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  2. 『放課後,屋上に来て』

    そう書かれたメモが机の中に入っていた。

    (この筆跡は...大城くん?)

    それは、私の幼馴染み・大城ソウくんの字に似ていた。

    というかそのものだ。

    (大城くんさ...『、』を『,』って書くもん!
    そう書く人なかなかいないってば...!!)

    ちらっと大城くんの席を見る。

    しっかりノートをとっていた。

    もうっ。

    いつかのふざけてた大城くんも懐かしいけど、今の方が好きなんだからっ。

    もうドキドキさせないで。本気で鼓動がヤバイから。


    放課後、屋上に行った。

    (誰もいない...誰、呼び出したの!?)

    どんっ

    背中を押され、私の体はバランスを失いよろめく。

    「はっ...ドッキリ大成功っ!」

    後ろにいた声の正体、大城くん。

    「このメモお前でしょ?ドッキリなら帰るよ」

    ドアの方に行くと、わずかな抵抗。

    「この好きって気持ちはドッキリじゃない」

    きゅん

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  3. 『死ね』『ウザい』『消えてちょうだい?』

    そんな悪口だらけのメモが今日も机の中に入っていた。

    後ろの方で女子の笑い声が聞こえる。

    いつも私をいじめている、石野くんファンクラブのリーダー、ジュリたち。

    「ねぇ、まだ学校来てんの?」
    「......っ」
    「こーんなにいじめてるんだし、そろそろ辞めちゃえば?」

    目の前で教科書がビリっと派手な音を立てて破れる。

    どうしたらいいのかわかんないよ...

    石野くん...!!


    「あのさ」


    それは、唐突に聞こえた。

    私が求めていた、好きな人の声。

    「...どうしたの、石野くん?」
    「そういうの、こいつにやるなよ」

    そうしている間にも私の顔は紅潮していく。

    「お前、分かりやすすぎるんだよ」

    石黒くんはこそっと耳打ちした。


    そして、ジュリたちを向いてきっぱり言った。


    「オレの彼女に手だすなら彼氏のオレが許さねぇからな?」

    きゅん

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