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  1. 12件ヒットしました

  2. 新学期登校3日目
    「せっかくの新学期!通学路を少し変えてみよう!新しい発見があるかも」

    初めは興味や気まぐれみたいなものだったが、今ではこの新しい道から登校している。
    それは彼がいるから…
    「ん?お前もこの道から来てたのか?」
    「あっお…おはよう。うん最近道を変えてみたんだ」
    「ふーん。」
    「あ…あははは…」
    言えない…気になっていた同級生の彼がこっちの道を歩いていたのが見えてから反対方向なのにこっち来てるなんて…
    そんな私の動揺を知ってか知らずか、何故か彼は私の数歩前を歩いている。
    タッタタッと追いかけるがなかなか隣に並べない。気付くと学校の近くまで来てしまっていた。
    (また…近くに行けなかった…)
    溜息まじりに歩く私を彼が門の前で急に振り返った
    「あ…明日から…待ち合わせ、するか?」
    「え?!」
    「い、嫌ならっ」
    私は彼の側に寄り彼の右手を掴む
    「…いいの?」
    そして手を握り返された

    きゅん

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  3. 「ちょっ待ってっ先輩!」
    「え?」
    朝早くに私を真っ赤な顔で呼び止めたのは高校の後輩だった。

    「先輩…まだ、朝。間に合う…から…ちょっと良い…ですか?」
    「あ…うん。」
    真っ赤な顔で言う彼は、歯切れ悪くぽつりぽつりと呟く。消えそうな彼の言葉を私はしっかりと聞く。一言も漏らさないように
    彼に連れられて歩くと駅裏にポツンと立った桜の木があった。その木にはまだ薄っすらとしか桜は咲いていない。
    そして彼は私の顔を見て言った。

    「この桜が満開になるのを…その…」
    「いぃよ。ゆっくりで。」
    彼は大きく深呼吸して言った。
    「ふぅ…僕と!僕の隣で桜を見てください‼︎」
    「うん。いいよ、満開にならないかな?」

    そんな呑気な私を横目に彼は少々不服そうに私の右手の小指をキュッと掴んだ。
    その後、彼の行動を不思議に思った私が何度か顔を覗き込もうとしたが
    「ダメです…」
    という彼の小さな呟きで制されてしまった

    きゅん

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  4. 「わたし…は…」

    教室を勢いよく飛び出した。飛び出しざる負えなかった。同級生で初恋だった春に告白をしていた親友の宇賀。その光景を私は見ていられなかったから…逃げた先は校舎裏、玄関には行けない。鉢合わせてしまうかもしれない
    ーー見れない、会えない
    見えない様な暗闇に紛れすすり泣く私。

    すると息を切らしてやって来たのはまさかの春だった。
    「おっおい、加奈はぇーよ!待てって!いった…だろ!」
    「き、聞いてない聞かない。宇賀の所っ行きな…っ」
    「あーもー!」
    春の顔が見えなかった。それは涙で見えなかったのでは無い。私は春に抱きしめられたのだ。踠いても抜けられない力と抗えない暖かさ
    「な、なんで!?」
    「俺は、加奈が1番なんだよ!」
    抱きしめた腕、ふんわりと頭叩かれる感覚。涙が止まらなかった。
    春は抱きしめながら呟いた。
    「…この状況じゃなかったのにっ」

    見つめ合った顔はタコのようで熱かった

    きゅん

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  5. 「振られたんだ私…」
    そう言った幼馴染は、今にも消えてしまいそうに見えた。
    どうやらずっと前から聞いていた先輩に告白をしたら振られたらしい。
    「わっ私は…可愛く…なっ」
    「もぅ、いいよ言わなくて」
    俺は、最後まで聞かずに抱きしめた力一杯に…
    「お前は、可愛くても可愛くなくてもどっちでもいいんだよ。」
    「え?だって、可愛くっなくっちゃ!」
    まだ泣き止まない彼女を俺はより強く抱き寄せた。もう逃さない、逃してはいけないと抱き寄せる腕に力を込めた。
    「お前はお前なんだから。他人がどう見たって構わなくていいんだ。…お前にはお前の良さがあるんだから」
    俺の口から出て来た言葉は、ずっと彼女を想って来た俺だからこそ出たものだった。俺の言葉を聞いて彼女は、俺の腕の中でくたびれるまで泣いた。
    (…俺だけがお前の良さを知っていればそれで…今はそれで充分だ。)
    俺は彼女の笑顔が見えます様にと空に願った

    きゅん

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  6. 「待ってたよ。」
    「ごめん。遅れて」

    「ごめん、それで用って?」
    「帰りながら話そう。あ、もう電車が来る急ごう」
    そう言い彼は私の手を握り離れないようにと電車に飛び乗った。
    一言も話さない彼、私の最寄り駅に着いた時、彼も一緒に降りた。
    (…もう一駅は?)

    彼の行動に疑問があった私は振り返りかけた瞬間に彼は私を抱き寄せた。しかも後ろから。突然の事に驚いた私に彼は小さく呟いた…

    「今日…ホワイト、デーだから…」
    シャラン…私の胸元には銀色に輝く星のネックレスがあった。

    「綺麗だ。ねぇ…これってっ」

    彼に聞こうとし振り返ろうとするが、彼はそうしまいと私を抱く腕に力を入れる。

    「み…見るなよ」

    ちらっと見えた彼の顔は俯いて居たが私と同じくらい真っ赤で彼の口からは白い息がうっすら漏れて居た。
    「…大事にする。」
    「…当たり前だ」

    私は彼の手に手を重ねた
    ありがとう

    きゅん

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  7. 「遠慮しないで、今日は君の願いを叶えてあげるよ」
    満面の笑みで言った彼は、一ヶ月前に私に今日1日付き合ってと言っていた。
    そして今日。
    「いつもの買い物?んーでも一ヶ月前からでしょ?」「ははっ、まだ考えてるの?」「だって」
    「いいから、ね?今日は僕に甘えて」
    「う、なら」
    私は彼の言葉に甘えて、普段なら食べられないスイーツや行けなかった雑貨屋に連れて行ってもらう事にした。
    その間彼は文句言わず私に付き合った。
    でも私には一つ疑問があった。
    ”一ヶ月後、僕に1日だけ付き合って?”
    私は彼に”付き合って”と言われたのだ。しかし、これは…
    「”デート”みたいだね」
    「ふっんなっ‼︎」「照れてるっ」
    「だ…だってこれじゃ、わっ私が付き合わせてるじゃん!」
    「ううん、僕が付き合ってもらってるんだよ」
    「君の1日を貰ったんだから」
    そう言った彼は、私の手をギュッと握りプレゼントをくれたのだ。

    きゅん

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  8. 「キミとは闘いたくない…」

    「いや、キミは私と戦わなくてはならない。」

    「なぜ?キミと僕は…」

    私は魔王
    キミは勇者
    運命は変わらない。
    キミと過ごした記憶はとても愛おしい
    けれど、過去は過去。
    私とあなたは決して相容れない存在

    「僕は…っ僕は絶対に…」
    「…キミは…」

    きゅん

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  9. 私は、彼がずっと昔から大好きだった。

    私は、彼が私をどう見てたか知りたかった。

    初めは、イベントに参加しただけだった。
    いつからかそれは、ただのイベントではなくて…

    彼に近づきたくて
    彼に思いを伝えたくて
    ーーそれだけだったのに

    私は、昔の私ではなくなってしまった。

    これはーー
    彼はどう思っていたのかを知る物語であり
    彼と私2人が紡いだ恋の物語である。

    きゅん

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  10. 君の笑顔の為に
    僕は嘘つきになるよ

    君の為なら僕はーー

    ”さよなら…愛してる”

    ”大好きだよ。愛する嘘つきさん”

    きゅん

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  11. 「せんぱーい?どこ行ったんだろう?」

    私は、今日を何とか乗り切らなければならない。非常に重要な今日を何とかっ何とか乗り切らなければ…そんな私は、ある後輩に追われている。
    (見つからないよう…に?…あ。)
    「いた!先輩探したよ。俺から逃げるなんてひどくない?今日はバレンタインだよ?」

    本日はバレンタイン。意中の人にチョコを渡す日。しかし、私はこの日が苦手だ。女子が男子にチョコを渡す。タイミング、場所、全ての状況と相手の好みを知った上で渡すチョコ。渡す相手も渡した本人も”ラブ”を表に出したイベントである。
    しかも、後輩は私のチョコをご所望であるわけで…
    いや、嫌いなわけでは無いしかし…

    「大丈夫。俺、先輩のチョコじゃなきゃ要らないから。先輩のどんな想いのチョコでも大事にするからだから…俺にだけちょうだい?」
    彼は逃げる私を捕まえ耳元で囁やく
    そう…彼は色んな意味であざといのだ

    きゅん

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  12. まだ雪がパラつく夕方。
    「放課後屋上…来てよ」

    と呼び出された。私はきっと他の人に聞かれたくない話しなんだろうと思った。
    (けど、なんで学校なんだろう?家も隣同士なのに?)
    うーんと考え込みながらも彼が待つ屋上への階段を登っていく。屋上への扉を開いた瞬間、パラつく雪に覆い隠されたように彼がそこに立って居た。
    コートに手を突っ込みマフラーに顔を埋めていた
    「ごめん、寒かったよね!日直の仕事が長引いちゃって」
    「うん。大丈夫、分かってる」

    彼は昔から言葉足らずの所があり、小さな頃からずっと一緒に居る私でさえ戸惑う時がある。
    「それで?」
    「え?」
    「何か話しがあるんでしょ?」
    聞いても応えない。
    その代わり彼は、急に私に自分のコートを半分被せ、私の左手を掴み自らの指を当てた。
    ゆっくりと、ある二文字を書いた。
    ”すき”
    夕焼けの様だった
    私は応えず顔を彼のマフラーに埋めた

    きゅん

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  13. 「僕、君の音…嫌いじゃないよ」

    そういう彼は、いつも意地悪く私を弄ぶ。彼は普段から友人に囲まれていて私とは正反対の世界にいるような人物である。
    そんな私は、中学から続けていた音楽を高校でも続ける為に吹奏楽部に入部した。
    彼とは、成績も人気も正反対だからきっと高校も”良い所に”行くと思ってた。

    しかし
    「え、なんで?あんたもこの高校なわけ?…いや、高校が悪いわけじゃないけど…」
    「なんで?あー、あんたが聞くかぁ…」
    彼は私に聞こえるか聞こえないかというくらいの小さな声でぶつぶつと呟く。気になり私はもう一度尋ねるが応えない、そんな彼を不思議に思いながらも私は部室に向かう。そんな彼をほおっておいて。
    部活は始まり、気付けば彼も隣にいる。あろうことか、楽器に口を付けた私の頭に手を置き髪をクシャっとする彼。
    そして今度は私の耳元で呟いた
    聴こえるように

    「あんたの音が聞きたいから」

    きゅん

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