ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. や、やばい…凄く頭が痛い。

    今は私が片思いをしている伊吹(いぶき)先生の数学の時間。

    そんな先生の授業中だというのに、今日に限って熱が出てしまう。
    朝は頭が痛いだけだったけど、時間が経つにつれ痛みも酷くなりめまいもしてきた。

    ダメだ……先生の声も…聞こえなくなって……きた……

    バタッ。


    ー40分後ー

    「ん…っ……ここ…どこ…」
    「保健室だよ」
    「え?」

    目を覚ますと、そこにはまさかの伊吹先生が!!!

    「もしかして…先生が保健室まで運んでくれたん…ですか…?」

    私の質問に無言で優しく微笑んで、おでこに手を当てる先生の大きな手。

    「うん、少しは下がったね。親御さんが迎えに来てるから高野さんの荷物今のうちに持ってくるね」

    先生が保健室を出て、ふと右手だけ以上に熱を持っている事に気付く。


    もしかして、先生ずっと手を握っててくれてた…?



    「いや、まさかね…」

    きゅん

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  3. 私には好きな人がいる。

    「優(ゆう)くんまた明日ね!」
    「ああ」

    クールで黒髪で両耳に沢山のピアスを付けている優くん。
    見た目通りに不良の彼は周りから怖がられる。

    だけど私はそんな優くんが好き。
    不器用だけど優しい人。
    彼がたまに見せる笑顔を私は知っている。


    放課後。
    私は優くんと別れの挨拶をして1人で校門へと向かっていると、私の足元に落ちてきた白い紙飛行機。

    紙を広げていくとそこには…。


    "大石(おおいし) お前が好きだ。
    返事はいつでもいいから"


    私の名前…。
    私以外の名前は書いてなかったけど、誰の字なのかはすぐに分かった。
    屋上の方へ目を向けると、彼は私の方を見てその場に立っていた。

    返事なんてもうとっくに決まってる。

    私は同じ気持ちを伝えるため、校舎の中へと足を走らせた。

    きゅん

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  4. 私には好きな人がいる。
    それは、暴走族総長の嶺亜(れいあ)くん。

    そんな彼と2人で嶺亜くんのバイクに乗っている時。
    嶺亜くんの体温が異常に熱い事に気付いた私は、途中でバイクを停めてもらった。


    「寒気はある?」

    「頭、痛くない?」

    「何か飲む?」


    熱で辛いはずなのに、そんな表情を一切出さない嶺亜くん。


    私が近くにあるコンビニで飲み物を買ってこようとしたら、嶺亜くんが突然後ろから抱きしめてこう言ったの。





    「お前が好きだ。由乃」




    嶺亜くんには彼女がいるはずなのに、どうしてそういう事を言ったの?

    冗談?それとも、本気だった?



    お願い嶺亜くん。その意味を教えて?

    きゅん

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  5. 「先生勝ったよ!見た!?」


    あー、可愛い。
    喜ぶ顔で俺の所へ走ってくる美海(みみ)。

    今、授業でバスケをしてるんだが、転びそうになる美海を男が支えて、美海の前でカッコつけようとする別の男もいて。

    可愛いのは可愛いけど、俺の怒りは今MAX。


    「先生?…なんか、怒って……る?」


    人の顔色を伺う美海はこういうのに敏感だ。


    「先生…何かしてたらごめんなさい。で、でも!私は、先生だけだから…だから……嫌いにならないで…」


    はぁ…無理。
    なんでこんな可愛い言葉を素直に言えるんだよ。

    これはお仕置だな。
    涙目になる顔は、俺の悪戯心に火を灯す。


    「美海、今日は寝れると思うなよ」

    「!!/////」


    すぐに顔を真っ赤にする姿。
    本当に可愛すぎ。

    これからも俺の愛する人はただ1人。
    お前の最初で最後の男は俺だけ。

    きゅん

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  6. 私の幼なじみは、自分の気持ちを伝えるのが苦手な人。
    小・中・高とずっと一緒だったけど、私はただの"幼なじみ"だった。

    高校3年生。最後の授業の日。
    私の前の席に座る幼なじみ。
    授業がつまらないからって、すぐに寝てしまう癖がある。

    ノートに板書をしていると。

    コロコロコロッと私の足元に消しゴムが落ちて来た。多分彼の。

    もう何やってるんだか。
    消しゴムを拾うと、カバーと消しゴムの間に挟まっている紙が見える。
    そこに書かれているのは。

    "ずっとお前の事しか見てない"

    これって…。

    寝ていたはずの彼と、目が合った。


    え?


    「好き」



    彼が、耳元で囁いた言葉。
    そして、平然とした顔でまた寝てしまった。

    きゅん

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  7. 私の大好きな中3で1年上の流(りゅう)先輩との思い出。私の病気によって楽しい思い出が詰まったパズルピースが一瞬で砕け散る。


    だから私は先輩にお別れを告げたんだ。




    なのに……高校生になった今。

    「俺は、ずっとあの時から気持ちは変わらない」

    え…。

    「今でも志乃(しの)の事が好き」


    優しい先輩の一途な想い。
    それに答えるかのように私の中でのパズルピースが新しくスタートした。



    「もう絶対に話さねぇから」

    きゅん

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  8. 「愛せんぱーい!!」

    部活中のとある日。
    バスケ部マネージャーの私に元気よく手を振り、赤ちゃんみたいな満面の笑みで私の名前を呼ぶ後輩の南。


    「見てて下さいね!先輩のために頑張りますから!」


    「はいはい」


    南の言葉に軽く受け流す。




    「先輩!今日もすげー可愛いっすね!」


    部活だけじゃなく、朝も昼休みもずっと私の所に会いに来る。


    「先輩今度デートしましょ!」



    何度もデートに誘って断られるって分かってるくせに断る度にまた誘ってくる。



    「なんでそんなに私とデートしたがるの?」


    「え?好きな人デートしたいって思うの当たり前ですよね?」


    「はぁ……」


    「いや、今の告白したんですけど!?」




    彼の好きが増えるにつれ、私の心の隅にもちょっとした気持ちが芽生えようとしていた。

    きゅん

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  9. 「神崎さん、俺と付き合ってください!」

    私には恋人がいるの、湊川先生以外は眼中に無いの。

    「ごめんな…「神崎!」

    ん??


    断ろうとした瞬間、私の名前を大きく呼ぶ愛しい声。


    「悪いが、神崎と話があるんだ。
    外してくれるか?」

    先生の言葉通り校門の方へと帰る男子生徒。

    「湊川せんっ……っ…」

    !先生の激しいキスに困惑する私は先生の胸を叩くけどちっとも止める気配がしない。


    「せんっ…せい…っ…!」

    「黙ってろ」


    キスが2分ぐらい続いて、ようやく解放された。


    「南、まだ先の話だけど。
    南が高校卒業したら一緒に住もうか」


    「え?」

    いきなりの出来事に頭が追いつかない。

    「南が他の男に告られてんのもう見てらんねぇから。
    返事はいつでもいい」


    「や……いやっ!
    一緒に住みたい!!」


    この時の先生の嫉妬に可愛いと思ったのは内緒の話。

    きゅん

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  10. 今日は2月14日のバレンタイン。

    「は、はるくん!」

    チョコが入った鞄を持って彼が居る教室に行き彼の名前を呼ぶ。

    料理なんて普段しないけど彼のために昨日頑張って作ったもの。

    「はるくん…こ、これ…

    作ったんだけど…」

    鞄の中からちょっと見た目がイマイチなチョコが入った袋を彼に差し出す。

    「何それ…

    焦げた食べ物?」

    し、失礼な!!

    「違うよ!……チョ、チョコだよ…」

    「ふーん」と言って彼はチョコを受け取るとその場で1つ口にした。

    何度も失敗したけど彼の為に頑張ったチョコ。

    「ど、どう…かな?」

    彼の顔を伺いながら聞く。

    「うーん、まぁまぁだね」

    ですよね…
    私は少し落ち込み、顔を下に向ける。

    「でもすげー嬉しいよ。ありがとな

    まぁチョコもいいけどさ…






    俺はお前が欲しい」


    そう言った彼は私にキスをした。

    きゅん

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  11. ある日のお昼休み。

    私と蒼空(そら)くんはいつものように屋上でご飯を食べていた。

    私の彼氏、宮本蒼空は教室や皆がいる前では

    「お前はバカだな」

    「おい、チビ」

    とか毒舌な事しか言わない。

    だけど、2人っきりになると

    「晴空(そら)」

    「ん?…っ!!」

    名前を呼ばれて彼の方を向いたらキスをしてきた。

    「ちょ、ちょっと!ここ学校!」

    「別に誰も来ねぇから大丈夫」

    そうね…

    ってそういう問題じゃない!!

    私はいきなりの出来事に顔を赤くしながら蒼空くんを少し睨む。

    「それ、俺を誘ってる?

    いいだろ、今から甘い事しようか」



    なんて、私だけの前では意地悪して甘い事しちゃう蒼空くん。

    もう私の心はドキドキしっぱなしだよ!!

    きゅん

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