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  2. 私には彼氏がいる。今年のバレンタインにも私はチョコをあげた。

    なのに。

    (今になってもホワイトデーのお返しがないってどーゆーことなの⁈)

    忘れてる?十二分にありうる。チョコ不味かった?味見したけど我ながら上出来だった。
    それとも、

    …私のこと、嫌い?


    「れーなーー!!」
    不意に後ろから私の名前を呼ぶ声がした。
    高校生になってこんなKY発言をするのは彼しかいない。

    「なんなの?なんで街中で大声で私の名前呼ぶの?バカなの⁈」
    「おおっと突然のお叱り。なんかあったの?」
    「それは…」

    私の事嫌いになったんでしょ。そう言いそうになり、私は下を向いた。

    「…れな、こっち向いて?」

    ゆっくり顔を上げるとハートの髪飾りを私の掌に置いた。

    「遅れてごめん。でも、お前に似合うものをずっと探してたんだ。
    大好きって気持ちは変わらねぇから。」

    …卑怯だよ。
    もっと好きになるじゃん。バカ。

    きゅん

    11

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  3. 授業終了のチャイムが鳴った。

    私は机に広げていた教科書を手際よくリュックにしまい、さっさと帰ろうとした。

    「ねぇねぇ、今日ホワイトデーだよね!私バレンタインデーに先輩に告白したのー!お返事くれるかな⁈」

    そっか、今日ホワイトデーだったっけ。
    でも誰にも本命あげてないし。関係ないや。

    そう思い席を立った瞬間、目の前に真紅の薔薇の花束が差し出された。

    差し出し主を見ると隣の席の留学生、アーサー君だった。

    突然の少女漫画的展開に周りの女子から黄色い歓声が上がる。男子にもどよめきが起こった。

    「あ、アーサー君?なにこれ⁇」
    「なにって…バレンタインデーのお返しだよ?」
    アーサー君は流暢な日本語で恥ずかしがることなく答える。

    「た、確かに友チョコはあげたけど、本命ってわけじゃ…!」

    「でも、僕は嬉しかった。僕は君が好きだ。受け取ってくれ。

    愛してるよ。My Princess。」

    きゅん

    5

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  4. 今日は先輩の卒業式。
    入学した時から、優しくてカッコいい先輩が大好きだった。
    初めて入った演劇部。分からないことだらけで落ち着きのない私をいつも優しく導いてくれた。いつからか、そんな先輩を好きになった。

    でも、その片思いも今日でおしまい。
    寂しくないって言ったら嘘になるけど、笑って見送らなくちゃ。

    「先輩、おめでとうございます!」
    「あぁ、お前か。ありがとな。」
    先輩はいつものように優しく笑った。
    この笑顔を見ると、より一層、離れたくないっていう気持ちが強くなる。

    「そうだ。…手、貸して?」

    突然の一言に一瞬きょとんとしたけれど、私は言われるがままに先輩に右手を差し出した。

    先輩の手から私の手に移ったのは、先輩の制服の第2ボタンだった。

    「…っ、これ…!!」

    「俺、ずっと素直で明るいお前が好きだったんだ。俺の本命は、後にも先にもお前だけなんだ。

    …貰ってくれないか?」

    きゅん

    2

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  5. 『お前、今日の放課後居残りな。』

    確かに先生にそう言われたのが約1時間前。


    「先生遅っ!自分から居残り命令出したくせに何してんの⁈」

    本当に忘れてるんじゃないのか。ううん、絶対私の事を放置してるに決まってる。

    「…ちょっといたずらしてやろうっと。」

    そう思って私は黒板消しを掴んでドアに挟もうとした。至極簡単だけど効果は絶大なはず。
    しかし、現実は甘くない。ドアに挟もうとした途端に、先生が帰ってきた。

    先生は私と握っていた黒板消しを見た途端に全てを把握したらしく、ニヤリと笑った。

    「せ、先生が待たせるからいけないんですよ!!」

    顔を真っ赤にした私の頭をぽんぽんとなで、小さな紙袋を私の前に差し出した。
    「先生、これって…」

    「待たせて悪かったな。他の生徒が校舎から出るのに時間がかかっちまった。お前と俺だけの秘密にしたかったからさ。バレンタインのお返し。本当に…ありがとな。」

    きゅん

    14

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