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  2. 「好きです!私と付き合ってください!」

    思わず立ち止まってしまった私、水野 愛花(みずの あいか)。

    私は日直でたまたまプリントを届けるように頼まれてしまい、せめて近道しようと校舎裏を通っていると告白現場に遭遇してしまい、慌てて物陰に隠れた。

    「……ごめん、君とは付き合えない」

    この声って……。

    「理人くん……やっぱり、水野さんが好きなの?」

    やっぱり、私の幼なじみの理人、りっくんだ。

    ていうか、水野さんって私のこと……じゃないよね?!

    まさかね、だって私たち、ただの幼なじみだもん。

    「あぁ、そうだよ」

    なんで、うなずいちゃってるの?!

    あっ、そうか。好きってことにして、告白を断るつもりなのかも。

    「私、水野さんに負けるところなんてないよ!」

    「ごめん。でも、愛花は僕のかけがえのない世界で一番大切な存在だから」


    私、もしかしてりっくんに溺愛さてるの……かも?

    きゅん

    11

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  3. ここは、私と彼の二人だけの秘密の場所。


    「先生、さっき生徒が探してましたよ」

    屋上で空を見上げているもの悲しげな表情をした高橋先生に私は声をかけた。

    「ありがとう。じゃああとで職員室で誰か来たか聞いてみるよ」

    高橋先生は、イケメンでクールで面倒見がいいため女子に大人気。

    けれど、普段の先生は生徒と一定の距離を保っている……ように私は思う。

    そしてこの屋上にいる時だけ、なぜかとても哀しそうな顔をしていて。

    私は先生が何を思っているのか知りたい。

    だから、

    「先生は空が好きなんですか?」

    屋上にいる時はいつも空を見ているから。

    先生はふっと微笑んで私を見た。

    「空には大切な人がいるからね」

    「そうなんですか」

    大切な人……か。

    どんな意味での"大切"かはわからないけれど、私はその人に嫉妬した。

    「私も好きです……空」


    いつか、勇気を振り絞って君に伝えたい。

    きゅん

    4

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  4. 「あーやちゃん!」

    ぎゅっと後ろから抱きしめられて、慌てて彼の腕からすり抜けた。

    「もうっ!やめてよ、そら」

    私は怒っている風に装いながら、自分の呼吸を整える。彼に会うと急に心臓がドキドキしちゃうから。

    「えー、だってあーやの反応可愛いんだもん!」

    か、可愛いって……。
    私ときめいちゃうよ、ってちっがーう!

    「あのね、家に着くまでは私たちは他人!分かった?!」

    「……はーい」

    そらと私の父親は同級生で大親友。その関係で、そらのお父さんとお母さんが海外へ仕事に行っている間は私の家で同居している。

    「今日の夜ご飯はー?」

    「話しかけないで……ハンバーグ」

    ぼそっと呟やくと、後ろから「やったー」って声が聞こえて嬉しくなる。

    本当は、そらに私の手料理を食べてほしくて料理の猛練習をしたことはヒミツ。

    私の夢は、そらがハンバーグに見せる笑顔を私に向けてもらうこと……なんてね。

    きゅん

    3

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  5. 「おーい、花菜!」

    私は放課後が大好き。

    理由は、彼とおしゃべりできるから。

    「今日は何作ったの?」

    彼、楓くんは私の幼なじみで学校のアイドル。

    生徒会長で、学年一頭が良くて、ルックスは芸能人並み、その上優しくてまさに完璧。

    そんな楓くん、かえくんは他校にファンクラブがある程の人気者。

    だから、一般人の私がかえくんと学校で話せる訳ない。

    だけど、かえくんは放課後わざわざ私と一緒に帰ってくれる。

    「今日はカップケーキを作ったんだ〜」

    「わぁ!美味しそう」

    この笑顔が一番好き。
    この笑顔のために部活を頑張るし、家でもお菓子作りの練習をする。

    「いつもありがとう。好きだよ」

    ……え?

    あっ、

    「このカップケーキが好きなのか〜。次は違う味も作ってみるね」


    その時にかえくんが

    「カップケーキよりも花菜のことが……」

    と言っていたことは、花菜の耳には届かなかった。

    きゅん

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