるのだ。絶交したまま別れたからなんとなく気まずい。
    「お、先客がいた」
     思いに浸っていると誰かの声がした。
    「○○兄、なんでここに来んの?」
    「良いだろ別に。なあ」
    「なんなの?」
    「俺さ、この研修が始まったらお前に言おうと思ってる事があるんだ」
    「なに?謝れとかは・・・」
     お弁当が膝から転げ落ちた。
    「好きだ・・・って」

    きゅん

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  6. 私は夏祭りに行くために浴衣を着て、学校の近くまで来ていた。学校の前を通らなければならないと言う、私にしては屈辱的なものなのだ。
    「あれ、○○くんじゃない?今帰りなのかな」
     私は前を歩く同じ部活の後輩、○○くんを驚かせてみることにした。そーっと近づき・・・。
    「わ!」
    「うわ!」
     面白い驚き方ではなかったが、驚いてくれた。
    「今帰り?」
    「そうだけど」
     敬語を使わない○○くんは、生徒指導室に連れて行かれることが多い。
    「また怒られてたの?」
    「担任が手伝って欲しいもんがあるから、って手伝ってただけだ」
    「なら、明日褒めなきゃね、部活のみんなの前で」
     ○○くんが立ち止まった。
    「どうしたの?嫌?褒められるの。なら良いんだけど・・・・・・!」
     急に体を持って行かれ、唇を塞がれた。
    「・・・・・・褒めてくれんのは、センパイだけで良い。
    「センパイ、夏祭り行くんだろ、俺も行って良いか?」

    きゅん

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  7. 「動画チェックしなきゃな~」
     私は視聴覚室に入ろうと、鍵を開けると、逆に閉まってしまった。おかしいな、と思いながら鍵を再度開けて入ると、部屋には机に突っ伏している同級生の○○くんがいた。
    「なに、寝てんのよ。ここは寝る場所じゃないわよ」
     私は手に持っていた雑誌で彼の頭を叩いた。
    「痛ってぇ」
     彼は起き上がると、こちらに気付き素早く席を立った。
    「珍しいわね、真面目なあんたが学校で寝るなんて。信じられないわ」
     パソコンを開き動画チェックをしようとすると、彼が私の膝を枕にして寝だした。
    「ちょっと!」
    「貸せ。減らねぇだろ」
     クールのくせに時々、俺様になる同級生である。
     私は顔を赤くしてパソコンに向き合った。

    きゅん

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  8. 「すいません、頭痛くて。休ませて貰っても良いですか?」
     保健室の引き扉を軽くノックして、保健室の中に入ると、そこには白衣を着た男性教諭が立っていた。
    「どうぞ、熱測ってね」
     体温計を渡され、第一ボタンを外して熱を測っていると、先生が。
    「おまえはいつも頑張りすぎてんだな。ちょっと寝て休んでけ」
    と、言ってくれた。
    「有難う御座います」
     ベッドの方に移動しようとすると、先生が頭を優しく撫でてくれた。
    「お疲れ様、なにかあったら言えよ」

    きゅん

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  9. (今日、幼なじみの○○が帰国するって言ってたけど、ホントかな)
     そんなことをぼんやりと考えてくると、肩が重くを感じた。
    (ん?虎?)
     ヒッと悲鳴を上げて、虎を肩から下ろすと、反対側の肩を誰かに優しく叩かれた。
    「はい?」
     振り返るとそこには幼なじみの○○がいた。
    「Hello」
     英語での挨拶、本物だ。アラブに行っていたらしいが、アラブ人になってしまっていた。
    「ビジンニナッタネ、ヒメ」
     彼は私の髪を一房掬うとそこに口づけた。
    「ちょっ!……………お帰り?」
     まだ信じられなくて、疑問系になってしまった。
    「ボクネ、マダ、ヒメノコトスキダカラ」
     唐突に告白され、私の思考回路は小さな爆発を起こした。

    きゅん

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  10. (なに読もうかな…………)
     私は本棚に沿って歩を進めながら、読みたい本を探した。
    (あ、あれ!)
     読みたい本を見つけ、手を伸ばしたが、背の低い私は手がとどかない。
    (ん~!)
     背伸びをして腕を伸ばすが、それでも届かない。
    「これ?」
     誰かが代わりに取ってくれた。
    「え、ええ。ありがとう、○○くん」
     同じ部活の後輩の○○くんだった。受け取ると礼を言い、立ち去ろうとすると、腕を掴まれ、引っ張られた。そのまま○○くんに後ろから抱き締められた。
    「な、に?」
    「行かないで?一緒にいよ?」
     突然の出来事で私は固まった。

    きゅん

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  11. (はぁ、休み時間終わっちゃった………。教室、戻りたくないな………)
     小さくため息をついて顔を伏せた私の前に、影が落ちた。
    (誰?)
     顔を上げると『彼氏にしたいランキング第1位』の先輩が立っていた。
    「○○先輩………。ここ、使います?退きますね」
     腰を上げて立ち去ろうとすると、先輩は私の腕を掴んだ。なんだろうと振り返ると、無理矢理座らされた。
    「いっ………!」
    「ごめん、痛かったか?…………俺はお前を探してたんだ。ここに居ろ」
     いつもはこんなことを言わない先輩が恥ずかしそうに顔を伏せた。
    「…………分かりました。すいません」
     私は静かに腰掛けた。

    きゅん

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