ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「彩海、次移動!」
    「待って〜」

    この学校無駄に広いから移動教室面倒だなあ。

    「あ!筆箱忘れた!」
    「彩海〜」
    「ごめん佳奈!先行ってて!」
    「おっけ」

    なんで筆箱忘れちゃうかなあ。
    急いで階段駆け下りて…

    ーツルッー

    あ、やばい、落ちる…

    「あっぶね」

    痛くない…?
    あれ?なんか抱きしめられてる?

    「大丈夫?」
    「だ、大丈夫です…」

    やばい顔真っ赤だ…こんな時に…。
    顔あげれないよ。

    「どっか痛む?」
    「あ、いや全然…」

    って、この人、モデルの維音くんだ!
    え、なんで?!うちの制服着てる…

    「よかった。」

    てか、ちょっと距離、近すぎ…

    ーガクッー

    あ、やば、また落ちる!!

    「2回目…(笑)」

    ま、また助けてもらってしまった…。
    しかも今、ハグされてる?!

    「なんかこのまま離したらまた怪我しそうで怖いんだけど…離しても大丈夫?」

    きゅん

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  3. 「先生〜」

    あれ?いない。
    まさか体育で突き指するとは…。

    「こういうときは湿布だよね」

    保健室なんてほぼ来たことないからなぁ…
    探すか。

    ーシャー

    「え?あ、ごめんなさい。うるさかったですよね」

    ベッドで休んでる人居たのか…気づかなかった。

    「どの指?」
    「え、いや自分で、できます!」
    「じゃあ、はい」

    湿布を受け取る。

    「ありがとうございま…」

    え?!サッカー部の有馬先輩だ。
    どうしよう、急に緊張してきた…。

    「やっぱり俺がやるよ、利き手でしょ?」
    「いや、でも…」
    「貸して」
    「ありがとうございます」

    さっきハンドクリーム塗っといてよかった。

    「はい、終わり」
    「本当にありがとうございます!」

    あれ?終わったはずなのに、なんか手握られてる?

    「なんかいい匂いする。もうちょっと握っててもいい?」

    きゅん

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  4. 私は今日、後輩の春介に告白する。
    もうすぐ卒業する私にとって春介はきっと、
    私の学生生活最後の青春だ。

    「先輩?」

    ついに来た…。
    覚悟はしていたはずなのに、いざ本人を目の前にするとやばい…。

    「なにしてるんですか?こんな時間まで、3年ってもうとっくに帰ってますよね?」
    「もうすぐ卒業だからさ、少し校内探検…的な…」

    言い訳が苦しい…。

    「あー、そっか卒業か」
    「うん」

    よし、言おう。

    「あ、あのね、私…」
    「それでさ、佐藤先生が〜」

    危な…聞かれるところだった…。

    「先輩?何か言いかけました?」
    「ん?あ、いや、なんでも…ない。」

    もう完全にタイミング逃したよ…。

    「先輩、一回しか言わないんでよく聞いてください。」

    そう言いながら私の髪の毛を耳にかけて、少し小声で話す。

    「俺、先輩のこと好きなんですけど。後輩って、やっぱりないですか?」

    きゅん

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  5. 「帰るぞ」

    そう言って私の教室のドアに立っているのは幼馴染の京介だ。

    「今準備してるから待って」
    「美羽はいつも遅いなあ」

    とか言いつつ京介はいつも待ってくれる、そんな京介が好き。

    「…つか美羽好きな人いんの?」
    「え?!」

    なんでそんなこと聞いてくるの?普段恋話なんて一切しないのに、まさか私が好きなことがバレた…とか?
    だとしたら、京介はなんて言うのかな

    「いるって言ったら…?」
    「まじ?ならいっか」
    「なにが?」
    「俺、今好きな人いるんだけどその子が俺と美羽の関係気にしてたからさ、美羽に好きな人がいるなら、あっちも安心かなって」
    「あー…なるほど…」

    もしかしたらって思ってる自分がいたことに恥ずかし過ぎて、泣きそうになった。

    「まあ、俺たちただの幼馴染だし、心配されるようなことねえよな〜」

    こんな想いをするくらいなら幼馴染なんかになりたくなかったよ。

    きゅん

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  6. 私は今日、幼馴染の空我になぜか屋上に呼び出された。
    親友の由美に相談すると告白なんじゃと騒いでいた。私はずっと空我に想いを寄せている。一度も伝えたことはないけど。

    深呼吸をしてドアを開ける。
    「よお」
    「屋上って入れるんだね」
    「本当は立ち入り禁止なんだけどね」
    「ふーん」
    お互い黙る。こんな私たち、初めてだ。
    もしかしたら、由美の言う通りなのかもしれない…。
    鼓動がどんどん高鳴っていく。
    「あのさ俺、由美のことが好きなんだよね」
    「え?」
    「理子さ由美と仲良いじゃん!だから手伝ってくれないかな〜って」
    「…いいよ、でも私が手伝ってあげるんだからちゃんと仕留めてよ?」
    「任せろ!よし帰るか」
    「私もう少し屋上に居たいから」
    「あーわかった!」
    そう言って空我はあっさり帰っていった。

    バカみたい一人で舞い上がって、告白かもなんて思って、ドキドキして…ちゃんと笑えてたのかな…?

    きゅん

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  7. 私の隣を歩いている楓は、幼馴染であり恋人。
    今までずっと一緒にいたから恋人になったからと言って、とくに何か変わったわけでもない。
    でも私は決めている。今日こそは手を繋ぐって。
    そしたら少しは恋人らしくなれるよね…?

    楓は今日の部活について話している。
    いわゆるクール系の楓だけど、流石に手を繋がれたら照れたりするんじゃ…?
    「何笑ってんの?」
    「んっ?あ、いや、なんでも?」
    やばい、顔に出てた?
    「変なやつ」
    よし。私は思い切って楓の手を握る。
    「…」
    無言…?下に向けていた目線を楓に向けると、びっくりしている表情からニコッと笑う。
    「離して」
    嫌な風に心臓が鳴る。嫌だったのかな…?
    私は、静かに手を離す。そのまま下ろそうとすると、手首を掴まれる。
    「え?」
    「俺は、こっちがいい」
    そう言いながら指を絡める。恋人繋ぎだ。
    顔が熱くなっていくのがわかる。
    「花香?」
    「…まいりました」

    きゅん

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  8. 渡せなかったチョコを私は握りしめる。
    視界がぼやけてきて、歩くのをやめてしまった。
    後ろから足音がする。
    泣いていることだけはバレないようにしないと…。

    「千代…?」

    この声、雪音だ。

    「なにしてんだよこんなところで」
    「…いや、別に」
    「別にってお前、泣いてんの?」

    バレた…一番バレちゃいけない人に。

    「どうした?」
    「…ムカつく。」
    「え?」
    「幼馴染だから、年下だからなに?そんなに悪い?だいたい一個違うだけだし、雪音なんてガキじゃん」
    「…さっきの、聞いてたの?」
    「そんなことどうでもいいじゃん。こっちは必死こいて作ったんだボケ」

    私はチョコを投げつける。
    雪音は拾って微笑んだ。

    「なに笑ってんの?」
    「いや、さっきの教室のやつは俺に言い聞かせてたんだ。きっと、千代は俺のこと眼中にないだろうから」
    「え?」
    「ずっと好きだったってこと、わかった?」

    きゅん

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  9. 年上の幼馴染、雪音のいる教室の前に立つ。
    昨日は今日のために夜遅くまで頑張った。
    ドアを開けようと手を伸ばした時。

    「雪音、俺にもチョコくれよ」
    「なーんで俺がお前にあげないといけないんだよ」
    「だってお前には千代ちゃんいるだろ!」

    突然私の名前を呼ばれてビクッとする。
    心臓が高鳴っていく。

    「千代は別にそうゆうんじゃねぇよ」
    「怒るなよ」

    声でわかる。不機嫌だ。
    何で、そんな、少し冷やかされたくらいで怒ってるの?

    「別に怒ってねぇよ?ただ、ありえねーんだよ。幼馴染だし、年下だし?」

    あぁ、なんで。
    私は廊下を歩き出す。
    なんで、私は雪音の幼馴染なんだろう。
    なんで、あと一年早く生まれてこれなかったんだろう。

    こんな想いをするくらいなら、
    バレンタインなんて作るんじゃなかった。

    雪音なんて、好きになるんじゃなかった。

    きゅん

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  10. 雨だ。
    図書委員の仕事があった私は1人、下駄箱で立ち尽くしていた。
    カバンをあさるが、もちろん傘はない。
    そしてガサッと音を立ててチョコが出てきた。
    勇気がなくて渡せなかったチョコ。

    「あ、雨だ」

    後ろから声が聞こえてビクッとする。

    「あれ、榎本じゃん何してんの」

    菊池君だ。
    渡せなかったチョコの相手。

    「図書委員で仕事があったの」
    「あ、そうだったんだおつかれ」

    今、なのかな。
    今なら渡せる…?

    「榎本は、誰かにあげたの?チョコ」
    「え…?」

    菊池君は下駄箱から靴を出しながら尋ねてきた。

    「いや…」
    「ふーん」

    また、渡せなかった。

    「傘、持ってないんでしょ?」
    「…うん」
    「入ってく?」
    「え」
    「チョコあげてないってことは相手いないんでしょ?」
    「…でも誤解されちゃうかも」
    「榎本となら俺はむしろ嬉しいよ」

    菊池君の赤く染まる頬は、気のせい?

    きゅん

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  11. -コンコン-

    「失礼します、高橋先生ー?」

    今日は、バレンタイン。
    いつもはアピールなんてできないけど今日くらいならできる。

    「どうした?新島」

    先生が入り口にいる私のところまで向かってくる。

    「これ、渡したくて」

    私は自分の顔の前にチョコを差し出す。

    「え」

    先生はキョロキョロと職員室を見渡す。
    そして、ちょっと近づいて私に職員室が見えないようにする。

    「先生?」
    「…本当はチョコ貰っちゃいけないんだけど、」
    「え、そうだったんですか?じゃあ自分で食べるんで」
    「いや!あの…ください」

    先生の顔は赤くなっている。

    「ふっ、先生欲しいんですか?」
    「…うん」

    反則ですよ、可愛いすぎ…。

    「しょうがないなーそんなに私のチョコが…」
    「しー!!」

    先生は慌てて私の口を抑える。

    「バレたらやばいから!」
    「あ、クビになる?」
    「それもそうだけど…新島に会えなくなる」

    きゅん

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  12. 「あー、チョコ結構余っちゃった」
    「美香ふつうに作りすぎだよ!」
    「まぁいいや吉田ー食べる?」
    「あ、食う!」

    放課後、なんとなく残ったメンバーでバレンタインの余りを食べることになった。

    「どれ食べていいの?」
    「適当でいいよー、どうせ泰斗はもらいすぎていらないとか言いそうだし」
    「泰斗くんモテるもんね〜」
    「じゃあこれもらおっと」

    吉田がチョコを取った時、横から手が伸びる。

    「全部俺が食べる」
    「え、ちょ、泰斗?」
    「あ!俺のチョコ!」
    「吉田のじゃない!俺のだ!他の男にチョコあげて、なのに俺には渡さないとか俺が何にも思わないと思った?」
    「だって泰斗、毎年余るほどチョコ貰うじゃん」
    「俺にとって美香のチョコは特別なんだよ美香のチョコなら余るほど貰いたい」

    いつもはなんかスカしててクールぶってる泰斗がムキになってる。
    子供っぽくて、つい笑ってしまった。

    きゅん

    18

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  13. 「あ。先輩」

    やっとみつけた。

    「結衣じゃん、どうした?」

    憧れの先輩、啓太先輩が向かってくる。

    「なにしてんだよー」
    「いや、あの…」
    「啓太ー、誰その子彼女?」
    「ちげえよ!結衣、あっち行こ」

    即答しなくたっていいじゃんか…。
    誰もいない空き教室に入る。

    「んで、どうした?」
    「…チョコですよ。渡したかったんです、先輩に」
    「え、俺?」

    眼中にもないって言われてるように感じる。
    わかってる。先輩にそんな気がないことくらい。

    「頑張って作ったんですよ?受け取ってくれますよね?」
    「…」

    返事がない…?
    私は、先輩の顔を覗く。

    先輩の顔が赤い。
    照れてる…?

    「先輩…?」
    「いやあの、まさか結衣からもらえるなんて思ってなかったんだ、ごめんなんか顔熱い。」

    先輩は自分の顔を手で覆い隠して、こちらの様子を伺っている。
    不覚にも可愛いと思った。

    きゅん

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  14. 私には好きな人がいる。
    今日はバレンタイン、勢いで告白することを決めていた私は、呼び出した教室の前で深呼吸をする。

    修斗にチョコを渡しに行った女子たち曰く、好きな人以外のチョコは受け取らないらしい。

    当たって砕けろだ!

    -ガラガラ-

    「よお」

    私の鼓動が速くなっていくのがわかる。

    「待たせちゃってごめん」
    「いや、大丈夫」

    なんか、気まずい。

    「あの、チョコを渡したくて」
    「うん。」

    私は耳を疑う。

    「え?受け取ってくれるの?」
    「え、うん、なんで?」
    「いやだって、好きな人からしかもらわないって聞いたから」
    「誰から聞いたの?」
    「女子が噂してて…」
    「あー、そうだったんだ。うん、好きな人からしか受け取らないよ」
    「それって…」
    「そうゆうこと」

    私は恐る恐る修斗の顔を覗く。
    夕陽のせいか頬を赤らめた修斗は照れているように見える。

    「意味、わかるよね?」

    きゅん

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  15. 立ち入り禁止の看板を私は迷いなくまたぐ。
    屋上に続く階段を登る。
    バレンタイン、今日くらい素直になるって決めたんだ。

    -ガチャ-

    ドアを開けるとそこには先生の姿がある。
    後ろ姿だけなのに、愛しく感じる。

    「先生」
    「ここ立ち入り禁止だぞ」
    「先生がいるからいいんです」
    「そうゆう問題じゃないだろ」

    私は先生の隣で景色を眺める。

    「チョコでも渡しに来たのか?」
    「でも先生はチョコ受け取れないって聞きましたよ」
    「そうなんだよなー」

    ちょっと残念がる先生が、不覚にも可愛いと思う。

    「先生の意地悪」
    「俺のせいかよ」
    「そうだよ」
    「俺だって、欲しいよ」
    「え…?」

    欲しいって、誰から?
    先生、生徒が好きなの?
    聞けるはずないことばかり浮かぶ。

    「高野のチョコ」

    高野って…私?!

    「え、せんせ…」
    「卒業したらさ、くれる?」

    大人のくせに、ずるいよ、本当に。

    きゅん

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  16. 「チョコもらったの?」

    それらしい紙袋を持っている蓮に尋ねる。
    私たちは幼馴染だ。
    いつも通り一緒に帰るため、下駄箱に向かっている。

    「俺がもらわない年なんて今まであったか?」

    ムカつくけど、確かに蓮はモテる。
    私は渡す勇気なんてなくて作りもしなかった。

    「香織もチョコ誰かに渡したの?」
    「私に渡す相手がいるとでも?」
    「どうせ作りもしなかったんだろ」
    「…ってか外国じゃ普通男がアピールする日なんじゃないの?」
    「…」
    「誰が女子からアピールしろなんて言い始めたんだか」

    私は口を膨らませて文句を言う。
    すると、蓮は片手で私のほっぺを掴む。

    「生意気な奴め」

    そして、キスをされた。

    「へ?」
    「アピールして欲しいんだろ?」

    動けずに立ち止まっていると、

    「ホワイトデーが楽しみだな」

    蓮は振り向いて笑ってきた。

    きゅん

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  17. 幼馴染の奏太はモテる。
    今日はバレンタインだ。

    「奏太帰ろー」

    もちろん、私も奏太に作った。
    本命チョコだけど義理チョコとして渡す。

    「俺チョコもらってない」

    机に伏せている奏太が言う。

    「はい?机の横にかかっているそれはなに?」
    「…好きな人からもらってないんだよ」

    心臓が嫌な感じに鳴る。
    好きな人、いたんだ。

    「いいじゃん、奏太はモテるんだから」
    「その子にモテないと意味ないんだよ」

    なんだそれ。
    もう私のチョコなんか渡せないじゃんか。

    「せっかくチョコ作ったのに。もう自分で食べますよ」
    「…それはダメ」
    「欲張りだ」
    「悠里にだけね?他の人からのチョコなんていらない」
    「そんなに私のチョコがうまいのか」
    「いやそうじゃなくて、なんでそんな鈍感なの?」
    「ん?」

    奏太は顔を赤らめて口を開く。

    「本当は悠里の本命チョコが欲しいけど、今年もこれで我慢するってこと」

    きゅん

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  18. 2年生の私は、今1年生の廊下にいる。
    今日はバレンタイン。
    そう、勝負の日だ。

    「あれ?先輩何してるんですか?」
    「うわっ!」

    突然声をかけられて驚く。
    しかも、夢翔だ…

    「あー、もしかしてチョコですか?」
    「いや、そんなんじゃ」

    渡したい相手は今、目の前にいる夢翔だ。
    部活の後輩でなんでか目が離せなくていつのまにか私の頭の中は夢翔でいっぱい。
    初めは後輩なんてありえないって思ってたんだけど。

    「え、ここにいるってことは相手は後輩ですか?」
    「いやだから違うって」
    「だってその袋、チョコ以外何が入ってるんですか」
    「…」
    「俺にはないんですか?」
    「え?」
    「俺、先輩のチョコ食べたいです」
    「ちょっとからかわないでよ」
    「本気です。好きです。」
    「何言ってんの!」

    私の顔は真っ赤になってる。
    顔が熱い。

    「俺以外に本命のチョコとか渡して欲しくないんです、俺にください」

    きゅん

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  19. 「じゃんけんぽん!!」
    「大地ジュース全員分!」
    「めんどいから全員同じな」

    大地先輩はサッカー部のキャプテン。
    私は、マネージャー。
    今日はサッカー部で集まって屋上でお昼を食べることになった。

    「大地先輩、私行ってきます!」
    「いーよ、部活じゃないんだから」

    大地先輩はニカッと笑って出て行く。
    私は顔が熱くなって行くのを感じた。

    「買ってきたぞー」
    「おっせーよー」
    「ほら、コーラみんな好きだろ?」

    袋をドサっと置く。

    「疲れたー」

    大地先輩は勢いで寝転ぶ。

    「ないす大地、はい綾ちゃん」
    「あ、ありがとうございます!」

    コーラか…炭酸苦手だけど、せっかく買ってきてもらったんだし返すなんて最低だよね。

    手元のコーラを見つめていると。

    「綾はそっちじゃなくて、こっち」

    コーラを取られ、いつも飲んでいるりんごジュースを手渡される。

    「え、これ」
    「炭酸、無理でしょ?」

    きゅん

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  20. 日直のことを忘れていた私は、教室に1人で日直日誌を書いていた。

    「影山先輩、なにしてるんですか?」
    「おー、大輝。日誌書くの忘れててさ」
    「相変わらずボケーっとしてますね」

    大輝は、部活の後輩。
    こちらに近づき私の前の席の椅子をまたいで背もたれに腕を置く。

    「ぼけっとなんてしてないよ」
    「部活の時以外してますよ」
    「てか、なにしにきたの?」
    「そんな言い方ないじゃないですかー、せっかく1人で寂しく書いてるから構ってあげてるのに」
    「別にいいのに、寂しくなんかないし暗くなる前に帰りなよ」

    大輝は日誌の上に頭をのせる。

    「ちょ、書けないじゃん」
    「いやだ」
    「わがままか」
    「光希」

    な、今名前呼んだ?

    「俺は好きな人置いて帰るようなことしない」
    「は?!なに言って…」
    「少しくらい、意識しろよ。」

    いつもは敬語なのに。
    生意気なのに。
    胸の高鳴りは増していった。

    きゅん

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  21. 「懐かしいなー」

    私はしみじみ呟く。
    成人式の後、私は幼馴染の海と母校に来た。

    「言ったってまだ2年しかたってないじゃん、お、ボールある」

    そう言いながら海はバスケットゴールにシュートを打つ。
    海は元男バス、私は元男バスマネージャー。

    「まぁでも、舞花はおばさんくさくなったよな〜」
    「はぁー?」
    「冗談だよ」

    ニカっと笑うその笑顔に何度見たって私の胸は高く鳴る。
    今度はスリーポイントだ。
    真剣にゴールを見つめるその表情がたまらなく好きだ。

    -スパッ-

    綺麗なゴールのネットの音とともにボールが落ちる。

    「ドキッとしただろ」
    「いやいやいやありえないから」

    と言いつつ顔が赤くなっていくのがわかる。
    静まれ…私!

    「顔真っ赤じゃん」
    「あ、暑いだけ」
    「好き」
    「もう!うるさ…はい?」
    「舞花のこと」

    「耳まで赤くなるなよ」
    そう言ってる海も耳が真っ赤だった

    きゅん

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