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  1. 12件ヒットしました

  2. 「おい、てめぇ1年の相良だろ。」
    「は、はい…僕に何かご用ですか!?」

     僕は怯む。すると黒崎はまた怒鳴った。

    「それじゃ…また目付けられるっての!」
    「だって怖いんだもん…。」

     ケンカの練習中、怯む僕に呆れた黒崎は言う。

    「お前さ、見た目が結構周りよりも怖いのによぉ…。中身がそれじゃあ勿体ないって…。」
    「怖いって、僕のどこが怖いんだよ。」

     僕は思い切って黒崎に聞く。

    「………。格好いいツラして目付き鋭くて、意外と肩幅広くて、意外と銀髪が似合ってるトコ。」

     そして黒崎は一瞬俯くとすると、僕を見て叫んだ。

    「ただのイケメンじゃねぇかっ…クソッ!」
    「し、知らないよっ!」


     僕が立派なヤンキーになるのは、まだまだ先の話かも…いや、確実に先の話だ。

    きゅん

    4

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  3. 「加藤。お前まだ練習してたんだ。」

    思わず、びくっとなる。
    アルトサックスの音が、裏返る。
    振り向くと、海里の顔が目の前にあった。

    「っ、近い。」

    だめだ、こんな事で照れてたら。
    ソロコンテスト、優勝したら

    ……告白してやるんだから。

    「本番、来週か……。
    にしても、加藤がソロコンかぁ。」

    「何か、問題でも?」

    私は少し怒りながら聞く。
    すると海里は、少し照れ笑いしながら、

    「いやぁ、問題はないけど。

    ……二人で、吹きたかったなぁって。」

    「じゃあ、ソロコンが終わったら、
    いつでも演奏に付き合うよ?」

    「じゃあ、優勝しないで。」

    ………へ?

    「なっ何でよ。
    優勝したら告白しとやろうと思ったのに!」

    思わず心の声が漏れる。

    「だって、優勝したらさ
    ソロコン終わらないじゃん。

    でも、優勝しなかったら
    ソロコンが終わるし、

    ………俺が、すぐに告白出来るじゃん。」

    きゅん

    3

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  4. 「そこ、ドじゃなくてシの♭だよ。」

    後ろから声が聞こえる。

    「え、あ本当だ。」

    私は後ろを振り向く。

    それは、優都先輩だった。

    「あざまぁす、ゆーくん先輩。」

    「ゆーくんやめようか。」

    楽譜に書き直す。

    サックスを机に一旦置く。

    「へぇ~、これが中山のアルトか。」

    と言うと、私のサックスをひょいと

    持ち上げる。

    「……吹かせてよ。中山のアルト。」

    そして、優都先輩は私に手を差し出す。

    「何ですか、その手は。」

    「ストラップ、貸して?」

    何故にそうなるのか。

    まあ、貸してあげましょうか。

    「はいどーぞ。」

    すると先輩は首に私のストラップを

    ………着けた。

    そして、私のサックスを掛けた。

    最終的に、

    ………私のサックスのマウスピースくわえた。

    「ちょ、何してんすか先輩。」

    「吹きたいから吹くだけだよ。」

    と言って、吹き始めた。

    きゅん

    2

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  5. これは、悲しいお話なのかもしれない。

    でも、ただのありふれた

    恋愛とは違うと俺は思っている。

    君はいつも、イタズラにパッと笑い

    俺を幸せにしてくれる。

    俺の耳が聞こえないと分かってても、

    ごく普通に接してくれた。

    だから、今度は俺が幸せにする番。

    君は、もう少しで消えてしまう。

    俺の心を君に托すだけ。

    君が悲しむ事ないよ。

    ね?だから

    また、逢えたらなんて言わないで…………

    きゅん

    1

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  6. 「咲、俺さ………」

    私は今。

    「どうしたの?恭くん………」

    凄い事に。

    「好き、咲の事。」

    告白された。

    「急だよ、恭くん……?」

    さっきから様子がおかしい。

    何かを我慢している顔。

    艶やかな唇。

    少し荒い息使い。

    全てが、違う。

    「俺だけの、大切な………」

    恭くんが口下手なのは分かってる。

    けど、今日は………

    「ごめん、我慢出来ない。」

    そう言うと、私に抱き着く。

    あったかい恭くんの体。

    包み込む、大きな手。

    「………好き。」

    つい、漏れてしまった。私の気持ち。

    「………よかった。」

    私も、抱きしめる。

    「俺だけの、大切な人に

    なって、くれますか…………?」

    「………はい。」

    すると、恭くんは

    制服のポケットから赤い糸を出して

    歯で噛み切って、私の小指に結んだ。

    「これで、取られない。」


    5月の夜空は、宇宙が燃えていた。

    きゅん

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  7. 実は今、絶賛詰んでいる。
    部活中、なんと。
    音楽室の鍵を外から掛けられた。

    しかも一緒にいると
    ドキドキする先輩も置いていって。

    「先輩、ここは強行突破しましょう!」

    「ドア、もし壊したら
    どうなるか分かるよね。ポンコツ。」

    「ポンコツじゃない……」

    「本当にお前はバカだな。鈍感。」

    誰が鈍感だ………って、え?

    「俺に可愛い顔しといてよー、」

    え、急に何すか。

    「惚れさせたのが悪いんだぞー。」

    惚れさせたとは何ですか。

    「あ、俺は鍵持ってないよ。」

    持ってないんかーい。

    「あー
    食べたいくらい可愛いバカだなぁ。」

    とか言うと、
    私のおでこに先輩のおでこを当てる。

    距離近っ……。思わず私は目をそらす。

    「ほーら、早く。
    抵抗しないと助けが来る前に襲うぞー。」

    先輩は、私の体を
    先輩の方に思いっきり引き寄せた。



    その時、何かチャリンと掠れる音が聞こえた。

    きゅん

    4

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  8. 三年になり新学期早々、もう嫌だ。

    なんで後ろの席、那雄なんだよ。

    那雄は同じ部活の仲良い奴。

    そして、私の好きだった人。

    結果。告って、玉砕だったけど。

    好きな人いる言われた。

    でも、それは優しい嘘なのかもって、

    思う時がある。

    那雄はいつも優しい。

    きっと本当は、

    好きな人はいないのに。

    「お前、無理だわ」とか言わずに、

    そう言う手で断る。

    どんだけずるいんだよ。

    だから、まだ………………




    「桜、どした。ぼーっとして。」

    私は那雄の声で我に返る。

    「い、いや。何でもない。」

    そう言うと、安心した顔で、

    「今年、一年間よろしくな。」

    なんて言ってくれた。

    最後に一言、付け足して。





    「お友達、以上から。ね?」

    きゅん

    3

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  9. 「おい、いつまで寝てんだサボり魔。」

    誰かの声が聞こえる。

    え、やだ。もっと寝たいんだけど。

    「お前なぁ、さっきの結構痛かったんだぞ?」

    か、海里かよ。あぁもう、起きるしかないか。

    私はなんとか起き上がる。

    「すみませんでs、うにゅ」

    顔が顔に触れる。さすがに唇は触れない。

    でも、目が合ってしまう。

    鼓動がどんどん速くなる感覚。

    もし唇が触れていたら………、なんて考えてしまう。

    二人して、動かない。いや、動けない。

    「大丈夫かい?加藤ちゃ……、あ。いい雰囲気だった。」

    保健室の先生の声で我に返る。

    「ちょ、あの…………。がっ楽器運搬戻る。」

    私は逃げるように保健室から出た。

    必死に動揺を隠すために。

    きゅん

    2

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  10. 「どした。こんな時間に呼び出して。」

    「その、なんつーか。」

    私は今、幼なじみの蒼汰(そうた)に

    夜遅くに呼び出された、

    「これ、バレンタインのお返し。」

    まじか。お返しなんて珍しい。

    私があげてたチョコは毎年義理なんだけどね。

    本命がいる訳でもないけど。

    「今、食べてよ。」

    蒼汰が急かしてくる。ま、今食べちゃうか。

    「なぁ、お前本命にチョコ渡した事ある?」

    「え、ないけど?」

    「まじか。意外だな。あるかと思った。」

    「蒼汰はあるの?」

    「あるけど。」

    蒼汰は、すこし顔を赤くしてて言う。

    「え~、だれだれ?」

    「誰が言うかばーか。………が……だ、なんて。」

    最後の言葉が聞こえなかった。

    「おっ俺もう帰る。」

    蒼汰は走るようにその場を離れた。


    チョコの味は、少しほろ苦かったかもしれない。

    きゅん

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  11. 「ねー啓輔、教えてよー?」

    りんはしつこく俺に迫ってくる。

    「だーかーらー、教えねーよ。」

    思わずりんにデコピンする。

    「ひっどいなぁ。もう。」

    そう言って怒る顔が可愛いから、

    お前が好きなんて

    言えねーんだよ。

    「じゃあ、どうすれば教えてくれる?」

    どうすれば?えー………。

    俺は、りんのショートボブをくしゃっとなでて、

    「お前が毎日笑顔でいたらいつか教えてやるよ。」

    りんの顔が赤くなる。

    もしかして、バレたやつかこれ。

    俺の顔も、赤くなる。

    きゅん

    5

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  12. 「お、はろ。偶然じゃん。」

    後ろから声が聞こえる。

    「なんだ。啓輔(けいすけ)か。」

    啓輔は私の幼稚園からの幼なじみ。

    けど違う高校になってしまった。

    「なんか、久しぶりだな。こうやって話すの。」

    確かに久しぶりかもしれない。中学校以来かも。

    「途中まで一緒にいこ?」

    急に聞かれて、ちょっと焦るが、

    「良いよ。暇だし。」

    私は素っ気ない振りをして答えた。

    「啓輔、勉強追いつけてんの?笑」

    私は何となく聞いてみた。だって聞くことないし。

    「え、追いつけてるけど。」

    意外な答え返ってきた。

    「なぁ、お前好きな人いたりする?」

    へ?急だな。まぁ、いないけど……。

    「いないよー。何で?」

    「俺は、いるから。」

    「えー、だれだれ~?」

    「誰が言うか。ばーか。」

    え~、ひっどぉ。けち。

    きゅん

    4

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  13. はぁ、今日も部活をサボってしまった………。

    私は保健室のベッドの中でうずくまってみたりする。

    「先輩ー、お見舞いに来ましたぁ。」

    後輩の声が聞こえる。

    正直言うと、この後輩くんの事が好き。

    だってすごい素直だし、私よりも頼れるし。

    私は布団から顔だけむくっと出して、

    「病院じゃあるまいし、お見舞いはおかしいよー。」

    なんて言ってみる。

    「何でサボったんすか?」

    急に聞かれて、テンパって出た答えが

    「お、大人の女の理由よ?笑」

    やば、何言ってんだ私。

    「ふーん。大人、ですか………。」

    あれ、後輩くんの雰囲気が…………

    「じゃあ、これは怖くないですか?」

    すると、後輩くんは靴を脱ぎ、ベッドに膝立ちする。

    ネクタイをほどき、Yシャツのボタンを外す。

    そして、私の上で四つん這いになる。

    「え………。」

    ちょ、何これ。

    「あれ?まだ目が全然子供っすよ?笑」

    きゅん

    13

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