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  2. ドアが閉まる音がする。
    「うわっ、寒。ただいまー、あれーいないの?」
    コンコン・・・。
    「入るよー」
    ドアが開き玄関の光が真っ暗な部屋に差し込む。
    「あ、いるじゃん。どうしたの、電気もつけないで」
    無言でいると察したように
    「何かあった?」
    と優しく頭を撫でてくれる。
    「で、どうして泣いてんの?」
    『泣いてない』
    「泣いてないってじゃあこれは汗?今日は寒いんだけど。わかった、もう何も聞かないから」
    なんとなく裾を引っ張ってみる。
    「甘えん坊だなあ。あ、でも帰ってきたばっかだから冷たいかな。ごめん。なあ、好きだよ」
    『何、急に』
    「いいじゃん別に彼氏なんだし。ね、布団入れてよ。寒かったの!こっち来て?」
    私が動かないでいると
    「もー、俺だって寒いで通すの無理あるの判ってるよ。でもどうすればいいか判んねえし。あ!じゃあ目瞑っておでこ出して」
    チュッ
    「おまじない」
    そう言って顔を赤らめた。

    きゅん

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  3. 「悪い、遅れた!」
    「全然大丈夫!あたしもさっき来たとこ」
    嘘だ、だって顔真っ赤だし体震えてる。ま、そうやって下手くそに嘘つくのも可愛いんだけどさ。
    「来いよ」
    腕を広げてやると子犬みたいな目を細めて恥ずかしそうに飛びついてくる。
    う、かわいすぎだろ
    「いっちゃん・・・?大丈夫?重かった?」
    不安そうに俺を見上げる彼女があまりにもかわいすぎてこっちが赤面してしまう。
    ・・・今時国宝級だぞ、この天然。
    「別に」
    「そっかあ、よかったあ」
    こういう顔されるから、いじめたくなる。
    「なあ、もしさ俺に他に女できたらどうする?」
    もちろん嘘だ。こいつのことを手放せる訳がない。
    「え!?他に好きな人できたの!?私のこともう嫌いになっちゃったの?」
    涙目で俺を見上げてくる。
    おいおい本気にしたのか。
    「やだよ!いっちゃんとずっといたいもん!」
    もう無理。我慢できない
    「嘘、お前のこと離す訳ねえだろ」

    きゅん

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  4. 夏休み、5年ぶりに卒業した母校に全員集結。久しぶりに会った同級生は皆変わってない。
    そして私の片思いも・・・
    ずっと好きだった蒼とは大学では離れ離れ
    彼女ができたって話。だから今日は気不味くて一人教室でみんなが花火で盛り上がるのを見ている。
    「何やってんの?」
    後ろから声がした。蒼の声だ。
    思わず胸が高鳴る。恥ずかしくて振り返ることもできず、私は答えた。
    「みんなが笑ってるとこ見るの好きなの」
    「ゆりらしいな」
    振り向かないまましゃべっていると、蒼が近づいてくるのがわかった。蒼は隣に立って一緒に外を見下した。
    「蒼・・・名前覚えててくれたんだね・・」
    気まずくなって話しかけたけど蒼は何も言わない。
    その時。突然私の左手を蒼の右手がぎゅっと包み込んだ。
    「!」
    私は驚いて蒼を見上げたけれど彼は私を見ないで早口に
    「・・・好きだ」
    と言った。嬉しすぎて顔まで真っ赤になる。
    「蒼のバカ。遅いよ」

    きゅん

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  5. あ・・・司、また寝てる・・・。
    いっつも授業サボって寝てるくせに、成績いいからむかつくんだよなー。
    「司ー、帰ろー」
    「・・・」
    呼びかけても全く反応なし。
    「司ー、寝てんのー?」
    無反応・・・。
    今日はせっかく部活早く終わったから一緒に帰ろうと思ってたのに・・・。
    「無視ですかー?」
    本当に寝てんのかな・・・?にしても・・・
    「髪サラサラ・・・・・」
    ほんと、女のあたしが羨ましくなるくらいきれいな髪。肌なんかめっちゃ白いし。手足とかびっくりするほど長いんだよなー。
    「司・・・?」
    ベッドに手をついて顔を近づけると寝ていたはずの司があたしの手を握った。
    「おはよ」
    赤面するあたしを面白い生き物を見つけたとでも言いたげな悪戯っぽい笑みを浮かべ、毛布を上げ
    「入ってよ」
    あたしが言われるままに毛布の中に入ると司は体をぴったりとくっつけて来て
    「離さないよ?」
    と小悪魔的な笑みを浮かべた。

    きゅん

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