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  1. 10件ヒットしました

  2. 「はい、山本、バレンタインのお返し。」

    「あ、ありがとう。」

    今日は2019年3月14日。
    中井が、私の隣の席の山本さんにバレンタインのお返しを渡したようだ。
    いいなー。なんて思ってしまう。
    中井は、私の気になっている相手だから。

    だけど、私と中井の関係的にも、好きとかはあり得なくて。今、中井が近くにいるだけで、十分だった。


    「…りもと!森本!!」
    中井が私を呼んでる声に、ハッとして顔を上げる。


    「森本、なんで俺にバレンタインくれなかったわけ?」

    「えっと…私のキャラに合わないじゃん。そういうの。」

    私はそう言う。
    ホントは、渡したかったんだよ。
    チョコだって準備したんだよ。
    だけど、勇気が出なかったの。


    「マジでそういうのいいから。
    だって森本がチョコくれないと、お返しするタイミングないじゃん。
    そしたらさ…
    いつ告白すればいいのかわかんなくなるんだよ!」

    きゅん

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  3. やったーー‼
    今回の期末考査、久しぶりにカケルに勝った!


    私とカケルは幼馴染で、いつも成績が同じくらいで競い合ってきた。
    だけど、今回こんなに喜んでいるのは理由があって…



    あれは、テスト1週間前のこと。
    テストで負けたほうが、勝った人の目の前で告白する。という罰ゲーム付の勝負を、カケルが持ちかけてきた。
    私は好きな人がいなかったから断ったんだけど、ウソ告でもいい、とカケルに言われて、しょうがなくOKした。



    「カケル!告白しに行かないの?」
    「舞美……今から行く。付いてきて。」


    そう言って歩き出したカケルに付いていくと、校舎裏についた。


    「じゃあ、今から行ってくる。」

    「行ってらっしゃい。」
    私は柱の裏に隠れた。


    すると、カケルがこっちに近づいてきた。

    「へっ?カケ――――」

    「俺は舞美が好きだ。」

    きゅん

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  4. 「はいどぞー!」
    「はーい!どぞー‼」

    2月14日の授業が終わった今、廊下には、チョコレートを配る女子が溢れている。
    そして、私もその中の一人。

    クラスの友達や男子に、チョコを配ってるんだけど…



    「あっ!高梨君待って!」
    本命である高梨君は、バレンタインなどお構いなしで、いつものように、さっさと帰ろうとしていた。

    「何だよ?」

    「はいっ!チョコレート!」
    私は、他の子と同じラッピングのチョコを渡す。

    だけど中のチョコレートには、チョコペンで、「LOVE」って書いてあるんだー。


    高梨君は、早速袋を開ける。

    「なぁ。」

    「何?」
    私は緊張して高梨君を見る。


    「この言葉、そのまま受け取っていいわけ?」

    「えっ……うん。」

    「じゃあ俺も…




    その言葉、そのまま返すな。」

    きゅん

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  5. えー!!マジでびっくりなんだけど!
    私の幼なじみの奏斗が、雪乃ちゃんのこと好きだなんて!
    雪乃ちゃんは、クラスのアイドル的存在だし。

    私は、お弁当を一緒に食べていた親友に、その話を聞いた。

    アイツ、クールなやつだけど、意外と面食いだもんなー!


    そう思いながら、廊下を歩いていると、偶然、奏斗と出会った。

    「ねえねえ、奏斗聞いたよー?
    雪乃ちゃんのこと好きなんだって?」
    私は、ニヤニヤしながら聞いてみる。

    「ハァ?それ、誰に聞いたんだよ?」

    「教えたら、奏斗絶対その人のこと責めるから、教えなーい!!」
    私はイジワルを言った。

    「ともかく、俺の好きなやつは雪乃じゃないから。」

    「えっ?じゃあ、他に好きな人いるの?」

    そんなの初耳!聞いてない!

    「誰?誰?」
    思わず、身を乗り出した。



    「チッ、お前だよ。」

    困惑する私に、
    「返事は?」

    そんな奏斗は意外にドSだ。

    きゅん

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  6. はぁ......
    先に告白しとけばよかった。


    私の幼なじみの海斗は、今、告白を受けてるところのはず。桃華ちゃんから。
    桃華ちゃんは、色白で可愛くてふわふわで...
    前言ってた、海斗のタイプそのまんま。
    私なんかと違って。


    海斗なんて、好きじゃなかった。
    いや、好きじゃないと思ってた。

    だけど...
    もう、海斗からの「晴菜」っていう声が聞けなくなると思うと......
    すっごくすっごく寂しい。

    私、海斗のこと、好きだよ。



    「晴菜!?」

    「えっ?なんで、海斗?
    桃華ちゃんからの告白は?
    一緒に帰らないの?」

    「断った...」
    なんで?あんな可愛いのにもったいない。

    「他に好きな人がいるから。」
    「そっか。」

    海斗の口から海斗の好きな人を聞くのは苦しい。

    だけど...
    「誰なの?」

    「......晴菜
    晴菜、お前じゃないと無理。
    ......本当に、好き。」

    きゅん

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  7. 「鼻、もう腫れてないよね?」
    すっかり冷えきった手で鼻を触りながら、私は思わず呟いた。




    授業中、さっきまで鼻血が出てた。

    中学生にもなって、鼻血とか恥ずかしすぎる!

    そんな気持ちから、早く止まってほしくて思いっきり鼻をつまんだ。


    それで、鼻血が止まったんだけど、鼻が真っ赤!!





    あーあ、もう戻ってたらいいんだけど...

    そう思って、ぶらぶら歩いていると、不意に誰かに鼻を触られた。

    「ぅわっ!」

    「ははっ!面白い反応!
    で、何で鼻真っ赤なの?」

    そう言って、笑って鼻を触ってきたのは、近所に住んでる先輩。


    「えと...鼻血で...」

    「そっか、鼻血か。
    かわいい。」


    そう言って先輩は、私の頭をクシャっとなでて行ってしまった。

    先輩は、私のこと、よくてもかわいいペットくらいにしか思ってないんだろうけど...



    もう一回、鼻血が出そうです...!

    きゅん

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  8. しんどくなった私を、家に入れてくれた君。

    優しいな、ってちょっとキュンとしちゃったよー!

    タオルケットかけてくれたり、私の顔をじっと見たり......
    実はあの時、私は起きてたの。

    だけど、寝たふりでもしないと、君は私を見てくれないでしょ?
    君の家に二人きりって、ものすごくドキドキした。




    帰り際、引き留めてくれてありがとう。

    私もちょっと期待してたから......






    だけど、もうダメだよ、私。
    ねぇ、私に優しくしてくれて......

    ありがとう。

    きゅん

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  9. 暑い暑い暑い...

    朝7時からずっと外を歩いている。
    そろそろ気分も悪くなってきた。

    向こうから高校生らしき男の子が歩いてくる。
    いいなー。全然暑そうじゃないし。

    ......えっ?あの子、もしかして、
    「あっ!アイス食べてるー!ずるーい!」


    ......あっ、やっちゃった?
    初対面の人に大声で叫ぶなんて、かなりヤバイ人だと思われたよね?

    逃げられちゃうかな?


    「僕は、まだアイスを食べていません。あなたの声に邪魔されたから。
    そしてこのアイスを食べるのはずるいことではありません。なぜならこれは僕のアイスだからです。
    では失礼します。」

    よかった~。思ったより面白い人だった。
    なんかこういうタイプ、あんま見たことない感じ。


    ちょっと気になる...

    きゅん

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  10. 部活が終わり、下駄箱の前でため息をつく。

    今日もうまくいかなかった...

    私は楽器が大好きで吹奏楽部に入ったのに、下手くそで、周りの足を引っ張ってばっかり...
    発表会も近いのに...
    きっと部員も迷惑だよね...

    下駄箱を開けようとした時、向こうに吹奏楽部のナオトが見えた。
    きっと迷惑だと思ってるだろうし...
    そう思ってとっさに隠れる。

    「舞?元気ないヤツ見るとムカつくんだけど。」
    「ごめん...部活で迷惑かけてるよね?」
    私は急いで靴を出して帰ろうとする。

    「はっ?」
    後ろがナオトの声が聞こえて振り返る。
    「ナ、オト?」
    すると、ナオトは私に近づいてきた。
    逃げる間もなく、ナオトは下駄箱に手をつき私を囲む。
    いわゆる壁ドン状態。

    「一生懸命頑張っているお前が迷惑な訳ないだろ?そんな泣きそうな顔すんなよ!!」





    「お前の可愛い顔が台無しなんだよ!」

    きゅん

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  11. 『先生の頭、神々しい!!』
    私は思わず吹き出しそうになって、慌てて
    『笑わすの禁止!!』
    とノートの端に書く。
    隣の席のアイツと、ずっと続けているノートでの会話。
    つまらない授業もほんのちょっと面白く感じる。
    ノートで会話してるなんて友達に言ったら、冷やかされるのはわかってるから、これは2人だけの秘密。
    あっ、なんかこういうの、カレカノっぽいかもー!!
    授業にも飽きてきたし、ちょっとしたイジワルで書いてみる。
    『なんか私たちって、カレカノっぽくない?(笑)』
    いつもはちょっとツンデレなアイツが、どんな返事をするのか楽しみ!
    しばらくすると、アイツが真顔でノートを見せてきた。
    『あー、それな!


     俺は実際にそうなりたいけど......』

    私はこれ以上、アイツのノートを見ることができなかった。

    きゅん

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